常世のシャッテンシュピール ~自己否定王子とうそつき魔法少女~【前編】

「そんなあなたが、人に愛されると思っているの?」

ナイアス・アキツィーズは、考古学の祖を祖父に持ち、トラウマを糧にする遺跡の魔物「シャッテンヴァンデ」を祓うことのできる、唯一の考古学者。

だが、周囲の尊敬や信頼とは裏腹に、ナイアスは深い孤独を抱えていた。

「一撃で敵を葬る魔法が使えたって、それが、だれかを傷つけるものだったら、なんの意味もない……!」

シャッテンヴァンデを祓うナイアスの魔法は、彼の仲間を傷つけるものでもあった。

影絵巻の主人公、勇敢で愛される凜々花と自分をくらべ、

常に自分を否定し、追い詰める「影」の声に苛まれ、

忌むべきシャッテンヴァンデに共感を抱き、罪悪感を募らせるナイアス。

――もっと頑張らなきゃ……こんな『自分』、人に愛される価値なんかない――

自分を許せない悲しみが、時空を超えて響きあう――。

 ・・・

『常世のシャッテンシュピール』は、Pixivにて気まぐれに更新しています。
(大体金曜日が多いです)

また、この小説は現在執筆中につき、予告なく加筆修正することがあります。
ブラッシュアップの過程も含めて、楽しんでいただけたら幸いです!
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