30 / 55
幼少期編
幹部としての実力 別視点
しおりを挟む
前々回、この回で本編入ると言いましたね
あれは嘘です、ごめんなさい
多分あと1、2話続いて、その後番外編2個くらい入れます
ーーーーー
ある隊員視点
俺は、偉大なるアイトの隊員の1人だ
昔アイトに助けてもらい、今助けれる立場になった事を誇りに思っている
そんな俺だが、1人、気に入らない奴がいる
上司だから、本当は奴なんて呼んでは行けないのだが
アイトの幹部の1人、イル
こいつは、入隊した時から長様に気にかけて貰い、僅か3年、12歳で幹部になった人だ
正攻法でその地位に着いたなら凄い。正攻法でなら
そう、俺含め今回の隊員の半分以上は、彼がコネを使ったのではないかと疑っている
長様を疑う訳では無いが、他にも貴族にコネを作ったりとか、やりようはある
本当は、幹部になるほどの実力なんて無いのではないか
こう思っている奴らは多いだろう
そう思っていた中、降って湧いた今回の任務
これで、此奴の実力が分かる
お手並み拝見と行こうじゃないか
イルの従者のリアンドルを先頭に進んで行く
ヴー、ガルルルル
「!!」
「おや?魔動物ですかねぇ?」
イルがそう言って首を傾げる
お、狼の魔動物の怖さが分かっていないのかコイツは!
ったく、これだからボンボンは
どうしてボンボンと思うかと言うと、奴の手を見れば分かる
あんな色白でタコひとつないヒョロヒョロの手、どっかの商家の息子辺りに決まってる
(本当はそもそも焼けない体質なのと、タコは治癒魔法で直したからです
ヒョロヒョロなのは女だからしょうがないです)
ま、ともかく、20人に10体、少々部が悪い
イルとリアンドルが多少使えればいいが
「3人1組になって戦いなさい!僕とリアンドルで4体相手します!」
「なっ!」
無茶だろ!?馬鹿なのか!?
あぁ、もう、上司だから口答えできないのが恨めしい
死んでも知らないからな
「リド、行きなさい」
「はい、主の御心のままに」
ガキィン!
「!」
おお、リアンドル、なかなかやるじゃねぇか、これならなんとか行けそうだぞ!
ま、でも従者がいいだけじゃ、本人はダメダメだな
そう、例え従者が良くても…
「リド、剣の軸が右にズレています、あと、魔法を打つ時に炎は危険なので使わないで下さい」
「はい!」
そう、例え俺達が分からなかった剣のだめな所が分かっても…
「ここから3キロ先に大きな生命反応がありますね、これ、魔物かも知れません」
そ、そう、例え探索魔法が異常な程出来ていても…
「主、危ない!」
ザンッ!
「おっと、気をつけてくださいね?」
そ、そう、例え、俺らが3人で苦戦しているものを、一撃で倒したとしても…
……全然、幹部には…足りない…よな?
……なんか、思ってたのと違うぞ?
あれは嘘です、ごめんなさい
多分あと1、2話続いて、その後番外編2個くらい入れます
ーーーーー
ある隊員視点
俺は、偉大なるアイトの隊員の1人だ
昔アイトに助けてもらい、今助けれる立場になった事を誇りに思っている
そんな俺だが、1人、気に入らない奴がいる
上司だから、本当は奴なんて呼んでは行けないのだが
アイトの幹部の1人、イル
こいつは、入隊した時から長様に気にかけて貰い、僅か3年、12歳で幹部になった人だ
正攻法でその地位に着いたなら凄い。正攻法でなら
そう、俺含め今回の隊員の半分以上は、彼がコネを使ったのではないかと疑っている
長様を疑う訳では無いが、他にも貴族にコネを作ったりとか、やりようはある
本当は、幹部になるほどの実力なんて無いのではないか
こう思っている奴らは多いだろう
そう思っていた中、降って湧いた今回の任務
これで、此奴の実力が分かる
お手並み拝見と行こうじゃないか
イルの従者のリアンドルを先頭に進んで行く
ヴー、ガルルルル
「!!」
「おや?魔動物ですかねぇ?」
イルがそう言って首を傾げる
お、狼の魔動物の怖さが分かっていないのかコイツは!
ったく、これだからボンボンは
どうしてボンボンと思うかと言うと、奴の手を見れば分かる
あんな色白でタコひとつないヒョロヒョロの手、どっかの商家の息子辺りに決まってる
(本当はそもそも焼けない体質なのと、タコは治癒魔法で直したからです
ヒョロヒョロなのは女だからしょうがないです)
ま、ともかく、20人に10体、少々部が悪い
イルとリアンドルが多少使えればいいが
「3人1組になって戦いなさい!僕とリアンドルで4体相手します!」
「なっ!」
無茶だろ!?馬鹿なのか!?
あぁ、もう、上司だから口答えできないのが恨めしい
死んでも知らないからな
「リド、行きなさい」
「はい、主の御心のままに」
ガキィン!
「!」
おお、リアンドル、なかなかやるじゃねぇか、これならなんとか行けそうだぞ!
ま、でも従者がいいだけじゃ、本人はダメダメだな
そう、例え従者が良くても…
「リド、剣の軸が右にズレています、あと、魔法を打つ時に炎は危険なので使わないで下さい」
「はい!」
そう、例え俺達が分からなかった剣のだめな所が分かっても…
「ここから3キロ先に大きな生命反応がありますね、これ、魔物かも知れません」
そ、そう、例え探索魔法が異常な程出来ていても…
「主、危ない!」
ザンッ!
「おっと、気をつけてくださいね?」
そ、そう、例え、俺らが3人で苦戦しているものを、一撃で倒したとしても…
……全然、幹部には…足りない…よな?
……なんか、思ってたのと違うぞ?
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
134
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる