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第二章
運命の一夜⑤
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怜の愛撫に翻弄されイカされたさくらは、ぐったりとしている。
「本番はまだまだこれからだ」
「今のは何?」
「はあ?田崎と付き合ってたんだよな?」
思わず素っ頓狂な声を出してしまう。
「……。はい。でも正直、気持ちいいとかじゃなく、愛情確認の行為なんだと……」
悠太は、さくらを気持ちよくするのではなく、自分が気持ちよくなるための行為だと思っている独りよがりな男だったのだ。
怜は、思わずさくらを強く抱きしめる。何も知らなかったさくらを好きにしていた悠太に殺意がわく。ただ、自ら間違った道を選び、さくらを手放したことだけは褒めてやる。
「さくら、片方だけが気持ちよくなる行為は間違ってる。俺が本当の愛を教えてやる」
今まで誰も愛したことのない怜も、さくらを前にして素直な気持ちを無意識に口にしていた。残念なことに、さくらには本心だとは伝わっていない。
裏切られた可哀想なさくらを精一杯慰めてくれているのだろうと思っていた。
「さくら、今から俺だけを見て俺だけを感じろ」
その言葉を合図に再び愛撫が再開された。さくらの身体中にキスを落とし、刺激を与える。どこを触られても敏感に反応してしまう。
「さくら、もうトロトロだ」
脚を大きく開き、ここにも口づける。ナカに指を入れかき回し、わざと愛液が滴る手を見せる。さくらが恥ずかしがり赤面する様子を見て満足する。
初々しい反応のさくらが可愛くて仕方ない。まだまだ焦らしたいが、怜も限界を迎えていた。ゴムを取り出しさっと装着する。
「挿れるぞ」
声と共に怜の熱くて大きいモノが挿入ってきた。
「ああっ」
一際大きい喘ぎが部屋に響く。優しくと思っていた怜もさくらの反応に余裕がなくなる。激しく揺さぶられ、身体同士が当たる音がする。さくらは、今までにない刺激と快感を受け、何度目かの行為の後、意識を手放した。
そんなさくらを見て怜は誓う。
俺がさくらを幸せにすると……。
だが、ここから長い長いすれ違いが始まる。
「本番はまだまだこれからだ」
「今のは何?」
「はあ?田崎と付き合ってたんだよな?」
思わず素っ頓狂な声を出してしまう。
「……。はい。でも正直、気持ちいいとかじゃなく、愛情確認の行為なんだと……」
悠太は、さくらを気持ちよくするのではなく、自分が気持ちよくなるための行為だと思っている独りよがりな男だったのだ。
怜は、思わずさくらを強く抱きしめる。何も知らなかったさくらを好きにしていた悠太に殺意がわく。ただ、自ら間違った道を選び、さくらを手放したことだけは褒めてやる。
「さくら、片方だけが気持ちよくなる行為は間違ってる。俺が本当の愛を教えてやる」
今まで誰も愛したことのない怜も、さくらを前にして素直な気持ちを無意識に口にしていた。残念なことに、さくらには本心だとは伝わっていない。
裏切られた可哀想なさくらを精一杯慰めてくれているのだろうと思っていた。
「さくら、今から俺だけを見て俺だけを感じろ」
その言葉を合図に再び愛撫が再開された。さくらの身体中にキスを落とし、刺激を与える。どこを触られても敏感に反応してしまう。
「さくら、もうトロトロだ」
脚を大きく開き、ここにも口づける。ナカに指を入れかき回し、わざと愛液が滴る手を見せる。さくらが恥ずかしがり赤面する様子を見て満足する。
初々しい反応のさくらが可愛くて仕方ない。まだまだ焦らしたいが、怜も限界を迎えていた。ゴムを取り出しさっと装着する。
「挿れるぞ」
声と共に怜の熱くて大きいモノが挿入ってきた。
「ああっ」
一際大きい喘ぎが部屋に響く。優しくと思っていた怜もさくらの反応に余裕がなくなる。激しく揺さぶられ、身体同士が当たる音がする。さくらは、今までにない刺激と快感を受け、何度目かの行為の後、意識を手放した。
そんなさくらを見て怜は誓う。
俺がさくらを幸せにすると……。
だが、ここから長い長いすれ違いが始まる。
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