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第四章
第90話 待ち望んだ言葉 ※
しおりを挟む「この、もしかして……初めて……なのか?」
嘘だろ……
まさか……
でも……
思い至った結論を口に出してみると、ここまでの間の香乃果の反応に、そういえば…と幾つか思い当たる節があった事に気が付く。
しかし、あくまで俺の推測でしかなく、香乃果の口からはっきりと明言されたものではない。途端に俺の頭の中に色々な感情が渦巻いた。
そうだったらどれ程嬉しいか……
先程まで俺の与える愛撫で淫らに乱れていた香乃果を、俺は驚愕と期待の混じった目で見つめる。
すると、香乃果は恥ずかしそうに顔を真っ赤にしてふいと顔を逸らした。
その反応で俺は理解する。
驚愕の時は過ぎ去り、戸惑いや憂いなどのマイナスな感情は全て吹き飛んで行く。
そして、変わりに言葉では表現しきれないほどの歓喜の感情が湧き上がってきた。
答えは既にわかってしまったのだが、やはり本人の口から真実を聞きたい。
そう思った俺は、香乃果の熱く熟しきった蜜壷のナカに埋めていた指をくちゅくちゅと動かし、甘い声で耳元で懇願するように囁いた。
「ねぇ、香乃果、答えて?このは……こののココはまだ誰のも受け入れてねぇの?」
一刻も早く答えが聞きたい。
早く……早く答えを言って?
逸る気持ちを抑えながら、首筋に唇を這わせて香乃果を攻め立てると、香乃果はピクンピクンと身体を跳ねさせて反応する。
「っや……いわ、ないっ……」
焦がれるように見つめる俺の視線から逃れるように、香乃果は瞳を潤ませて恥ずかしそうに両手で顔を覆った。
か、かわっ!!!
その可愛らしい仕草に心臓を撃ち抜かれる。
もっともっと恥ずかしがっている顔が見たくて、頬が緩みそうになるのを隠すように、香乃果の首筋に顔を埋めた。
「だぁめ。言って?」
そのままちゅちゅと首筋にキスを落とし、耳たぶをやわやわと食み甘い声で懇願すると、香乃果は羞恥でフルフルと頭を振りながら可愛らしい声を上げる。
「ひゃっ…!」
「ねぇ……この、お願い…言って?俺がこのの初めてで、俺だけが香乃果のココに挿入れるって……」
今までの反応で初めてだと言うことは既にわかっているが、香乃果はここまで、一度も俺の問いかけにはっきりと答えて明言してくれない。
そうなると……少しばかり不安になるし、気持ちも急いてくる。
疑っている訳では決してない。
…ないのだが、どうしても確かめずには居られなかった俺は、入口近くを弄っていた指を、どちゅんと更に奥へと押し込んだ。
「ひっ……っは…………っ………んっ……」
いきなり奥へ指を押し込んだ衝撃で、蜜壷の中の指がギュッギュッと強く締めつけられる。
俺は閉じていた目を見開き涙を流す香乃果を愛しげに見つめると、何かを探るように奥を弄る。
どこだ?
確か、この辺り……
指を出し入れしながら奥の方へと進み、奥の方の壁の際を指をぐりんと掻き混ぜるように回す。
そして、指の先に探していた引っかかりを見つけると、俺はぴたりと動きを止めて、指の腹で押して確かめる。
あった……
間違いではないか、入念に近辺を探って確かめたが、この指に当たる感じは間違いない。
香乃果の初めての証である、処女膜だ。
見つけた瞬間、俺は感激のあまり震えた。
そして、思わず小さくガッツポーズをして、そして快哉を叫びそうになった。
確かめるように、何度も何度もぐちゅぐちゅと奥を弄った。
そして弄る度に指先に感じる異物感に、無意識に口角が上がる。
どうしよう。幸せすぎてもう死んでもいい。
そう思ったが、目の前で俺の与える愛撫に、可愛く反応を返してくる香乃果を見てすぐに思い直す。
「あっ……は、っ……あぁぁんっ……ん……」
息を吸おうとはくはくと口を動かしている香乃果が可愛過ぎて、香乃果の頬をするりと撫でると、香乃果は撫でる俺の手に頬を擦り寄せてくる。
なんだ……なんだ、この可愛い生き物は!!!
快感に蕩けて可愛く乱れながらも、俺の掌に愛おしそうに頬をすりよせる香乃果のあまりの可愛さに、悶絶しそうになる気持ちをグッと堪える。
そうすると、自分自身も今までになく熱く硬くなり、どうしょうもなく香乃果が欲しくて堪らない、そう自覚せざるを得ない。
先端から先走りの汁がぽたぽたと滴っている。
あぁ…もう無理。我慢の限界。
早く彼女のナカに挿入りたい。
ソレを香乃果の中に突き入れて欲を吐き出したいという思いに駆られた俺は、意を決すると俺の指を咥えこんで離さない蜜壷から、ずるりと指を引き抜いた。
「ひぁぁぁぁっんっ!!!!」
俺の指をギュッと咥えこんでいた蜜壷から指を抜く時に、絡んでいた媚肉が引っ張られた。その刺激で香乃果の背筋がビクリと撓なる。
俺は腕を差し入れると、香乃果と一部の隙もないくらい密着する様にぎゅうっと抱きしめた。
そして、滴る蜜と俺の唾液でグズグズに濡れそぼった蜜口に、硬くそそり立つ俺自身をグリグリと押し当てる。
正直……気持ちが良すぎて腰が砕けてしまいそうだった。
挿入れたい……
挿入れてガンガンに突きまくって香乃果をよがらせて
そして一緒に気持ちよくなりたい……
俺の理性はグラグラと瓦解しそうになっていた。
だけど、それよりもなによりも、今まで沢山傷つけて悲しませてきた分、香乃果の初めてを俺の欲だけで汚してしまうのだけは避けたかった。
だから、香乃果が嫌だと言うのであればこれ以上は進まないし、俺は引く覚悟もしていた……辛いけど。
ふぅと息を吐くと、そのまま一気に腰を押し進めてしまいそうになるのをグッと堪えて、俺は香乃果を見つめた。
「なぁ……言えよ…香乃果のココは、俺のものだって……」
今度こそ香乃果の口から答えを聞きたくて、熱のこもった声で愛を乞うように訴えかけると、先端でトントンと蜜口をノックする。
ぬちゅぬちゅと卑猥な水音が耳に響く。
見上げる香乃果の瞳が、ゆらゆらと揺れている。
もう一度、先端で蜜口をノックして、「お願い……」と懇願すると、香乃果はギュッと目を瞑り、ふぅと息を吐いた。
そして、香乃果はゆるゆると首を振ると、眉根を寄せて微笑み、そして、俺が心の底から待ちわびていた言葉を紡いだ。
「……初め、て…だよ……ココに触れるのも……挿入るのも……渉が……」
途端に、ありとあらゆる喜びの感情が沸き起こり、そして一瞬で身体中を駆け巡った。
今にも叫び出したかったし、大声で泣き出したかった。
色んな感情がごちゃ混ぜになって訳が分からなかったけれど、確かなのは嬉しくて幸せで…めちゃくちゃ嬉しいと感じているということだった。
感激のあまり視界が涙で滲んでいく。
「ほんと…?ほんと、に……俺が初めて?」
俺は涙で潤む目で愛しい香乃果を見つめて訊ねると、香乃果も熱を灯した瞳で俺を見つめてしっかりと頷いた。
「うん……正真正銘、渉が初めて……」
明確な答えが返ってきて、俺は歓喜のあまり震えた。
「すっげぇ……嬉しい……マジで嬉しい。初めてじゃなくても、香乃果と繋がれるだけで、十分幸せだと思ってたけど……やべぇなぁ…今、俺めちゃくちゃ幸せだ。」
香乃果が嘘を吐いているとは思えないし、紛れもなく事実なんだろうなと言う事はすぐに直感でわかった。
初めてだと言うのも反応で大体わかっていたけれど、やはり、ハッキリと口に出して告げられると、喜びの度合いが違った。
どうしよう……幸せ過ぎて死んじゃいそう。
感情の収めどころがわからず、後から後から涙が溢れて止まらなかった。
「渉……」
香乃果は心配そうに俺を見上げると、俺の頬に手を伸ばして涙を拭ってくれた。
俺はそんな香乃果を安心させようと、涙を零しながら何とか笑顔を作ろうとしたのだが、なかなか上手くいかない。
そんな俺に、香乃果はふわりと綺麗な笑顔を向けると、俺の背中に手を回して抱きしめ、耳元で囁いた。
「うん…私も……私も幸せだよ。こうやって、渉と……」
パリン!
その言葉に、理性の最後の欠片が音を立てて砕け散った俺は香乃果に覆いかぶさった。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
長かったR回がやっとここで終わりますm(_ _)m
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