【R18】初恋やり直しませんか?

夢乃 空大

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第四章

第89話 至福の境地 ※

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 長年恋焦がれた香乃果が紛れもなく俺の腕の中にいるのだと実感すると、至大な歓喜が訪れ、同時に筆舌に尽くし難い程の凄まじい幸福感に包まれる。

 幸せ過ぎてこのまま時間が止まって欲しい、そう願ってしまう程……

 決して大袈裟ではなく、それ程までに俺は幸せだった。

 蕩けてしまいそうな幸せを噛み締め、俺は甘く悩ましげな吐息を吐く。それだけで脳がシロップに浸っているのでは?と思う程の甘さが頭に浸透していき、次第にピリピリと麻痺してきて最後には思考がグズグズに蕩けていく。

 甘くてふわふわして…… 至福の境地だ。
 最高に気持ちがいい。


 香乃果の髪が頬に触れ香乃果の匂いが鼻腔を掠めると、心の奥底から香乃果への愛しさが溢れ出してくる。


「香乃果…好き。めちゃくちゃ好き……それから…今までごめん。」


 本当はこんな場所で言うつもりなんてなかったのに、幸せ過ぎて自然と想いが口から零れ落ちる。

 折角今日の為に念入りに計画して準備もしてきたのに、俺の紙…いや、オブラート並の理性のせいで全て台無しだ。

 香乃果を腕の中にすっぽりと抱き込んだまま、目線だけ部屋の奥にあるテーブルに遣ると、綺麗に整えられたテーブルの上にちいさな花束と香乃果へのプレゼントが用意されている。

 今日まで何度も謝罪と告白のシミュレーションもしてちゃんと準備をしてきたのだが、脳がシロップ漬けの上、思考がグズグズに蕩けきっている状態の俺には到底軌道修正することは叶わず……

 結果、予定とは違って香乃果を抱きしめてしまっている訳である。

 自分はもっと理性的な人間だと思ってきたが、実の所はそんな事はなく、意外と本能に忠実だったのだな、とそんな思いがチラリと頭を掠める。

 そんな薄っぺらい俺の理性には心底呆れるし、最早嘲笑しかない。

 とはいえ、そんな事を思ったのはほんの一瞬で、また直ぐに俺のオブラート理性は脳内シロップを前にあえなく溶けて消え去り……そして俺は再び腕の中の香乃果にズブズブと溺れていく。

 もう本能的でもなんでもいい。

 そんなことよりも、もっと香乃果を感じたくて、俺は感情の赴くまま香乃果の頭に鼻をグリグリと押し付けた。
 香乃果の甘い匂いに少し汗の匂いが混じって、かつての俺がよく知る甘酸っぱい匂いがした。

 切なくてちょっぴり甘い気持ちで胸がいっぱいになって、涙が滲み、そして零れる。

 小さな頃から知っている俺だけの匂い……

 そう思うと嬉しくて愛しくて、そして気持ちが滾った。

 甘い甘い香乃果の匂いを夢中ですんすん嗅いでいると、よく知る香乃果の甘い匂いなのに、少しだけ昔とは何か違うものが混じっているような気がした。

 甘酸っぱい匂いの奥に感じる、刺激的なスパイスのような官能的な匂い……
 フェロモンとでも言うのだろうか、俺のよく知る……

 明らかに、が混じっている。

 その事に気が付くと、香乃果も俺の事を意識してくれている事がわかり、途端に心の中で叫び出したい程の歓喜の波が訪れる。

 目の奥が熱くなり泣き出したい気持ちを抑えると、変わりに俺の下半身が熱を持ち、気持ちも身体も昂ってくる。

 今日は抱くつもりはなくて、今までとこれからの話をするだけのつもりだった。

 今までの事を詫びて愛を伝えて愛を希い、夜通し話をしてお互いの空白の時間を埋めるつもりでいたのに……

 腕の中の香乃果の温もりと匂いに酔いしれ、香乃果の全てが愛しくて香乃果の全てが欲しくてたまらない気持ちになる。

  今すぐベッドに押し倒してしまいたい衝動に駆られるが、先程呆気なく陥落したはずのオブラート理性が漸く仕事をしてくれて、何とか暴走しそうな気持ちを押さえ込むと、行き場のない衝動を落ち着かせるようにほぅと息を吐く。

 これ以上触れたら我慢が効かなくなるのはわかっていたが、それでも可愛くて愛しい香乃果に触れたくて、香乃果の柔らかな身体をぎゅうっと強く抱きしめするりと頬を擦り寄せると、香乃果がむずがるようにぴくりと身動みじろいだ。

 その様子が可愛い。可愛くて堪らない。


「香乃果……この、好きだよ。小さい頃からずっと……」


 心の中で温めてきた想いが言葉として溢れ出すと、香乃果の目から大粒の涙が零れた。

 そっと身体を離すと香乃果の身体が震える。

 零れる涙をそっと拭い香乃果の顔を覗き込むと、涙に濡れた瞳で俺を見上げる香乃果の視線と絡まる。

 その熱をもった瞳には、が浮かんでいた。



 ◇◇◇



 長年すれ違って拗れしまっていたお互いの気持ちが、漸く重なり、そしてひとつになった。

 感極まってどうにかなってしまいそうだ。

 あんなに拗れてしまっていた関係から、想いを伝えて想いを返して貰えるなんて、そして、それがこんなにも嬉しい事だなんて、思ってなかった。

 俺と香乃果は気持ちを確かめ合うように、夢中で互いにキスを送り合い、そして唾液の交換をし合う。

 気持ちいい……
 溶けてしまいそうな程、気持ちがいい……

 今まで他人と肌を合わせても、ここまで気持ちがいいと感じた事はなかったし、こんなに心が満たされる事はなかった。

 キスだけでもこんなに気持ちがいいのに、俺のコレを香乃果のココに挿入れたら、一体どうなってしまうのか……

 想像するだけでぶるりと震えが駆け巡り射精してしまいそうになる。が、何とかそれを堪え、俺は香乃果の溢れる甘い蜜を夢中で啜る。


「っは……香乃果の蜜…甘くて、ヤバい美味い。ずっと舐めてたいくらい……」

「…やぁ……言わないでぇ……」

「なんで?すっげぇ美味い……あぁ、また沢山溢れてきた……」


 羞恥で両手で顔を覆う香乃果が可愛くて、少し意地悪く囁くと、俺の言葉に感じたのか、香乃果の蜜壷から大量の蜜が溢れ出した。


「ココ、こんなに蜜溢れさせて……可愛すぎんだろ……堪んねぇわ……」

 俺はそう言うと香乃果の足をぐっと開いて持ち上げる。
 そして、何が起こったのかわからず固まっている香乃果の足を割り開け、刺激でぷっくりと膨らんだ私の花芽を指でぐりぐりと押すように刺激しながら、ポタポタ蜜滴る蜜口にガブリと噛み付くように吸い付いた。


「ひゃっうぅんっ!!!」

「っはぁ……香乃果の蜜、なんでこんな甘いの…?甘くて、いい匂いで…ほんと、ずっと舐めてられる……」


 香乃果の甘い匂いと味に酔いながら、じゅるじゅると音を立てて滴る蜜を夢中で吸った。


「はっ……あぁっっ……んん……やぁぁぁっ!!!」

「っ……かーわい。はぁ…マジで、可愛い……もっと、もっといっぱいよがって?」


 香乃果の蜜口の中に舌を差し込み、くちゅくちゅと嬲ると、絶頂で蜜壷がギュッギュッと激しく収縮して香乃果の身体がビクッビクッと跳ね上がった。


「あ、あぁぁぁぁ……っ、んあっ…あ、あ、……」


 開きっぱなしの口から、飲み込めなかった唾液を垂らしながら、真っ赤な顔で頭を振り乱す淫らな香乃果の姿に、俺はどうしょうもなく欲情した。


「随分激しくイッたね。はは、上も下もヨダレまみれ。蕩けきった雌の顔してる。」


 もっと羞恥と快感に乱れる香乃果が見たくて、態と意地悪くそういうと、香乃果は羞恥で真っ赤に染まった顔をふいっと背けた。


「恥ずかしがんないで、もっとだらしない顔見せてよ。俺だけしか見れない香乃果の雌の顔……はぁ、やばい……マジで堪んない……」


 堪らなくなった俺は香乃果に覆いかぶさると、首筋に唇を這わせ、やわやわと香乃果の耳を食みながら、先程まで舌で舐りまくってトロトロにふやかした蜜口に指を這わせ、そのままくぷっと中指を埋め込んだ。


「はは、もう……俺の唾液とこのの蜜で入口、解れてふやふやだな。」

「っ、あぁぁぁ…………」


 蕩けて柔らかくなった蜜口を抜けると、香乃果がギュッと指を締め付けた。


「…っ、キッツ……はぁ、指食いちぎられそ……」


 狭くキツい隘路のナカを拡げるように埋めた指をグチグチと動かしながら、奥へと指を進めていくと、香乃果の背がビクリと仰け反る。


「っうんんんっ……はぁ、あんっ……」

「は、この…締め付け過ぎ。そんなに俺の指が好きなの?」

「やっ、やぁん!」

「はは、指1本でこんなに乱れちゃって…可愛いなぁ…もう。指、2本に増やしたらもっと気持ち良くなれるかもね。」


 そう言うと同時に俺の指を咥えこんでぐちゅぐちゅにヨダレを垂らしまくっている蜜口に人差し指をねじ込んでいく。


「うんっ……はぁぁん…っ……」


 奥へと指が進む度に絡み付く柔肉を刺激すると、香乃果の腰がビクリと揺れる。
 俺はその様子を目を細めて眺めながら、狭いナカを解すように指をバラバラと動かした。


「はぁ、だいぶ解れてきた…そろそろもう…1本増やして3本……あぁ、相変わらず…キッツ……」


 そう言うと、初めに比べてだいぶ柔らかくなってきたがまだまだキツい蜜壷にぐぷりともう一本指を埋め込んでいく。

 しかし、さすがに3本は狭過ぎて指が動かせない。


「…何とか入ったけど……んっ…ほんと、キッツいなぁ…まるで、初めてみたいだな。この、あんまり経験ない…とか?……いや、まてよ。これって…もしかして……」


 口に出してみて、ハッとする。

 まさか……
 そんなこと……

 先程まで緩みきっていた頭が正気にもどる。


 留学するまで香乃果には、2年付き合っていた同学年の恋人深澤がいた。
 在学中の深澤と香乃果は、傍から見ても非常に仲睦まじくて、何時でもどこでも常に一緒にいたので、当然、身体の関係もあるだろうと思っていたのだが……

 もしかして……

 そして、結論に行き当たり目を見開き、香乃果を見つめる。

「この、もしかして……初めて……なのか?」
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