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2.スライム、ゲットだぜ!
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「えっと......、なんで喋れてんの?あとマスターって何?」
取り敢えず襲っては来なさそうなので、俺は正座をしてスライムと向かい合った。
『マスターが剣をくださったお陰です。マスターは私の主』
「主.....。剣をあげたから仲間になった、ってことか....?そんな都合よく.....?」
恐る恐るつついてみたが、溶かされたり火傷をすることもなく、程よい弾力があって触り心地がいい。
ゲームで魔物を仲間にできるっていったらテイマーだよな.....。ん.....?テイマー?.....は!そうじゃん!俺職業テイマーにしたじゃん!それでか!助かったー!
ということはやはりここはアナザー・ワールドの世界なんだろうか。まだまだわからないことだらけだが、取り敢えず仲間が出来たことは心強い。スライムだけど。
「他の魔物も剣をあげれば仲間にできるのか?」
『.....申し訳ありません。他の魔物についてはわかりません』
「そうか。ま、それはおいおいだな。お前は——っと、名前があった方がいいか。んー......、ブルー、でもいいか?」
『マスターの呼びやすいもので構いません』
「よし、ならブルーで。早速だけど、ブルーは何ができる?」
『取り込んだものへ姿を変えられます』
そう言って短剣に姿を変えた。
「え!すご!」
手に取ってみるが、形も重さも変わらず、切れ味を試す勇気はなかったが、たぶんそれも変わらないのだろう。
『あとはマスターと視界の共有ができます』
「視界の共有?じゃあ離れててもブルーが見てる景色が見れるってことか。索敵にも使えそう。有能だな~」
本来の目的も忘れ、ブルーと話していると後ろからガラガラと音が聞こえ、振り向くとおっさんが馬車でこちらに向かって来るのが見えた。馬を驚かせたら大変なので、ブルーには暫く剣のままいてもらおう。
「おーい、君。大丈夫だったか?」
「....ええ、まあなんとか」
「助かったよ。本当にありがとう」
「いえ.....」
ぶっちゃけ俺はほとんどなにもしていないので、あんまりお礼を言われるといたたまれなくなってくる。
「その剣は好きに使ってくれ」
「え、いいんですか?」
ありがたい。もう返せないしね。
「ああ。たいした物でなくて申し訳ないがね。あと、少ないがこれも受け取ってくれ」
渡された袋の中にはお金が入っていた。
えー!なにこのおっさん!めちゃくちゃ良い人じゃん!
正直、あの働きに対して貰いすぎだとは思ったが、いつまでも文無しは避けたい。
「ありがとうございます....!」
そして、この硬貨で分かったことが一つある。
やはり、ここはアナザー・ワールドの世界のようだ。
というのも、今貰ったこのお金はアナザー・ワールドで流通しているお金なのだ。自由のシンボルとして硬貨に鳥の羽が舞っている絵が彫られている。通貨名はレア
袋の中には学生の1ヶ月分のお小遣いくらいが入っていた。決して少なくない額だ。それをさっき会ったばかりの俺にくれるなんて....!
「うわあああ!!」
ああ、でもやっぱり悲鳴も声援も黄色い方がいいな....ってまたかい!今度はなんだ!
「黒の悪魔.....!!」
おっさんが森の方を見ながら身体をぶるぶると震わせている。視線を辿ると、木の横に長身で黒髪黒目を持った男が立っていた。
間違いなく、『黒の悪魔』だ。名前はヴァルク。ゲームからそのまま出てきたかのようで、心が踊る。この場合は俺がゲームの世界に入り込んでるんだけど。
身に纏う服も黒く、漆黒の髪はマントに隠れてどのくらいの長さかわからないが、ゲーム通りなら腰ほどまである。切れ長の目のせいで少し冷たい印象を受けるが、整った顔立ちは、多くのキャラが出てくるアナザー・ワールド内のイケメンランキングで堂々の1位を獲得していたはずだ。
そして、アナザー・ワールドに出てくる黒の悪魔はヴァルクしかいない。
「でもなんでボスキャラがこんなとこに.....。うん?ちょっと待てよ....」
なんか既視感を覚え、必死に記憶を手繰り寄せる。
..........あ!そうか!これゲームの始まりだ!
商人のおっさんを魔物から守るのは所謂チュートリアル。その後ヴァルクが出てきて、ボコボコにされる。ここでは絶対に負けるようになっており、気絶した主人公を商人のおっさんがこの先の街の宿舎へと連れて行ってくれ、目が覚めたときに「黒の悪魔」について詳しく聞くのだ。
要するに、今から俺は絶対に勝てない戦いに挑まないといけないわけで.....。
.....絶対嫌なんですけどー!
踊っていた心が急速に沈んでいく。
ゲームなら痛みも感じないしね?それがストーリーなら従いますよ?けど今のところこれが現実で、痛みも感じる。
気絶するまでボコられるとか絶対嫌だ!!
おっさんはまた無責任に「助けてくれ!」と言って馬車の裏へ隠れてしまった。
どうしよう、どうしよう、どうしよう!どうにか穏便に済ませられないだろうか。
幸いヴァルクは立ち止まったまま、こちらに向かって来る気配はない。こうなったら一か八か....。
「........や、やあ!そこでなにやってるんだ?」
ゲームと違って俺は自由に動けるんだし、行動あるのみ!
ヴァルクは俺の言葉に不思議そうに辺りを見回した。
いや、あんたに言ってんだよ、あんたに。目合ってるだろ。
「...........俺に言っているのか?」
「?そうだけど...」
ヴァルクは一瞬目を見開いてから、たっぷりと考え込み、再び口を開いた。
「..........特に何をしていたというわけでもないが.....、強いて言うなら....お前が気になったから後をつけていた」
あ、答えてくれるんだ。ずっと黙り込んでたからてっきり答えてくれないかと。
......って、え?後をつけてた......?
「い、いつからつけてたんだ....?」
「.........森で目が覚めたところから」
最初からじゃねーか!!
嘘だろ....!俺の奇行全部見られてたってこと!?は、恥ずかしすぎる.....!穴があったら入りたい....!頭でも打ってあの部分だけでもいいから忘れてくれないかな.....。
そんな俺の心の内を知ってか知らずか、はたまたどうでもいいのか、奇行のことについては何も言ってこなかった。
「.....お前はこの色を見ても逃げないんだな」
この色、というのは黒髪と黒目のことだろう。確かに、この国の人にとっては恐怖の対象なんだろうけど...、日本人の俺にとっては見慣れた色だ。むしろ日本人の髪よりも光沢があって———
「綺麗なのにな」
「........綺麗だと?」
何の気なしに出た言葉だったのだが、低くなった声色にぎくりと身をすくめた。
「ご、ごめん...。軽率だった」
今まで散々色のことで言われただろうから、多少褒められたところでって感じだろうし、下手したら褒め言葉だと受け取ってもらえない可能性もある。
即座に襲いかかってくるようなことはなかったが、その表情からはなにも読み取ることができない。
拳をぎゅっと握ったとき、表情を変えないままヴァルクが口を開いた。
「......お前、名は?」
「は......?」
「名はなんという」
「え....、月上朔夜、だけど....」
まさか名前を聞かれるとは思わず、咄嗟に本名を名乗ってしまった。
「ツキガミサクヤ?」
この国では貴族しか名字を持たない。慌てて訂正した。
「いやっ、朔夜だよ。朔夜」
「サクヤ.....」
俺の名前を呟いたと思ったら、くるりと背を向けて森の中へと行ってしまった。
「えー.....?」
な、なんだったんだ...?取り敢えず助かった....?
ヴァルクの後ろ姿を見えなくなるまで見送ってホッと息を吐いた。
取り敢えず襲っては来なさそうなので、俺は正座をしてスライムと向かい合った。
『マスターが剣をくださったお陰です。マスターは私の主』
「主.....。剣をあげたから仲間になった、ってことか....?そんな都合よく.....?」
恐る恐るつついてみたが、溶かされたり火傷をすることもなく、程よい弾力があって触り心地がいい。
ゲームで魔物を仲間にできるっていったらテイマーだよな.....。ん.....?テイマー?.....は!そうじゃん!俺職業テイマーにしたじゃん!それでか!助かったー!
ということはやはりここはアナザー・ワールドの世界なんだろうか。まだまだわからないことだらけだが、取り敢えず仲間が出来たことは心強い。スライムだけど。
「他の魔物も剣をあげれば仲間にできるのか?」
『.....申し訳ありません。他の魔物についてはわかりません』
「そうか。ま、それはおいおいだな。お前は——っと、名前があった方がいいか。んー......、ブルー、でもいいか?」
『マスターの呼びやすいもので構いません』
「よし、ならブルーで。早速だけど、ブルーは何ができる?」
『取り込んだものへ姿を変えられます』
そう言って短剣に姿を変えた。
「え!すご!」
手に取ってみるが、形も重さも変わらず、切れ味を試す勇気はなかったが、たぶんそれも変わらないのだろう。
『あとはマスターと視界の共有ができます』
「視界の共有?じゃあ離れててもブルーが見てる景色が見れるってことか。索敵にも使えそう。有能だな~」
本来の目的も忘れ、ブルーと話していると後ろからガラガラと音が聞こえ、振り向くとおっさんが馬車でこちらに向かって来るのが見えた。馬を驚かせたら大変なので、ブルーには暫く剣のままいてもらおう。
「おーい、君。大丈夫だったか?」
「....ええ、まあなんとか」
「助かったよ。本当にありがとう」
「いえ.....」
ぶっちゃけ俺はほとんどなにもしていないので、あんまりお礼を言われるといたたまれなくなってくる。
「その剣は好きに使ってくれ」
「え、いいんですか?」
ありがたい。もう返せないしね。
「ああ。たいした物でなくて申し訳ないがね。あと、少ないがこれも受け取ってくれ」
渡された袋の中にはお金が入っていた。
えー!なにこのおっさん!めちゃくちゃ良い人じゃん!
正直、あの働きに対して貰いすぎだとは思ったが、いつまでも文無しは避けたい。
「ありがとうございます....!」
そして、この硬貨で分かったことが一つある。
やはり、ここはアナザー・ワールドの世界のようだ。
というのも、今貰ったこのお金はアナザー・ワールドで流通しているお金なのだ。自由のシンボルとして硬貨に鳥の羽が舞っている絵が彫られている。通貨名はレア
袋の中には学生の1ヶ月分のお小遣いくらいが入っていた。決して少なくない額だ。それをさっき会ったばかりの俺にくれるなんて....!
「うわあああ!!」
ああ、でもやっぱり悲鳴も声援も黄色い方がいいな....ってまたかい!今度はなんだ!
「黒の悪魔.....!!」
おっさんが森の方を見ながら身体をぶるぶると震わせている。視線を辿ると、木の横に長身で黒髪黒目を持った男が立っていた。
間違いなく、『黒の悪魔』だ。名前はヴァルク。ゲームからそのまま出てきたかのようで、心が踊る。この場合は俺がゲームの世界に入り込んでるんだけど。
身に纏う服も黒く、漆黒の髪はマントに隠れてどのくらいの長さかわからないが、ゲーム通りなら腰ほどまである。切れ長の目のせいで少し冷たい印象を受けるが、整った顔立ちは、多くのキャラが出てくるアナザー・ワールド内のイケメンランキングで堂々の1位を獲得していたはずだ。
そして、アナザー・ワールドに出てくる黒の悪魔はヴァルクしかいない。
「でもなんでボスキャラがこんなとこに.....。うん?ちょっと待てよ....」
なんか既視感を覚え、必死に記憶を手繰り寄せる。
..........あ!そうか!これゲームの始まりだ!
商人のおっさんを魔物から守るのは所謂チュートリアル。その後ヴァルクが出てきて、ボコボコにされる。ここでは絶対に負けるようになっており、気絶した主人公を商人のおっさんがこの先の街の宿舎へと連れて行ってくれ、目が覚めたときに「黒の悪魔」について詳しく聞くのだ。
要するに、今から俺は絶対に勝てない戦いに挑まないといけないわけで.....。
.....絶対嫌なんですけどー!
踊っていた心が急速に沈んでいく。
ゲームなら痛みも感じないしね?それがストーリーなら従いますよ?けど今のところこれが現実で、痛みも感じる。
気絶するまでボコられるとか絶対嫌だ!!
おっさんはまた無責任に「助けてくれ!」と言って馬車の裏へ隠れてしまった。
どうしよう、どうしよう、どうしよう!どうにか穏便に済ませられないだろうか。
幸いヴァルクは立ち止まったまま、こちらに向かって来る気配はない。こうなったら一か八か....。
「........や、やあ!そこでなにやってるんだ?」
ゲームと違って俺は自由に動けるんだし、行動あるのみ!
ヴァルクは俺の言葉に不思議そうに辺りを見回した。
いや、あんたに言ってんだよ、あんたに。目合ってるだろ。
「...........俺に言っているのか?」
「?そうだけど...」
ヴァルクは一瞬目を見開いてから、たっぷりと考え込み、再び口を開いた。
「..........特に何をしていたというわけでもないが.....、強いて言うなら....お前が気になったから後をつけていた」
あ、答えてくれるんだ。ずっと黙り込んでたからてっきり答えてくれないかと。
......って、え?後をつけてた......?
「い、いつからつけてたんだ....?」
「.........森で目が覚めたところから」
最初からじゃねーか!!
嘘だろ....!俺の奇行全部見られてたってこと!?は、恥ずかしすぎる.....!穴があったら入りたい....!頭でも打ってあの部分だけでもいいから忘れてくれないかな.....。
そんな俺の心の内を知ってか知らずか、はたまたどうでもいいのか、奇行のことについては何も言ってこなかった。
「.....お前はこの色を見ても逃げないんだな」
この色、というのは黒髪と黒目のことだろう。確かに、この国の人にとっては恐怖の対象なんだろうけど...、日本人の俺にとっては見慣れた色だ。むしろ日本人の髪よりも光沢があって———
「綺麗なのにな」
「........綺麗だと?」
何の気なしに出た言葉だったのだが、低くなった声色にぎくりと身をすくめた。
「ご、ごめん...。軽率だった」
今まで散々色のことで言われただろうから、多少褒められたところでって感じだろうし、下手したら褒め言葉だと受け取ってもらえない可能性もある。
即座に襲いかかってくるようなことはなかったが、その表情からはなにも読み取ることができない。
拳をぎゅっと握ったとき、表情を変えないままヴァルクが口を開いた。
「......お前、名は?」
「は......?」
「名はなんという」
「え....、月上朔夜、だけど....」
まさか名前を聞かれるとは思わず、咄嗟に本名を名乗ってしまった。
「ツキガミサクヤ?」
この国では貴族しか名字を持たない。慌てて訂正した。
「いやっ、朔夜だよ。朔夜」
「サクヤ.....」
俺の名前を呟いたと思ったら、くるりと背を向けて森の中へと行ってしまった。
「えー.....?」
な、なんだったんだ...?取り敢えず助かった....?
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