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第三章 原作崩壊
第106話 待ちぼうけ
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アザゼルの討伐を一旦保留にし、その事を王様に伝えようと帰ってきた。
あの教皇を捕まえた応接室で待っているところだ。
「あの邪神はそんなに強いですの?」
「うん。俺とリズ、それにみんなの力を合わせても、まだまだ足元にも及ばないほどね」
もうHPとMPの桁が違う。それにスキルの代わりかどうかわからないけど、権能ってのも謎だ。
そこには『暴風』『破壊』『怒り』『悲しみ』『憎しみ』『恨み』『嫉み』『苦しみ』『恐怖』『死』と、あまりお近づきになりたくない単語が並んでいたし。
中の、『暴風』『破壊』『死』はなんとなく攻撃系だろうとは思うんだけど、他の『怒り』なんかは精神系だもんな。
もしかしたら、そのまま精神攻撃が正解かもだけど……それはそれでやりにくそうではある。
「それは困りましたの。それだと魔王ちゃんのお姉さんが起きれませんの」
いや、お姉さんじゃないんだけどね。でも起きれない、ってのはその通りなんだよな。
アザゼル派の奴らが集めてる負の感情を取り込んで、浄化し続けるために自ら封印の要になってるみたいだし。
もうすごく長い間寝ては起き、起きれば勇者の協力でまた眠りにつくを繰り返して来たんだ。
いい加減解放してやりたい気持ちはリズと同じですごくある。
だから仕方がないからアザゼルの弱点。勇者と聖女の協力が必要なんだけど……。
「それであの祭壇と思っていた棺に勇者が眠ってますのよね?」
「うん。鑑定では中身が初代勇者になってたから、そうだと思う」
これは魔王さんも知らなかったんだよな……。
『なんじゃと! あやつがこの中におったのか!』
と、驚いたあと、少し涙ぐんでたな。
「魔王ちゃん、泣いていましたもの」
そりゃ一緒に邪神を封印しようとした仲間、もしかしたら恋人だった可能性もあるし。
でも今の魔王さんが気がついたとき、もうこの状態で、聖剣で封印の延長ができると知識が残っていただけとか……。
そりゃ、辛かったと思う。寝てる魔王さんと違って、勇者はHPもMPも0になってるから、生き返らせることもできないし……諦めるしかないか。
「そうですわ。邪神には弱点があるとおっしゃってましたよね? その弱点の神剣で、やっつけられるようにレベルを上げれば良いのですわ!」
弱点か……あと、勇者の称号が必要なんだよな……アーシュが必要とは思いたくないんだけど……そこはなんとか引っ張り出すとして、神剣、か……。
まあ、邪神とはいっても神様にダメージを与えようとしたら、神剣が必要なんだとは思うけど、ポンポンあるわけ無いよね……。
その事も含めて王様に聞きたいんだけどなぁ。ファラとアンジーに聞いたんだけど――
『聞いたこと無いわね。お父様なら聞くまでもなく自慢してくるだろうし、自分で振り回してそうね』
『神剣? そんなものがあるなら俺が使ってる。だからうちにあるとか聞いたことねえな』
――だった。当然他国のことはわからないし、ミレニアム女王国の王女と最近わかったキャルは当然知らなかった。
そこへコンコンコンと扉が叩かれ兵士さんが一人入ってきた。
「失礼いたします! 皆さま、お待たせしております。陛下はまだしばらく……もしかすると今日はお越しになれないかもしれません」
「どう言うことだ? もうだいぶ待ってるぞ。オヤジ、何してんだよ、まさか取り調べをやってるとかじゃねえよな?」
兵士の言葉に反応したのはアンジー。
「はい。そちらは宰相殿が。陛下は、その、幽閉中のヒエン王子のことで……」
ヒエン王子……冒険者を雇ったことで怒られているのかな?
「……今、貴族を集め、話し合いをしておりまして、その、詳しいことは言えないのですが……」
あー、暗殺ギルドの件か……。おそらくヒエン王子を支持する派閥の貴族だろうと思う。
「いつならこっちに来れるんだ? 明日まで待った方がいいのか?」
「おそらく今日は無理かと……おそらくですが明日中にはお時間がとれるでしょう」
「仕方ねえな。オヤジには、わかったとだけ伝えておいてくれ」
「はっ! 失礼いたしました!」
深く礼をしたあと応接室を出ていった兵士さん。というか、待ちぼうけか。
「どうするドライ。今日は解散か?」
「そうだね。今の感じだと、明日も怪しいよな」
「でしたらわたくしが話をまとめ、明日の朝一番に提出しておきましょうか?」
「カイラ、面倒だけど、それで頼める? 提出先は、陛下宛でいいわ」
「かしこまりました」
「助かるよ。できれば朝からみんなのレベル上げしたいからね」
「それ。わたくしもドライやリズと同じようになりたいもの」
「うん。それに俺たちはレベル1になってるから、この後の上がり具合も知りたいからね」
『私のレベルは変なままなのよね?』
「そうなんだよな。イスはインフィニティスライムだからかもしれないね。スライムの最上位でしょ?」
『そのはずよ。私より強いスライムなんて見たことないもの』
「また、変化があったら教えるよ」
『お願いね』
リズの胸でぷるぷる震えてるイスの場合は、予想だとゴッドとかはつきそうだけどね。
それにできるだけレベル上げを急ぎたい。
集中してやれば、ファラとカイラさんは明日、明後日くらで超人族になれると思う。
アンジーとキャルは少し時間がかかるだろうけどな。
無駄な待ち時間になったけど、その場は解散となった。
あの教皇を捕まえた応接室で待っているところだ。
「あの邪神はそんなに強いですの?」
「うん。俺とリズ、それにみんなの力を合わせても、まだまだ足元にも及ばないほどね」
もうHPとMPの桁が違う。それにスキルの代わりかどうかわからないけど、権能ってのも謎だ。
そこには『暴風』『破壊』『怒り』『悲しみ』『憎しみ』『恨み』『嫉み』『苦しみ』『恐怖』『死』と、あまりお近づきになりたくない単語が並んでいたし。
中の、『暴風』『破壊』『死』はなんとなく攻撃系だろうとは思うんだけど、他の『怒り』なんかは精神系だもんな。
もしかしたら、そのまま精神攻撃が正解かもだけど……それはそれでやりにくそうではある。
「それは困りましたの。それだと魔王ちゃんのお姉さんが起きれませんの」
いや、お姉さんじゃないんだけどね。でも起きれない、ってのはその通りなんだよな。
アザゼル派の奴らが集めてる負の感情を取り込んで、浄化し続けるために自ら封印の要になってるみたいだし。
もうすごく長い間寝ては起き、起きれば勇者の協力でまた眠りにつくを繰り返して来たんだ。
いい加減解放してやりたい気持ちはリズと同じですごくある。
だから仕方がないからアザゼルの弱点。勇者と聖女の協力が必要なんだけど……。
「それであの祭壇と思っていた棺に勇者が眠ってますのよね?」
「うん。鑑定では中身が初代勇者になってたから、そうだと思う」
これは魔王さんも知らなかったんだよな……。
『なんじゃと! あやつがこの中におったのか!』
と、驚いたあと、少し涙ぐんでたな。
「魔王ちゃん、泣いていましたもの」
そりゃ一緒に邪神を封印しようとした仲間、もしかしたら恋人だった可能性もあるし。
でも今の魔王さんが気がついたとき、もうこの状態で、聖剣で封印の延長ができると知識が残っていただけとか……。
そりゃ、辛かったと思う。寝てる魔王さんと違って、勇者はHPもMPも0になってるから、生き返らせることもできないし……諦めるしかないか。
「そうですわ。邪神には弱点があるとおっしゃってましたよね? その弱点の神剣で、やっつけられるようにレベルを上げれば良いのですわ!」
弱点か……あと、勇者の称号が必要なんだよな……アーシュが必要とは思いたくないんだけど……そこはなんとか引っ張り出すとして、神剣、か……。
まあ、邪神とはいっても神様にダメージを与えようとしたら、神剣が必要なんだとは思うけど、ポンポンあるわけ無いよね……。
その事も含めて王様に聞きたいんだけどなぁ。ファラとアンジーに聞いたんだけど――
『聞いたこと無いわね。お父様なら聞くまでもなく自慢してくるだろうし、自分で振り回してそうね』
『神剣? そんなものがあるなら俺が使ってる。だからうちにあるとか聞いたことねえな』
――だった。当然他国のことはわからないし、ミレニアム女王国の王女と最近わかったキャルは当然知らなかった。
そこへコンコンコンと扉が叩かれ兵士さんが一人入ってきた。
「失礼いたします! 皆さま、お待たせしております。陛下はまだしばらく……もしかすると今日はお越しになれないかもしれません」
「どう言うことだ? もうだいぶ待ってるぞ。オヤジ、何してんだよ、まさか取り調べをやってるとかじゃねえよな?」
兵士の言葉に反応したのはアンジー。
「はい。そちらは宰相殿が。陛下は、その、幽閉中のヒエン王子のことで……」
ヒエン王子……冒険者を雇ったことで怒られているのかな?
「……今、貴族を集め、話し合いをしておりまして、その、詳しいことは言えないのですが……」
あー、暗殺ギルドの件か……。おそらくヒエン王子を支持する派閥の貴族だろうと思う。
「いつならこっちに来れるんだ? 明日まで待った方がいいのか?」
「おそらく今日は無理かと……おそらくですが明日中にはお時間がとれるでしょう」
「仕方ねえな。オヤジには、わかったとだけ伝えておいてくれ」
「はっ! 失礼いたしました!」
深く礼をしたあと応接室を出ていった兵士さん。というか、待ちぼうけか。
「どうするドライ。今日は解散か?」
「そうだね。今の感じだと、明日も怪しいよな」
「でしたらわたくしが話をまとめ、明日の朝一番に提出しておきましょうか?」
「カイラ、面倒だけど、それで頼める? 提出先は、陛下宛でいいわ」
「かしこまりました」
「助かるよ。できれば朝からみんなのレベル上げしたいからね」
「それ。わたくしもドライやリズと同じようになりたいもの」
「うん。それに俺たちはレベル1になってるから、この後の上がり具合も知りたいからね」
『私のレベルは変なままなのよね?』
「そうなんだよな。イスはインフィニティスライムだからかもしれないね。スライムの最上位でしょ?」
『そのはずよ。私より強いスライムなんて見たことないもの』
「また、変化があったら教えるよ」
『お願いね』
リズの胸でぷるぷる震えてるイスの場合は、予想だとゴッドとかはつきそうだけどね。
それにできるだけレベル上げを急ぎたい。
集中してやれば、ファラとカイラさんは明日、明後日くらで超人族になれると思う。
アンジーとキャルは少し時間がかかるだろうけどな。
無駄な待ち時間になったけど、その場は解散となった。
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