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第三章 原作崩壊
第125話 「やったか!」とは言ってません
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『なぜだ! まさかキサマが勇者! いや、そのようなことはない、我が呼び寄せた勇者であるなら我には傷ひとつ付けられるはずがない!』
どう言うことだ? 自分で呼び出したのに、誰が勇者とかわからないってこと?
それに、傷を付けられないとか、もしかすると転生の時に制約かなにかを付けてあったってことか……。
……でも、アザゼルが呼び出したアーシュを倒しかけたマオーに勇者の称号が移ったし、もしかするとその制約もマオーに移ってる可能性がある?
それ、まずいよね、もし移ってるなら倒せないんじゃ……。
『キサマ何者であるか! まさかラファエルの使徒……では無さそうだが……上手く隠しているようだが忌々しい気配を感じる……』
何を言ってるのか理解できないが、攻撃が止まっているし、考えるより、やってみて、駄目ならその時考えればいい。
アザゼルも考え込んで目を離してるし、チャンスだよな。
羽を切り落とした片手剣に魔力を流す。リズと修行を始めたときに修行小屋で見つけた剣だ。
何だかんだでずっと使い続けているどこにでもある片手剣。
あの頃は両手で持っていたけど、一番手にしっくりくるお気に入りだ。
『チッ! まあよい。どう足掻こうと神である我はキサマらを滅したのち、この世界を暗黒の世界へと導くだけだ! キサマがどれだけ強かろうと、羽虫に違いないのだからな!』
そういうと俺に背を向け、リズたちに向かって死の権能を乗せた暴風を――
「させないよ!」
伸ばした腕を切付け、発動を止める。
『グアッ! またしても!』
ほんと、神様だろ? なぜこの程度で止まるんだよ。
でも、リズたちに狙いを変えたことは許せない。
「もう攻撃なんてさせないからな!」
ズパッ!
一気に近付き、身構えたところで、転移で背後にまわり、首をはねた……あれ?
アザゼルの身体が崩れながら黒い霧へと変わっていく。
鑑定でも今の一撃でHPが0になっているのが確認できた。
「なんでだ? こんなに簡単に倒せていいの?」
黒い霧が空へ上り、出てきた神殿跡の穴に向かっていく。
「やっぱりそんなに簡単じゃないよね! 浄化!」
もしかすると効くかもと期待したけど、黒い霧にはまったく影響は無い。
『ドライー。もやもやが逃げちゃうよー。どーするのー』
「浄化は効かないし、何をすれば……ん?」
アザゼルの身体が崩れ去ったのに、頭だけ地面に転がり、形を保っている。
そのままにすれば絶対駄目だ。そんな嫌な予感がしたので、ストレージにいれようとしたとき――
『くくく。中々やるではないか』
ゴロンと頭部が動き、ギョロリの俺に目を向け、ニヤリと笑う。
「キモッ!」
あまりの気持ち悪さに、反射的に片手剣を振り下ろし、アザゼルの頭部を真っ二つに。
『『まったく。何者かは知らんが、本物の勇者でもないキサマが我を滅することなどできぬのだ』』
縦に二つにわかれた頭部から二重に言葉がつむがれる。
「頭だけで喋るな! 気持ち悪いんだよ!」
ズバッ! と今度は横に断ち切る。
『『『『おい、待て!』』』』
ズバッ! さらに切付け八つに切り分けても――
『『『『『『『『話を!』』』』』』』』
「爆裂魔法!」
アザゼルの頭部は口を動かしているけど、口から声は出ていない。切り分けた破片から念話を送っているようだ。
それならと、爆裂魔法で蒸発させればと実行したのは正解だったようだ。
アザゼルの頭部が燃え尽きた。声も聞こえてこない。
『頭だけで生きてるなんてねー。しぶとい奴だったわね』
「なんじゃ、わらわの出番が無かったではないか」
なぜか大きくなったイスに全員が乗って近付いてくる。
「うん。思っていた以上に弱かったみたい。でも、穴に消えた黒い霧が気になるよね」
「でしたら、追いかけてみればよいのではなくて?」
「……もしかすると、あのもの、ダンジョンコアを狙っておるのかも知れんな」
「ダンジョンコア?」
ダンジョンコアってあれだよな、ラノベによくあるダンジョンマスターもので、最重要アイテム。
ダンジョンの運営ものが主流だから……もしかして、アザゼルの奴はダンジョンマスターになってスタンピードでも起こす気か?
「うむ。わらわの本体が寝ておった祭壇の下にまだ部屋があっての、そこにダンジョンコアがあるはずじゃ」
あるはずってことは――
「わらわの記憶では見たことはないが、邪神を封印するために使われておったはずじゃが……神が創造した桁違いの魔力の塊じゃな」
「それ…、まずくない? スタンピードでも起こすのかと思ったけど、もしかすると……」
「ダンジョンコアを取り込むつもりかも知れん、な。そうなれば、また復活してくるやも……」
神様が作ったダンジョンコアか。名もなき島の魔物を全滅させても、翌日には復活してるくらい、とんでもない魔力量だぞ……。
そんなの取り込まれたら、もしかすると今倒したアザゼルより強くなったりするんじゃ……。
「追いかけよう! 霧の速度なら追い付ける!」
どう言うことだ? 自分で呼び出したのに、誰が勇者とかわからないってこと?
それに、傷を付けられないとか、もしかすると転生の時に制約かなにかを付けてあったってことか……。
……でも、アザゼルが呼び出したアーシュを倒しかけたマオーに勇者の称号が移ったし、もしかするとその制約もマオーに移ってる可能性がある?
それ、まずいよね、もし移ってるなら倒せないんじゃ……。
『キサマ何者であるか! まさかラファエルの使徒……では無さそうだが……上手く隠しているようだが忌々しい気配を感じる……』
何を言ってるのか理解できないが、攻撃が止まっているし、考えるより、やってみて、駄目ならその時考えればいい。
アザゼルも考え込んで目を離してるし、チャンスだよな。
羽を切り落とした片手剣に魔力を流す。リズと修行を始めたときに修行小屋で見つけた剣だ。
何だかんだでずっと使い続けているどこにでもある片手剣。
あの頃は両手で持っていたけど、一番手にしっくりくるお気に入りだ。
『チッ! まあよい。どう足掻こうと神である我はキサマらを滅したのち、この世界を暗黒の世界へと導くだけだ! キサマがどれだけ強かろうと、羽虫に違いないのだからな!』
そういうと俺に背を向け、リズたちに向かって死の権能を乗せた暴風を――
「させないよ!」
伸ばした腕を切付け、発動を止める。
『グアッ! またしても!』
ほんと、神様だろ? なぜこの程度で止まるんだよ。
でも、リズたちに狙いを変えたことは許せない。
「もう攻撃なんてさせないからな!」
ズパッ!
一気に近付き、身構えたところで、転移で背後にまわり、首をはねた……あれ?
アザゼルの身体が崩れながら黒い霧へと変わっていく。
鑑定でも今の一撃でHPが0になっているのが確認できた。
「なんでだ? こんなに簡単に倒せていいの?」
黒い霧が空へ上り、出てきた神殿跡の穴に向かっていく。
「やっぱりそんなに簡単じゃないよね! 浄化!」
もしかすると効くかもと期待したけど、黒い霧にはまったく影響は無い。
『ドライー。もやもやが逃げちゃうよー。どーするのー』
「浄化は効かないし、何をすれば……ん?」
アザゼルの身体が崩れ去ったのに、頭だけ地面に転がり、形を保っている。
そのままにすれば絶対駄目だ。そんな嫌な予感がしたので、ストレージにいれようとしたとき――
『くくく。中々やるではないか』
ゴロンと頭部が動き、ギョロリの俺に目を向け、ニヤリと笑う。
「キモッ!」
あまりの気持ち悪さに、反射的に片手剣を振り下ろし、アザゼルの頭部を真っ二つに。
『『まったく。何者かは知らんが、本物の勇者でもないキサマが我を滅することなどできぬのだ』』
縦に二つにわかれた頭部から二重に言葉がつむがれる。
「頭だけで喋るな! 気持ち悪いんだよ!」
ズバッ! と今度は横に断ち切る。
『『『『おい、待て!』』』』
ズバッ! さらに切付け八つに切り分けても――
『『『『『『『『話を!』』』』』』』』
「爆裂魔法!」
アザゼルの頭部は口を動かしているけど、口から声は出ていない。切り分けた破片から念話を送っているようだ。
それならと、爆裂魔法で蒸発させればと実行したのは正解だったようだ。
アザゼルの頭部が燃え尽きた。声も聞こえてこない。
『頭だけで生きてるなんてねー。しぶとい奴だったわね』
「なんじゃ、わらわの出番が無かったではないか」
なぜか大きくなったイスに全員が乗って近付いてくる。
「うん。思っていた以上に弱かったみたい。でも、穴に消えた黒い霧が気になるよね」
「でしたら、追いかけてみればよいのではなくて?」
「……もしかすると、あのもの、ダンジョンコアを狙っておるのかも知れんな」
「ダンジョンコア?」
ダンジョンコアってあれだよな、ラノベによくあるダンジョンマスターもので、最重要アイテム。
ダンジョンの運営ものが主流だから……もしかして、アザゼルの奴はダンジョンマスターになってスタンピードでも起こす気か?
「うむ。わらわの本体が寝ておった祭壇の下にまだ部屋があっての、そこにダンジョンコアがあるはずじゃ」
あるはずってことは――
「わらわの記憶では見たことはないが、邪神を封印するために使われておったはずじゃが……神が創造した桁違いの魔力の塊じゃな」
「それ…、まずくない? スタンピードでも起こすのかと思ったけど、もしかすると……」
「ダンジョンコアを取り込むつもりかも知れん、な。そうなれば、また復活してくるやも……」
神様が作ったダンジョンコアか。名もなき島の魔物を全滅させても、翌日には復活してるくらい、とんでもない魔力量だぞ……。
そんなの取り込まれたら、もしかすると今倒したアザゼルより強くなったりするんじゃ……。
「追いかけよう! 霧の速度なら追い付ける!」
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