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カウントダウンパーティー。
しおりを挟む「なぁお前ら何か聞いてる?
今夜のパーティーのコト。」
「翔さんが知らなきゃ俺らが知るわけないと思いますよ?」
凪が答えた。
「だよなぁ……。」
「……美月がウチのパーティーって言ってましたけど、詳しくは聞いてないです。」
今度はノブが答える。
「郁弥、お前栞菜さんから何か聞いてないか?」
「父さんたちは母さんの実家で年越しするからもう帰っちゃったよ?」
「雅さんの実家?」
「うん。京都の旅館だよ。」
「雅さんちって旅館なの?」
「そっ。『雅』って知ってる?」
「「「「え~っ」」」」
「お前ら煩え!
てか『雅』知らない日本人はいないぞ。」
「そぉなんだ。
ばぁちゃんち有名なんだぁ~」
「ただいまぁ。
あっ皆んな支度出来てる?
会場にいくよっ。」
「駿さん空と姫は?」
陸が心配そうに駿に聞いている。
「ん。
あの二人は直接会場に行くから俺たちも行くよ。」
駿は皆んなを部屋から追い出した。
俺も出ようとした時、腕を掴まれた。
「翔……カッコいい……
スゴく似合ってる。 俺の翔……。」
可愛いコトを呟く駿は
黒のラメ糸で薔薇の刺繍がされた漆黒のタキシードを着ている俺とは対照的に
薄紫色のタキシード……義弥が結婚式の時に着た可愛らしいデザインによく似ている。
俺の駿……ホント愛おしい。
「駿……可愛いよ。
ソレすげぇ似合ってる……
おいで……。」
俺は腕の中に駿を閉じ込めて
甘く深い口付けをした……。
「……あ…ぁ…翔……」
俺は堪らず駿の首筋にキスマークを付けた。
「……翔くん……」
「お前は俺のもんだ。誰にもやらないぞ。」
「……すきっ。」
「あぁ 愛してる。駿だけだ。」
もう一度キスをした。
蕩ける駿。
瞳を潤ませて色っぽい駿。
ずっと抱いていたい……。
「ほらっ行くぞ?」
駿の手を取り廊下に出た。
皆んなエレベーターの前で待っていた。
「駿さん、俺らどこ行くの?」
「MITSUKIホールのレセプションフロア。」
ホテルを出て隣りのホールに向かった。
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