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5 少しも変わらなかった関係
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朝、少しだけ早めに部屋を出た。
電車も早く着いて席に行くと青野君がいた。
「おはよう、青野君。」
「おはよう、早いね。」
青野君はいつもこんなに早く来てたのかな?
「うん、すごくよく眠れたから。早く目が覚めちゃった。昨日はありがとう。」
「ごめんとありがとうは何度も聞いたから、もういいよ。」
「うん、本当にそうだね。たくさん言った気がする。」
笑顔も自然に出てると思う。
「すっかりごちそうになったから、お礼がしたいんだけど。」
そのままの笑顔で言ってみた。
お礼と一緒にこれを言うために早く来た私。
でも・・・・。
「うん、・・・それも、もう、いいよ。・・・気にしないで。」
もしかしてまた誘ってくれるかなと思ってた。
だから自分から誘ってみた。
でも、はっきりと断られた。
心の中では青野君が喜んでくれると思ってたのに。
一緒にお店を考えることも楽しめると思ってたのに。
それなのに・・・・。
断られて自分でもびっくりするほどショックを受けてしまった。
笑顔がゆっくり消えるのが分かる。
そのまま背を向けて自分の席に戻った。
まだ仕事まで時間がある。
何をするでもなくただ座っていた。
それからも冬休みに向けて一日一日ゆっくり進んでいく。
時々青野君が自分の席にいるのを見ていた。
毎日そこにいるのにやっぱり遠くて、あれからも誘われることはなかった。
結局また前と変わらない接点の薄い同期二人に戻っただけ。
そう、変わらない関係の二人。
それなのに・・・それをすごく寂しく思う自分もいて。
近くにいれた時間が楽しかったから。
でも、それも神様の気まぐれだったの?
クリスマスを過ぎると冬休み、年末年始。
あとはバーゲンを楽しみに元気をプラスする予定の毎年。
今年の冬休みももっともっと違う日々が待ってると思ってた。
それがなくなっても、すぐにまた違う楽しみを見つけられそうな予感がしてたのに。
結局今年もそれだけ、変わりないみたい。
最後の日、久しぶりに他の課の子たちに誘われてランチに出かけた。
さすがに気を遣わせてたみたいで、みんなでランチに出かけてもクリスマスの話題は出ることがなくて、バーゲンの話で盛り上がった。
でも見たことがない指輪をしてる子もいた。
だって私も指輪が欲しいとねだっていたから。
多分みんなが思ってるよりは元気になったよ。
そう思ったけど言えなかった。
だって今、また別の理由で元気がなくなってる私。
神様は本当に私には意地悪みたい。
午後、最後の半日も終わった。
結局あれから青野君とは一言も話することもなく終わった。
残業もないけどぼんやりと席に座ったまま。
時間になって次々と帰っていく皆。
一度断られると誘いにくくて。
甘えてるって思われそうだし、、都合のいいようにつき合わせるのも嫌な女みたいだし。
でもちょっと・・・半分くらいは期待してたのに。
初詣に誘われたり、カウントダウンを一緒に見に行ったり。
クリスマスじゃなくてもイベントが多い時期なのに。
青野君は実家に帰るのかなぁ。
それがどこだか私は知らない。
トイレに行っても化粧直しする必要すら感じず。
てかりを押さえるだけにしてゆっくり席に戻った。
コートをロッカーから出して荷物を持つ。
俯き加減に駅に歩いていく。
途中で名前を呼ばれた。
当然よく知ってる声で。
ビックリとうれしさを押さえて振り向いた。
「お疲れ様、河野さん。」
「お疲れ様、青野君。あの、久しぶりだね。」
「さっきまで会社で一緒にいたけど。」
「ううん、話をするのが久しぶりだなあって思って。」
「そうだね。・・・・・。」
話が続かない。ヤッパリ合わないのかな?
何かが、リズム、呼吸、本当の相性・・・・。いろいろ。
「どうしたの?」
聞いてみる。
だって私は、もう誘えないから。
「少し、時間あったら飲みに行かない?」
「えっ・・・うん。」
ビックリしたけど嬉しさが勝って、素直に笑顔で答えられたと思う。
「ありがとう。」
そう言って2人で歩き出す。
手を差し出されることはなかった。離れた二人の距離。
本当に何だったんだろうあの二日間。
変なクリスマスムードに当てられたのか、それとも本当に私の情緒が危なかったのか。
いつもの落ち着いた状態で・・・・と言っても内心のドキドキはかなりのレベルだけど。
つながれない手を見つめて歩く。
普通の話をし始めた青野君。
無難に同僚の話。
「児玉さん、すごい荷物だったね。新幹線に乗ってそのまま里帰りって言ってたし。」
「うん、朝、大変だったんじゃないかな。あの荷物じゃあ、周りの視線が痛いよね。」
「そうだよね。」
「青野君は実家に帰ったりするの?」
「ううん、僕は遠いから。部屋で過ごすパターンだよ。」
遠いのか。知らないから聞いてしまおう。
「どこだっけ?」
「秋田。」
「ああ、確かに遠い。」
「河野さんは近かったよね、帰るの?」
「一日くらいは。きっと残りの日々は大掃除と年賀状とバーゲン三昧。」
「そうなんだ。」
「うん。」
だから時間はあるんだけど。そう言いたいくらいなのに。
やっぱり誘いはなかった。
お店に入りお酒を頼んで、乾杯。
「意外に空いてるのかな?」
「そうだね。おかげで席があって良かった。」
「あの気を遣わないでね。すごく元気になったの。あの日ですっきりしたみたい。ちゃんと眠ってるし、食べてるし、笑えてるつもりだけど、変?」
「ううん、見てて安心してたよ。」
気にはしてくれてたみたい。
青いお酒にしてみた。
スッキリとした味のお酒。
優しい人って意外に厄介なの?
私は本当に告白されたのよね。
でもあれから何も言われてなくて。
近くで過ごした二日間でちょっと違うって思われたのかな?
印象が悪かったのかな?
そうかも・・・・そういうことなのかも。
だから今はただの同僚。
残念。
表面上では適当な会話。
仕事のトラブルや会社の人の身の上話。明るい話を選んで。
同僚としてお酒を楽しむ二人。
特別ではない二人。
大学の時の冬休みの話になった。
スキーにみんなで出かけて楽しんだこと、雪道にハマり大変だったこと。
予想外にアクティブだったらしい。
「上手なんだ?」
「うん、そうは見えない?上級者コースもかっこよく降りてこれるよ。見たら惚れちゃうかもね。」
笑顔で言われた。
でも、ちょっと自分で言って照れてない?耳が赤いけど。
「へえ、今年も行くの?」
「ううん、社会人になってから行ってない。夜の高速道路を交代で夜通し運転して、泊まらずにに帰ってくるなんて無謀だよね。学生の時だからできたなあ。怪我も恐れずに。」
懐かしそうに言う。
こうやって何度か話題に出て繰り返されてる『冬休みの過ごし方』の話。
それでもお互いに誘い合うことはないまま。
・・・・諦めた。
すっかり最初の期待もしぼんで心も落ち着いてしまった。
最後の最後の日に元気になったよねって確認したかったの?
良かったね、もう大丈夫だねって。
そんな確認を。
だって優しい人だから。
「気を遣ってくれてありがとう。」
何度目だか分からないお礼。
もういいよ。普通でしょう?安心したでしょう?
自分の仕事が終わり余裕が出来たらアドバイスした後輩にも声をかけるって言ってたよね。
そういうことなんだよね。
ちょっと関わったから最後に確認をしたかったんだってこと。
じゃあ、もう終わりでいいよ。
「帰ろうか。」
突然だったかもしれないけど。
そう言った私のグラスにはまだお酒が入っていたけど。
もう、いいや。
お酒を二杯くらいと少しの食事。
「いつも出してもらってたから、今日は私に出させてくれる?お世話になりっぱなしはちょっと心苦しいし。」
そう言って財布を持った手を押さえて自分で支払う。
並んで駅に向かう。
相変わらず距離がある二人。
クリスマスのイルミネーションはバレンタインまで飾られていることが多い。
今日も暗いはずの頭上には光がきれいに並んでいる。
きれいだねって見上げるほど、心に余裕もない。
立ち止まることもなく駅に向かった。
相変わらず連絡方法すら知らない二人のまま。
手を振りながら改札を入った。
「また来年。」
「気を付けてね。」
最後まで笑顔だったよね、青野君。
それだけじゃあ満足したくないのに。満足なんて出来ないのに。
やり過ごしたはずの寂しさ。
今感じてるこの寂しさは何だろう?
ちゃんとわかってるのに。私は分かってるのに。
伝わらなかった。それすらも寂しい。
電車に乗ってぼんやり窓に映る自分を見つめる。
電車も早く着いて席に行くと青野君がいた。
「おはよう、青野君。」
「おはよう、早いね。」
青野君はいつもこんなに早く来てたのかな?
「うん、すごくよく眠れたから。早く目が覚めちゃった。昨日はありがとう。」
「ごめんとありがとうは何度も聞いたから、もういいよ。」
「うん、本当にそうだね。たくさん言った気がする。」
笑顔も自然に出てると思う。
「すっかりごちそうになったから、お礼がしたいんだけど。」
そのままの笑顔で言ってみた。
お礼と一緒にこれを言うために早く来た私。
でも・・・・。
「うん、・・・それも、もう、いいよ。・・・気にしないで。」
もしかしてまた誘ってくれるかなと思ってた。
だから自分から誘ってみた。
でも、はっきりと断られた。
心の中では青野君が喜んでくれると思ってたのに。
一緒にお店を考えることも楽しめると思ってたのに。
それなのに・・・・。
断られて自分でもびっくりするほどショックを受けてしまった。
笑顔がゆっくり消えるのが分かる。
そのまま背を向けて自分の席に戻った。
まだ仕事まで時間がある。
何をするでもなくただ座っていた。
それからも冬休みに向けて一日一日ゆっくり進んでいく。
時々青野君が自分の席にいるのを見ていた。
毎日そこにいるのにやっぱり遠くて、あれからも誘われることはなかった。
結局また前と変わらない接点の薄い同期二人に戻っただけ。
そう、変わらない関係の二人。
それなのに・・・それをすごく寂しく思う自分もいて。
近くにいれた時間が楽しかったから。
でも、それも神様の気まぐれだったの?
クリスマスを過ぎると冬休み、年末年始。
あとはバーゲンを楽しみに元気をプラスする予定の毎年。
今年の冬休みももっともっと違う日々が待ってると思ってた。
それがなくなっても、すぐにまた違う楽しみを見つけられそうな予感がしてたのに。
結局今年もそれだけ、変わりないみたい。
最後の日、久しぶりに他の課の子たちに誘われてランチに出かけた。
さすがに気を遣わせてたみたいで、みんなでランチに出かけてもクリスマスの話題は出ることがなくて、バーゲンの話で盛り上がった。
でも見たことがない指輪をしてる子もいた。
だって私も指輪が欲しいとねだっていたから。
多分みんなが思ってるよりは元気になったよ。
そう思ったけど言えなかった。
だって今、また別の理由で元気がなくなってる私。
神様は本当に私には意地悪みたい。
午後、最後の半日も終わった。
結局あれから青野君とは一言も話することもなく終わった。
残業もないけどぼんやりと席に座ったまま。
時間になって次々と帰っていく皆。
一度断られると誘いにくくて。
甘えてるって思われそうだし、、都合のいいようにつき合わせるのも嫌な女みたいだし。
でもちょっと・・・半分くらいは期待してたのに。
初詣に誘われたり、カウントダウンを一緒に見に行ったり。
クリスマスじゃなくてもイベントが多い時期なのに。
青野君は実家に帰るのかなぁ。
それがどこだか私は知らない。
トイレに行っても化粧直しする必要すら感じず。
てかりを押さえるだけにしてゆっくり席に戻った。
コートをロッカーから出して荷物を持つ。
俯き加減に駅に歩いていく。
途中で名前を呼ばれた。
当然よく知ってる声で。
ビックリとうれしさを押さえて振り向いた。
「お疲れ様、河野さん。」
「お疲れ様、青野君。あの、久しぶりだね。」
「さっきまで会社で一緒にいたけど。」
「ううん、話をするのが久しぶりだなあって思って。」
「そうだね。・・・・・。」
話が続かない。ヤッパリ合わないのかな?
何かが、リズム、呼吸、本当の相性・・・・。いろいろ。
「どうしたの?」
聞いてみる。
だって私は、もう誘えないから。
「少し、時間あったら飲みに行かない?」
「えっ・・・うん。」
ビックリしたけど嬉しさが勝って、素直に笑顔で答えられたと思う。
「ありがとう。」
そう言って2人で歩き出す。
手を差し出されることはなかった。離れた二人の距離。
本当に何だったんだろうあの二日間。
変なクリスマスムードに当てられたのか、それとも本当に私の情緒が危なかったのか。
いつもの落ち着いた状態で・・・・と言っても内心のドキドキはかなりのレベルだけど。
つながれない手を見つめて歩く。
普通の話をし始めた青野君。
無難に同僚の話。
「児玉さん、すごい荷物だったね。新幹線に乗ってそのまま里帰りって言ってたし。」
「うん、朝、大変だったんじゃないかな。あの荷物じゃあ、周りの視線が痛いよね。」
「そうだよね。」
「青野君は実家に帰ったりするの?」
「ううん、僕は遠いから。部屋で過ごすパターンだよ。」
遠いのか。知らないから聞いてしまおう。
「どこだっけ?」
「秋田。」
「ああ、確かに遠い。」
「河野さんは近かったよね、帰るの?」
「一日くらいは。きっと残りの日々は大掃除と年賀状とバーゲン三昧。」
「そうなんだ。」
「うん。」
だから時間はあるんだけど。そう言いたいくらいなのに。
やっぱり誘いはなかった。
お店に入りお酒を頼んで、乾杯。
「意外に空いてるのかな?」
「そうだね。おかげで席があって良かった。」
「あの気を遣わないでね。すごく元気になったの。あの日ですっきりしたみたい。ちゃんと眠ってるし、食べてるし、笑えてるつもりだけど、変?」
「ううん、見てて安心してたよ。」
気にはしてくれてたみたい。
青いお酒にしてみた。
スッキリとした味のお酒。
優しい人って意外に厄介なの?
私は本当に告白されたのよね。
でもあれから何も言われてなくて。
近くで過ごした二日間でちょっと違うって思われたのかな?
印象が悪かったのかな?
そうかも・・・・そういうことなのかも。
だから今はただの同僚。
残念。
表面上では適当な会話。
仕事のトラブルや会社の人の身の上話。明るい話を選んで。
同僚としてお酒を楽しむ二人。
特別ではない二人。
大学の時の冬休みの話になった。
スキーにみんなで出かけて楽しんだこと、雪道にハマり大変だったこと。
予想外にアクティブだったらしい。
「上手なんだ?」
「うん、そうは見えない?上級者コースもかっこよく降りてこれるよ。見たら惚れちゃうかもね。」
笑顔で言われた。
でも、ちょっと自分で言って照れてない?耳が赤いけど。
「へえ、今年も行くの?」
「ううん、社会人になってから行ってない。夜の高速道路を交代で夜通し運転して、泊まらずにに帰ってくるなんて無謀だよね。学生の時だからできたなあ。怪我も恐れずに。」
懐かしそうに言う。
こうやって何度か話題に出て繰り返されてる『冬休みの過ごし方』の話。
それでもお互いに誘い合うことはないまま。
・・・・諦めた。
すっかり最初の期待もしぼんで心も落ち着いてしまった。
最後の最後の日に元気になったよねって確認したかったの?
良かったね、もう大丈夫だねって。
そんな確認を。
だって優しい人だから。
「気を遣ってくれてありがとう。」
何度目だか分からないお礼。
もういいよ。普通でしょう?安心したでしょう?
自分の仕事が終わり余裕が出来たらアドバイスした後輩にも声をかけるって言ってたよね。
そういうことなんだよね。
ちょっと関わったから最後に確認をしたかったんだってこと。
じゃあ、もう終わりでいいよ。
「帰ろうか。」
突然だったかもしれないけど。
そう言った私のグラスにはまだお酒が入っていたけど。
もう、いいや。
お酒を二杯くらいと少しの食事。
「いつも出してもらってたから、今日は私に出させてくれる?お世話になりっぱなしはちょっと心苦しいし。」
そう言って財布を持った手を押さえて自分で支払う。
並んで駅に向かう。
相変わらず距離がある二人。
クリスマスのイルミネーションはバレンタインまで飾られていることが多い。
今日も暗いはずの頭上には光がきれいに並んでいる。
きれいだねって見上げるほど、心に余裕もない。
立ち止まることもなく駅に向かった。
相変わらず連絡方法すら知らない二人のまま。
手を振りながら改札を入った。
「また来年。」
「気を付けてね。」
最後まで笑顔だったよね、青野君。
それだけじゃあ満足したくないのに。満足なんて出来ないのに。
やり過ごしたはずの寂しさ。
今感じてるこの寂しさは何だろう?
ちゃんとわかってるのに。私は分かってるのに。
伝わらなかった。それすらも寂しい。
電車に乗ってぼんやり窓に映る自分を見つめる。
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