2 / 25
2 自慢の姉は不器用を克服しても、ちょっとだけ残念なお一人様。
しおりを挟む
大好きな姉、小さいころからずっと近くにいてくれた。
体が弱くて、よく寝込んでいたらしい弟の自分のすぐそばに。
熱が出たら額のタオルをぎゅっと絞って乗せてくれたり・・・・それが子供の力だときちんと絞れなくて顔が水浸しで、布団まで濡れて母親の仕事が増えた。
『アイスノン』や『冷えピタシート』なんて物を使うようになって、濡れタオルはいらないと姉が理解してくれたのを一番喜んだのは母親だろう。
毎日着替えを手伝ってもらって大人しくしていた。
そう、毎日なのに、・・・・・ファスナーを力任せに上げて、首が締まり過ぎたり、グーで顎を殴られたり、ファスナーに顎の肉を挟まれたり、あれは涙が出るくらい痛い。
毎回そうなるから顎をあげてるのに何度も繰り返された。
自分が出来るようになった時は真っ先に披露した、お役御免ですと、事故はもう起きないだろうと。
「ジュースを飲ませてくれようとコップに注いでくれるのに、そのまま溢れさせて、こぼして、掃除ばかりじゃなくて着替えが必要になったりするくらいだったわ。」
なにかと世話を焼こうとして、余計な手間をかけさせてくれたと懐かしい話のように母親に言われていたことがある。
本当にそうだったと思う。
いつも被害にあう自分は何で?って思ってた。
よく考えると・・・あれ?って。
自分でできるようになると優しく見守ってくれるようになり、事故は減った、確実に減った。
姉より器用だった自分、そういうことかもしれない。
本人含めて誰もが思うより実は不器用だった姉。
そして友達と遊んでいるときに姉が通ったりすると、誰かが姉のことを悪く言った。
『でかい女だ。』
自分はすぐに姉だと分かっても、友達は分からなくて、単純な感想で、悪口のつもりじゃなったかもしれない。ただ自分はそれに敏感に反応していた。
そして口とちょっとした手が出た喧嘩になりあっさり負けて、半泣きで悔しそうに帰る自分を見つけると、勢い込んで仕返しに行った姉。
半分以上自分のほうが悪いのに。
せっかく遊んでくれていた友達がさすがに恐れるようになった。
その内に自分と大きな姉のペアが皆に刷り込まれて行って、その内誰も何も言わなくなった。大きなシルエットに怯えるように、視線を逸らすようになった。
結果、言いがかりとも言えそうな仕返しに走った姉が一番悪く言われてたんだから、申し訳ない。
今でも強くて、すっかり不器用も克服できたしっかり者で、美人で、スタイルもよくて。
自慢の姉なのに何故かまだ残念なお一人様らしくて。
付き合わされる買い物先でも、仲良く食事をする姿も、自分は年下の彼氏に思われてると思う。
むしろ姉もそれを楽しんでる気もする。
ちい、弟で満足してどうするんだよ・・・。
今日も買い物につき合ってる最中だった。
ジーンズにTシャツ、羽織のシャツ、そんなシンプルな姿でも、たまらなくかっこいいと思うのに。
服を買いに付き合い、ご褒美に春の服を買ってくれると言われ、まずはちいの分からと、意見を出し合い買い物をしていた。
男女子供の分まであるお店だった。レディースが終わったら僕のメンズを見る予定だった。
姉が自分用の服なのに、弟の僕に服をあてて考えるのもいつものこと。
カップルに見えるのは仕方ないと思う。
でも、まさか、自分が彼女で姉が彼氏に思われていたとは。
明らかに身長の差があるからだろう。
後ろで「かっこいいし綺麗。」と囁くような声を聞いて、姉の良さを見てくれる人がいると思った。『そうなんですけどね、世の中の男は見る目がないんです、困ってます。』なんてゆるゆると思ってた。
「もうもの凄く彼女のことが可愛いんだろうね、自分の好きな服を着せたいとか。素直に着てくれそうだしね。」
「本当に身長高いしスラっとしてる。男の人もきれいだよね。」
ゆっくり顔を伏せ気味にして周りを見る。
誰もふたり組、カップルはいない、背の高い人も。
自分たち、背の高い男、自分じゃないだろう!
・・・・まさかそんな間違いを?
離れたところに行った姉を見ながら、自分もメンズの服を選ぶ振りで離れた。
化粧もちょっとしてるし、胸だってある、普通には。
あとは、ショートカットとシンプルなアクセサリー。
まあ、いい、姉は。
まさか、自分も!
今度からせめて『男らしく』見える服を考えよう。
色も柄も、買ってもらったものは明るめな色柄ばかり。
もう少し暗めにするべきなのか?
あとは自分こそ平らな胸を出すべきだ。
結局あの時、姉が選んだのが小花柄だった。
『遠くからじゃ分からないよ。似合うよ、絶対。』
そう言って押し切られ、反抗するようにもう一枚男らしいシンプルな黒いタンクトップを買ってもらった。
そしてまた、今日も付き合わされて、ここにいる。
せっかくこの間の反省を踏まえて、男っぽさを前面にと考え、この間の黒をインナーに着て、上にはブルーのシャツを羽織ってるだけ。
胸はペタンコだって分かるはずだ。男だと分かるはずだ。
ただ、むしろそれが災いした日。
何で、今日はここ?
女性用の下着売り場、荷物を持ち正面のベンチに座ってる自分。
いっそ、今日は、今日こそは花柄でも良かったのに。・・・・恥ずかしい。
待つだけならいい、お店に背中を向けて、終わったよと言われるのを待てばいい。
「ツムギ~、これは?どう?」
売り場からわざわざ声をかけるちい。
手元に広げたものは、明らかに相談に応じれないもの。
顔を上げてうなずかないと、しつこいから。
・・・・罰ゲームの様だ。恥ずかしい。
何でそんな見えない所だけ気合を入れた女仕様なんだか。
シンプルな格好の下にあんな派手な色とデザインがあるとは思わない。
誰かに見せる予定があるなら、まだ納得もするけど。
予定・・・ある?
そんなことを隠す方だろうか?
今までちらりとも感じたことがないけど。
全く分からない、だからなかったと勝手に思ってる。
幸い何度か呼ばれて、何度かうなずいただけで済んだ。
レジに向かってくれて、今日の山場は終わったらしい。
ホッとした。恥ずかしい汗も引いた。
こっちに向かいながらも目の前でふるふると商品の入った袋を振る。
「ツムギ、楽しみ?」
「何で!」
「またまたぁ~。」
冗談にもほどがある。
そんなのは遠いかもしれない未来、他の誰かとやってほしい。
「じゃあ、ご飯にしよっ!」
肩を組まれて歩き出す。ご機嫌らしい。
勝負のための一枚でもゲット出来たか、もしくは勝負を挑みたい相手ができたか。
「いい人出来た?」
ご機嫌な笑顔に聞いてみた。
「出来ません。」
残念、やっぱり自己満足か。
その後はいつものようにご褒美に食事をご馳走になった。
ただ、そろそろ誰か他の人に代わってもらいたい役目だ。
弟を揶揄うしかないさっきの出来事に、気の毒さを覚えてしまった。
ホントもったいないよ、ちい。
体が弱くて、よく寝込んでいたらしい弟の自分のすぐそばに。
熱が出たら額のタオルをぎゅっと絞って乗せてくれたり・・・・それが子供の力だときちんと絞れなくて顔が水浸しで、布団まで濡れて母親の仕事が増えた。
『アイスノン』や『冷えピタシート』なんて物を使うようになって、濡れタオルはいらないと姉が理解してくれたのを一番喜んだのは母親だろう。
毎日着替えを手伝ってもらって大人しくしていた。
そう、毎日なのに、・・・・・ファスナーを力任せに上げて、首が締まり過ぎたり、グーで顎を殴られたり、ファスナーに顎の肉を挟まれたり、あれは涙が出るくらい痛い。
毎回そうなるから顎をあげてるのに何度も繰り返された。
自分が出来るようになった時は真っ先に披露した、お役御免ですと、事故はもう起きないだろうと。
「ジュースを飲ませてくれようとコップに注いでくれるのに、そのまま溢れさせて、こぼして、掃除ばかりじゃなくて着替えが必要になったりするくらいだったわ。」
なにかと世話を焼こうとして、余計な手間をかけさせてくれたと懐かしい話のように母親に言われていたことがある。
本当にそうだったと思う。
いつも被害にあう自分は何で?って思ってた。
よく考えると・・・あれ?って。
自分でできるようになると優しく見守ってくれるようになり、事故は減った、確実に減った。
姉より器用だった自分、そういうことかもしれない。
本人含めて誰もが思うより実は不器用だった姉。
そして友達と遊んでいるときに姉が通ったりすると、誰かが姉のことを悪く言った。
『でかい女だ。』
自分はすぐに姉だと分かっても、友達は分からなくて、単純な感想で、悪口のつもりじゃなったかもしれない。ただ自分はそれに敏感に反応していた。
そして口とちょっとした手が出た喧嘩になりあっさり負けて、半泣きで悔しそうに帰る自分を見つけると、勢い込んで仕返しに行った姉。
半分以上自分のほうが悪いのに。
せっかく遊んでくれていた友達がさすがに恐れるようになった。
その内に自分と大きな姉のペアが皆に刷り込まれて行って、その内誰も何も言わなくなった。大きなシルエットに怯えるように、視線を逸らすようになった。
結果、言いがかりとも言えそうな仕返しに走った姉が一番悪く言われてたんだから、申し訳ない。
今でも強くて、すっかり不器用も克服できたしっかり者で、美人で、スタイルもよくて。
自慢の姉なのに何故かまだ残念なお一人様らしくて。
付き合わされる買い物先でも、仲良く食事をする姿も、自分は年下の彼氏に思われてると思う。
むしろ姉もそれを楽しんでる気もする。
ちい、弟で満足してどうするんだよ・・・。
今日も買い物につき合ってる最中だった。
ジーンズにTシャツ、羽織のシャツ、そんなシンプルな姿でも、たまらなくかっこいいと思うのに。
服を買いに付き合い、ご褒美に春の服を買ってくれると言われ、まずはちいの分からと、意見を出し合い買い物をしていた。
男女子供の分まであるお店だった。レディースが終わったら僕のメンズを見る予定だった。
姉が自分用の服なのに、弟の僕に服をあてて考えるのもいつものこと。
カップルに見えるのは仕方ないと思う。
でも、まさか、自分が彼女で姉が彼氏に思われていたとは。
明らかに身長の差があるからだろう。
後ろで「かっこいいし綺麗。」と囁くような声を聞いて、姉の良さを見てくれる人がいると思った。『そうなんですけどね、世の中の男は見る目がないんです、困ってます。』なんてゆるゆると思ってた。
「もうもの凄く彼女のことが可愛いんだろうね、自分の好きな服を着せたいとか。素直に着てくれそうだしね。」
「本当に身長高いしスラっとしてる。男の人もきれいだよね。」
ゆっくり顔を伏せ気味にして周りを見る。
誰もふたり組、カップルはいない、背の高い人も。
自分たち、背の高い男、自分じゃないだろう!
・・・・まさかそんな間違いを?
離れたところに行った姉を見ながら、自分もメンズの服を選ぶ振りで離れた。
化粧もちょっとしてるし、胸だってある、普通には。
あとは、ショートカットとシンプルなアクセサリー。
まあ、いい、姉は。
まさか、自分も!
今度からせめて『男らしく』見える服を考えよう。
色も柄も、買ってもらったものは明るめな色柄ばかり。
もう少し暗めにするべきなのか?
あとは自分こそ平らな胸を出すべきだ。
結局あの時、姉が選んだのが小花柄だった。
『遠くからじゃ分からないよ。似合うよ、絶対。』
そう言って押し切られ、反抗するようにもう一枚男らしいシンプルな黒いタンクトップを買ってもらった。
そしてまた、今日も付き合わされて、ここにいる。
せっかくこの間の反省を踏まえて、男っぽさを前面にと考え、この間の黒をインナーに着て、上にはブルーのシャツを羽織ってるだけ。
胸はペタンコだって分かるはずだ。男だと分かるはずだ。
ただ、むしろそれが災いした日。
何で、今日はここ?
女性用の下着売り場、荷物を持ち正面のベンチに座ってる自分。
いっそ、今日は、今日こそは花柄でも良かったのに。・・・・恥ずかしい。
待つだけならいい、お店に背中を向けて、終わったよと言われるのを待てばいい。
「ツムギ~、これは?どう?」
売り場からわざわざ声をかけるちい。
手元に広げたものは、明らかに相談に応じれないもの。
顔を上げてうなずかないと、しつこいから。
・・・・罰ゲームの様だ。恥ずかしい。
何でそんな見えない所だけ気合を入れた女仕様なんだか。
シンプルな格好の下にあんな派手な色とデザインがあるとは思わない。
誰かに見せる予定があるなら、まだ納得もするけど。
予定・・・ある?
そんなことを隠す方だろうか?
今までちらりとも感じたことがないけど。
全く分からない、だからなかったと勝手に思ってる。
幸い何度か呼ばれて、何度かうなずいただけで済んだ。
レジに向かってくれて、今日の山場は終わったらしい。
ホッとした。恥ずかしい汗も引いた。
こっちに向かいながらも目の前でふるふると商品の入った袋を振る。
「ツムギ、楽しみ?」
「何で!」
「またまたぁ~。」
冗談にもほどがある。
そんなのは遠いかもしれない未来、他の誰かとやってほしい。
「じゃあ、ご飯にしよっ!」
肩を組まれて歩き出す。ご機嫌らしい。
勝負のための一枚でもゲット出来たか、もしくは勝負を挑みたい相手ができたか。
「いい人出来た?」
ご機嫌な笑顔に聞いてみた。
「出来ません。」
残念、やっぱり自己満足か。
その後はいつものようにご褒美に食事をご馳走になった。
ただ、そろそろ誰か他の人に代わってもらいたい役目だ。
弟を揶揄うしかないさっきの出来事に、気の毒さを覚えてしまった。
ホントもったいないよ、ちい。
0
あなたにおすすめの小説
幼馴染に10年片想いしてたら、冷酷御曹司にプロポーズされました
ほーみ
恋愛
春の匂いが、駅前の並木道をくすぐる。満開の桜の下、私はひとり歩いていた。駅までの道は、高校時代、彼とよく歩いた道だ。
制服姿の学生が笑いながらすれ違っていくのを横目に、私はスマホを見下ろした。
「今日、伝えるって決めたんじゃなかったの?」
送信したきり返信のないメッセージ。画面には「既読」の文字があるだけだった。
――渡瀬 湊。私が10年間片想いをしている、幼馴染。
10年引きこもりの私が外に出たら、御曹司の妻になりました
専業プウタ
恋愛
25歳の桜田未来は中学生から10年以上引きこもりだったが、2人暮らしの母親の死により外に出なくてはならなくなる。城ヶ崎冬馬は女遊びの激しい大手アパレルブランドの副社長。彼をストーカーから身を張って助けた事で未来は一時的に記憶喪失に陥る。冬馬はちょっとした興味から、未来は自分の恋人だったと偽る。冬馬は未来の純粋さと直向きさに惹かれていき、嘘が明らかになる日を恐れながらも未来の為に自分を変えていく。そして、未来は恐れもなくし、愛する人の胸に飛び込み夢を叶える扉を自ら開くのだった。
不遇な令嬢は次期組長の秘めたる溺愛に絡め取られる。
翼 うみ
恋愛
父の会社を立て直す交換条件のため、ほぼ家族に身売りされた形で関東最大級の極道・桜花組の次期組長に嫁入りしたジェシカ。しかし母を亡くして以降、義母と義妹に虐げられていたジェシカは実家を出られるなら、と前向きだった。夫となる和仁には「君を愛することはない」と冷たく突き放される。それでもジェシカは傷つくことはなく、自分にできることを探して楽しんでいた。
和仁には辛い過去がありそれ故に誰のことも愛さないと決めていたが、純真で健気なジェシカに段々と惹かれてゆき――。
政略結婚から始まる溺愛シンデレラストーリー。
混血の私が純血主義の竜人王子の番なわけない
三国つかさ
恋愛
竜人たちが通う学園で、竜人の王子であるレクスをひと目見た瞬間から恋に落ちてしまった混血の少女エステル。好き過ぎて狂ってしまいそうだけど、分不相応なので必死に隠すことにした。一方のレクスは涼しい顔をしているが、純血なので実は番に対する感情は混血のエステルより何倍も深いのだった。
兄みたいな騎士団長の愛が実は重すぎでした
鳥花風星
恋愛
代々騎士団寮の寮母を務める家に生まれたレティシアは、若くして騎士団の一つである「群青の騎士団」の寮母になり、
幼少の頃から仲の良い騎士団長のアスールは、そんなレティシアを陰からずっと見守っていた。レティシアにとってアスールは兄のような存在だが、次第に兄としてだけではない思いを持ちはじめてしまう。
アスールにとってもレティシアは妹のような存在というだけではないようで……。兄としてしか思われていないと思っているアスールはレティシアへの思いを拗らせながらどんどん膨らませていく。
すれ違う恋心、アスールとライバルの心理戦。拗らせ溺愛が激しい、じれじれだけどハッピーエンドです。
☆他投稿サイトにも掲載しています。
☆番外編はアスールの同僚ノアールがメインの話になっています。
裏庭係の私、いつの間にか偉い人に気に入られていたようです
ルーシャオ
恋愛
宮廷メイドのエイダは、先輩メイドに頼まれ王城裏庭を掃除した——のだが、それが悪かった。「一体全体何をしているのだ! お前はクビだ!」「すみません、すみません!」なんと貴重な薬草や香木があることを知らず、草むしりや剪定をしてしまったのだ。そこへ、薬師のデ・ヴァレスの取りなしのおかげで何とか「裏庭の管理人」として首が繋がった。そこからエイダは学び始め、薬草の知識を増やしていく。その真面目さを買われて、薬師のデ・ヴァレスを通じてリュドミラ王太后に面会することに。そして、お見合いを勧められるのである。一方で、エイダを嵌めた先輩メイドたちは——?
隣人の幼馴染にご飯を作るのは今日で終わり
鳥花風星
恋愛
高校二年生のひよりは、隣の家に住む幼馴染の高校三年生の蒼に片思いをしていた。蒼の両親が海外出張でいないため、ひよりは蒼のために毎日ご飯を作りに来ている。
でも、蒼とひよりにはもう一人、みさ姉という大学生の幼馴染がいた。蒼が好きなのはみさ姉だと思い、身を引くためにひよりはもうご飯を作りにこないと伝えるが……。
偉物騎士様の裏の顔~告白を断ったらムカつく程に執着されたので、徹底的に拒絶した結果~
甘寧
恋愛
「結婚を前提にお付き合いを─」
「全力でお断りします」
主人公であるティナは、園遊会と言う公の場で色気と魅了が服を着ていると言われるユリウスに告白される。
だが、それは罰ゲームで言わされていると言うことを知っているティナは即答で断りを入れた。
…それがよくなかった。プライドを傷けられたユリウスはティナに執着するようになる。そうティナは解釈していたが、ユリウスの本心は違う様で…
一方、ユリウスに関心を持たれたティナの事を面白くないと思う令嬢がいるのも必然。
令嬢達からの嫌がらせと、ユリウスの病的までの執着から逃げる日々だったが……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる