小さな鈴を見つけた日 

羽月☆

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18 四人の関係、二人の関係

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落ち着いた毎日。
沙良ちゃんの飲みの誘いは断ってる。
うっかり、また、会うようなことになったら困る。
そうして会社で会わなければ、そう見かけることもない。
それが元の状態だったから。

心は平静に。


美月から飲みの誘いがあった。

『彼の友達も連れてくるから、一緒に飲まない?』

雰囲気が変わったって褒めてくれたのに。
それでも心配になるくらい、世話を焼きたくなるくらい落ち込んで見えたのだろうか?
それとも不幸に見えたんだろうか?

『ごめん、今は少し大人しくしてる。ありがとう。』

頑張るって言って元気が出たはずなのに、結局断った。



デパ地下にも行きにくくなり、わざわざ違うところに行ってご褒美ご飯を買ったり、食材と料理法の参考にしたり。

余計に気を遣ってる今は、まだまだ次へなんて・・・頑張れない。


「すず先輩、やっぱり一人暮らしらしいです。その・・・・いないらしいです。」

沙良ちゃんがこっそり教えてくれた。
だからそんな情報は要らないのに。


今の形が外から見てどうなのか分からない。
それよりも、今でも大切に思ってるものがあるのは事実。


それだけが真実だから。



何かに集中すると無駄な事、考え事をしないですむから。
週末は本を読んだり、映画を見たりしてフィクションの中に入り込んだ。

現実逃避と言われても、本や映画のような世界で自分が主人公になることはないから。
だったら読んでる間、見てる間、自分も参加してる気分で、主人公に自分を投影したりして。


仕事が終わりぼんやりしながらエレベーターまで歩いていた。
すっかり上着が必要な季節になっていて。

誰かの後ろに並んだ。

何でもっと早く気がつかなかったんだろう。
足元を見て気がつかなかったなんて、ぼんやりしすぎだった。
そんな靴やジーンズを履いてる人はこのフロアでも一人しかいない。

気が付いたのは七尾さんの後ろに並んで、一緒にエレベーターに乗り込んだ後だった。

珍しく誰も乗ってこなくて。
ふたり、奥の壁に沿うように立っていた。

不自然なくらい距離をとって、緊張しながら、ただ回数表示のボタンを見る。

ポンッ。

途中階で止まった。
開いた扉、誰か乗ってきてくれれば、少しは2人の間の空気が揺れるのに。

それなのに誰もいなくて。
ゆっくり開いた扉は、少しだけ空気を入れかえただけでゆっくり閉まった。

それから一階までは止まる事もなく。
ふたりきりのまま、狭い箱の中。

無駄な途中停止に、ただ、ふたりきりの時間が延びただけだった。

一階に着く頃には扉の前にいて扉が十分に開いた瞬間に、『お疲れ様でした。』と声をかけて降りた。
特に返事はなかった。聞こえなかったのだろうか?

まっすぐに駅を目指す。

駅に着く前に後ろから声をかけられた。

「平さん。」

さすがに何度か話をしたから、それが七尾さんの声だと分かる。

立ち止まって振り返った。

「最近、兵頭がいろいろと聞いて来たんだけど。」

それは私を責めてるんだろうか?
沙良ちゃんが聞いたのは、当然兵頭さんだろう。
そして誤解してるままの・・・・兵頭さんも、七尾さんに聞いたんだろう。
私が謝るべきなんだろうか?
子供のことまで教えてしまったとバレたんだろうか?

兵頭さんくらいには教えても良いんじゃない?

何をどう言っていいのか分からず黙る。

「この後予定なかったら、ちょっと付き合ってもらえないかな?」

何でそうなるんだろう。
そこで差し向かいで問い詰められるんだろうか?
わざわざ個人情報を広めてしまった訳を。
今一緒に住んでない理由を聞かされたり?


「どうかな?」

「・・・・はい。」

もう一度聞かれて・・・・。
私は『はい。』と、そう答えていた。

「じゃあ、あっちで。」

指を差して歩き出したのは駅から離れた路地のほう。

少し後ろを、大人しくついていく。

今日もやっぱり楽そうな格好。
それに薄めのダッフルコートを着ている。
そのコート一つで、雰囲気はずいぶん若く見えてしまう。
8歳の女の子のお父さんには見えないから。


暗い階段を下りて、重たそうな扉を開けてくれた。
先に入ったら声がかかって。

すぐ後ろで「二人です。」と声がした。

席に案内されて座る。
お酒と食べ物を少し注文する。


「今日はご家族は・・・いいんですか?」

「何が?」

「・・・いえ・・・、なんでもないです。」

「別にずっと一緒にいるわけじゃないよ。」

呆れられたように笑われた・・・・気がする。

「そうですか。」

やっぱり別居はしてるみたい。

「週末、今は何してるの?」

「本を読んだり、映画を見たりしてます。特別なことは何も。部屋から出ないことが多いです。」

「そうなんだ。まあ、僕も変わりないからね。」

前にも聞かれた、繰り返された質問と答え。

「あの・・・・私です。すみませんでした。ただ、・・・話の流れで七尾さんには大切な家族がいるって話をしてしまいました。多分、それが・・・・。」

「何?」

「兵頭さんが聞いてきたことです。」

「ああ、その話。」

「本当に申し訳ありませんでした。」

「別にそんなに謝られることじゃないから、大丈夫だけど。」

じゃあ、なんで?

「大切な家族ね・・・・・。まあ、そうだね、普通だとは思うけど。」

「はい、そうだと思います。今の形がどういう・・・・あ、すみません。」

「何だろう?今は何を謝られたの?」

「一人暮らしだと聞いて・・・・。」

「まあそうだけど。そんなに珍しい?週末に時々会うだけだけど。」

「いえ、そういうことでは・・・決してないです。」

「そうだよね。」

「別に離れてると言っても、そんな遠くじゃないし、携帯を使える年にもなってるから連絡はよく来るし。」

「・・・・・そうですね。」



「ただ、よく知らなくて、それなのに勝手に、話をしてしまったのは私で。事情を・・・・まったく知らなくて・・・・。」

「別にいいけど。はっきり言ってなくても、うっすらとは兵頭も知ってるし。」

「・・・・はい。」

兵頭さんは知っていて、私を・・・・。何で?
奥さんを過去に出来ても、家族は過去には出来ないのに・・・。


「あの・・・・もういいでしょうか?私は・・・・・。」

「何?話をしてしまったこと?いいよ。さっきから言ってるよね。気にしなくてもいいよ。」

「すみません。その・・・・特別な事情に思い至ることもなく・・・・・。」


「ねえ、さっきからすごく特殊みたいに言われてるけど・・・・自分が生まれたのが早かっただけで、鈴の時は・・・・あの子の時はそう遅くないと思うよ。今の時代だったら、遅めだねってことくらいで。」


「・・・・・?」 遅い?

「逆に三人の親がいるみたいに、可愛がってるし。自分で言うのもなんだけど、すごくのびのびと育ってるし、いい子だと思うし。甘えるばかりじゃなくて、しっかりもしてるし。・・・・なんて親バカみたいないい方だけど。本当に可愛がれるんだよ、年が離れてると。」

「・・・・。」 ・・・・三人?

奥さんは再婚したと言うこと?
それでも時々父親として遊ぶと言うこと?
何だか時々わからなくなる。

「平さんは、兄弟はいないの?」

「いません。」

「そうか、じゃあ、今、弟が出来たり、妹が出来たら?可愛がるでしょう?自分が子育てに参加してるようになるでしょう?それは女性だけじゃないってことだよ。」



「名前を決めたのは自分なんだ。『鈴』って名前をつけたんだ。生まれた時の顔を見て、笑顔を見て、笑い声が可愛いと思って。小さな鈴みたいだなって。・・・・・あ、ごめん。」

何がだろう。別に・・・・。

「大学の時も結構子育てに参加したよ。本当に可愛くて。女の子らしい言動も小さいとむしろ微笑ましいし、自分の後にくっついてくるのもすごく可愛くて。」

そんな話をするんですか・・・・。
兵頭さんにもうっすらとしか言ってない話を。
何で私に。
ちょっとバレたら、最後までバレてもいいかって、そう思ってる?

本当の親バカじゃない。

子育てした自慢なんて、いばることでも何でもないのに。

なんで・・・・、私が楽しそうに聞いてる風に見える?
もっと知りたいって顔してるように見える?

そう見えてたら、その前髪をバッサリ切りましょうか?
もっとちゃんと人の顔を見ればいい。

隙間から見るんじゃなくて、ちゃんと。

「あと少しの間だと思ううんだ。友達の方がよくなってきたら、週末も友達と遊ぶだろうし、習い事とか始めたらそっちに夢中になるかもしれない。」

「平さんは小さい頃、何か習い事を・・・・・、どうしたの?何で・・・・泣いてるけど・・・・。」

泣いてない。ただ俯いたら落ちてきたのは涙で。
目にたまるくらいあっても堪えてたのに。

「どうして私が七尾さんの幸せな話を聞かないといけないんですか?それともこれから悲しい話になるんですか?未練とか、反省とか、もしくはどうしようもなかった事情とか。そんなのを聞くために、ここにいろと言うんですか?」

「ごめん・・・・ね。自分の話って言うか、妹の話ばかりしてたよね。」

話がなんだか・・・・妹・・・の子供?
妹ならもっと早くに妊娠出産したことになる?
気にするところはそこじゃなくて。
じゃあ・・・・・、なんなの?
妹?・・・わからない・・・・。


戸惑う私に構わず、静かに七尾さんが話しだした。


何度か、平さんたちの課に仕事に行ったけど。
その課の独特の雰囲気があって。
仲良さそうで楽しそうで。
ムードメーカーは、あの後輩の子だよね。
自分が行った時がたまたまなのか、あの子はいつもすず先輩、すず先輩って。
ああ、同じ名前だって思って、ついつい顔を見て。
それからも何度か見かけたけど、あの後輩の子と一緒にいるからすぐに分かって、遠くからでも大きな声で名前を呼ばれてるから気が付くし。

だからあの週末の広場でもすぐに分かった。

隣に男の人がいてびっくりした・・・・・。

・・・・何だったんだろう。

『でも、まあ、そうだよな。』って感じかな。

その話に触れようとすると、何だか平さんが不機嫌になるから、別れたのかなって思ってて。
兵頭が・・・・・、なんとなく見え透いたことをして。
それでもやっぱり、平さんにはいつも背中を向けられてた気がする。

今日も後ろからエレベーターに乗り込んできたのに、最後には自分に背中を向けて、急いで離れるように行ったよね。
ずっと最後まで2人だったら、誘ってみようと思ってた。
その可能性はないと思ったけど、途中止まった階でも誰も乗ってこなくて。
じゃあ、誘うしかないって思って。

迷惑だったかな?・・・・そうだよね。



話は勝手に始まり勝手に終わったらしい。
その前の話がいろいろと混乱をよんで、なかなか内容が心に落ちない。


二人で黙ると静かな音楽しか聞こえなくなった。
他の席にも人はいるはずなのに。


「七尾さんの、大切な家族の形をきちんと教えてください。どうなってるんですか?詳しくはいいです。簡単に形が変わったところだけでいいです。」

「家族の形?何が気になるの?普通の四人家族だけど。」

「それは誰ですか?」

「もちろん両親と妹だけど。」

「妹とは・・・・・?」

「だから、この間会った鈴だけど。1人暮らしをしてるけど実家は近いから、週末にはよく帰って遊んであげてるんだけど。」

妹・・・・・8歳が・・・妹・・兄は28歳・・・・・・?

七尾さんが大学生の頃に生まれた妹、子育てにも参加したという、可愛いい、自慢の妹。
名前も付けて、今は一緒にいるのが楽しいけど、もう少ししたら友達を優先するかもってちょっと不安に思ってる、そんな・・・妹?

学生結婚とか、離婚とか、再婚とか・・・・、なんでそう思ったんだろう?
だってあの日の姿はパパとしか思えなかったから。
気が付かなかったら今でもそう思ってる。


「あの子が妹さん・・・・だなんてまったく言ってないじゃないですか。だって娘さんだって思います。あの日遊んでいた姿を見たら絶対娘さんなんだって。」

「それは鈴が僕の子供って事?確かに一緒に出掛けるとそう言われてしまうんだよね。」

誤解されるのも分かってた?

「あ、もしかして、ずっとそう思ってたの?僕の子供って・・・・学生結婚?兵頭は1人暮らししてるって知ってるけど。」

「だから離婚したとか、そんな深い事情があると思ったんです。最初に謝ったじゃないですか。一体何を謝られたと思ってるんですか?」

勝手に誤解しておいて七尾さんを責める自分は何だろう。

一度も娘とは言ってない
途中変だと思ったりもした。
でも、妹だとも言ってないから。
『妹』って単語は確かに出てきた・・・・でも・・・・。


「僕が結婚って、しかも学生の時に・・・・・。想像もできないなあ。今でも出来ないのに。」

全くわかってない。
事実が明らかになっても。
なんでそれを私が聞きたいと思ったのかも。
相変わらず表情は口元だけでおかしそうに笑ってる。

気が付いてない。
全く気が付いてない。
なら・・・・



お酒を飲んで、目の前のお皿の料理を食べた。

ゆっくり、でも何も考えずに。
空になったグラスを見られた。


「何か飲む?」

メニュー表に手を伸ばそうとする七尾さん。

「もういいです。十分です。そろそろ帰ります。」

のばされた手が止まり、ゆっくりとこっちを向かれた。
お互いに顔は見えない。

俯いたままテーブルの下の荷物を引き寄せる。

コートは後ろのコート掛けにかけている。

「そうか、じゃあ、お会計してもらうね。」

そう言って払った七尾さんに半分の額を渡そうとした。

「今日は僕が誘ったから、いいよ。」

さっさと財布を仕舞い込まれて。


コートを渡されて手を通す。
七尾さんも自分のダッフルコートを着て歩き出す。

階段を上り外に出て一緒に歩き出す。
ちらりと隣を見上げても全く顔が見えない。
かすかに見える顎先。
少し歩くスピードが落ちて、立ち止まった。
遅れて立ち止まった私が少し先に進んだ。


「平さん、また誘っていいのかな?」

今日の話のどこに盛り上がりがあったと言うのだろう。
全く誘われる意味が分からない。
振り返って見てみたけど。


今、正面からでも表情はやっぱり見えなくて。
それは暗い夜のせいじゃない。
見たくても、見えないから。

「七尾さん、まったく表情が見えなくて、一体どうして誘われてるのか少しも分かりません。今、私を見て誘ってるんですか?」

「もちろん・・・・・・。」

そう言うけど前髪の向こうの目も少しも見えない。
目も合わない二人。
私だけが見つめても、無理だから・・・・。


「本当に・・・・分かりません。今日はごちそうさまでした。ありがとうございました。失礼します。」

ごちそうになったお礼を言って先に歩き出した。

せっかく誘われたのに。
子どもがいたっていう事実も間違いだと分かったのに。

だからどうだって言うんだろう?

勝手に事情を丸ごと知ってるレアな存在だからって、知り合い認定されて、だから誘われただけなのに。


だから・・・・・勝手に喜んだりはしない。

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