34 / 37
35 嘘から真実を認めること。
しおりを挟む
まあ、何とか言ってくるだろう。
そう思って普通に仕事を始めたらその内忘れてしまって。
夕方少しの残業を終えて帰ろうとしたところ、ひょっこりとやってきた。
心の中で大きな声が出た。
わぁあ、何で・・・・(いるの?来たの?何事?)
ここに来たら二人に揶揄われるって分かってるだろうに。
声は出てなかったのに、ビックリした私の動きに気がついたのは浩美で。
「あ、佐々木君。珍しいね。」
当然その声にぶんっと顔を動かすほどの興味を抱くのは林で。
「おおぉ、本当だ、佐々木、お疲れ。」
そう言って2人が私の顔を見る。
違う・・・約束なんてしてないし。
しててもここに来てなんて言わない、絶対。
「携帯忘れちゃって。連絡とれないから、直接来たんだけど、まだ残業なんだ。」
「ああ・・・。」
「そう・・・・。」
聞かれた二人は応える。
「鈴鹿さんだけ終わり?」
「ああ、こいつ終わりみたい。今にも帰るって状態だったよな。」
何で林が答えるのよ!
本当に先に帰るつもりでコウヨーなんて置いて行くつもりだったけど。
ジタバタしてもしょうがない。
「じゃあ、お先に。」
そう言って三人を見てエレベーターに向かった。
「今日はまだ終わらないよ。悪いな。」
そんな声が背後で聞こえた。
「分かった。」
そんな返事も。
そしてエレベーターを待っていたら悠々と歩いて並ばれた。
「鈴鹿さん、どこかに寄って帰るの?」
「別に。」
クールに答える。
何で普通に話しかけてこようとする!
昨日決めたでしょう!!
「携帯ないとやっぱり不便だなあ。」
「そんなに依存してるタイプにも見えない。そんなに携帯手放せないタイプだったんだ。」
違うだろうが!
「そうだね、最近いろいろあって。」
口をふさぎたい、存在ごとどこかへワープさせたい。
「そう。」
クールな対応であしらう。
そしてさりげなく一歩前を歩いている。
気がついてくれたのか、口を閉じてマイペースに歩いて少し後ろに付いて来てる感じだ。
改札を前後してくぐり、同じホームから電車に乗る。
ピタリと話しかけてこなくなる。
振り向いたらいるんだろうか?
探すのもしゃくなのでそのまま自分の駅を待つ。
到着して降りて、改札が見えてきたところで振り向く。
いなかった。
明日でいいのよね。携帯。いないってそういうことよね。
そう思って改札を出たら、前にいてびっくり。
いつの間に。
「探した?」
ニコニコ笑ってる。
あの半笑いじゃないから、まあ、許すけど、なんだか癪に障る。
「帰ってから探す予定です。明日持って行くから。」
「ええ~、まさか遠回りしたのに帰ろって言うこと?」
「じゃあ、食事でもしますか?」
「いらない、別に。バナナ買って帰ろう!」
「私はお腹が空いてるの。」
「じゃあ、お弁当買う?」
外食はないらしい。
無理には誘えないし、一人で食べるからとも言えない。
「バナナ、バナナ。」
小さく呟いてる。
「家に帰って食べればいいのに。買ってあるんでしょう?」
「また帰そうとしてる。そんなに頑張らなくてもいいから。帰りたくなったら帰るってば。」
結局手を取られて歩き出し、スーパーでバナナを一房買い、ヨーグルトとお弁当を買った。
美味しいものが食べたいのに・・・・・。
本当に私がお弁当を食べる横でバナナを食べていた。
あっさり終わった食事に付き合い小食気味の私。
さっきから携帯を探すそぶりもなく、忘れてる?
ジャケットはさっさと脱いでハンガーにかけられている。
「ビール飲む?コーヒー飲む?お水がいい?」
一応聞いた。
「ビールもらえるの?」
ニコニコとしながら嬉しそうに聞かれるといいよとしか言えないから。
バナナの皮とお弁当を捨てて、ビールを持ってくる。二人分。
缶をそのまま当てて乾杯する。
嫌じゃないけど、何考えてるの?
つい表情をうかがう。
不可解すぎる。
「ねえ、その素っ気なさが、面白いを通り越して、寂しくなる。」
ビールの飲み口に向けていた顔をあげて見たら、こっちを見られてた。
「今までもそうだった、って訳ないよね?」
その顔に浮かぶ表情が読めなくてじっと見つめたまま答えられず。
「携帯、忘れたのって、嘘だった?」
明らかに悲しそうに笑われて視線を外された。
二人それぞれの独り言のような質問が部屋にぼんやり浮かんで、時間が経って消えるころ。
「嘘でした。」
明るく言われて、立ち上がった。
ハンガーのところに歩いて行って、ジャケットを手にする。
少しだけ歩いて、近くに立つ。
「帰りたくなったの?」
「バナナは食べていいよ。」
やっぱり質問が浮いた。
何でだろう?
やっぱり噛み合わない。
少しのズレを楽しむより、大きく離れて分からなくなった意図を探る。
「ねえ」
「何?」
「何でそんな嘘ついたの?」
責めてるんじゃないって分かるよね。
「ここに来たかったから。」
「バナナ食べただけだったよ。」
「一緒に買ったバナナね。」
「着替えあるよ。洗濯したから、乾いてるよ。泊っていけば。・・・・良かったら。」
「あんなに帰ればいいのにって言ってたのに?どうしたの?」
そんな事、思ってないし、言ってない・・・つもり。
やっとこっちを向いた顔にお願いした
「泊ってって。今日も。明日は、帰ってもいいから。お願い。」
一歩進んで目の前に立った。
手にしたジャケットはそのまま腕を通されず持たれたままだった。
それを取り上げるようにして、ハンガーを持ってかけた。
それでももう一度振り向いて確認した。
「良かった・・・今日もここにいたい。」
最初からそう言えばよかったのに。
お互いに。
「ねえ、バレたら、みんなどう思うと思う?」
「別に普通の女だったんだって思われるだけじゃない。」
「僕の評価が上がると思う?それならそれでいいけど。」
「何かあったら絶対噂されるんだよ。私が試されたり、陰口を言われるついでにコウヨーも評価されるかもしれない。」
「それはそれで楽しみ。それ以外で注目される事もなさそうだし。いいよ。」
大きく息を吐く。
「じゃあ、いい。もういい。」
「それは?」
「明日一緒に出勤していい、帰りも一緒に帰ってもいい。」
だから、もういい。
気にしない。
明日のことは明日にしよう。
これからのことはこれからで。
「そうだけど、せっかくさっさと帰って来たんだから。まだまだ今日を楽しみたい。」
何だか『甘い』はやっぱり味じゃなかったんじゃないかと思えてきた。
コントロールされてる気がする。
携帯のことは嘘で、バナナも一房買って来て、帰ると言いながらジャケットを手にしたまま立っていて。
やっぱり、何だか腑に落ちない。
・・・・・・。
まあ、いいか。天然裏無・・・・。
そう思って普通に仕事を始めたらその内忘れてしまって。
夕方少しの残業を終えて帰ろうとしたところ、ひょっこりとやってきた。
心の中で大きな声が出た。
わぁあ、何で・・・・(いるの?来たの?何事?)
ここに来たら二人に揶揄われるって分かってるだろうに。
声は出てなかったのに、ビックリした私の動きに気がついたのは浩美で。
「あ、佐々木君。珍しいね。」
当然その声にぶんっと顔を動かすほどの興味を抱くのは林で。
「おおぉ、本当だ、佐々木、お疲れ。」
そう言って2人が私の顔を見る。
違う・・・約束なんてしてないし。
しててもここに来てなんて言わない、絶対。
「携帯忘れちゃって。連絡とれないから、直接来たんだけど、まだ残業なんだ。」
「ああ・・・。」
「そう・・・・。」
聞かれた二人は応える。
「鈴鹿さんだけ終わり?」
「ああ、こいつ終わりみたい。今にも帰るって状態だったよな。」
何で林が答えるのよ!
本当に先に帰るつもりでコウヨーなんて置いて行くつもりだったけど。
ジタバタしてもしょうがない。
「じゃあ、お先に。」
そう言って三人を見てエレベーターに向かった。
「今日はまだ終わらないよ。悪いな。」
そんな声が背後で聞こえた。
「分かった。」
そんな返事も。
そしてエレベーターを待っていたら悠々と歩いて並ばれた。
「鈴鹿さん、どこかに寄って帰るの?」
「別に。」
クールに答える。
何で普通に話しかけてこようとする!
昨日決めたでしょう!!
「携帯ないとやっぱり不便だなあ。」
「そんなに依存してるタイプにも見えない。そんなに携帯手放せないタイプだったんだ。」
違うだろうが!
「そうだね、最近いろいろあって。」
口をふさぎたい、存在ごとどこかへワープさせたい。
「そう。」
クールな対応であしらう。
そしてさりげなく一歩前を歩いている。
気がついてくれたのか、口を閉じてマイペースに歩いて少し後ろに付いて来てる感じだ。
改札を前後してくぐり、同じホームから電車に乗る。
ピタリと話しかけてこなくなる。
振り向いたらいるんだろうか?
探すのもしゃくなのでそのまま自分の駅を待つ。
到着して降りて、改札が見えてきたところで振り向く。
いなかった。
明日でいいのよね。携帯。いないってそういうことよね。
そう思って改札を出たら、前にいてびっくり。
いつの間に。
「探した?」
ニコニコ笑ってる。
あの半笑いじゃないから、まあ、許すけど、なんだか癪に障る。
「帰ってから探す予定です。明日持って行くから。」
「ええ~、まさか遠回りしたのに帰ろって言うこと?」
「じゃあ、食事でもしますか?」
「いらない、別に。バナナ買って帰ろう!」
「私はお腹が空いてるの。」
「じゃあ、お弁当買う?」
外食はないらしい。
無理には誘えないし、一人で食べるからとも言えない。
「バナナ、バナナ。」
小さく呟いてる。
「家に帰って食べればいいのに。買ってあるんでしょう?」
「また帰そうとしてる。そんなに頑張らなくてもいいから。帰りたくなったら帰るってば。」
結局手を取られて歩き出し、スーパーでバナナを一房買い、ヨーグルトとお弁当を買った。
美味しいものが食べたいのに・・・・・。
本当に私がお弁当を食べる横でバナナを食べていた。
あっさり終わった食事に付き合い小食気味の私。
さっきから携帯を探すそぶりもなく、忘れてる?
ジャケットはさっさと脱いでハンガーにかけられている。
「ビール飲む?コーヒー飲む?お水がいい?」
一応聞いた。
「ビールもらえるの?」
ニコニコとしながら嬉しそうに聞かれるといいよとしか言えないから。
バナナの皮とお弁当を捨てて、ビールを持ってくる。二人分。
缶をそのまま当てて乾杯する。
嫌じゃないけど、何考えてるの?
つい表情をうかがう。
不可解すぎる。
「ねえ、その素っ気なさが、面白いを通り越して、寂しくなる。」
ビールの飲み口に向けていた顔をあげて見たら、こっちを見られてた。
「今までもそうだった、って訳ないよね?」
その顔に浮かぶ表情が読めなくてじっと見つめたまま答えられず。
「携帯、忘れたのって、嘘だった?」
明らかに悲しそうに笑われて視線を外された。
二人それぞれの独り言のような質問が部屋にぼんやり浮かんで、時間が経って消えるころ。
「嘘でした。」
明るく言われて、立ち上がった。
ハンガーのところに歩いて行って、ジャケットを手にする。
少しだけ歩いて、近くに立つ。
「帰りたくなったの?」
「バナナは食べていいよ。」
やっぱり質問が浮いた。
何でだろう?
やっぱり噛み合わない。
少しのズレを楽しむより、大きく離れて分からなくなった意図を探る。
「ねえ」
「何?」
「何でそんな嘘ついたの?」
責めてるんじゃないって分かるよね。
「ここに来たかったから。」
「バナナ食べただけだったよ。」
「一緒に買ったバナナね。」
「着替えあるよ。洗濯したから、乾いてるよ。泊っていけば。・・・・良かったら。」
「あんなに帰ればいいのにって言ってたのに?どうしたの?」
そんな事、思ってないし、言ってない・・・つもり。
やっとこっちを向いた顔にお願いした
「泊ってって。今日も。明日は、帰ってもいいから。お願い。」
一歩進んで目の前に立った。
手にしたジャケットはそのまま腕を通されず持たれたままだった。
それを取り上げるようにして、ハンガーを持ってかけた。
それでももう一度振り向いて確認した。
「良かった・・・今日もここにいたい。」
最初からそう言えばよかったのに。
お互いに。
「ねえ、バレたら、みんなどう思うと思う?」
「別に普通の女だったんだって思われるだけじゃない。」
「僕の評価が上がると思う?それならそれでいいけど。」
「何かあったら絶対噂されるんだよ。私が試されたり、陰口を言われるついでにコウヨーも評価されるかもしれない。」
「それはそれで楽しみ。それ以外で注目される事もなさそうだし。いいよ。」
大きく息を吐く。
「じゃあ、いい。もういい。」
「それは?」
「明日一緒に出勤していい、帰りも一緒に帰ってもいい。」
だから、もういい。
気にしない。
明日のことは明日にしよう。
これからのことはこれからで。
「そうだけど、せっかくさっさと帰って来たんだから。まだまだ今日を楽しみたい。」
何だか『甘い』はやっぱり味じゃなかったんじゃないかと思えてきた。
コントロールされてる気がする。
携帯のことは嘘で、バナナも一房買って来て、帰ると言いながらジャケットを手にしたまま立っていて。
やっぱり、何だか腑に落ちない。
・・・・・・。
まあ、いいか。天然裏無・・・・。
0
あなたにおすすめの小説
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
【完結】泡になった約束
山田森湖
恋愛
三十九歳、専業主婦。
夫と娘を送り出し、静まり返ったキッチンで食器を洗う朝。
洗剤の泡が立っては消えるその繰り返しに、自分の人生を重ねながら、彼女は「ごく普通」の日常を受け入れている。
愛がないわけではない。けれど、満たされているとも言い切れない。
そんな午前中、何気なく出かけたスーパーで、背後から名前を呼ばれる。
振り返った先にいたのは、かつて確かに愛した男――元恋人・佐々木拓也。
平穏だったはずの毎日に、静かな波紋が広がり始める。
優しい雨が降る夜は
葉月 まい
恋愛
浮世離れした地味子 × 外資系ITコンサルのエリートイケメン
無自覚にモテる地味子に
余裕もなく翻弄されるイケメン
二人の恋は一筋縄ではいかなくて……
雨降る夜に心に届いた
優しい恋の物語
⟡☾·̩͙⋆☔┈┈┈ 登場人物 ┈┈┈ ☔⋆·̩͙☽⟡
風間 美月(24歳)……コミュニティセンター勤務・地味でお堅い性格
雨宮 優吾(28歳)……外資系ITコンサルティング会社勤務のエリートイケメン
遺産は一円も渡さない 〜強欲な夫と義実家に捨てられた私、真の相続人と手を組み全てを奪い返す~ (全10話)
スカッと文庫
恋愛
「お前の価値なんて、その遺産くらいしかないんだよ」
唯一の肉親だった祖父を亡くした夜、夫の健一と義母から放たれたのは、あまりにも無慈悲な言葉だった。
四十九日も待たず、祖父が遺した1億2000万円の遺産をアテに贅沢三昧を目論む夫。だが、彼には隠し通している「裏切り」があった――。
絶望の淵に立たされた由美の前に現れたのは、亡き祖父が差し向けた若き凄腕弁護士・蓮。
「おじい様は、すべてお見通しでしたよ」
明かされる衝撃の遺言内容。そして、強欲な夫たちを地獄へ叩き落とすための「相続条件」とは?
虐げられてきた妻による、一発逆転の遺産争奪&復讐劇がいま幕を開ける!
フリーランスエンジニアの優しすぎる無償の愛
春咲さゆ
恋愛
26歳OLの木崎茉莉は人生のどん底にいた。上手くいかないことに慣れ、心を凍らせることで自分を守る毎日に絶望した茉莉は、雨の夜に思わず人生の終わりを願ってしまう。そんな茉莉に手を差し伸べたかっこいい彼。茉莉は、なぜか無償の愛のような優しさをくれる不思議な男性に少しずつ救われ、前を向いていく。けれど、疑ってしまうほど親切な彼には、親切であり続ける理由があって……。雨の夜の出会いがもたらした、優しくも切ない物語。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
春燈に咲く
naomikoryo
恋愛
春の名をもらいながら、寒さを知って育った。
江戸の外れ、貧しい百姓家の次女・うららは、十三の春に奉公へ出される。
向かった先は老舗呉服屋「蓬莱屋」。
そこで出会ったのは、何かとちょっかいをかけてくる、
街の悪ガキのような跡取り息子・慶次郎だった――
反発しながらも心に灯る、淡く、熱く、切ない想い。
そして十五の春、女として、嫁として、うららの人生は大きく動き出す。
身分の差、家柄の壁、嫉妬と陰謀、
愛されることと、信じること――
それでも「私は、あの人の隣に立ちたい」。
不器用な男と、ひたむきな少女が織りなす、
時代小説として風情あふれる王道“和風身分差ラブロマンス”。
春の灯の下で咲く、たったひとつの恋の物語を、どうぞ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる