ありえない~、そう笑った机の上の彼女たちがライバルに???

羽月☆

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11 初めての二人の朝の始まり。

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外が明るくて、目を開けてびっくりした。

ありえない事が自分に起こってて、夢にしてはリアルな感触が手にも体にも残り。
きれいなその顔は疲れを張りつかせて寝てる時も最高だった。
明るい朝の光の中じっくりと堪能した後、そっと窓辺に寄ってカーテンを引いた。

ベランダの柵越しだから全部は見えないだろうけど、やっぱり恥ずかしい。
でも後ろから見たらこの動きも変だっただろう。

起きてないのを確認してさっさとベッドのぬくもりの隣にもぐりこんだ。


しっかり夏掛けの上から抱きしめていたらしい。
それは本能レベルでしっかりと。

彼女も自分の方を向いてぐっすり寝ている。
最初の朝に背中を向けられて目覚めるのは悲しいから、タイミングとしても良かった。


じっと見ている。
さっきより暗くはなっても、やっぱり朝だから十分だった
それでも起きなくて。

軽くおでこの髪を払いキスをした。
結構な音を立てても全然感じてないみたいだ。

これで元カレの名前を呼ばれたら許せるだろうか?

このベッドでも何度も愛し合っただろう。
さすがにその度に買い替えたりはしてないだろう。
そこまで具体的なことは愚痴らなかった。

『鍵を返されたから綺麗に洗ってやった。』そう言ったのは覚えてる。

合鍵か・・・・よっぽど信頼してたんだろうなあ。
勝手に入られても問題ないって思うくらいに。
そんなにガードが低いんだろうか?


ああ・・・思い出したらいつ鍵をもらえるんだろうと、毎回気になってしまうだろう。
そもそも同じ会社だし、しかも隣の席だし、必要ない気もする。


それに大丈夫だろうか?
仕事中うっかり名前を呼んだら怒られそうだし、ため息に反応して、つい色っぽい声を思い出してしまわないだろうか?
自分は竜胆さんに声をかけられただけでもオロオロしてしまいそうだ。
自爆必死だ。

そんな無駄なことを思いながらもずっと彼女の顔を見ていた。

綺麗だとずっと思ってきた顔。
男友達のように肩に手を置かれて間近で見たこともある。
すぐにのけぞっても、やっぱり近かった。

でも昨日程じゃなかった。

唇が触れ合うくらい、息がかかるくらい近くて、とうとうその距離がマイナスになるくらいくっついたりもした。
だってキスをしあったらそうなる。

そんな事を思い出したら勝手に体が反応してしまって、ゆっくり息を吐きながら腰を曲げた。


大丈夫大丈夫。

それでも飽きることなく見ていたくて。
真横正面に寝て、パッチリ目を開けていた。
軽く開かれた唇から寝息が漏れてくる。

体に手をやってもっと距離を詰めて、我慢できなくてキスをした。
軽くだったけど、かすかに触れた。

唇よりも鼻が当たったかもしれない。
手が出てきて髪を払いのける仕草をした。

その手を触ってそっと指を絡ませる。
熟睡タイプらしい。
完全に手を握り合ったのに起きない。


そのままおでこにキスをして、自分の腰に彼女の手を置いて、ゆっくりもう一度、唇にキスをした。

さすがに違和感があったらしい。
ゆっくりと目が覚める様子が分かる。

完全に自分を見るまで名前は呼ばない。
違う名前を言われないように、ただ、目が開く瞬間を待った。


目がぼんやりと開いて、自分が視界に入っただろう。

びっくりして一気に目が覚めたらしい。


「おはよう、砂羽さん。」

呼び捨てはできなかった。

「友成・・・・。」

ちゃんと自分の名前を呼んでくれた。思わず笑顔になる。

「何?」


「おはよう。」


寝ぼけた言葉もかわいい。
思わず夏掛けの上から体を抱きしめて、昨日・・・というか夜中の感動を伝えた。

「すごくいい夜だった。最高だった。夢じゃなくて良かった。」


ゆっくり息を吐かれた。

「うん。」


同意してくれたんだかどうだか。彼女の感想はなかった。

くっついたまま体を自分の体の上に乗せた。
昨日散々重いと言われた。
逆は全然だ。

スタイルもいいし、細い。
軽いよ。

ただ二人とも服は着てないままで、さっきとは違う感触が胸にも下半身にも。

それでも抱きしめる力を強めて名前を呼んだ。



「さわ・・・・。」


首をあげて目の前の首筋や頬にキスをしていく。
いきなりなのに嫌がる唸り声もなく、同じように返される。

すっかり胸がこすれ合い、下半身もピタリと位置を合わせられて、彼女の細い腰をつかみながら揺れる。

彼女の息遣いがすぐに荒くなり、自分の下半身までしっとりと潤ってくるのが分かる。

腕をついて首を伸ばして声をあげる彼女はたまらなく色っぽい。
開いた隙間に手を入れて、下から胸を柔らかく包み揺らす。

一層激しく腰を揺らすと、我慢できない彼女の体重を全部受ける。
耳元で喘ぎ声を細く出して、肩にかかる手の力を感じる。


「さわ・・・・いいから・・・・。」

激しくベッドを打ち付けるように腰を弾ませて何度かしたら大きく声を出して覆いかぶさってきた。

その細い体を折れるくらい抱きしめて名前を呼び続けた。


自分もそう長くは無理そうだから、そっと身体を横にずらして降ろして待つ。

半分空けた口から荒い息が漏れる。
とてつもなく色っぽい。
何なんだろう、無防備すぎるし。


息が落ち着くのを待って、箱から枕もとに一個入れておく。
閉じかけた口元に指をやり、そっと差し込んでみた。

目を閉じたまま、ゆっくりと舌で舐められる指。
官能的だ。
他の男にもやったんだなあと、頭の後ろで意識するけど、しょうがない。
そんなに新しい技が自分にあるわけはない。


「さわ、色っぽい顔だよ。我慢できない、そろそろ目を開けて。」


ゆっくり目を開けてくれた。
指を抜いた。


寂しそうな唇にキスをする。

片足を腰にあげられたから、誘われるようにその真ん中に指を滑らせる。
たちまち唇が吐息をもらして、寂しい気配が消えた。


身の乗り出すように肩を掴まれた。
耳元で声を出されると自分だって腰にずんずんとくるのに。

ちゃんと気持ちいいと声を出してくれる。
昨日よりはっきりと言葉にしてくる。


上掛けをはいで起き上がり彼女を抱き寄せる。
足を開いてもたれかかる彼女を抱きしめて刺激していく。

もはや音を覆い隠すものもなく、よく見なくても恥ずかしい恰好なのに、それでも目を閉じてもたれた体を支えてると顔だけこっちに向けてくる。

もっともっとって独占したくなる。

「さわ?すごいね、ここ。」


「きもちいい・・・・。」

何度も繰り返して声をあげる彼女。

腕にしがみつくように掴まれて体を曲げられたと思ったら、声をあげていったらしい。


もたれてきた身体をしっかりと抱き寄せて、ぴったりとくっついた。



そろそろ準備をしたい。
自分も呼吸をを落ち付けて、準備する。

そのままゆっくり目が開いて首にもたれてきた。

足を開いたまま太ももに乗せてくっつく。
ずいぶん器用になったらしくて、最初だけゆっくりであとは一気に入り込んだ。


彼女の胸に唇を寄せる。
何度か小さくキスをするとのけぞるようにして胸を突き出す。

綺麗なのは体もそうだから。

程よいボリュームで柔らかい。
別にすごく大きな子が好きなんじゃない。
好きになるアニメがそうだっただけだ。
現実にいたら気になってしょうがない。
だいたい服が入らないよ。


小さく尖った先端を唇で挟んで舐めながらそんな言い訳をする。
別に誰も聞いてないのに。

時々なだらかで柔らかい肌の上を滑り降りながら、強く吸い込んで跡を残す。
唸られるけど、すぐに口を離すと唸り声もやむ。

すっかり胸に夢中で大人しく座っていた。

胸に顔を埋めるようにしてゆっくり動き出す。
隙間が空かないようにぴったりと腰を引き寄せて、ベッドの上ではねるようにする。


首に吸い付いてきて声を殺す彼女。
別にいいのに。
声を聴きたい。
色っぽい声で反応してくれるのを聞きたいのに。


ただ、本当に朝だから。


それでも一度動き出したら後は止まらない。

そのまま倒れこむようにして上からたたきつけるように腰を振り切った。


口を手で塞いでた彼女も、すっかり脱力してる。



その横に倒れこむようにして、息を吐く。


「さわ・・・・いい。」

一言しか出なかった。
疲れた。

ちょっと休憩。

後始末をして上掛けを引き寄せて目を閉じた。

本当にちょっと休憩・・・・。





そのつもりだった。
次に何を言うか、するかは決めてなかったけど、ちょっとだけうとうとしたつもりだったのに。


目が覚めた時はベッドに一人きりだった。

カーテンは閉じられたまま、半身起き上がり床を見たら、脱いだ服は小山になっていた。


シャワーを借りたい。
下着をつけて、Tシャツを着て、寝室を出た。


そろそろと開けると目が合った。


「友成、シャワー使っていいよ。タオルも置いてあるから。」

普通に言われた。
元気な感じでいつもの感じだった。


がっかりしたような、安心したような。

とりあえず服を持ってシャワーを借りて昨日と同じ格好になった。



部屋にはコーヒーの香りが漂う。

「今、朝ご飯作ってるから。まあ、作ってるって言ってもパンをトーストするだけだけどね。お腹空いてそろそろ起こそうと思ってたの。」


「今何時?」

「10時過ぎたね。」


寝たのが二時くらいだったとして、まあまあ眠れた。
疲れてぐっすりだった。前半も後半もぐっすりだった。

ぼんやりしていた自分の前には食事の支度ができていた。
隣で自分の分を持って来た彼女が手を合わせてる。


「いただきます。」

同じように声を出して無言で食べ始めた。
お腹空いた。

あっという間に完食。ゆっくりコーヒーを飲んだ。

テキパキと皿は片づけられて、横に座った彼女にくっついて抱き寄せた。


「後悔してるって言わないよね。」

目を見る勇気はなかった。

「何でよ。」

同じように腰に回された手で安心した。

「良かった。」

ため息と一緒に小さくつぶやいた。


鼻を首筋に潜り込ませる。
彼女の匂いがする。
いつも香水がかすかに香るくらいだけど、今は化粧品だろうか?
昨日から覚えた香りがする。
大きく吸い込んでから離れた。


そのまま、前のようにただの同期のように二人の気安い会話を繰り返した。
急にどうかなるわけじゃない。
もしかしてずっとこのままかもしれない。


それでも今日と同じような夜を過ごせるならいいと思う。



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