年下幼馴染アルファの執着〜なかったことにはさせない〜

ひなた翠

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第四章:不機嫌の原因

気持ちを伝え合った後は仲直りの――

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「今朝のことは忘れないし、過ちとか思わないから」
 海斗が真剣な顔で言った。深い黒瞳が、僕を見つめている。

「うん」

 僕が頷くと、海斗が嬉しそうに微笑んだ。僕が受け入れたことが、心から嬉しいという表情だった。海斗の手が、僕の頬を撫でてくる。大きな手が、優しく肌に触れていく。

(僕たちは、最初から両想いだったんだ――)
 海斗の唇が、首筋に触れてきた。

 首筋を何度もキスされて、身体が熱くなっていった。海斗の舌が、肌を舐めていく。濡れた感触が、首筋を這っていく。

「ん……」

 声が漏れた。海斗が首筋に吸い付いてきて、強く吸われる。痛みと快感が混ざり合った感覚が、全身を駆け巡っていった。海斗の痕を、首筋に刻まれていく。

 左側、右側、喉元。海斗の唇が、首筋全体を愛撫していく。吸われるたびに、身体が跳ねる。敏感な場所を刺激されて、下腹部が熱くなっていった。

 海斗の手が、僕のシャツのボタンを外していく。

 一つ、また一つと外されて、胸が露わになっていく。海斗の手が、僕の肌に触れて胸を撫でられて、乳首に触れられて、身体が震えた。

「海ちゃん……」

 名前を呼ぶと、海斗が顔を上げた。熱を帯びた瞳が、僕を見つめている。海斗の瞳は、欲望に濡れていた。僕を求めている。僕を抱きたいと、瞳が訴えている。

「はーちゃん、抱いていい?」

 海斗が優しい声で尋ねてくる。全身からは抑えきれない熱が滲んでいた。僕は小さく頷いた。
 海斗が、僕のズボンを脱がしていく。

 ベルトを外して、ファスナーを下ろして、ズボンを引き抜いた。下着も一緒に脱がされて、下半身が露わになった。海斗の視線が、僕の身体を舐めるように這っていく。

(恥ずかしい――)
 海斗も服を脱ぎ始めた。

 鍛えられた身体が現れて、海斗の逞しさが目に入る。全てが、男性としての魅力に満ちていた。
 海斗が僕の足を開く。

 ソファの上で、大きく開脚させられ、恥ずかしい姿勢に顔が熱くなる。海斗が僕の間に入り込んできて、大きな身体が覆い被さってくる。

 海斗の指が、秘所に触れてきた。

 割れ目をなぞられて、入口を探られる。濡れた指先が、ゆっくりと中へと侵入してくる。昨夜抱かれたばかりで、身体はまだ海斗の形を覚えていた。指が入りやすくなっている。

「昨日より、入りやすいね」

 海斗が囁いた。指を動かしながら、僕の反応を確かめている。内壁を撫でられて、敏感な場所を擦られて、身体が勝手に反応してしまう。

 指が増えていく。
 二本、三本と増えて、内壁を広げられていく。海斗の指が、器用に動いて僕の身体をほぐしていく。

「海ちゃん……もう、入れて」

 僕が囁くと、海斗が指を抜いた。海斗の熱いものが、入口に押し当てられた。先端が、ゆっくりと侵入してくる。

「あ、ああっ」

 声が漏れた。海斗が、一気に奥まで入ってくる。身体が海斗を覚えているから、内壁が海斗を包み込んで、奥まで導いていく。

 海斗が動き始めた。
 ゆっくりと腰を引き、激しく突き上げてくる。海斗の腰の動きは最初から速く、奥を何度も突かれる。

「はーちゃん、気持ちいい」

 海斗が囁いた。汗が額に滲んでいて、息が荒くなっている。海斗も、快感に溺れているとわかるだけで、嬉しくてイッてしまいそうだ。

 海斗の動きが、さらに激しくなる。
 激しく腰を打ち付けられて、身体が揺さぶられる。奥の敏感な場所を何度も擦られて、甘い声があがってしまう。

(イキそう――)

 下腹部に熱が集まっていき、身体が限界を迎えようとしている。海斗の動きに合わせて、快楽が波のように押し寄せてくる。

「海ちゃん、もう、あ、ああっ」

 身体の奥から、快感が弾けていく。全身が痙攣して、内壁が海斗を締め付けていく。視界が白く染まった。

「ベッド、行こう」

 海斗が囁いた。僕を抱き上げて、寝室へと向かう。繋がったまま運ばれて、ベッドに優しく降ろされる。その際に、二人の繋がりが解けて、寂しさが残った。

「うつ伏せになって」

 海斗が言った。僕は言われるまま、うつ伏せになった。疲れていて、力が入らない。ベッドに身体を預けて、顔を横に向ける。

 海斗の手が、僕の腰を掴んできた。
 腰を持ち上げられて、四つん這いの姿勢にされる。お尻を高く上げさせられて、恥ずかしい姿勢になった。

 海斗の熱いものが、後ろから入ってきた。海斗が僕の腰を掴んで、激しく突き上げてくる。

「あ、ん、ああっ」
(奥……深いっ)

 後ろからの体位は、さらに深く入ってくる。奥の奥まで、海斗が届いている。今まで触れられたことのない場所を刺激されて、新しい快楽が生まれていった。

 海斗の動きが、激しくなっていく。

 腰を掴まれて、引き寄せられるように突かれる。パンパンと、肌が打ち付けられる音が部屋に響く。海斗の呼吸も荒くなり、汗が僕の背中に滴り落ちてくる。

(あっ、イッちゃうかも――)

 さっきより早く、快楽の波が押し寄せてくる。身体が敏感になっていて、少しの刺激でも大きな快感になる。海斗が奥を突くたびに、電流のような快楽が全身を駆け巡っていく。

「イッ……イクぅ……んんんぅ、ああ」

 身体が激しく痙攣して、シーツを握りしめる。海斗の名前を呼ぼうとするが、言葉にならなかった。内壁が収縮して、海斗を離すまいと強く噛み付いた。

 僕がイッている最中も海斗は動きを止めなかった。
 さらに激しく突き上げてきて、絶頂の余韻が残る身体に、次の快感を叩き込んでくる。

「待って、海ちゃん……今、イッてる最中だから……」
 海斗は容赦ない。

「はーちゃんの中、すごいよ。俺のに噛み付いてる」
「あっ、あっ、すぐっ……イクっ、からぁ……ああっ、無理っ……ああああっ」

 三度目の絶頂が、迫ってくる。

 身体が震えて、もう何も考えられなくなっている。ただ、海斗に抱かれている事実だけが、確かに感じられる。海斗の熱が、僕の中で脈動している。

「はーちゃん、一緒にイこう」

 海斗が囁いた。腰の動きがさらに速くなり、奥を何度も突かれる。海斗も限界なのだろう。呼吸が乱れて、汗が止まらない。

 海斗の手が、僕の首筋に触れてきた。

 首を撫でられて、敏感な場所を探られる。海斗の指が、首筋の一点を押さえた。そこに、海斗の唇が這い、強く吸われた。

(それ……すごく気持ちいいっ)

 海斗が奥で止まった。熱いものが、最奥に注がれていく。

 三度目の頂点が、今までで一番強烈だった。身体が激しく痙攣して、制御が効かなくなる。背中が仰け反り、喉の奥から悲鳴に近い声が漏れる。

 熱の先端から何かが噴き出していくのが分かった。潮を吹いたようだ。

「はーちゃん、潮を吹いたね。すごい」
 海斗が嬉しそうに言い、僕の敏感になっている熱を手のひらで包んだ。

「ああっ! 海ちゃん、だめっ……触らないでぇ」
 快楽が、止まらなかった。

 痙攣が続いて、身体が震え続ける。波が何度も押し寄せてきて、絶頂が終わらない。

「どうしよう……気持ちいいのが止まらない」

 涙が溢れてきた。快楽が強すぎて、苦しい。身体が限界を超えていて、意識が遠のいていく。
 しばらくするとやっと、痙攣がおさまってきた。

 身体から力が抜けて、ベッドに崩れ落ちる。海斗の剛直が抜けて、中から精液が流れ出てきて太腿を濡らした。
 疲労の限界だった。

 全身が怠くて、指一本動かせない。意識が遠のいていき、視界が暗くなっていく。海斗の声が聞こえる気がしたが、何を言っているのか分からなかった。

 疲れ果てた身体が、休息を求めて眠りに落ちていった――。
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