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ストーリー
◈待ち合わせ
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翌日は金曜日。学園で雪弥は勇斗とのSMの事ばかり考えていた。
今日の学校が終われば土日休み。
時間があるゆえに雪弥の胸は期待が高まる。
雪弥はまさか勇斗がマゾだとは全く予想してなかった。
雪弥自身は幼少期にヒーロー物を観ていて、ヒーローが敵に囚われて縛られて拷問されるシーンがあり、そのシーンを観た途端胸がキュンとして、自分がヒーローのように敵に囚われ縛られるシーンを空想するようになってしまった。
中学生になると、雪弥は自分の性癖がマゾヒストだと理解し、他人にその事を知られるのが恐ろしくなり、性的な話題を避けるようになったのだ。
中学の頃は自分が他人と違う事に悲しみを覚えて、一人で布団の中で大泣きした事も一度や二度ではない。
マゾヒストの雪弥は異性に興味を持った事がなく、同性愛者だとも確信は持てなかった。
ただ己の被虐願望だけは理解していた。
元は勇斗と知り合うきっかけの公園での屋外オナニーも、外でのオナニーで大勢の人間に見られて蔑まれていると想像。
そんなオナニーを勇斗に知られたのも、深夜に密かに出掛ける雪弥に勇斗が疑問を持った事が理由。
雪弥も勇斗も同じ事をしていたとは想定外だったのだ。
授業が終わると雪弥のスマホにLINEが入っていた。
学校終了後に最寄りターミナル駅に来て欲しいとの事。
雪弥は高校を出て目的地に向かう。
待ち合わせの場所は駅前のデッキの前。
目印のオブジェの前に向かう。
まだ待ち合わせ時間より15分も早い。
僕が先についているだろうな。と思っていたら。
勇斗が先み待っていて微笑みながら、僕に手を振ってくれていた。
「あっ…先輩…先に来ていたなんて待たせちゃってごめんなさい。」
✧僕は勇斗にペコリと頭を下げる。すると勇斗は奇妙な表情で僕を見ていた。
「あっ…先輩を待たせちゃったから謝罪を…」
「いやっ俺が待ち合わせ時間より早く来てたんだし、謝る必要はない…けど…。」
「………?」
✧僕は首を傾げる。
「だって雪弥の呼び方。先輩ってまるで他人みたいじゃん。
勇斗って名前で呼んでくれよ…『憮然』」
勇斗は腕を組んで唇を尖らせた。
「いやっ、僕は後輩だし学校や寮以外だとけじめをつけた方がいいかな?っと思って。」
「今は二人きりだろ。それに学校でも街でも俺は雪弥に名前で呼んで欲しい。
だって他人行儀なんて嫌じゃん。
俺たちはキスをしてチンポを握りあった仲なのに!」
周りに聞こえたらメチャクチャ誤解を受ける事を勇斗が話すので、僕は慌てて口を塞いだ。
勇斗の方が力が強いから直ぐに引き離されちゃったけど…。
「勇斗!こんな所でチンポ握りあったなんて言わないで!それに僕はまだ勇斗にチンポを握られてはいないよ!」
僕が文句を言うと勇斗は高笑い!
「いずれは俺も雪弥のチンポを扱くさ。
それにやっぱり勇斗って名前で呼ばれたい!『笑』
そう言う事だよ。雪弥❗️」
今日の学校が終われば土日休み。
時間があるゆえに雪弥の胸は期待が高まる。
雪弥はまさか勇斗がマゾだとは全く予想してなかった。
雪弥自身は幼少期にヒーロー物を観ていて、ヒーローが敵に囚われて縛られて拷問されるシーンがあり、そのシーンを観た途端胸がキュンとして、自分がヒーローのように敵に囚われ縛られるシーンを空想するようになってしまった。
中学生になると、雪弥は自分の性癖がマゾヒストだと理解し、他人にその事を知られるのが恐ろしくなり、性的な話題を避けるようになったのだ。
中学の頃は自分が他人と違う事に悲しみを覚えて、一人で布団の中で大泣きした事も一度や二度ではない。
マゾヒストの雪弥は異性に興味を持った事がなく、同性愛者だとも確信は持てなかった。
ただ己の被虐願望だけは理解していた。
元は勇斗と知り合うきっかけの公園での屋外オナニーも、外でのオナニーで大勢の人間に見られて蔑まれていると想像。
そんなオナニーを勇斗に知られたのも、深夜に密かに出掛ける雪弥に勇斗が疑問を持った事が理由。
雪弥も勇斗も同じ事をしていたとは想定外だったのだ。
授業が終わると雪弥のスマホにLINEが入っていた。
学校終了後に最寄りターミナル駅に来て欲しいとの事。
雪弥は高校を出て目的地に向かう。
待ち合わせの場所は駅前のデッキの前。
目印のオブジェの前に向かう。
まだ待ち合わせ時間より15分も早い。
僕が先についているだろうな。と思っていたら。
勇斗が先み待っていて微笑みながら、僕に手を振ってくれていた。
「あっ…先輩…先に来ていたなんて待たせちゃってごめんなさい。」
✧僕は勇斗にペコリと頭を下げる。すると勇斗は奇妙な表情で僕を見ていた。
「あっ…先輩を待たせちゃったから謝罪を…」
「いやっ俺が待ち合わせ時間より早く来てたんだし、謝る必要はない…けど…。」
「………?」
✧僕は首を傾げる。
「だって雪弥の呼び方。先輩ってまるで他人みたいじゃん。
勇斗って名前で呼んでくれよ…『憮然』」
勇斗は腕を組んで唇を尖らせた。
「いやっ、僕は後輩だし学校や寮以外だとけじめをつけた方がいいかな?っと思って。」
「今は二人きりだろ。それに学校でも街でも俺は雪弥に名前で呼んで欲しい。
だって他人行儀なんて嫌じゃん。
俺たちはキスをしてチンポを握りあった仲なのに!」
周りに聞こえたらメチャクチャ誤解を受ける事を勇斗が話すので、僕は慌てて口を塞いだ。
勇斗の方が力が強いから直ぐに引き離されちゃったけど…。
「勇斗!こんな所でチンポ握りあったなんて言わないで!それに僕はまだ勇斗にチンポを握られてはいないよ!」
僕が文句を言うと勇斗は高笑い!
「いずれは俺も雪弥のチンポを扱くさ。
それにやっぱり勇斗って名前で呼ばれたい!『笑』
そう言う事だよ。雪弥❗️」
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