12 / 21
ストーリー
◈デート
しおりを挟む
僕と勇斗はナルシス学園の制服で並んで街を歩く。
東京都西南のターミナル駅の繁華街。
僕ら二人はナルシス学園の灰色ブレザー、白シャツに紺のネクタイ、膝上の黒い半ズボン。
僕は灰色ハイソックスで勇斗は黒ハイソックス。二人共黒いローファー。
勇斗と雪弥が最初に行ったのはカラオケ「猫だるま」。
高校生学割が効いて安くカラオケを楽しめる。
ナルシス学園の制服は一目で分かるから、学生証の提示すら必要ないくらいだった。
ナルシス学園は社会奉仕の精神も学ぶ為に、不良も少なくまたボランティア部も存在し、学園のある神社や仏閣、公園や駅前繁華街の清掃活動なども行っていて市では評判も良かった。
勇斗と雪弥は好きな音楽をカラオケで楽しんだ。
カラオケ「猫だるま」を出ると、もう時間は18:45。
「さすがに腹が減ったな。そろそろ寮に帰るか?」
勇斗が雪弥も腹が減ったろうと判断して学園の寮に帰る事にする。
学園の寮は駅周辺繁華街から歩いて15分程で学園だが、そこからさらに7分から8分くらいの距離があった。バスを使っても良い距離だが勇斗が雪弥の事が色々と知りたかったので、街を歩きながら歩いて帰る事にしたのだ。
「へえ…じゃあ雪弥の母が父と再婚して雪弥は家に住まない事にしたのか?」
雪弥は寂しげな顔で勇斗に話す。
雪弥は母一人子一人で、雪弥の母が雪弥が中2の終わりに再婚する事になった。
雪弥自身は実家が埼玉県北部で、中学では地元の進学高に通おうかと考えていたのだが、雪弥の再婚した義父には子供が二人いて、また義父と雪弥は反りが全く合わず喧嘩ばかりしていて、義父も雪弥の存在を持て余しまた母も雪弥より再婚相手との生活を大切に考えていたので、雪弥はわざと学校から離れたナルシス学園に越県受験して寮に入る事にしたのだ。
また経済的には余裕のあった義父にとっても雪弥が高校から寮暮らしをしてくれれば顔を見なくて済むので、とてもありがたい事だった。
そのために雪弥は学費を含めた寮暮らしの生活費と、多少の小遣いには困る事はなく、またナルシス学園は受験にもよく対応できる学園なのでナルシス学園に入学する事にしたのだ。
それともうひとつ、雪弥がナルシス学園を選んだ理由。
それはナルシス学園の制服が魅力だったから。
ハイソックス好きの雪弥にとってナルシス学園の制服を着ているだけで、雪弥のストレス軽減に大いに役立っているのだった❗️
東京都西南のターミナル駅の繁華街。
僕ら二人はナルシス学園の灰色ブレザー、白シャツに紺のネクタイ、膝上の黒い半ズボン。
僕は灰色ハイソックスで勇斗は黒ハイソックス。二人共黒いローファー。
勇斗と雪弥が最初に行ったのはカラオケ「猫だるま」。
高校生学割が効いて安くカラオケを楽しめる。
ナルシス学園の制服は一目で分かるから、学生証の提示すら必要ないくらいだった。
ナルシス学園は社会奉仕の精神も学ぶ為に、不良も少なくまたボランティア部も存在し、学園のある神社や仏閣、公園や駅前繁華街の清掃活動なども行っていて市では評判も良かった。
勇斗と雪弥は好きな音楽をカラオケで楽しんだ。
カラオケ「猫だるま」を出ると、もう時間は18:45。
「さすがに腹が減ったな。そろそろ寮に帰るか?」
勇斗が雪弥も腹が減ったろうと判断して学園の寮に帰る事にする。
学園の寮は駅周辺繁華街から歩いて15分程で学園だが、そこからさらに7分から8分くらいの距離があった。バスを使っても良い距離だが勇斗が雪弥の事が色々と知りたかったので、街を歩きながら歩いて帰る事にしたのだ。
「へえ…じゃあ雪弥の母が父と再婚して雪弥は家に住まない事にしたのか?」
雪弥は寂しげな顔で勇斗に話す。
雪弥は母一人子一人で、雪弥の母が雪弥が中2の終わりに再婚する事になった。
雪弥自身は実家が埼玉県北部で、中学では地元の進学高に通おうかと考えていたのだが、雪弥の再婚した義父には子供が二人いて、また義父と雪弥は反りが全く合わず喧嘩ばかりしていて、義父も雪弥の存在を持て余しまた母も雪弥より再婚相手との生活を大切に考えていたので、雪弥はわざと学校から離れたナルシス学園に越県受験して寮に入る事にしたのだ。
また経済的には余裕のあった義父にとっても雪弥が高校から寮暮らしをしてくれれば顔を見なくて済むので、とてもありがたい事だった。
そのために雪弥は学費を含めた寮暮らしの生活費と、多少の小遣いには困る事はなく、またナルシス学園は受験にもよく対応できる学園なのでナルシス学園に入学する事にしたのだ。
それともうひとつ、雪弥がナルシス学園を選んだ理由。
それはナルシス学園の制服が魅力だったから。
ハイソックス好きの雪弥にとってナルシス学園の制服を着ているだけで、雪弥のストレス軽減に大いに役立っているのだった❗️
2
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
男子寮のベットの軋む音
なる
BL
ある大学に男子寮が存在した。
そこでは、思春期の男達が住んでおり先輩と後輩からなる相部屋制度。
ある一室からは夜な夜なベットの軋む音が聞こえる。
女子禁制の禁断の場所。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる