◈ナルシス学園の美少年

龍賀ツルギ

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ストーリー

◈憩いの屋上

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ナルシス学園の寮の食堂は玄関を挟んで右に曲がったホールにある。
ホールの奥には大浴場。
玄関に入って直ぐにトイレ。
そして長い廊下の左側は窓で右側が各部屋になっていた。
寮は三階までが住居エリアで各階事に洗濯場がある。
屋上は一部洗濯物を干せる場所もあるが、ベンチが並べて置いてあり、またアウトドア用テーブルや椅子。ビニールシートやパラソルなども置いてあって自動販売機でジュースも買えるので、学生達の憩いの空間としての機能が大きかった。
また夜間用のアウトドア用ランタンも屋上洗濯場の横に置かれているので、夜にくつろいでいる生徒もいた。
特に勇斗は21:00過ぎなら屋上に来る生徒も少なく、一人で大好きなレモンティーを味わい菓子を摘みながら過ごす事も多かったのだ。

寮に帰宅した勇斗と雪弥はまず夕食。
この日の夕食はトンカツ。
腹が空いていた二人はおかわりをしながら腹を満たす。
寮ではご飯はジャーに用意してあり、自分で好きなだけよそって食べる事が出来た。
運動部系の少年たちは部活後に腹を減らしていることが多いから。

勇斗が雪弥を誘って屋上へ。
勇斗愛用ポットに熱湯を入れてレモンティー用インスタントとスティックシュガー。カップにスプーン。
勇斗のカップはアウトドア用のコーヒーカップ用の物をティーカップとして使用していた。
そしておつまみの茶菓子を用意。
携帯用座布団と屋外履きサンダルも用意して屋上へと上がる。
5月半ば過ぎなら夜でも寒くはない。
二人はブレザーを脱いでネクタイは外して、白シャツに半ズボン、ハイソックスで屋上に上がっていった。
テーブルと椅子を用意して、ランタンの明かりを灯す。

「勇斗ってよく夜中に屋上に上がるの?」

勇斗とレモンティー。雪弥はプラスチックのカップでスティックのカフェオレを味わっていた。

「うん。5月から10月くらいまではね。11月になると夜は冷えてくるからさすがにしないけど、俺は夜の夜景が好きなんだ。
遠くの街並みのネオンが凄くきれいだしね。」

「へえ…確かにきれいだね。僕は寮の屋上からこんなにいい景色が見られるなんて全く知らなかった。」

ナルシス学園の寮は高台に有るので、屋上からは繁華街の街並みを遠くに見る事が出来るのだ。

「ねえ…勇斗…僕、ナルシス学園を選んで本当に良かった。
制服は大好きだし、寮はご飯は美味しいし、お風呂場も気持ちいいし。それとね…」

「うん…?それと何?」

「勇斗がいたから…僕は勇斗と知り合えて嬉しい…本当に良かったよ。」

「そうか…それは俺も嬉しい。これから雪弥に色々と楽しい事を教えてやれるな。この街での楽しみ方やそれと…」

「それと…何?」

「夜のエッチなお楽しみ。
同じ性癖を持つ者同士、仲良くやって行こうぜ。雪弥❗️」

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