10 / 44
第十話 ラルフ侯爵子息
しおりを挟む
ラルフが侯爵子息様だった。その衝撃で気絶してしまった私は、目を開けると、そこはフカフカなベッドの上だった。枕元には、私が持ってきたぬいぐるみや人形が置いてある。
「よかった、気が付かれたのですね」
「ラルフ……私……」
「私のことについてお話したら、気絶されてしまったので、とりあえず私の部屋まで運ばせていただきました。お体の具合はいかがですか?」
「大丈夫……」
やっぱりあれは夢じゃなかったんだ。ラルフが侯爵子息様だったなんて、信じられない……けど、ラルフがこんな大掛かりな嘘をつくような人じゃないのは、よくわかっている。
「ラルフ……ううん、ラルフ様。今までたくさん失礼なことをして、申し訳ありませんでした!」
「し、シエル様? 急にどうされたのですか? いつもの様にお話をしてくださいませ」
「そんなの出来ないって! じゃなくて……出来ません!」
「……私は確かに侯爵家の息子ですが、あなたの執事でもあります。だから、いつものように接してください」
そんなの出来ないってもう一度断ろうと思ったけど、あまりにも真剣な目を前にして、それ以上言うことは出来なかった。
「わ、わかったよ……ラルフ」
「ありがとうございます」
「それで、色々聞きたいんだけど……一体、何がどうなってマーチャント家の執事になったの? どうして私の専属の執事に志願したの?」
「それを説明するには、私のことを思い出してもらう必要があります」
思い出すって……どういうこと? 私がラルフのことで忘れていることなんて、無いと思うんだけど……。
「これをご覧ください」
「えっ、それって……」
ラルフは、いつも前髪で隠れている右目を私に見せる。そこには、目を斬るように斜めに刻まれた傷と、黄色い右目が露わになった。
ラルフの左目は赤いのに、右目は黄色だ……ラルフってオッドアイだったの? 初めてそういう人に会ったけど……とても綺麗だ。
「この目を見て、何か思い出しませんか?」
「目……? オッドアイ……傷……あっ!!」
この傷と目を見て、とあることを思い出した。それは、まだ私が幼い頃に、リマール国で行われた大きなパーティーに出席した日だ。
あの日、私はちょっと疲れて会場の外を歩いていたら、一人の男の子が、貴族の子に囲まれて、いじめられていたの。確か……目の色が気持ち悪いとか、そんなくだらない理由だった。
その時の男の子は、身なりがとても綺麗とは言えなかったから、どこかの家の雇われ使用人か、悪いことをするために侵入してきた子なのかなと思いつつも、私は助けに入った。
それで……何とか助けた後、自己紹介をしたら、お礼だけを言われて逃げられちゃったんだよね。名前も聞けなかったから、どこの誰かもわからなかった。
その相手が……まさかラルフだったなんて!!
「パーティー会場でいじめられていた……」
「思い出していただけましたか」
「やっぱりあの時の男の子だよね!? えっ、なんか凄く雰囲気が違うんだけど! 当時着ていた服がボロボロだったから、侯爵家の御子息様だなんて思わなかったよ!? それ以前に、侯爵子息様をいじめてたなんて、どれだけ恐れしらずな子達だったの!?」
パーティーに参加していたくらいだから、その子供達もそれなりに身分の良い子達だったのはわかるけど……それにしたって、やってることが凄すぎない?
「私は前家長の子供ですが、この容姿ゆえに気持ち悪がられ、物心つく頃には育児放棄をされました。そして、五歳になる頃には、屋敷の従業員に気味悪がれ……そして、ストレスの捌け口のように扱われました。それが他の家の人間にも波及していったのです」
「…………」
つらい話をしているはずなのに、どこか達観した様子のラルフとは対照的に、私は自分のことじゃないのに、無性に腹が立って仕方がなかった。
マズい、自分の境遇と似ているせいか、ラルフがいじめられていたと考えたら、イライラしすぎて冷静さを欠いてしまっている。ここは落ち着いて深呼吸を……すー……はー……うん、無理そうだ!
「そんなある日、あなたに助けられた私は、いつかまたあなたに出会い、恩を返したいと思うようになりました」
「そんな、そこまで大げさにしなくても」
「大げさにしますよ。ずっと味方がいなかった私に、初めて味方してくれた方ですよ? 人間として、恩を返すのは至極当然です」
さすが真面目なラルフだ。私は別に、恩返しをしてほしくて助けたつもりなんて、これっぽっちもない。ただ悪い人をやっつけて、困ってる人を助けたかった。それだけだよ。
「その後、私の所に来るまでに何があったの?」
「はい。あの後、私はシエル様に相応しい男になれるように、勉強と鍛錬に励みました。それだけじゃなく、陰湿だった性格を直しました。いつかどんな形であれ、あなたの隣に立つために。その間、家族には無理だと散々笑われましたが……おっと、これは余談でしたね」
なんか、その光景が自分のことのように思い浮かぶよ……こんな嫌な境遇まで似なくていいのに……。
「そんな時、転機が訪れました。前家長……つまり私の父上と、今の母上が結婚されました」
「クリスティア様は、義理のお母様ってことなの?」
「仰る通りです」
「なるほどね。優しそうな雰囲気で、あの方がラルフをいじめるとは思えなかったから、納得したよ」
「それから間もなく、父と兄は事故で帰らぬ人となりました」
事故で……そっか、前に私が見た家長と一人息子はその人で、既に亡くなっていたんだ。
若くして亡くなるのは可哀想だけど、ラルフを散々馬鹿にしていたみたいだから、罰が当たったのかもしれないね。
「新しい母上は、とても慈悲深い方でして。私を本当の息子として、そして目のことなど一切気にせずに愛してくれました」
「クリスティア様は、素敵なお母様なのね。きっと、頑張って耐えてきたラルフへのご褒美だね」
「そうかもしれませんね。その後、数年かけて振舞い方や話し方などの能力を会得した私は、あなたをずっと守るためにどうすればいいか考えました。その結果、マーチャント家に仕えることを決めました」
……?? 仮に守りたいだけなら、婚約をするとかの方法もあったと思う。なのに、どうして仕える道を選んだんだろう?
「どうしてその考えになったの?」
「婚約を結んだり、両家で友好を育む方法などもありましたが、それだとどうしても立場や家のことなど、面倒なことが起こると思いまして。それに、あなたにも気を使わせたくありませんでした」
「まあ、そういうのは避けられないよね」
「あなたを守るために面倒を増やしては本末転倒なので、そういった面倒事が無い方法を選びました。あぁ、家族からはしっかり同意をもらってます」
なるほどねと頷きながら、私は頭の中を整理し始める。
えーっと、とりあえずまとめると……ラルフは侯爵子息様。出会いは随分前のパーティーで、目のことでいじめられてた所を、私が助けたんだよね。
その時は、家族のせいで見栄えの悪い服を着ていたのと、名乗らなかったのもあって、誰かわからなかったと。
その後、ラルフは家族達の邪魔にも負けずに頑張ってたら、お父様が再婚してクリスティア様と出会い、そしてお父様とお兄様が事故でお亡くなりになった。今は私の執事になり、私と一緒に過ごしている……こんな感じかな?
「こんな形で、我が家に招待するのは想定外でしたけどね」
「あはは……それにしても、随分と長い時間をかけて、恩返しの準備をしていたんだね。私、びっくりしちゃったよ!」
「恩返しもあるのですが、もう一つ理由がありまして」
「なになに?」
「私は助けてもらったあの日、あなたに恋をしてしまったのです。だから、あなたをずっと守っていこうと思ったのです」
恋……? ラルフが、私に恋……? こ、こんどこそ聞き間違いか! 私みたいな、凡人で自ら屋敷を出るような貴族不適合者が、侯爵子息様に恋されるなんて……ない、よね?
「私は、あの日からあなたの虜なのです。あなたを愛しております。もちろん異性として。なので、これからもあなたが嫌と言うまで、お傍でお守りさせていただきます」
「愛……あいい……きゅう」
またしても混乱しすぎて頭が追い付かなくなってしまった私は、また意識を手放した。
「よかった、気が付かれたのですね」
「ラルフ……私……」
「私のことについてお話したら、気絶されてしまったので、とりあえず私の部屋まで運ばせていただきました。お体の具合はいかがですか?」
「大丈夫……」
やっぱりあれは夢じゃなかったんだ。ラルフが侯爵子息様だったなんて、信じられない……けど、ラルフがこんな大掛かりな嘘をつくような人じゃないのは、よくわかっている。
「ラルフ……ううん、ラルフ様。今までたくさん失礼なことをして、申し訳ありませんでした!」
「し、シエル様? 急にどうされたのですか? いつもの様にお話をしてくださいませ」
「そんなの出来ないって! じゃなくて……出来ません!」
「……私は確かに侯爵家の息子ですが、あなたの執事でもあります。だから、いつものように接してください」
そんなの出来ないってもう一度断ろうと思ったけど、あまりにも真剣な目を前にして、それ以上言うことは出来なかった。
「わ、わかったよ……ラルフ」
「ありがとうございます」
「それで、色々聞きたいんだけど……一体、何がどうなってマーチャント家の執事になったの? どうして私の専属の執事に志願したの?」
「それを説明するには、私のことを思い出してもらう必要があります」
思い出すって……どういうこと? 私がラルフのことで忘れていることなんて、無いと思うんだけど……。
「これをご覧ください」
「えっ、それって……」
ラルフは、いつも前髪で隠れている右目を私に見せる。そこには、目を斬るように斜めに刻まれた傷と、黄色い右目が露わになった。
ラルフの左目は赤いのに、右目は黄色だ……ラルフってオッドアイだったの? 初めてそういう人に会ったけど……とても綺麗だ。
「この目を見て、何か思い出しませんか?」
「目……? オッドアイ……傷……あっ!!」
この傷と目を見て、とあることを思い出した。それは、まだ私が幼い頃に、リマール国で行われた大きなパーティーに出席した日だ。
あの日、私はちょっと疲れて会場の外を歩いていたら、一人の男の子が、貴族の子に囲まれて、いじめられていたの。確か……目の色が気持ち悪いとか、そんなくだらない理由だった。
その時の男の子は、身なりがとても綺麗とは言えなかったから、どこかの家の雇われ使用人か、悪いことをするために侵入してきた子なのかなと思いつつも、私は助けに入った。
それで……何とか助けた後、自己紹介をしたら、お礼だけを言われて逃げられちゃったんだよね。名前も聞けなかったから、どこの誰かもわからなかった。
その相手が……まさかラルフだったなんて!!
「パーティー会場でいじめられていた……」
「思い出していただけましたか」
「やっぱりあの時の男の子だよね!? えっ、なんか凄く雰囲気が違うんだけど! 当時着ていた服がボロボロだったから、侯爵家の御子息様だなんて思わなかったよ!? それ以前に、侯爵子息様をいじめてたなんて、どれだけ恐れしらずな子達だったの!?」
パーティーに参加していたくらいだから、その子供達もそれなりに身分の良い子達だったのはわかるけど……それにしたって、やってることが凄すぎない?
「私は前家長の子供ですが、この容姿ゆえに気持ち悪がられ、物心つく頃には育児放棄をされました。そして、五歳になる頃には、屋敷の従業員に気味悪がれ……そして、ストレスの捌け口のように扱われました。それが他の家の人間にも波及していったのです」
「…………」
つらい話をしているはずなのに、どこか達観した様子のラルフとは対照的に、私は自分のことじゃないのに、無性に腹が立って仕方がなかった。
マズい、自分の境遇と似ているせいか、ラルフがいじめられていたと考えたら、イライラしすぎて冷静さを欠いてしまっている。ここは落ち着いて深呼吸を……すー……はー……うん、無理そうだ!
「そんなある日、あなたに助けられた私は、いつかまたあなたに出会い、恩を返したいと思うようになりました」
「そんな、そこまで大げさにしなくても」
「大げさにしますよ。ずっと味方がいなかった私に、初めて味方してくれた方ですよ? 人間として、恩を返すのは至極当然です」
さすが真面目なラルフだ。私は別に、恩返しをしてほしくて助けたつもりなんて、これっぽっちもない。ただ悪い人をやっつけて、困ってる人を助けたかった。それだけだよ。
「その後、私の所に来るまでに何があったの?」
「はい。あの後、私はシエル様に相応しい男になれるように、勉強と鍛錬に励みました。それだけじゃなく、陰湿だった性格を直しました。いつかどんな形であれ、あなたの隣に立つために。その間、家族には無理だと散々笑われましたが……おっと、これは余談でしたね」
なんか、その光景が自分のことのように思い浮かぶよ……こんな嫌な境遇まで似なくていいのに……。
「そんな時、転機が訪れました。前家長……つまり私の父上と、今の母上が結婚されました」
「クリスティア様は、義理のお母様ってことなの?」
「仰る通りです」
「なるほどね。優しそうな雰囲気で、あの方がラルフをいじめるとは思えなかったから、納得したよ」
「それから間もなく、父と兄は事故で帰らぬ人となりました」
事故で……そっか、前に私が見た家長と一人息子はその人で、既に亡くなっていたんだ。
若くして亡くなるのは可哀想だけど、ラルフを散々馬鹿にしていたみたいだから、罰が当たったのかもしれないね。
「新しい母上は、とても慈悲深い方でして。私を本当の息子として、そして目のことなど一切気にせずに愛してくれました」
「クリスティア様は、素敵なお母様なのね。きっと、頑張って耐えてきたラルフへのご褒美だね」
「そうかもしれませんね。その後、数年かけて振舞い方や話し方などの能力を会得した私は、あなたをずっと守るためにどうすればいいか考えました。その結果、マーチャント家に仕えることを決めました」
……?? 仮に守りたいだけなら、婚約をするとかの方法もあったと思う。なのに、どうして仕える道を選んだんだろう?
「どうしてその考えになったの?」
「婚約を結んだり、両家で友好を育む方法などもありましたが、それだとどうしても立場や家のことなど、面倒なことが起こると思いまして。それに、あなたにも気を使わせたくありませんでした」
「まあ、そういうのは避けられないよね」
「あなたを守るために面倒を増やしては本末転倒なので、そういった面倒事が無い方法を選びました。あぁ、家族からはしっかり同意をもらってます」
なるほどねと頷きながら、私は頭の中を整理し始める。
えーっと、とりあえずまとめると……ラルフは侯爵子息様。出会いは随分前のパーティーで、目のことでいじめられてた所を、私が助けたんだよね。
その時は、家族のせいで見栄えの悪い服を着ていたのと、名乗らなかったのもあって、誰かわからなかったと。
その後、ラルフは家族達の邪魔にも負けずに頑張ってたら、お父様が再婚してクリスティア様と出会い、そしてお父様とお兄様が事故でお亡くなりになった。今は私の執事になり、私と一緒に過ごしている……こんな感じかな?
「こんな形で、我が家に招待するのは想定外でしたけどね」
「あはは……それにしても、随分と長い時間をかけて、恩返しの準備をしていたんだね。私、びっくりしちゃったよ!」
「恩返しもあるのですが、もう一つ理由がありまして」
「なになに?」
「私は助けてもらったあの日、あなたに恋をしてしまったのです。だから、あなたをずっと守っていこうと思ったのです」
恋……? ラルフが、私に恋……? こ、こんどこそ聞き間違いか! 私みたいな、凡人で自ら屋敷を出るような貴族不適合者が、侯爵子息様に恋されるなんて……ない、よね?
「私は、あの日からあなたの虜なのです。あなたを愛しております。もちろん異性として。なので、これからもあなたが嫌と言うまで、お傍でお守りさせていただきます」
「愛……あいい……きゅう」
またしても混乱しすぎて頭が追い付かなくなってしまった私は、また意識を手放した。
258
あなたにおすすめの小説
婚約者を譲れと姉に「お願い」されました。代わりに軍人侯爵との結婚を押し付けられましたが、私は形だけの妻のようです。
ナナカ
恋愛
メリオス伯爵の次女エレナは、幼い頃から姉アルチーナに振り回されてきた。そんな姉に婚約者ロエルを譲れと言われる。さらに自分の代わりに結婚しろとまで言い出した。結婚相手は貴族たちが成り上がりと侮蔑する軍人侯爵。伯爵家との縁組が目的だからか、エレナに入れ替わった結婚も承諾する。
こうして、ほとんど顔を合わせることない別居生活が始まった。冷め切った関係になるかと思われたが、年の離れた侯爵はエレナに丁寧に接してくれるし、意外に優しい人。エレナも数少ない会話の機会が楽しみになっていく。
(本編、番外編、完結しました)
ボロボロになるまで働いたのに見た目が不快だと追放された聖女は隣国の皇子に溺愛される。……ちょっと待って、皇子が三つ子だなんて聞いてません!
沙寺絃
恋愛
ルイン王国の神殿で働く聖女アリーシャは、早朝から深夜まで一人で激務をこなしていた。
それなのに聖女の力を理解しない王太子コリンから理不尽に追放を言い渡されてしまう。
失意のアリーシャを迎えに来たのは、隣国アストラ帝国からの使者だった。
アリーシャはポーション作りの才能を買われ、アストラ帝国に招かれて病に臥せった皇帝を助ける。
帝国の皇子は感謝して、アリーシャに深い愛情と敬意を示すようになる。
そして帝国の皇子は十年前にアリーシャと出会った事のある初恋の男の子だった。
再会に胸を弾ませるアリーシャ。しかし、衝撃の事実が発覚する。
なんと、皇子は三つ子だった!
アリーシャの幼馴染の男の子も、三人の皇子が入れ替わって接していたと判明。
しかも病から復活した皇帝は、アリーシャを皇子の妃に迎えると言い出す。アリーシャと結婚した皇子に、次の皇帝の座を譲ると宣言した。
アリーシャは個性的な三つ子の皇子に愛されながら、誰と結婚するか決める事になってしまう。
一方、アリーシャを追放したルイン王国では暗雲が立ち込め始めていた……。
行き遅れ令嬢の婚約者は王子様!?案の定、妹が寄越せと言ってきました。はあ?(゚Д゚)
リオール
恋愛
父の代わりに公爵家の影となって支え続けてるアデラは、恋愛をしてる暇もなかった。その結果、18歳になっても未だ結婚の「け」の字もなく。婚約者さえも居ない日々を送っていた。
そんなある日。参加した夜会にて彼と出会ったのだ。
運命の出会い。初恋。
そんな彼が、実は王子様だと分かって──!?
え、私と婚約!?行き遅れ同士仲良くしようって……えええ、本気ですか!?
──と驚いたけど、なんやかんやで溺愛されてます。
そうして幸せな日々を送ってたら、やって来ましたよ妹が。父親に甘やかされ、好き放題我が儘し放題で生きてきた妹は私に言うのだった。
婚約者を譲れ?可愛い自分の方がお似合いだ?
・・・はああああ!?(゚Д゚)
===========
全37話、執筆済み。
五万字越えてしまったのですが、1話1話は短いので短編としておきます。
最初はギャグ多め。だんだんシリアスです。
18歳で行き遅れ?と思われるかも知れませんが、そういう世界観なので。深く考えないでください(^_^;)
感想欄はオープンにしてますが、多忙につきお返事できません。ご容赦ください<(_ _)>
「地味で無能」と捨てられた令嬢は、冷酷な【年上イケオジ公爵】に嫁ぎました〜今更私の価値に気づいた元王太子が後悔で顔面蒼白になっても今更遅い
腐ったバナナ
恋愛
伯爵令嬢クラウディアは、婚約者のアルバート王太子と妹リリアンに「地味で無能」と断罪され、公衆の面前で婚約破棄される。
お飾りの厄介払いとして押し付けられた嫁ぎ先は、「氷壁公爵」と恐れられる年上の冷酷な辺境伯アレクシス・グレイヴナー公爵だった。
当初は冷徹だった公爵は、クラウディアの才能と、過去の傷を癒やす温もりに触れ、その愛を「二度と失わない」と固く誓う。
彼の愛は、包容力と同時に、狂気的な独占欲を伴った「大人の愛」へと昇華していく。
婚約破棄は別にいいですけど、優秀な姉と無能な妹なんて噂、本気で信じてるんですか?
リオール
恋愛
侯爵家の執務を汗水流してこなしていた私──バルバラ。
だがある日突然、婚約者に婚約破棄を告げられ、父に次期当主は姉だと宣言され。出て行けと言われるのだった。
世間では姉が優秀、妹は駄目だと思われてるようですが、だから何?
せいぜい束の間の贅沢を楽しめばいいです。
貴方達が遊んでる間に、私は──侯爵家、乗っ取らせていただきます!
=====
いつもの勢いで書いた小説です。
前作とは逆に妹が主人公。優秀では無いけど努力する人。
妹、頑張ります!
※全41話完結。短編としておきながら読みの甘さが露呈…
傷物令嬢シャルロットは辺境伯様の人質となってスローライフ
悠木真帆
恋愛
侯爵令嬢シャルロット・ラドフォルンは幼いとき王子を庇って右上半身に大やけどを負う。
残ったやけどの痕はシャルロットに暗い影を落とす。
そんなシャルロットにも他国の貴族との婚約が決まり幸せとなるはずだった。
だがーー
月あかりに照らされた婚約者との初めての夜。
やけどの痕を目にした婚約者は顔色を変えて、そのままベッドの上でシャルロットに婚約破棄を申し渡した。
それ以来、屋敷に閉じこもる生活を送っていたシャルロットに父から敵国の人質となることを命じられる。
悪役令嬢は調理場に左遷されましたが、激ウマご飯で氷の魔公爵様を餌付けしてしまったようです~「もう離さない」って、胃袋の話ですか?~
咲月ねむと
恋愛
「君のような地味な女は、王太子妃にふさわしくない。辺境の『魔公爵』のもとへ嫁げ!」
卒業パーティーで婚約破棄を突きつけられた悪役令嬢レティシア。
しかし、前世で日本人調理師だった彼女にとって、堅苦しい王妃教育から解放されることはご褒美でしかなかった。
「これで好きな料理が作れる!」
ウキウキで辺境へ向かった彼女を待っていたのは、荒れ果てた別邸と「氷の魔公爵」と恐れられるジルベール公爵。
冷酷無慈悲と噂される彼だったが――その正体は、ただの「極度の偏食家で、常に空腹で不機嫌なだけ」だった!?
レティシアが作る『肉汁溢れるハンバーグ』『とろとろオムライス』『伝説のプリン』に公爵の胃袋は即陥落。
「君の料理なしでは生きられない」
「一生そばにいてくれ」
と求愛されるが、色気より食い気のレティシアは「最高の就職先ゲット!」と勘違いして……?
一方、レティシアを追放した王太子たちは、王宮の食事が不味くなりすぎて絶望の淵に。今さら「戻ってきてくれ」と言われても、もう遅いです!
美味しいご飯で幸せを掴む、空腹厳禁の異世界クッキング・ファンタジー!
仕事で疲れて会えないと、恋人に距離を置かれましたが、彼の上司に溺愛されているので幸せです!
ぽんちゃん
恋愛
――仕事で疲れて会えない。
十年付き合ってきた恋人を支えてきたけど、いつも後回しにされる日々。
記念日すら仕事を優先する彼に、十分だけでいいから会いたいとお願いすると、『距離を置こう』と言われてしまう。
そして、思い出の高級レストランで、予約した席に座る恋人が、他の女性と食事をしているところを目撃してしまい――!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる