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第十九話 連れ戻しに来た
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二人だけのダンスを心の底から楽しんだ私達は、会場に戻って他の貴族達がまだダンスを楽しんでいるのを眺めて過ごした。
その間、案の定というか、また一部の貴族達が馬鹿にしたり、哀れに思ったりしてきて腹が立ったけど、ウィルフレッド様の穏やかな顔を見ていたら、その気持ちを何とか抑えられた。
「――ではこれにて、本日の宴はお開きとさせていただきます」
ダンスの見学からさほど時間が経たないうちに、パーティーは無事に終わったようだ。思った以上に二人でダンスしていた時間が、長かったのかもしれない。
とにかく、無事に終わってよかったわ。嫌な人達に悪いことを言われたり、アーロイ様達に絡まれたりしたのはあれだけど、それ以上に……ウィルフレッド様が、とても楽しそうにダンスしてくれたのが、私は嬉しかった。
「さてと、それじゃあ帰りましょうか」
「ええ。その前に、少々お手洗いに行ってきてもいいですか?」
「わかりました。それじゃあ私は馬車に戻ってますね」
私は一旦ウィルフレッド様と使用人と別れて、馬車に戻ってきたのはいいけど、することが無くて、手持ち無沙汰だわ。
「君、ちょっといいか」
「え?」
馬車の隣でボーっと待っていると、知らない人に声をかけられた。
いや、知らないは少々語弊がある。だって、私はその人に見覚えがあった。その人は、さっきウィルフレッド様に悪口を言っていた人だ。確か……エクウェス家と因縁があるだとか?
「すみませんが、ウィルフレッド様は今はいないので、お引き取りください」
「随分な物言いだな。飼い主が無能だと、飼い犬も無能になるのか」
彼はフンッと鼻から勢いよく音を出して、不満を露わにする。
元々因縁があるからというのもあるけど、この人が悪口を言うのは、元々の性格があまりにも悪いせいなのね。とても不快だわ。
「まあいい。そんなお前を忠実な犬にするのも悪くない」
「何を意味のわからないことを言っているんですか?」
「お前、聖女なのだろう? その能力を見込んで、お前をうちで雇ってやろうと思ってな」
ああ、そういうことね……聖女というのは数が少ないから、自分の手元に置いておきたいのね。
聖女がいれば、なにか怪我や病気をしても、何とかできる可能性がある。それに、これは私の想像だけど、希少な聖女を仕えさせている凄い家だと、見栄を張りたいのかもしれない。
「あんな落ちぶれた家にいても、未来は真っ暗だぞ。うちにくれば、将来は安泰だし、俺に仕えるという名誉を得ることが出来る!」
「なるほど、それは光栄ですね」
「それなら!」
まだはっきりと答えていないのに、彼は既に了承を貰ったかのように、嬉しそうに口角を上げた。
「ええ。断固お断りします」
「は……?」
「聞こえませんでした? ならもっとはっきりと言います。あなたのような、人の悪口を言って笑うような人なんかに仕えるのなんて……お・こ・と・わ・り!!」
上がっていた口角が僅かに下げ、目を丸くして驚く様は、私の言っていることが理解できていなさそうだ。
今日の私の振る舞いを見て、誘いに来るのもどうかと思うけど、その偉そうな態度で、どうして了承を得られると思ったのかしら? 不思議でしょうがないわ。
「このっ……なら、無理矢理にでも!」
「悪いことは言わないので、その女だけはやめておいた方が良いですよ」
「え……?」
私が絡まれている所を助けに来たのは、まさかのアーロイ様だった。その隣では、ジェシーがフンッと言いながら、私を睨んでいる。
「彼女は確かに聖女ではありますが、その力は虫のように弱い。なので、彼女を仕えさせても、食費が嵩むだけで良いことなどありませんよ。奴隷にして遊んだほうが、まだ健全です」
「なんだ、そうだったのか。それでは何の意味もない。見た目も好みじゃないから奴隷にしても仕方がない……とんだ無駄足だった!」
最後の最後まで失礼極まる態度を取ったまま、彼は足早に去っていった。
本当になんなのあの人! ウィルフレッド様の爪の垢を煎じた物を、毎日三食後に飲ませても改善されなさそうなくらい、性格が悪すぎるわ!
って、今はあんな人のことなんかどうでも良いわよね。
「……私を助けに来て、何のつもりですか?」
「助けた? ボクが死神を助けるはずがないだろう」
「そうよ、己惚れんじゃないわよ落ちこぼれ。私達は、エレナを連れ戻しに来たの」
予想通り、私を助けたわけじゃないのね。それは予想通りだけど……連れ戻しにって、どういうこと?
「別に驚くことは無いだろう? ボクらがわざわざ、家出したお前を迎えに来たのだから、泣いて喜ぶと良い」
「は、はぁ……」
……申し訳ないけど、泣いて喜ぶなんて出来ないわ。むしろ、突然意味のわからないことを言われて、頭が混乱してる。
「昨日までは、エレナのことなんて放っておくつもりだった。探すために人員を割くのは、あまりにも無駄だったからな。しかし、こうして再会したから、遊び道具を回収しに来たというわけさ」
「遊び道具って……それこそお断りです!」
「残念だが、お前に拒否権は無い。さっさと来い!」
「離してっ!!」
「エレナ様!!」
私の手を掴み、無理やり引っ張るアーロイ様。それに何とか抵抗しようとするが、私の腕力では、アーロイ様から逃れることは出来なかった。
それを見かねて、御者を務める使用人が助けに来ようとしてくれたけど、アーロイ様の使用人に阻まれてしまい、私の所には来れなかった。
嫌だ……あんな所に戻りたくない! それに、私がいなくなったら、誰がウィルフレッド様を治すの!? 私は、ウィルフレッド様に幸せになってもらいたいのに!!
「やめて! 離してください! うぅ……放してよぉ!!」
「あははは、良いわよその悲痛な叫び! 安心なさい、帰ったら二度と反抗できないようにしてあげるから! 今のうちに、その反抗的な顔を見せなさい!」
ジェシーは私の髪を掴んで自分の方に顔を無理やり向かせると、まるで悪魔のような笑みを浮かべながら、舌なめずりをする。
こんなに人の嫌がることをして喜ぶなんて、本当に私と同じ聖女なのか、甚だ疑問に思う。
いや、今はそんなことなんてどうでもいい! 早く何とかこの場を乗り切らないと!
「ほう……なにやら面白そうな宴をしているようだ。私も参加してもよろしいでしょうか?」
「あっ……ウィルフレッド様!」
今度こそ、正真正銘の味方が助けにきてくれた。それも、一番信用できる人だ。
さすがにこの状況では、アーロイ様も私を無理やり連れていくのは出来ないのだろう。不敵に笑いながら、私を掴む手を離した。
「おやおや、騎士様が帰ってきてしまったか。その前に彼女を連れていくつもりだったが」
「まさか、お手洗いに行っている僅かな時間に、公の場で無理やり連れていこうとする大胆な人間がいるとは、思ってもみませんでしたよ」
淡々と、しかしどこか怒気を含んでるような声で話しながら、ウィルフレッド様は自ら車椅子の車輪を動かして、私達の間に陣取った。
「先程の態度もそうだが……そんなに聖女を手元に置いて、よほど自分の怪我を治させたいようだ。そんな無能聖女では、切り傷一つ治すのも不可能だというのに。さっさと諦めて、爵位とその女を捨てた方が良いのでは?」
「相変わらず口が減らない方だ。私は自らの手で、爵位も彼女も手放すつもりはありません。わかったら、お引き取りを」
「ふん、わかりましたよ。じゃあごきげんよう、エレナ。またどこかで……な」
「っ……!」
何処か含みがある言葉を残して、アーロイ様とジェシーは馬車に乗って帰っていく。それに続いて、私達も急いで馬車に乗りこみ、会場を後にした。
ふぅ……ここまで来れば大丈夫ね。最後の最後まで、迷惑をかけっぱなしじゃない……本当に何のために来たのか、わかったものじゃない。
「エレナ殿、大丈夫ですか? どこか怪我は?」
「大丈夫です。助けてくれてありがとうございました」
「……いや、礼など言われる資格は、私にはありません。来る前に離れないようにと伝えていたのに、パーティーが終わったからと油断をしてしまった。本当に……申し訳ない」
「私こそ、無理やりついてきて迷惑ばかりかけて、ごめんなさい!」
「迷惑だなんてそんな。あなたと共に踊れたことは、一生の思い出になりました」
私の手を取りながら、ニッコリと微笑むウィルフレッド様を見ていたら、まるで跳ね上がったかのように、胸がドキドキし始めた。
なにかしら、このドキドキ……どうしてこんなにドキドキするのかはわからないけど……とにかく、今回は迷惑ばかりかけてしまったのは確かだ。この失敗は、少しでも早く怪我を治すことで挽回するわよ!
その間、案の定というか、また一部の貴族達が馬鹿にしたり、哀れに思ったりしてきて腹が立ったけど、ウィルフレッド様の穏やかな顔を見ていたら、その気持ちを何とか抑えられた。
「――ではこれにて、本日の宴はお開きとさせていただきます」
ダンスの見学からさほど時間が経たないうちに、パーティーは無事に終わったようだ。思った以上に二人でダンスしていた時間が、長かったのかもしれない。
とにかく、無事に終わってよかったわ。嫌な人達に悪いことを言われたり、アーロイ様達に絡まれたりしたのはあれだけど、それ以上に……ウィルフレッド様が、とても楽しそうにダンスしてくれたのが、私は嬉しかった。
「さてと、それじゃあ帰りましょうか」
「ええ。その前に、少々お手洗いに行ってきてもいいですか?」
「わかりました。それじゃあ私は馬車に戻ってますね」
私は一旦ウィルフレッド様と使用人と別れて、馬車に戻ってきたのはいいけど、することが無くて、手持ち無沙汰だわ。
「君、ちょっといいか」
「え?」
馬車の隣でボーっと待っていると、知らない人に声をかけられた。
いや、知らないは少々語弊がある。だって、私はその人に見覚えがあった。その人は、さっきウィルフレッド様に悪口を言っていた人だ。確か……エクウェス家と因縁があるだとか?
「すみませんが、ウィルフレッド様は今はいないので、お引き取りください」
「随分な物言いだな。飼い主が無能だと、飼い犬も無能になるのか」
彼はフンッと鼻から勢いよく音を出して、不満を露わにする。
元々因縁があるからというのもあるけど、この人が悪口を言うのは、元々の性格があまりにも悪いせいなのね。とても不快だわ。
「まあいい。そんなお前を忠実な犬にするのも悪くない」
「何を意味のわからないことを言っているんですか?」
「お前、聖女なのだろう? その能力を見込んで、お前をうちで雇ってやろうと思ってな」
ああ、そういうことね……聖女というのは数が少ないから、自分の手元に置いておきたいのね。
聖女がいれば、なにか怪我や病気をしても、何とかできる可能性がある。それに、これは私の想像だけど、希少な聖女を仕えさせている凄い家だと、見栄を張りたいのかもしれない。
「あんな落ちぶれた家にいても、未来は真っ暗だぞ。うちにくれば、将来は安泰だし、俺に仕えるという名誉を得ることが出来る!」
「なるほど、それは光栄ですね」
「それなら!」
まだはっきりと答えていないのに、彼は既に了承を貰ったかのように、嬉しそうに口角を上げた。
「ええ。断固お断りします」
「は……?」
「聞こえませんでした? ならもっとはっきりと言います。あなたのような、人の悪口を言って笑うような人なんかに仕えるのなんて……お・こ・と・わ・り!!」
上がっていた口角が僅かに下げ、目を丸くして驚く様は、私の言っていることが理解できていなさそうだ。
今日の私の振る舞いを見て、誘いに来るのもどうかと思うけど、その偉そうな態度で、どうして了承を得られると思ったのかしら? 不思議でしょうがないわ。
「このっ……なら、無理矢理にでも!」
「悪いことは言わないので、その女だけはやめておいた方が良いですよ」
「え……?」
私が絡まれている所を助けに来たのは、まさかのアーロイ様だった。その隣では、ジェシーがフンッと言いながら、私を睨んでいる。
「彼女は確かに聖女ではありますが、その力は虫のように弱い。なので、彼女を仕えさせても、食費が嵩むだけで良いことなどありませんよ。奴隷にして遊んだほうが、まだ健全です」
「なんだ、そうだったのか。それでは何の意味もない。見た目も好みじゃないから奴隷にしても仕方がない……とんだ無駄足だった!」
最後の最後まで失礼極まる態度を取ったまま、彼は足早に去っていった。
本当になんなのあの人! ウィルフレッド様の爪の垢を煎じた物を、毎日三食後に飲ませても改善されなさそうなくらい、性格が悪すぎるわ!
って、今はあんな人のことなんかどうでも良いわよね。
「……私を助けに来て、何のつもりですか?」
「助けた? ボクが死神を助けるはずがないだろう」
「そうよ、己惚れんじゃないわよ落ちこぼれ。私達は、エレナを連れ戻しに来たの」
予想通り、私を助けたわけじゃないのね。それは予想通りだけど……連れ戻しにって、どういうこと?
「別に驚くことは無いだろう? ボクらがわざわざ、家出したお前を迎えに来たのだから、泣いて喜ぶと良い」
「は、はぁ……」
……申し訳ないけど、泣いて喜ぶなんて出来ないわ。むしろ、突然意味のわからないことを言われて、頭が混乱してる。
「昨日までは、エレナのことなんて放っておくつもりだった。探すために人員を割くのは、あまりにも無駄だったからな。しかし、こうして再会したから、遊び道具を回収しに来たというわけさ」
「遊び道具って……それこそお断りです!」
「残念だが、お前に拒否権は無い。さっさと来い!」
「離してっ!!」
「エレナ様!!」
私の手を掴み、無理やり引っ張るアーロイ様。それに何とか抵抗しようとするが、私の腕力では、アーロイ様から逃れることは出来なかった。
それを見かねて、御者を務める使用人が助けに来ようとしてくれたけど、アーロイ様の使用人に阻まれてしまい、私の所には来れなかった。
嫌だ……あんな所に戻りたくない! それに、私がいなくなったら、誰がウィルフレッド様を治すの!? 私は、ウィルフレッド様に幸せになってもらいたいのに!!
「やめて! 離してください! うぅ……放してよぉ!!」
「あははは、良いわよその悲痛な叫び! 安心なさい、帰ったら二度と反抗できないようにしてあげるから! 今のうちに、その反抗的な顔を見せなさい!」
ジェシーは私の髪を掴んで自分の方に顔を無理やり向かせると、まるで悪魔のような笑みを浮かべながら、舌なめずりをする。
こんなに人の嫌がることをして喜ぶなんて、本当に私と同じ聖女なのか、甚だ疑問に思う。
いや、今はそんなことなんてどうでもいい! 早く何とかこの場を乗り切らないと!
「ほう……なにやら面白そうな宴をしているようだ。私も参加してもよろしいでしょうか?」
「あっ……ウィルフレッド様!」
今度こそ、正真正銘の味方が助けにきてくれた。それも、一番信用できる人だ。
さすがにこの状況では、アーロイ様も私を無理やり連れていくのは出来ないのだろう。不敵に笑いながら、私を掴む手を離した。
「おやおや、騎士様が帰ってきてしまったか。その前に彼女を連れていくつもりだったが」
「まさか、お手洗いに行っている僅かな時間に、公の場で無理やり連れていこうとする大胆な人間がいるとは、思ってもみませんでしたよ」
淡々と、しかしどこか怒気を含んでるような声で話しながら、ウィルフレッド様は自ら車椅子の車輪を動かして、私達の間に陣取った。
「先程の態度もそうだが……そんなに聖女を手元に置いて、よほど自分の怪我を治させたいようだ。そんな無能聖女では、切り傷一つ治すのも不可能だというのに。さっさと諦めて、爵位とその女を捨てた方が良いのでは?」
「相変わらず口が減らない方だ。私は自らの手で、爵位も彼女も手放すつもりはありません。わかったら、お引き取りを」
「ふん、わかりましたよ。じゃあごきげんよう、エレナ。またどこかで……な」
「っ……!」
何処か含みがある言葉を残して、アーロイ様とジェシーは馬車に乗って帰っていく。それに続いて、私達も急いで馬車に乗りこみ、会場を後にした。
ふぅ……ここまで来れば大丈夫ね。最後の最後まで、迷惑をかけっぱなしじゃない……本当に何のために来たのか、わかったものじゃない。
「エレナ殿、大丈夫ですか? どこか怪我は?」
「大丈夫です。助けてくれてありがとうございました」
「……いや、礼など言われる資格は、私にはありません。来る前に離れないようにと伝えていたのに、パーティーが終わったからと油断をしてしまった。本当に……申し訳ない」
「私こそ、無理やりついてきて迷惑ばかりかけて、ごめんなさい!」
「迷惑だなんてそんな。あなたと共に踊れたことは、一生の思い出になりました」
私の手を取りながら、ニッコリと微笑むウィルフレッド様を見ていたら、まるで跳ね上がったかのように、胸がドキドキし始めた。
なにかしら、このドキドキ……どうしてこんなにドキドキするのかはわからないけど……とにかく、今回は迷惑ばかりかけてしまったのは確かだ。この失敗は、少しでも早く怪我を治すことで挽回するわよ!
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