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婚約者候補を
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ジュリアーノ王太子殿下の新たな婚約者候補。
それは私がウェンディだった頃、聖女様のお側に常にいた三人のご令嬢たちのようです。
ひとりは、ファイス侯爵家の長女の方で、名をレイラ様とおっしゃって私と同い年ですわ。
オレンジ色のふわふわした髪とエメラルド色の瞳をした、可愛らしい容姿をされたご令嬢です。
それから、エクセス侯爵家の次女のアンディ様。
真っ赤な髪と瞳をされた、はっきりとものを言われる華やかな容姿のご令嬢です。
もうひとりは、カウント伯爵家のご令嬢でローラ様。水色の髪と瞳をされた大人しいご令嬢です。
ローラ様は伯爵家ですが、お母様が公爵家のご出身ですし、資産家です。
ご本人は大人しく、強く人に意見できないタイプの方ですけど。
そうですね。
どの方を選んでも、王太子殿下の婚約者という立場には問題ないでしょう。
ですが、レイラ様もアンディ様も、私のように大人しく聖女様を優先することをお認めくださるとは思えませんわ。
ローラ様なら、黙って従って下さりそうですが、王太子妃がそれでは今後問題しかない気もしますし。
まぁ、どなたが王太子殿下の婚約者になろうと私には関係ない話ですから、お父様とおじ様にお任せいたしましょう。
聖女としての私がいなくなれば、一番いいのでしょうが、聖女様の魂がどうなったのかも分かりませんし、いつウェンディの体に戻れるのかも分かりませんから、王都から離れるのは得策ではありません。
あまり、殿下と関わりたくないのですが・・・
「お父様、おじ様。早めに新たな婚約者を決めていただけるよう、陛下にお話してくださいませ。そして、聖女は記憶がないために静養させると」
「それはかまわないが」
「どうしても、ウェンディとしての口調や態度が出てしまいます。そうすれば、王太子妃になれる!などと要らぬ誤解を生みます。私は絶対に殿下の婚約者には戻るつもりはありませんので」
私にはどうしても、聖女様のようなお話し方や素振りはできそうにありません。
幼い頃ならともかく、長く淑女教育、王太子妃教育を受けて来たこともあり、せいぜい「会いたくない!」と拒絶する程度しか出来そうにないのです。
殿下が、今の聖女様の中に王太子妃になれる可能性を見出されたら、面倒にしかなりません。
とにかく会うのを避け、さっさと新たな婚約者を作り、その方にしっかりと殿下を捕まえていていただくしか方法はありません。
「分かった。とにかく、早急に対処する」
お父様とおじ様が頷いてくださったので、私はホッとしてウェンディの手に手を重ねました。
私は私で、戻れる方法を模索しなければなりません。
それは私がウェンディだった頃、聖女様のお側に常にいた三人のご令嬢たちのようです。
ひとりは、ファイス侯爵家の長女の方で、名をレイラ様とおっしゃって私と同い年ですわ。
オレンジ色のふわふわした髪とエメラルド色の瞳をした、可愛らしい容姿をされたご令嬢です。
それから、エクセス侯爵家の次女のアンディ様。
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そうですね。
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ですが、レイラ様もアンディ様も、私のように大人しく聖女様を優先することをお認めくださるとは思えませんわ。
ローラ様なら、黙って従って下さりそうですが、王太子妃がそれでは今後問題しかない気もしますし。
まぁ、どなたが王太子殿下の婚約者になろうと私には関係ない話ですから、お父様とおじ様にお任せいたしましょう。
聖女としての私がいなくなれば、一番いいのでしょうが、聖女様の魂がどうなったのかも分かりませんし、いつウェンディの体に戻れるのかも分かりませんから、王都から離れるのは得策ではありません。
あまり、殿下と関わりたくないのですが・・・
「お父様、おじ様。早めに新たな婚約者を決めていただけるよう、陛下にお話してくださいませ。そして、聖女は記憶がないために静養させると」
「それはかまわないが」
「どうしても、ウェンディとしての口調や態度が出てしまいます。そうすれば、王太子妃になれる!などと要らぬ誤解を生みます。私は絶対に殿下の婚約者には戻るつもりはありませんので」
私にはどうしても、聖女様のようなお話し方や素振りはできそうにありません。
幼い頃ならともかく、長く淑女教育、王太子妃教育を受けて来たこともあり、せいぜい「会いたくない!」と拒絶する程度しか出来そうにないのです。
殿下が、今の聖女様の中に王太子妃になれる可能性を見出されたら、面倒にしかなりません。
とにかく会うのを避け、さっさと新たな婚約者を作り、その方にしっかりと殿下を捕まえていていただくしか方法はありません。
「分かった。とにかく、早急に対処する」
お父様とおじ様が頷いてくださったので、私はホッとしてウェンディの手に手を重ねました。
私は私で、戻れる方法を模索しなければなりません。
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