嘘つきな唇〜もう貴方のことは必要ありません〜

みおな

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敵に回したのは〜モブナノ侯爵令嬢視点〜

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「違う・・・違うのっ!お願い。話を聞いて!お父様!お母様っ!」

 フレグランス・リビエラ様との話の後、私はお父様とお母様にすぐに家に連れて帰られた。

 そして、生まれて初めてお父様に頰を叩かれた。

 お母様は、隣で泣き崩れている。

「何が違うと言うのだ!お前はジュエル・リビエラ嬢に対して何と言った?シリウス殿下になどと言ったのだろう?このっ・・・馬鹿者がっ!」

「だって!だって!ことじゃない!」

「貴族たちにそんな話がされたか?あくまでも真実の愛に目覚めたシリウス殿下の恋を応援するために、リビエラ嬢が快く身を引いたとなっているはずだろう!」

「でも、そんなの嘘でしょっ?体裁が悪いからそういうことにしただけで・・・」

 私がそう言うと、お父様もお母様も大きくため息を吐かれた。

 そして、呆れた者を見るように私を見る。

 どうして?

「ああ。体裁が悪いからだ。な。リビエラ嬢を愛していながら、元は庶民とはいえ公爵令嬢を欲の捌け口にしたシリウス殿下の体裁がな!リビエラ嬢は捨てられたんじゃない!彼女から婚約解消を求めたんだ!」

「そんな・・・そんなの知らないもの!」

「知らなくとも、世間にはリビエラ嬢がシリウス殿下のことを思って身を引いたと伝わっていたはずだ!それを・・・この馬鹿娘がっ!」

 再び、頰を叩かれた。

 だって!だって!
てっきり、リビエラ様がのだと思ったんだもの。

「陛下に言われた。娘の教育をやり直すべきなのではないか、とな!お前のせいでモブナノ侯爵家は、王家はもちろんのことリビエラ伯爵家からも睨まれたんだ!お前はこの家を潰す気か!」

「そんなっ・・・」

「お前は、西の修道院に入れる!どうせ。王家に睨まれた娘の嫁の貰い手など見つかるわけもない」

「婚約が・・・破棄?」

 どういうこと?

?どこに王家に睨まれた娘を、嫁に貰いたい家があるんだ」

「でも、でも、彼はずっと幼馴染を優先していて・・・それなのにあちらから破棄だなんて」

「ああ。そのことは陛下があちらに、苦言を呈してくれたからな。本来ならこちらの有責という形だが、慰謝料請求はなしになった。とにかく、お前の修道院行きは決定だ。お前を処罰しないことには、このモブナノ侯爵家はだ!」

 なんで!なんでよ!
伯爵令嬢にほんの少し嫌味を言っただけじゃない!

 どうして、こんなことになったの!
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