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登場人物じゃないんだよ?
ヒロイン捕獲後、私は新たな馬車が来るまで、レーナとのんびり買い物を楽しんだ。
すぐにヒロインを運んだ馬車とは別の馬車が迎えに来て、私の買い物が終わるまで、ちゃーんと待っていた。
違う馬車なのねと言うと、一応床に転がしてはおいたが、消毒してからでないとお嬢様を乗せることはできませんとかなんとか言われた。
ヒロイン、バイ菌扱いかぁ。
しかも、十二歳の少女一応男爵令嬢を床に転がして・・・
まぁフロライン公爵家の馬車は、床もフカフカだからいっか。
まぁ、ヒロインには仕方ないと諦めて貰おう。
フロライン公爵家のみんなは、アレーシアのことをとてもとても大切にしてるからね。
で、買い物を終えて戻ったわけだけど・・・
「お母様、彼女は?」
「ふふふっ。あの子、ビダン男爵家の子なんですってね。ふふっ、ふふふっ」
「・・・」
どうしよう。
お母様が壊れた。
めっちゃ笑顔なんだけど、怖すぎる。
「あの、お母様?」
「わたくしはアレーシアのお母様よね?」
「も、もちろんですわ」
「なのにあの小娘、わたくしに『私を本当の娘として可愛がって下さい』って言うのよ。ふふっ、ふふふっ、死にたいのかしらね、ふふふふ」
あー。
ヒロインが転生者なら、ラノベの中でアレーシア断罪後に王太子がヒロインをフロライン公爵家の養女にって勧めたの知ってるわよね。
あの花屋でジェラートが自分に反応しなかったことも、まだ出会いイベント時期じゃないから、だと思ったのかな?
なら、ここでそれを言うのって不自然って分かりそうなもんだけど。
なんだろうな、これ。
自分はヒロインで、この世界はヒロインのための世界だから、何しても何言っても許されるって?
確かにラノベの中では、それが許された。
ヒロイン至上主義の作者の思惑通りに、勝手に悪役令嬢に仕立て上げられてアレーシアは破滅した。
でもね。
あんなにアレーシアを可愛がっていたお父様やお母様お兄様が、何も思わずにアレーシアを破滅させた王家とヒロインを受け入れると思う?
どんなに愚かだろうと、それこそ間違ったことをしたであろうと、家族はアレーシアを大切に思っていたし、そのアレーシアを傷つけた王太子とヒロインを憎んでいたと思うよ?
それが当たり前なんだよ。
だって、ここがもしラノベの中の世界そのものだとしても、みんな生きてるんだから。
自分で考え、間違ったことをすれば叱られ、罰せられ、喜んだり悲しんだりするんだから。
そもそも転生者の時点で、ラノベ通りなわけないこと、理解りそうなものじゃないかな?
すぐにヒロインを運んだ馬車とは別の馬車が迎えに来て、私の買い物が終わるまで、ちゃーんと待っていた。
違う馬車なのねと言うと、一応床に転がしてはおいたが、消毒してからでないとお嬢様を乗せることはできませんとかなんとか言われた。
ヒロイン、バイ菌扱いかぁ。
しかも、十二歳の少女一応男爵令嬢を床に転がして・・・
まぁフロライン公爵家の馬車は、床もフカフカだからいっか。
まぁ、ヒロインには仕方ないと諦めて貰おう。
フロライン公爵家のみんなは、アレーシアのことをとてもとても大切にしてるからね。
で、買い物を終えて戻ったわけだけど・・・
「お母様、彼女は?」
「ふふふっ。あの子、ビダン男爵家の子なんですってね。ふふっ、ふふふっ」
「・・・」
どうしよう。
お母様が壊れた。
めっちゃ笑顔なんだけど、怖すぎる。
「あの、お母様?」
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「も、もちろんですわ」
「なのにあの小娘、わたくしに『私を本当の娘として可愛がって下さい』って言うのよ。ふふっ、ふふふっ、死にたいのかしらね、ふふふふ」
あー。
ヒロインが転生者なら、ラノベの中でアレーシア断罪後に王太子がヒロインをフロライン公爵家の養女にって勧めたの知ってるわよね。
あの花屋でジェラートが自分に反応しなかったことも、まだ出会いイベント時期じゃないから、だと思ったのかな?
なら、ここでそれを言うのって不自然って分かりそうなもんだけど。
なんだろうな、これ。
自分はヒロインで、この世界はヒロインのための世界だから、何しても何言っても許されるって?
確かにラノベの中では、それが許された。
ヒロイン至上主義の作者の思惑通りに、勝手に悪役令嬢に仕立て上げられてアレーシアは破滅した。
でもね。
あんなにアレーシアを可愛がっていたお父様やお母様お兄様が、何も思わずにアレーシアを破滅させた王家とヒロインを受け入れると思う?
どんなに愚かだろうと、それこそ間違ったことをしたであろうと、家族はアレーシアを大切に思っていたし、そのアレーシアを傷つけた王太子とヒロインを憎んでいたと思うよ?
それが当たり前なんだよ。
だって、ここがもしラノベの中の世界そのものだとしても、みんな生きてるんだから。
自分で考え、間違ったことをすれば叱られ、罰せられ、喜んだり悲しんだりするんだから。
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