ヒロイン転生〜ざまあお断り!私はモブとして幸せになりたいのです〜

みおな

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婚約破棄ですか?

 アンダーソン様とブランディア伯爵令嬢たちへの追及は続いていました。
 どこまで、進んだのでしょうか。聞いていませんでしたわ。

「こ、婚約破棄だと?」

 アンダーソン様が、蒼白な顔で震えていらっしゃいます。
 あら、まぁ。婚約破棄ですか?リリアナ様、よろしいのでしょうか?アンダーソン様とは仲良くされていたと思っていたのですが。

「ええ。我がオーウェン公爵家は、別にアンダーソン公爵家との婚姻を望んでいるわけではありません」

「し、嫉妬をしているのか?別に僕は・・・」

「冗談は顔だけにして下さいませ。貴方相手に嫉妬などするわけがないでしょう?どなたとでも懇意になさればよろしいわ」

 あらあらあら。
仲良いと思っていましたけど、違ったようです。というか、アンダーソン様ってこんな駄目キャラでしたっけ?シルヴィア様の双子のお兄様ですし、第2王子であるレオンハルト様の側近候補だから、もっとご立派な方だったと思うのですが。
 お花畑思考って、伝染しますの?それとも、ブランディア伯爵令嬢ってヒロインもどきの魅了の術とか使えます?

「な、なら・・・」

「ですが!婚約者のいる身で、他のご令嬢と懇意になさる方など、私には必要ありません。それにー」

「それに?」

「ローズ様とシルヴィア様を悪しき様におっしゃられる方など、絶対にお断りですわ!」

 リリアナ様のお言葉に、嬉しくて涙が出そうです。私も、リリアナ様やシルヴィア様をよくおっしゃらないアンダーソン様には好意を持てませんわ!

 あら?アルフレッド様?腕の力が強くなっていますわ。苦しいですわ。

「アルフレッド様?」

「僕以外の男に好意なんて持たなくていいから」

「あら」

「レオンハルトも駄目だよ」

「僕はシルヴィアだけいればいいですから」

 アルフレッド様の惚気のような束縛の言葉に、レオンハルト殿下まで惚気ていらっしゃいます。
 まぁぁ!シルヴィア様のお顔が!赤くなられていますわ!照れていらっしゃいます!!
 怖いですから冷やかしませんけどね。可愛いらしいですわ。レオンハルト殿下のことお好きですのね。

 レオンハルト殿下もゲームと違い、シルヴィア様のことをお好きなようで良かったですわ。
 やっぱり、婚約者とはいえ相思相愛が望ましいですわ。

「アルフレッド様?シルヴィアたちまで何ができているのかな?」

 涼やかな声に、アルフレッド様の腕の中から顔を上げます。そろそろ離しては・・・下さいませんのね。

 現れたのはー
ルークス・アンダーソン公爵令息。
 アルフレッド様の側近で、アンダーソン・・ややこしいですわ、エリアス様とシルヴィア様の2歳年上のお兄様でした。

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