ヒロイン転生〜ざまあお断り!私はモブとして幸せになりたいのです〜

みおな

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僕と生きる道を《アルフレッド視点》

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 創造神様に促され、ローズの傍らに腰掛ける。手を両手で握った。

『其方の精神をローズの中へと送り込む。いいか?迷うな。真に求めるものを願わねば、其方も戻ってこれなくなる。必ず、必ずローズと共に戻ってこい』

「はい」

 創造神様の言葉にしっかりとうなづくと、僕は目を閉じた。

 僕が迷ったから。ローズを信じなかったから、彼女が壊れたというのなら、もう絶対に迷わない。
 そして、彼女にもわかってもらう。僕がどれだけローズを好きか。ローズの周囲にいる人間が、どれだけローズことを好きで、心配しているか。

 不思議な空間だった。
色んな景色が浮かび上がっては消えていく。曖昧で、不確かな、だけど温かで安心できる、そんな不思議な空間。

 これがローズの心なんだ。

 創造神様から聞いていた。見える景色は、かつてローズが、カンザキハナが見てきた世界。感じる雰囲気は、ローズの感情だと。
 だから、そこがどんな空間だろうと、そう例えそこが冷たく凍えた空間でも、それを受け入れて進めと。

 何も迷うことはない。真っ直ぐに進めば、ローズの心の中にある中核にローズの精神はあるから、と。

 だから。僕は真っ直ぐに進む。

 しばらく進むと、ぼんやりとした光を放つ球体が視界に入った。
 そして、その中央で膝を抱えて丸くしゃがみ込むのはー

「ローズ」

 僕の声にビクッと体が震える。ピンクブロンドの髪が揺れ、あたりを見渡し・・・僕の姿を見てピタリと視線が止まった。
その瞳が見開かれる。

「ローズ、迎えに来たよ。帰ろ?」

「ある、フレッド様?」

「うん。ごめんね、ローズ。僕は、怖かったんだ。ローズが他の、レオンハルトを、アルクをカーチスをロビンを好きになってしまうんじゃないかって。ローズが言ったげーむの中では僕はこうりゃくたいしょうというものじゃないんだろ?だから、怖かった」

 ローズは黙って、僕の懺悔を聞いている。手を伸ばせば、届きそうなのに、伸ばすのが怖い。拒否されたらと思うと、伸ばせない。

「ローズ、僕はキミが好きだよ。ずっとずっと、初めて会った時から、キミが好きだった。キミにかっこ悪いところを見せたくなくて、キミの目には立派な王太子の姿で映りたくて、ずっと言えなかった。僕はこんなに臆病だ。今も拒否されるのが怖くて、手を伸ばせない。こんな僕だけど、僕の隣でいてくれないか?いや、隣でいて欲しいんだ。愛しているんだ、ローズ」

 弱いところも、情けないところも、全部キミには曝け出すけど、どうかそんな僕の妻になって欲しい。




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