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四度目の人生
今度は平民
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目覚めた場所は・・・
質素な、でも清潔に整えられた部屋だった。
どこだろう?貴族のお屋敷って感じじゃないけど。
白のワンピースは、シンプルだけど清潔で、布の質も悪くなさそう。
「レティーナ様!良かった。お目覚めになったのですね」
ぼんやりとベッドの上で座っていると、栗色の髪を三つ編みにした少女が、水差しを抱えて部屋に入って来た。
「ええと・・・」
「レティーナ様?まだ具合が?すぐに司祭様をお呼びして来ます」
「あ、待って。ちょっと待って」
彼女は今、司祭って言ったわ。ということはここは教会なのね。
その場所で、様を付けて呼ばれているということは・・・
「少し、記憶が混乱しているみたいなの。だから、少し待って」
「大丈夫ですか?記憶が混乱って・・・やっぱり司祭様・・・いえ、司教様に見ていただいた方がいいんじゃないですか?」
「きっとそのうち落ち着くから。それより、ええと・・・」
「リリです。レティーナ様付きのお世話係の」
私付きのお世話係。
教会でお世話係がいて、ここで生活しているということは、私はもしかして聖女?
「リリ。私は聖女よね?」
「はい!良かった。ちゃんと覚えてるんですね。レティーナ様は、この時代で最高の力をお持ちの聖女様です。リリの自慢です。平民でありながら、王太子殿下の婚約者になられたんですから!」
「・・・」
「でも、王宮で倒れられたのに、殿下ってばレティーナ様だけをここへ送り届けるなんて、酷いですよねッ!」
なるほど。
その王宮で倒れたことで、私が転生したということね。
でも、リリの怒るのもわかるわ。
王族の人からすれば、たとえ聖女でも平民だと言いたいんでしょうけど、おそらくは王家側からの婚約の申込みだと思うのよ。
それなのに、仮にも倒れて気を失ってる婚約者を、ひとりで教会へ帰すなんて。
リリは私を慕ってくれているみたいだけど、これは婚約者には期待はできなさそうね。
「駄目よ、リリ。誰かに聞かれたら、リリがお咎めを受けてしまうわ」
「ごめんなさい、レティーナ様。でもぉ!みんなも司祭様もそう思ってますもん。レティーナ様が帰られた時、司祭様のこめかみに青筋立ってましたよ!」
「まぁ!ご心配をかけてしまったわ。ねぇ、リリ。まだ少し怠いから、休んでも良いかしら?」
「あ!すみません、レティーナ様。そうですよね!三日も高熱で寝込まれてたんですから。お水!ここに置いておきますね。あと、司祭様にはお目覚めになったとお伝えしておきます!」
リリはベッド横のテーブルに、水差しを置くと、部屋から出て行った。
ごめんね、リリ。
質素な、でも清潔に整えられた部屋だった。
どこだろう?貴族のお屋敷って感じじゃないけど。
白のワンピースは、シンプルだけど清潔で、布の質も悪くなさそう。
「レティーナ様!良かった。お目覚めになったのですね」
ぼんやりとベッドの上で座っていると、栗色の髪を三つ編みにした少女が、水差しを抱えて部屋に入って来た。
「ええと・・・」
「レティーナ様?まだ具合が?すぐに司祭様をお呼びして来ます」
「あ、待って。ちょっと待って」
彼女は今、司祭って言ったわ。ということはここは教会なのね。
その場所で、様を付けて呼ばれているということは・・・
「少し、記憶が混乱しているみたいなの。だから、少し待って」
「大丈夫ですか?記憶が混乱って・・・やっぱり司祭様・・・いえ、司教様に見ていただいた方がいいんじゃないですか?」
「きっとそのうち落ち着くから。それより、ええと・・・」
「リリです。レティーナ様付きのお世話係の」
私付きのお世話係。
教会でお世話係がいて、ここで生活しているということは、私はもしかして聖女?
「リリ。私は聖女よね?」
「はい!良かった。ちゃんと覚えてるんですね。レティーナ様は、この時代で最高の力をお持ちの聖女様です。リリの自慢です。平民でありながら、王太子殿下の婚約者になられたんですから!」
「・・・」
「でも、王宮で倒れられたのに、殿下ってばレティーナ様だけをここへ送り届けるなんて、酷いですよねッ!」
なるほど。
その王宮で倒れたことで、私が転生したということね。
でも、リリの怒るのもわかるわ。
王族の人からすれば、たとえ聖女でも平民だと言いたいんでしょうけど、おそらくは王家側からの婚約の申込みだと思うのよ。
それなのに、仮にも倒れて気を失ってる婚約者を、ひとりで教会へ帰すなんて。
リリは私を慕ってくれているみたいだけど、これは婚約者には期待はできなさそうね。
「駄目よ、リリ。誰かに聞かれたら、リリがお咎めを受けてしまうわ」
「ごめんなさい、レティーナ様。でもぉ!みんなも司祭様もそう思ってますもん。レティーナ様が帰られた時、司祭様のこめかみに青筋立ってましたよ!」
「まぁ!ご心配をかけてしまったわ。ねぇ、リリ。まだ少し怠いから、休んでも良いかしら?」
「あ!すみません、レティーナ様。そうですよね!三日も高熱で寝込まれてたんですから。お水!ここに置いておきますね。あと、司祭様にはお目覚めになったとお伝えしておきます!」
リリはベッド横のテーブルに、水差しを置くと、部屋から出て行った。
ごめんね、リリ。
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