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第3話
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この世界に魔法は存在する。
だけど、元々が乙女ゲームということもあってか、魔導師の注目度は高くない。
(ウィンドエッジ、って思い切り攻撃魔法じゃないっ!!)
イザベラももちろん魔法は習得している。
だけどこんないきなりで対処が追い付くはずもなく。
(って、こういった場では魔法はご法度なんじゃ……そんな場合じゃないしっ!! 跳ね返したら他のご令嬢に当たるっ!! 防御魔――間に合わないっ!!)
確か持っていた扇子に防御の加護が付けられていたはず、ととっさに前に出すも、つい目をつぶってしまった。
その時、前に誰かが入り込んだ気配がした。
「ウィンドシールド」
深みのあるバリトンの声がした。
「……?」
目を開けるとあたしは黒髪の男性に庇われていた。
キーロン殿下が放った攻撃魔法は跡形もなく消えていて。
推測だけど、キーロン殿下が放った攻撃魔法と同じ力の防御魔法を放って相殺させたのだと思うけど、この短い時間によくそれだけのことができたものである。
(それに詠唱もほとんどなし、って物凄い実力者……っていうか、誰?)
こちらからは背中しか目に入らないけど、この黒い髪も声も覚えがないし、と戸惑っていると、キーロン殿下の低い声がした。
「……邪魔をしないでいただきたいな。ケイン王子」
(――ケイン王子? もしかして隣国ソネット王国の第2王子のケイン王子っ!?)
うん、来てたわ。この学園に留学してたわ。でもって今日、ケイン王子も卒業だったわ。
遠い目になりながら巻き込んでしまってごめんなさい、と思っていると、
「無抵抗の女性に攻撃魔法ですか」
めっちゃ怒りを抑えているようなケイン王子の声がした。
ソネット王国って、このバリツ王国の東側に位置する国で、小麦の生産に特化していることを除けば特に資源とかないんだけど、その国土はバリツ王国の3倍は軽くあるのよね。
対してバリツ王国は山脈が多く、鉄鉱山もあるけど、農作物の生産に適した平地が少ない。
人口も圧倒的にソネット王国が勝っている。
(国同士の力関係では向こうが上だから、怒らせちゃいけない相手なんだけど)
まあ、外交で相手を怒らせるのは愚策の一つだけど。
「……その女が命令に背いたからです。貴公には関係ないことだ」
(うわー、喧嘩売っちゃってるよ)
対外的にはいいのかこれ、と遠くに視線を向けていると、ケイン王子がこちらを振り向いた。
「けがはないようだな」
振り返ったケイン王子はやっぱりというか、イケメンだった。
少しだけクセのある黒髪に青みがかった紫の瞳、同じ年のはずなのに何故かかなり人生経験を経た大人の男性の雰囲気――フェロモンのようなものがあって。
笑みを浮かべたケイン王子にあちらこちらで黄色い声が上がる。
(元社会人でよかった)
こちらも被弾してない訳じゃないけど、何にも感じてないふりくらいはできる。
「ありがとうございます。ケイン王子」
「できればケイン、と呼んで欲しいな」
そう言って微笑んだ顔は抗い難いものがあったけど、あたしはぎりぎりのところで踏ん張った。
(負けるな自分っ、ここで押し切られたら何かマズイ気がするっ!!)
「恐れ多いですわ。ほとんどお話したこともありませんのに」
イザベラの記憶を探ってもケイン王子と親密どころか、会話をしていたものはない。
(ここは面倒なことになる前に退却よっ!!)
社会人生活で培ってきた本能が何かやばい、と訴えかけているのであたしは暇を告げようとした。
だけど、それより早くケイン王子がキーロン殿下に向かって話しかけた。
「バリツ王国キーロン王太子、あなたは彼女――フォーンドット公爵令嬢と婚約を破棄した、ということでよろしいですね?」
「ああ、そうだが」
それが何だ、とでも言いたげな顔をしているキーロン殿下にケイン王子がさらりととんでもないことを言ってくれた。
「では、私が貰い受けてもよろしいですね」
(はあああっ!?)
「いや、その女は――」
「……よろしいですね」
(いやいやいやっ、ちょっと待ってっ!!)
こんな展開乙女ゲームにあった? と思っていると視界の隅によぎるピンク頭。
「まあ、ケイン様って慈愛の精神に溢れていらっしゃるんですね」
(ヒロイン来たぁっ!!)
ケイン王子もイケメンなので、きっと総取りを狙っているヒロインからしたら欲しいのだろう。
「イザベラ様のような方にも慈悲の心で接して下さるなんてすごいですね」
(おいおいおい)
何かめっちゃ含むものがある台詞を言ってくれた。
ケイン王子の側により、下から見上げるその様はまさにあざと可愛い、という感じで。
ああ、やっぱり男性はそういうの好きだよねぇ、と思わず静観していると、
「……」
(ん?)
「それはお前の方だな。フォーンドット公爵令嬢に瑕疵があるように見えるなら、目がおかしい」
あまりの台詞に場の空気が固まった。
「な、マリアンヌに何をっ!!」
気色ばむキーロン殿下に構わず、ケイン王子が何やらピンク頭に囁いた。
何を言っているのか分からなかったが、ピンク頭が後ずさったところを見るとあまりいいことではないようだ。
「それでは、私はこれにて失礼させていただきますよ」
文句のいいようのない所作で暇を告げると、流れるようにエスコートされた。
(は、え?)
状況の把握が追い付かないままにあたしはその手を取って今度こそ大広間を後にしたのだった。
だけど、元々が乙女ゲームということもあってか、魔導師の注目度は高くない。
(ウィンドエッジ、って思い切り攻撃魔法じゃないっ!!)
イザベラももちろん魔法は習得している。
だけどこんないきなりで対処が追い付くはずもなく。
(って、こういった場では魔法はご法度なんじゃ……そんな場合じゃないしっ!! 跳ね返したら他のご令嬢に当たるっ!! 防御魔――間に合わないっ!!)
確か持っていた扇子に防御の加護が付けられていたはず、ととっさに前に出すも、つい目をつぶってしまった。
その時、前に誰かが入り込んだ気配がした。
「ウィンドシールド」
深みのあるバリトンの声がした。
「……?」
目を開けるとあたしは黒髪の男性に庇われていた。
キーロン殿下が放った攻撃魔法は跡形もなく消えていて。
推測だけど、キーロン殿下が放った攻撃魔法と同じ力の防御魔法を放って相殺させたのだと思うけど、この短い時間によくそれだけのことができたものである。
(それに詠唱もほとんどなし、って物凄い実力者……っていうか、誰?)
こちらからは背中しか目に入らないけど、この黒い髪も声も覚えがないし、と戸惑っていると、キーロン殿下の低い声がした。
「……邪魔をしないでいただきたいな。ケイン王子」
(――ケイン王子? もしかして隣国ソネット王国の第2王子のケイン王子っ!?)
うん、来てたわ。この学園に留学してたわ。でもって今日、ケイン王子も卒業だったわ。
遠い目になりながら巻き込んでしまってごめんなさい、と思っていると、
「無抵抗の女性に攻撃魔法ですか」
めっちゃ怒りを抑えているようなケイン王子の声がした。
ソネット王国って、このバリツ王国の東側に位置する国で、小麦の生産に特化していることを除けば特に資源とかないんだけど、その国土はバリツ王国の3倍は軽くあるのよね。
対してバリツ王国は山脈が多く、鉄鉱山もあるけど、農作物の生産に適した平地が少ない。
人口も圧倒的にソネット王国が勝っている。
(国同士の力関係では向こうが上だから、怒らせちゃいけない相手なんだけど)
まあ、外交で相手を怒らせるのは愚策の一つだけど。
「……その女が命令に背いたからです。貴公には関係ないことだ」
(うわー、喧嘩売っちゃってるよ)
対外的にはいいのかこれ、と遠くに視線を向けていると、ケイン王子がこちらを振り向いた。
「けがはないようだな」
振り返ったケイン王子はやっぱりというか、イケメンだった。
少しだけクセのある黒髪に青みがかった紫の瞳、同じ年のはずなのに何故かかなり人生経験を経た大人の男性の雰囲気――フェロモンのようなものがあって。
笑みを浮かべたケイン王子にあちらこちらで黄色い声が上がる。
(元社会人でよかった)
こちらも被弾してない訳じゃないけど、何にも感じてないふりくらいはできる。
「ありがとうございます。ケイン王子」
「できればケイン、と呼んで欲しいな」
そう言って微笑んだ顔は抗い難いものがあったけど、あたしはぎりぎりのところで踏ん張った。
(負けるな自分っ、ここで押し切られたら何かマズイ気がするっ!!)
「恐れ多いですわ。ほとんどお話したこともありませんのに」
イザベラの記憶を探ってもケイン王子と親密どころか、会話をしていたものはない。
(ここは面倒なことになる前に退却よっ!!)
社会人生活で培ってきた本能が何かやばい、と訴えかけているのであたしは暇を告げようとした。
だけど、それより早くケイン王子がキーロン殿下に向かって話しかけた。
「バリツ王国キーロン王太子、あなたは彼女――フォーンドット公爵令嬢と婚約を破棄した、ということでよろしいですね?」
「ああ、そうだが」
それが何だ、とでも言いたげな顔をしているキーロン殿下にケイン王子がさらりととんでもないことを言ってくれた。
「では、私が貰い受けてもよろしいですね」
(はあああっ!?)
「いや、その女は――」
「……よろしいですね」
(いやいやいやっ、ちょっと待ってっ!!)
こんな展開乙女ゲームにあった? と思っていると視界の隅によぎるピンク頭。
「まあ、ケイン様って慈愛の精神に溢れていらっしゃるんですね」
(ヒロイン来たぁっ!!)
ケイン王子もイケメンなので、きっと総取りを狙っているヒロインからしたら欲しいのだろう。
「イザベラ様のような方にも慈悲の心で接して下さるなんてすごいですね」
(おいおいおい)
何かめっちゃ含むものがある台詞を言ってくれた。
ケイン王子の側により、下から見上げるその様はまさにあざと可愛い、という感じで。
ああ、やっぱり男性はそういうの好きだよねぇ、と思わず静観していると、
「……」
(ん?)
「それはお前の方だな。フォーンドット公爵令嬢に瑕疵があるように見えるなら、目がおかしい」
あまりの台詞に場の空気が固まった。
「な、マリアンヌに何をっ!!」
気色ばむキーロン殿下に構わず、ケイン王子が何やらピンク頭に囁いた。
何を言っているのか分からなかったが、ピンク頭が後ずさったところを見るとあまりいいことではないようだ。
「それでは、私はこれにて失礼させていただきますよ」
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