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女の子と付き合うことは俺にとって苦行でしかなかった。性欲だけが先行していたが、正直それ以外の時は一緒にいても全然楽しくない。男友達と遊んでいる時の方がどれだけ楽しいか。くだらない会話してゲラゲラ笑ってゲームして。中身がガキの俺にはそんなので充分だったのだ。好きな時に男友達と遊んで、好きなだけサッカーして、ヤりたい時にヤりたいだけヤれればどんなにいいだろうとよく思った。しかもヤるだけヤったら女はすぐ帰る、みたいな。あー、楽だろうなぁ。
だけど現実はそんなわけにはいかない。セックスしたければそれなりに女の子のご機嫌をとって、君だけが特別で誰よりも大切なんだよと、言葉や態度で示して信じさせなければならない。クズの俺にはそれが結構な負担だった。
「…大好きだよ、蘭。ほんと可愛い」
俺は心にもないことを言いながら、彼女を抱き寄せ首筋に優しくキスをする。甘ったるい匂いがする。
「いっくん…。…本当?」
うっとりと目を閉じて俺の背中に腕を回しながら彼女が聞き返してくる。…俺はこのいちいち聞き返されるのがまた面倒くさくて大嫌いだった。不毛な会話は省略したい。彼女の親がパートから帰ってくる前に2、3回ヤらせてほしいんだけど。時間がもったいねぇ。
「…本当だよ。蘭のことしか考えられない」
俺はベッドの上にさり気なく移動しながら、蘭に甘い言葉を囁き、腕を引く。
「ふふ…。私も。…毎日いっくんのことしか考えられない。…ねぇ、私たち、本当に結婚できるかな」
「…当たり前だろ。…おいで、蘭」
蘭を横たわらせて上に乗っかり、そっと抱きしめながら繰り返しキスをする。こいつに恋愛感情なんて少しもないのに、この後の快楽を期待して俺の下はすでにガチガチに固くなっていた。早く挿れたい。
面倒くささに耐えながら愛の言葉を繰り返し囁き優しく抱きしめ、ゆっくりと服を脱がせていく。蘭の下を濡らすために、俺は体中を柔らかなタッチで愛撫しながら感じやすい首筋や胸に舌を這わせる。
「あっ、……ん、……は、ぁん……」
「…………。」
正直、俺は蘭の体にも甘い喘ぎ声にも全然興奮しなかった。たしかに好きとかいう感情はないけれど、一応俺は男でこいつは見た目の綺麗な女で…。それならもう少し気持ちが盛り上がってもいいもんだと思うのだが、挿れた時の物理的な快感以外に俺の求めているものはなかった。
面倒な愛撫をしばらく続けてから、太ももをするりと撫で上げて蘭のその部分に指を這わせる。下着の上からでももう充分に濡れているのが分かり、俺はたまらず強引に下着を剥ぎ取った。
「あっ…、…い、…いっくん……」
「愛してるよ、蘭」
適当にあしらいながらコンドームを手早く着けると、彼女の足を割って入り、先端をぐっと押し付ける。ここまで来てようやく少し興奮してきた。
「いっくん……わ、私も、……あ、」
返事も聞かずに俺はそのまま中に押し入った。
「あぁぁ……んっ!」
「……っ、……は」
……はぁ、……気持ちいい。この瞬間のためだけにデートを重ねて、中身のない愛の言葉を囁いて、…俺って本当どうしようもないな…、などと頭の片隅で考えながら腰をせっせと振りまくる。
「あっ!あっ!……はぁぁんっ!あ、い、……いっくん……っ!」
「…………っ、」
……うーん…。なんかイマイチ盛り上がりに欠けるんだよなぁ。好きな子とすればもっと楽しいんだろうけどさ…。いねぇんだもん、好きな子なんて…。射精のためだけにカクカクと腰を前後に揺らしながら、熱くなれない頭の中で冷静に考える。そう言えば俺って、まだ一度も誰かのことを好きになったことって…………
その時、ふと、
『えぇ?そりゃ入るよ。俺も温まりたいもん。ダメなの?』
「…………っ」
俺は何故だか、あの時一緒に風呂に入った颯太の声と、肌の色を思い出した。
「………………。」
目の前の蘭を見る。シーツを掴んで、眉間に皺を寄せながら白い体をくねらせ、喘いでいる。
……今、もし、…ここにいるのが、颯太だったら……
腰を動かしながら、俺は無意識に蘭の姿に颯太を重ねた。
「あ、はぁ……っ!んっ!う、……うぅ……んっ!いっ、くん……、いっくぅん……っ!」
『あ、……はぁっ!、……い、樹……っ、いつき……っ!』
「─────っ!」
ドクンッ、と、心臓が大きく跳ね上がった。突然頭がグラリと揺れるほどの興奮を覚え、俺はごくりと生唾を飲み込む。
「…………は、……はぁっ、…はぁっ、はぁっ、はぁっ……」
『あっ、あ、はぁぁぁんっ!いつきぃ……!……き、気持ち、いいっ……!気持ちいいよぉ……っ!』
「……っ!……あ、……はぁっ!はぁっ!…………そ、」
颯太…、颯太……っ!
俺の下で身をよじりながら喘ぐ颯太を想像しているうちに、俺の理性は完全にどこかにいってしまった。頭がグラグラと揺れ、息が上がる。腰の動きはたちまち激しくなり、俺は目を閉じて頭の中の颯太とともに快楽を追い続けた。こうしていると頭がおかしくなるほどに気持ちいい。どうにかなってしまいそうだった。
ここにいるのは颯太だ。俺は今、颯太を抱いてるんだ。倒錯した頭の中でそう思い込むと俺のモノがますます太く、固くなった。質量を増したそれに、颯太が敏感に反応し声を上げる。
『あ…、あ、あぁぁぁんっ!……はぁっ!……い、いつきぃ……っ!』
「ふ……、く、……っ!!」
俺は何度も喉を鳴らして溢れそうになる涎を飲み込みながら汗だくになってがむしゃらに腰を振り、激しく絶頂に達した。
はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ……
「い、いっくん……、な、なんか……、今日、すごかった、ね……」
(………………あ)
激しくイって頭が真っ白になったまましばらく呆然としていたが、蘭のその声にふと我に返った。そうだ、俺……、今蘭と……。
正気を取り戻した俺は自分が信じられずに愕然とした。なんで俺、こんな…。なんでよりによって颯太を想像して、こんなに興奮して夢中になってヤったんだ…?おかしいだろ、こんなの…………
「ねぇ。……ねぇ、いっくんってば」
「!」
「…どうしたの?なんかすごかったし、…ボーッとして。何考えてるの?」
「………………。…蘭、が、…さっきの蘭がすげぇ可愛くて。興奮した。ごめん」
「えぇ?…ふふっ。やだぁ、恥ずかしいんだけど」
「…………。」
俺は心底動揺していた。颯太を想像しながらしたセックスは、今までとは比べものにならないほどに気持ちがよかった。
でも、こんなのはダメだ。だって絶対おかしいだろ、こんなの。颯太は誰よりも大切な友達なんだ。小さい時から、ずっと特別で、可愛くて、大事で…………
…………まさか、俺、
「…………っ!!」
いや、ダメだ。きっと今の俺はどうかしてるんだ。たまたまだ。たまたま、変な気分になっただけだ。これ以上考えるな。違う。違う。考えるな、考えるな、考えるな…………
「……ぇ、……ねぇってば!いっくん!」
突然頭を抱えて自分の世界に入った俺に、蘭が苛立った声をかけ肩を揺さぶってくる。
うっすらと見えてしまった自分の気持ちに慌てて蓋をする。認めてしまえば、俺たちの関係は大きく変わってしまうかもしれない。
俺はそのことがたまらなく怖かった。
だけど現実はそんなわけにはいかない。セックスしたければそれなりに女の子のご機嫌をとって、君だけが特別で誰よりも大切なんだよと、言葉や態度で示して信じさせなければならない。クズの俺にはそれが結構な負担だった。
「…大好きだよ、蘭。ほんと可愛い」
俺は心にもないことを言いながら、彼女を抱き寄せ首筋に優しくキスをする。甘ったるい匂いがする。
「いっくん…。…本当?」
うっとりと目を閉じて俺の背中に腕を回しながら彼女が聞き返してくる。…俺はこのいちいち聞き返されるのがまた面倒くさくて大嫌いだった。不毛な会話は省略したい。彼女の親がパートから帰ってくる前に2、3回ヤらせてほしいんだけど。時間がもったいねぇ。
「…本当だよ。蘭のことしか考えられない」
俺はベッドの上にさり気なく移動しながら、蘭に甘い言葉を囁き、腕を引く。
「ふふ…。私も。…毎日いっくんのことしか考えられない。…ねぇ、私たち、本当に結婚できるかな」
「…当たり前だろ。…おいで、蘭」
蘭を横たわらせて上に乗っかり、そっと抱きしめながら繰り返しキスをする。こいつに恋愛感情なんて少しもないのに、この後の快楽を期待して俺の下はすでにガチガチに固くなっていた。早く挿れたい。
面倒くささに耐えながら愛の言葉を繰り返し囁き優しく抱きしめ、ゆっくりと服を脱がせていく。蘭の下を濡らすために、俺は体中を柔らかなタッチで愛撫しながら感じやすい首筋や胸に舌を這わせる。
「あっ、……ん、……は、ぁん……」
「…………。」
正直、俺は蘭の体にも甘い喘ぎ声にも全然興奮しなかった。たしかに好きとかいう感情はないけれど、一応俺は男でこいつは見た目の綺麗な女で…。それならもう少し気持ちが盛り上がってもいいもんだと思うのだが、挿れた時の物理的な快感以外に俺の求めているものはなかった。
面倒な愛撫をしばらく続けてから、太ももをするりと撫で上げて蘭のその部分に指を這わせる。下着の上からでももう充分に濡れているのが分かり、俺はたまらず強引に下着を剥ぎ取った。
「あっ…、…い、…いっくん……」
「愛してるよ、蘭」
適当にあしらいながらコンドームを手早く着けると、彼女の足を割って入り、先端をぐっと押し付ける。ここまで来てようやく少し興奮してきた。
「いっくん……わ、私も、……あ、」
返事も聞かずに俺はそのまま中に押し入った。
「あぁぁ……んっ!」
「……っ、……は」
……はぁ、……気持ちいい。この瞬間のためだけにデートを重ねて、中身のない愛の言葉を囁いて、…俺って本当どうしようもないな…、などと頭の片隅で考えながら腰をせっせと振りまくる。
「あっ!あっ!……はぁぁんっ!あ、い、……いっくん……っ!」
「…………っ、」
……うーん…。なんかイマイチ盛り上がりに欠けるんだよなぁ。好きな子とすればもっと楽しいんだろうけどさ…。いねぇんだもん、好きな子なんて…。射精のためだけにカクカクと腰を前後に揺らしながら、熱くなれない頭の中で冷静に考える。そう言えば俺って、まだ一度も誰かのことを好きになったことって…………
その時、ふと、
『えぇ?そりゃ入るよ。俺も温まりたいもん。ダメなの?』
「…………っ」
俺は何故だか、あの時一緒に風呂に入った颯太の声と、肌の色を思い出した。
「………………。」
目の前の蘭を見る。シーツを掴んで、眉間に皺を寄せながら白い体をくねらせ、喘いでいる。
……今、もし、…ここにいるのが、颯太だったら……
腰を動かしながら、俺は無意識に蘭の姿に颯太を重ねた。
「あ、はぁ……っ!んっ!う、……うぅ……んっ!いっ、くん……、いっくぅん……っ!」
『あ、……はぁっ!、……い、樹……っ、いつき……っ!』
「─────っ!」
ドクンッ、と、心臓が大きく跳ね上がった。突然頭がグラリと揺れるほどの興奮を覚え、俺はごくりと生唾を飲み込む。
「…………は、……はぁっ、…はぁっ、はぁっ、はぁっ……」
『あっ、あ、はぁぁぁんっ!いつきぃ……!……き、気持ち、いいっ……!気持ちいいよぉ……っ!』
「……っ!……あ、……はぁっ!はぁっ!…………そ、」
颯太…、颯太……っ!
俺の下で身をよじりながら喘ぐ颯太を想像しているうちに、俺の理性は完全にどこかにいってしまった。頭がグラグラと揺れ、息が上がる。腰の動きはたちまち激しくなり、俺は目を閉じて頭の中の颯太とともに快楽を追い続けた。こうしていると頭がおかしくなるほどに気持ちいい。どうにかなってしまいそうだった。
ここにいるのは颯太だ。俺は今、颯太を抱いてるんだ。倒錯した頭の中でそう思い込むと俺のモノがますます太く、固くなった。質量を増したそれに、颯太が敏感に反応し声を上げる。
『あ…、あ、あぁぁぁんっ!……はぁっ!……い、いつきぃ……っ!』
「ふ……、く、……っ!!」
俺は何度も喉を鳴らして溢れそうになる涎を飲み込みながら汗だくになってがむしゃらに腰を振り、激しく絶頂に達した。
はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ……
「い、いっくん……、な、なんか……、今日、すごかった、ね……」
(………………あ)
激しくイって頭が真っ白になったまましばらく呆然としていたが、蘭のその声にふと我に返った。そうだ、俺……、今蘭と……。
正気を取り戻した俺は自分が信じられずに愕然とした。なんで俺、こんな…。なんでよりによって颯太を想像して、こんなに興奮して夢中になってヤったんだ…?おかしいだろ、こんなの…………
「ねぇ。……ねぇ、いっくんってば」
「!」
「…どうしたの?なんかすごかったし、…ボーッとして。何考えてるの?」
「………………。…蘭、が、…さっきの蘭がすげぇ可愛くて。興奮した。ごめん」
「えぇ?…ふふっ。やだぁ、恥ずかしいんだけど」
「…………。」
俺は心底動揺していた。颯太を想像しながらしたセックスは、今までとは比べものにならないほどに気持ちがよかった。
でも、こんなのはダメだ。だって絶対おかしいだろ、こんなの。颯太は誰よりも大切な友達なんだ。小さい時から、ずっと特別で、可愛くて、大事で…………
…………まさか、俺、
「…………っ!!」
いや、ダメだ。きっと今の俺はどうかしてるんだ。たまたまだ。たまたま、変な気分になっただけだ。これ以上考えるな。違う。違う。考えるな、考えるな、考えるな…………
「……ぇ、……ねぇってば!いっくん!」
突然頭を抱えて自分の世界に入った俺に、蘭が苛立った声をかけ肩を揺さぶってくる。
うっすらと見えてしまった自分の気持ちに慌てて蓋をする。認めてしまえば、俺たちの関係は大きく変わってしまうかもしれない。
俺はそのことがたまらなく怖かった。
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