小料理 タヌキ屋 2

俺はその時、身も心もボロボロだった。
結婚目前にして彼女を振ったのだ。

当然彼女は怒り心頭、ボッコボコに心的ダメージを喰らわされた。そして周りの人間たちからも、極悪非道のクズ男呼ばわりされている。

 俺だってアラフォーに近い彼女を振るなんて酷いことだってわかってるよ!
 でも結婚生活って長いんだ!
 妥協したくないだろ!
 俺だって幸せになる権利はある~!
 あぁ…もう嫌だ…家に籠って寝ていたい…。

そんな時、俺の目の前に見たことも無い怪しい路地が現れた。

その先にあったのは…奇妙な女将が営む小料理屋…。

※前作「小料理 タヌキ屋」の続編です。小説家になろうでも連載しています。
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