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私の薬は何故苦い?
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「皆、ごめんなさい。私が我慢していれば良かったのに」
別の店に向かって歩きながら私が謝った。
「あんな、貴族を優先する店なんて願い下げだよ。さすが、帝国の資本が入っているだけはある」
カートが怒っていってくれた。
「そうなんだ。あそこも帝国の資本が入っているんだ」
メルヴィン様も頷く。
「帝国がそんなに進出しているの?」
私が驚いて聞いた。私の母は帝国出身者ではあるが私は育ったこの国には愛着があった。一応王子二人も知っているし、一人はいけ好かないやつだけど・・・・
「私もあんまり聞いたことがないんですけれど」
プリシラさんも言う。
「うーん、良くは判らないけれどちょくちょく進出しているみたいだよ」
「わからないようにしているみたいだがな」
メルヴィン様とカートが教えてくれた。
「そうなんだ」
私はそれが良いことかどうかも判らなかった。お店が増えることは良いことだとは思うけど。
「帝国の手先で我が国のことを調べているという可能性もありますしね」
「えっ、そうなんですか。メルヴィン様」
私が驚いて聞いた。
「まあ、その可能性があるということだよ」
不安そうに見た私達女の子の不安を和らげるようにメルヴィン様は微笑んでくれた。その笑みを見てプリシラさんは少し赤くなっていたけど・・・・
「ところでオーレリアさん。何故私だけ様付けなんですか。公爵家の令嬢のプリシラもさん付けなのに」
少し戸惑ったふうにメルヴィン様が聞いてきた。
「だって、メルヴイン様はお客様ですし」
私は当然のように言った。
「いや、ちょっと待った。それ言うならプリシラのところも君の薬買っていると思うよ」
「えっ、そうなんですか。私知らなくて」
プリシラさんが目を丸くして聞いてきた。
「風邪薬のあの苦いポーションがオーレリアさんのだよ、絶対に」
「ああ、あの苦い・・・・」
プリシラさんが嫌そうに言う。
「えっ、だって風邪薬は苦いほど効き目が良いっていうじゃないですか」
私が慌てて言った。母にいつもそう言われていたのだ。
『良薬は口に苦し』
本当によく聞く薬は苦いのだと散々聞かされて私は育ったのだ。
だから風邪薬にはわざと苦味を増す薬草を入れたりしているんだけど。
そう言うと
「えっ、そうなんですか」
思わず嫌そうな顔をしてプリシラさんが私を見た。
「お母様もそう言うんです。『これは一番苦い風邪薬だから絶対に効くはずだって』」
「そうでしょ。私もそう思うんです」
私は自信満々に言い切った。我が家の特級ポーションを除けば、自慢の一品なのだ。価格も銀貨2枚と格安だ。本数で言えば一番良く売れるのだ。
「だからといって更に苦くしなくてもいいよな」
カートが言ってきた。
「こいつどうしたら苦くなるかなんて研究しているんだぜ。飲む方からしたら止めてほしいよ」
カートがブツブツ言う。
「えっ、本当なんですか。わざと苦くするなんて」
嫌そうにプリシラさんが言う。
「だってその方がよく効くと思えるじゃない」
「いや、お前自分で飲まないからそう言えるんだよ」
「何言っているのよ。ちゃんと自分で作ったものは味見しているんだからね。それに風邪引いたらあの2倍濃くしたの飲むんだから」
「本当に?」
プリシラさんは信じられないって顔で見ていた。
「そんなに苦いの嫌?」
「できたらもう少し甘くしてほしいです」
切実にプリシラさんが言ってきた。
「持ち帰らせて下さい」
私は少し検討することにした。
「まあ、でも、チェスターの苦い風邪薬って貴族の間で有名だよね」
「そうだよ。銀貨2枚って高いけど、皆買っているものな」
「えっ、銀貨2枚って高いの?」
「高いに決まっているだろ。」
「ローマンの風邪薬ポーションなら銀貨1枚だよ」
「そうなんだ」
私は驚いて聞いた。
「もっともローマンも帝国籍だけどな。そもそも苦くしろっていうのはリアの母親があんまり売りたくなかったからだと思うぞ。苦くしたら売れなくなるって思って」
カートが自信を持って言ってきた。
「えっ、そうなの」
「そうに決まっているよ。お前の母親はものぐさだからな。特級ポーションさえ売れていれば食うのに困らないし」
「うーん、そんなことはないと思うけど・・・・」
と母のために弁護しつつ私はカートの言うのが正しいと頭の中では理解できた。
何しろ、店が忙しくなると母は機嫌が悪くなったし、私がポーション作れるようになると全てのポーション作りを私に丸投げしたような母の事だ。
別の店に向かって歩きながら私が謝った。
「あんな、貴族を優先する店なんて願い下げだよ。さすが、帝国の資本が入っているだけはある」
カートが怒っていってくれた。
「そうなんだ。あそこも帝国の資本が入っているんだ」
メルヴィン様も頷く。
「帝国がそんなに進出しているの?」
私が驚いて聞いた。私の母は帝国出身者ではあるが私は育ったこの国には愛着があった。一応王子二人も知っているし、一人はいけ好かないやつだけど・・・・
「私もあんまり聞いたことがないんですけれど」
プリシラさんも言う。
「うーん、良くは判らないけれどちょくちょく進出しているみたいだよ」
「わからないようにしているみたいだがな」
メルヴィン様とカートが教えてくれた。
「そうなんだ」
私はそれが良いことかどうかも判らなかった。お店が増えることは良いことだとは思うけど。
「帝国の手先で我が国のことを調べているという可能性もありますしね」
「えっ、そうなんですか。メルヴィン様」
私が驚いて聞いた。
「まあ、その可能性があるということだよ」
不安そうに見た私達女の子の不安を和らげるようにメルヴィン様は微笑んでくれた。その笑みを見てプリシラさんは少し赤くなっていたけど・・・・
「ところでオーレリアさん。何故私だけ様付けなんですか。公爵家の令嬢のプリシラもさん付けなのに」
少し戸惑ったふうにメルヴィン様が聞いてきた。
「だって、メルヴイン様はお客様ですし」
私は当然のように言った。
「いや、ちょっと待った。それ言うならプリシラのところも君の薬買っていると思うよ」
「えっ、そうなんですか。私知らなくて」
プリシラさんが目を丸くして聞いてきた。
「風邪薬のあの苦いポーションがオーレリアさんのだよ、絶対に」
「ああ、あの苦い・・・・」
プリシラさんが嫌そうに言う。
「えっ、だって風邪薬は苦いほど効き目が良いっていうじゃないですか」
私が慌てて言った。母にいつもそう言われていたのだ。
『良薬は口に苦し』
本当によく聞く薬は苦いのだと散々聞かされて私は育ったのだ。
だから風邪薬にはわざと苦味を増す薬草を入れたりしているんだけど。
そう言うと
「えっ、そうなんですか」
思わず嫌そうな顔をしてプリシラさんが私を見た。
「お母様もそう言うんです。『これは一番苦い風邪薬だから絶対に効くはずだって』」
「そうでしょ。私もそう思うんです」
私は自信満々に言い切った。我が家の特級ポーションを除けば、自慢の一品なのだ。価格も銀貨2枚と格安だ。本数で言えば一番良く売れるのだ。
「だからといって更に苦くしなくてもいいよな」
カートが言ってきた。
「こいつどうしたら苦くなるかなんて研究しているんだぜ。飲む方からしたら止めてほしいよ」
カートがブツブツ言う。
「えっ、本当なんですか。わざと苦くするなんて」
嫌そうにプリシラさんが言う。
「だってその方がよく効くと思えるじゃない」
「いや、お前自分で飲まないからそう言えるんだよ」
「何言っているのよ。ちゃんと自分で作ったものは味見しているんだからね。それに風邪引いたらあの2倍濃くしたの飲むんだから」
「本当に?」
プリシラさんは信じられないって顔で見ていた。
「そんなに苦いの嫌?」
「できたらもう少し甘くしてほしいです」
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「持ち帰らせて下さい」
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「まあ、でも、チェスターの苦い風邪薬って貴族の間で有名だよね」
「そうだよ。銀貨2枚って高いけど、皆買っているものな」
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「高いに決まっているだろ。」
「ローマンの風邪薬ポーションなら銀貨1枚だよ」
「そうなんだ」
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カートが自信を持って言ってきた。
「えっ、そうなの」
「そうに決まっているよ。お前の母親はものぐさだからな。特級ポーションさえ売れていれば食うのに困らないし」
「うーん、そんなことはないと思うけど・・・・」
と母のために弁護しつつ私はカートの言うのが正しいと頭の中では理解できた。
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