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総受け会長のお話

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王道学園の会長総受けです
_______________


「「「きゃーーっ」」」

「拓磨様、今日も格好いいわ~」

「抱かれた~い」


突然ですが僕、生徒会長御手洗拓磨には2つ悩みがあります。
1つめは、放課後になるたびに悲鳴と共に大量の男子生徒に囲まれること。
2つめは、

「うるせぇ、俺様がてめぇらみたいなのを抱くわけねぇだろうが。」

この俺様キャラをやめられないことです。
1ヶ月家庭の事情で休んだら、知らぬ間に会長になっていて、この学園の伝統で会長は俺様キャラじゃないといけないとか、意味わかんない。

とりあえず、生徒達から逃げる様に生徒会室に入る。

「お疲れ様です、拓磨。」

「おかえり、かいちょう。」

「「お疲れ~。」」

「おっつー、会長。」

上から、腹黒副会長の伏見沙月、わんこ書記の古川翔太郎、双子庶務の前橋空と海、チャラ男会計の望月優斗。

「ただいま。はぁ、疲れた~。」

僕は、生徒会のメンバーにだけは素で接している。

「相変わらず、大変ですね。」

「大変だよ。沙月が会長やってよ~。」

「嫌ですよ。まぁ、疲れてるみたいですし、肩もみぐらいならしてもいいですよ。」

「ありがとう~。はぁ~気持ちぃ~。」

「ならよかったです。」

「んぁ…」
沙月の息が耳にかかってくすぐったい。

「どしたの会長、えっちぃ声出しちゃって。」

「耳に沙月の息がかかって……ひゃぁ…」
突然、空と海に両耳を舐められる。

「ちょっ……やめっ………ぁ………」

「「拓磨っち、耳弱いんだ~♪」」

「そんなっ……ぁ…ことっ………なっ……ん!」
唇を翔太郎に塞がれる。翔太郎の舌が僕の口内に入って、僕の舌に絡みついてくる。

「ぁ……ぅ………むぅ………あぁっ…」
翔太郎に翻弄されてる内に、いつの間にか優斗が僕のズボンを脱がして、触れた。

「あ~あ、会長こんなに下着濡らしちゃって。キスされて、耳舐められて感じたんだ?」

「言わなっ………ぃ……でっ…………ひゃぁ…」
肩をもんでた沙月が、いつの間にか僕の服をめくって、僕の胸の突起を口の中に含み転がし始める。

「うわぁ、会長のモノ震えて出したそうにしてる。」

「イキたいですか?」

「ぅ……ん………イキっ……たっ………」

「りょーかい。イカせたげる。」
そう言って、優斗は僕のモノを下着の上から舐め始めた。

「あぁ………んぁ…………イクっ…」
空と海に両耳を舐められて、翔太郎をキスされて、沙月に胸を舐められて、優斗に下着越しに舐められながら、僕はイった。

「はぁ……はぁ………」

「可愛いですよ、拓磨。」

「会長えっろ~い。」

「ごちそうさまでした。」

「「気持ち良かった?」」

もう僕には、答える気力も無いほどに、彼らの行為は気持ちよく、激しかった。



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