【完結】初恋は檸檬の味 ―後輩と臆病な僕の、恋の記録―

夢鴉

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四章 残された時間

四十二話 体育祭①

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 体育祭の練習と勉強に挟まれた生活を送ること二週間。
 遂にその日はやって来た。

「体育祭キター!」
「テンションバグってるぞー、秋人」
「お前はテンション低すぎ!」

「もっと上げてこーぜ!」とハイになった秋人が拳を掲げる。その周りには、秋人と同じくハイになったクラスメイトが同じように拳を上げていた。
(受験のストレスってマジでやべーんだな)
 中学の時も似たような感じだったのを思い出して、俺は苦く笑う。

「気持ちはわからなくないけど、はっちゃけすぎんなよー」
「春は冷静過ぎ! 少しくらいノッて来て!」
「そういうのは夏生に頼めよ」
「アイツが乗って来るわけないじゃん!」

 むーっと頬を膨らませる秋人。まあ、確かに夏生が同じようにハイになっている姿は思いつかない。
(つっても、俺もそんな気分じゃねーし)
 俺はくありと欠伸をしながら、応援席を見回した。

 此処、白組のテントには、各学年の一組から三組までが入っている。向かいの紅組は四組から六組まで。つまり、五組である甘利は紅組になるわけで。

「先輩の敵なんて嫌です、俺……そんなの、死んだ方がマシです……」
「甘利。邪魔」
「先輩ひどい……」

 べそべそと俺の背中で泣いているのは、俺が避け続けていたはずの甘利だ。
 その額についているのは赤い鉢巻きで、敵である証。

 何故紅組のこいつがいるのかといえば、簡単な話だ。
 開会式を終え、ラジオ体操をしている最中、写真を撮りに回っていたところを甘利に見つかったのだ。甘利が一番後ろで腰に手を当てて仰け反った時、偶然目が合ってしまうなんてどこぞの漫画みたいな展開だと思うが、実際に遭ったことなので否定できない。
(あの時、本気で心臓止まるかと思った)
 一瞬で狩人の目つきになった甘利に、俺は一瞬固まってしまった。逃げた後も、追いかけるように視線が付きまとい、ラジオ体操が終わると同時に甘利に捕獲されたのだ。

 そこで漸く甘利は俺と敵対関係であることに気付いたわけで。

「先生が説明してただろ」
「聞いてませんでした」
「聞いとけ、馬鹿」

 授業は寝なくなったんじゃないのかよ、と呟けば「授業じゃないですもん」とのこと。
(屁理屈で自分が損してどうする)
 ペットボトルのお茶を煽りながら、俺は背中にいる甘利をどうやって引き剥がすか考えていた。

 ちなみに今俺たちは凄く目立っている。
 自分のクラスである二組は甘利の出現に既に慣れているので、見ているのは他のクラスと学年だけだ。
 とはいえ、その人数はクラスの倍以上。ただでさえ図体がデカい奴なんて注目の的でしかないのに、イケメンで有名で、しかもそれが敵組の奴だったら余計だろう。
(注目のフルコンボじゃねーか)
 そう気づいたが、もう遅い。甘利は俺の肩に首を埋め、大人しく座っている。……いやまあ、大人しいならいいか。

 ふと、場内アナウンスが響いた。第一種目は百メートル走だ。
 数人が立ち上がり、入場口の方へと向かう。すれ違い様「え? 何あれ?」「どういうこと?」「あれって一年だよな? え? 何?」と困惑した声が聞こえるが、俺は全て全無視することで回避した。甘利と関わるようになって、一番上がったスキルだと思う。だからって感謝はしないけどな。

「春は行かなくていいのか?」
「ああ。最初は後輩たちがやってるから大丈夫。三種目めにはいかないといけないんだけど」
「えっ!? マジ!? じゃあ俺の雄姿誰が撮るのさ!?」
「あはははは」
「笑い事じゃねーんだけど!?」

「スマホでもいいからちゃんと撮ってよね!」と言い残し、秋人と夏生は去って行く。三組である夏生も同じ白組で、二人とも百メートル走に出る選手なのだ。
(二人とも、楽なの選んだなー)
 いいなあ、と思いながら、俺はスマートフォンを取り出した。ああなった秋人は煩い。自分の平穏の為にも一枚くらい撮ってやろう、と腰を上げれば、後ろにいた甘利も立ち上がる。そのまま歩き出せば、甘利も同じように進みだした。

「すごい。ペット背負ってるみたい」
「デカいリュックじゃね?」
「いやいや、むしろ蒼井君が抱っこされてる方じゃない?」

(聞こえてんぞ)
 ったく。好き勝手言いやがって。前半二人は未だ納得できるとしても、最後のは全く納得がいかない。
 フンと鼻を鳴らし、甘利への嫌がらせも込めて大股で歩いてやる。
 しかし、甘利は何ともなくついて来た。畜生。これが足の長さの違いか――!
 すれ違う女子が「かわいい~!」と言っているのを横目に、俺は大きくため息を吐いた。
(せめて誰か運んでる俺を労ってくれ……)


 周囲からの視線を仕方なく受けながら、俺は出来るだけ人がいないところへと向かう。
 ゴールテープの正面を陣取った俺は、スマートフォンを取り出し、撮影の準備をする。既に一年は走り終わっているようで、今は二年が走っていた。
(ちょっと見えづらいな)
 皆乗り出しているからか、スタートラインが見えない。これじゃあ秋人が走り出してもわからないな、と思っていれば、黄色い歓声が飛び出した。

「きゃー! 雲井せんぱーい! がんばってー!」
「雲井先輩かっこいい~!」

「あー……そういやアイツも甘利と同類だったっけ」
「?」

 俺は首を傾げる甘利を横目に、身を乗り出してスタートラインを覗き込む。

 声援を浴びている雲井とは、夏生の事だ。
 強豪の元副主将で、運動も出来て勉強も出来て、イケメンである夏生が女子からの人気が高いのはここ三年弱で嫌と言うほど知っている。隣にいる秋人も多少声援はもらっているみたいだが、「秋人先輩もがんばってー!」「秋人先輩かわいー」と、どちらかといえば親しみ溢れる声援だった。

「二人とも、人気なんですね」
「お前には言われたくないだろうな」
「? そうですか?」

 首を傾げる甘利。まったく。これだからイケメンは。ちらちらと向けられる視線の意味を全部理解してから言って欲しい。
(奇怪なものを見る目だけだったらどれだけよかったことか)
 面倒なことに巻き込まれませんように、と祈りつつ、カメラを構える。ピストルの音が響き、二人が走り出した。一位でテープを切ったのは、やはり夏生だった。

「おおー。さすが。お疲れ」
「春。ありがとう」

 パンパンと空砲が二回鳴る。腰に手を当てた秋人が、夏生の肩に寄りかかった。

「はぁ……はぁ……死ぬ……」
「秋人はー……うん、まあ、頑張ったな」
「そのっ、コメントしづらい感じ出すの、やめてくんない?」

 息を切らす秋人に、俺は「悪い悪い」と返した。
 秋人は六人中四位という、何とも言えない順位だった。イベント好きが誰しも上位に立てるわけじゃないのが、惜しい所である。
 声援を送ったであろう女子たちに作り笑顔を振り撒いた秋人は、「それより、写真撮ってくれた?」と問いかけて来る。そうだったと思い出し、スマートフォンを見た。

 画面には、余裕の顔で一位のゴールテープを切る夏生が映っている。
 その後ろには、小さく秋人の姿もあった。


「まあ、一応……?」
「マジで!? 見せてー、って! これ夏生の写真じゃん! 俺は!? 俺が主役の写真!」
「ここにいるだろ。めっちゃちっちゃいけど」
「撮れてないって素直に言えよ!」

 ぎゃんっと叫ぶ秋人に、俺は「悪かったって」と告げる。秋人はがっくりと肩を落としていた。
(何も、そこまで落ち込まなくても)
 たかが体育祭の写真一枚だろ。他の人に聞けば撮ってくれている人もいるだろうし、探して見せてもらえばいい。そう告げると「お前が撮った奴が一番いいんだよ」と言われた。何となく恥ずかしくなって、視線を逸らす。

「わかります。春先輩が撮った写真が一番いいですよね」
「お。なになに、甘利君、わかるクチ? そうなんだよ、こいつの撮る写真、結構よくってさぁ。俺も盛れてるし!」
「? 盛れ……?」
「あーあー! うるさいうるさい!」

「茶化すなよ!」と声を上げれば、「撮ってくれなかった仕返し~」と秋人が笑う。
(ほんっとタチが悪ぃ!)
 フンフンと苛立ちに息を荒げていれば、秋人の後ろからぬっと影が差し込む。大きな影にちらつくピンク色に、俺は「あ」と声を上げた。

「? なに、は――」
「なになに~? 秋ちゃん先輩、もしかして撮ってもらえなかったのー?」
「! げ、桃李」
「げって。ひどいなぁ」

 ニコニコと笑うピンク色の頭――百瀬の登場に、秋人が顔を引き攣らせる。
(いつの間に居たのか)
 全然気が付かなかった。

 秋人の肩に腕を回す百瀬は、ニコニコと笑みを浮かべている。首には甘利と同じ赤い鉢巻きが付けられており、半袖短パンというスタイルだった。
(てっきりジャージを着て来ると思ってたのに)
 変なところ真面目だな、と思っていれば、夏生が秋人の肩に回る腕を払った。百瀬が驚いたように目を見開く。

「あんまり秋にベタベタするな」
「ええー? いいじゃーん。減るもんじゃないし~?」
「……」
「あーもう、喧嘩すんなって!」

 バチバチと火花を散らす百瀬と夏生。デカい二人に挟まれた秋人が心底面倒くさそうに声を上げた

「お前ら、いつからそんなに仲良くなったんだ?」
「これが仲いいように見える、マ?」
「いやだって」

 秋人は百瀬を名前呼びにしているし、優等生で諍いを起こさない夏生が百瀬の手を叩いた。
 それはどう見ても三人の距離が縮まったことが原因だし、何より百瀬が二人の関係に入り込めたことを意味する。
(俺でも半年は蚊帳の外だったのに……!)

「あははは。あーね、夏祭りでぐーぜん会ってね~。一緒に回ったんだよ、“秋ちゃん先輩と”。名前呼びもそん時にお願いしたの」
「へぇ」
「そしたらまあ、雲井先輩も一緒にいたーって感じ?」
「元々約束してたのは俺の方だ」
「ええ~? 祭りの中、秋ちゃん先輩一人にしてそれ言うー? ひっどいなぁー」
「っ、遅れるって連絡はしていた! お前には関係ないだろ」
「ハイハイハイ! 喧嘩すんな! マジで!」

 再び散る火花に、秋人が再び声を上げる。肩を押し、二人の距離を開けた。
(なんか、すげー睨み合ってないか?)
 夏生の強面顔はいつもだけど、百瀬は笑っているのに雰囲気が驚くほど重たい。とげとげしい言葉の応酬に、驚いていれば、秋人が振り返った。

「これでも仲いいと思えるか、春」
「悪い」
「わかればよろしい。それより、桃李。俺に何か用があったんじゃないの?」
「ん? ああ、そうそう」

 百瀬はコロっと表情を変えると、「見てみて」とスマートフォンを掲げる。

「じゃーん。秋ちゃん先輩のベストショット。撮っちゃった☆」
「!! マジ!?」

 百瀬がスマートフォンを全員が見る。そこには確かに、良い顔をした秋人が映っていた。
(おお。百瀬、結構写真撮るの上手いんだな)
 もうちょっとちゃんと見たい、と思って身を乗り出すと、ぐっと体が後ろに引き寄せられる。振り返れば、むすっとした甘利と目が合った。

「あ、悪い。急に動いたらびっくりするよな」
「……いえ。俺の方こそすみません」
「?」

 膨れたままそう告げる甘利に、俺は首を傾げる。
 “すみません”と言う割に、抱きしめる力が強い。何か危ないものでもあるのかと足元を見回していれば、アナウンスが響いた。

『三種目め、借り物競争に出られる生徒は、至急入場口へ――――』

「借り物競争って、確かお前出るんじゃなかったっけ?」
「はい」
「んじゃ、行って来いよ」

 ぽん、と後ろ手に甘利の頭に触れる。拗ねた甘利を動かすには、頭に触れるのが一番いいとここ数か月の関わりで学んでいた。
 俺の学び通り、甘利はゆっくりと動き出す。甘利が離れた体が軽くなる。同時に、背中が少しだけ寒くなった。今だ触れている手が、暖かい。

「先輩はどこにいるんですか?」
「え? あー、俺は写真部の仕事だから……あっちの方かな。たぶん。移動するかも知んねーけど」
「わかりました。どこに居ても絶対に捕まえに行きますので、安心してください」
「俺じゃなくてお題を捕まえろよ……」

 意気込む甘利に、俺は呆れて肩を落とす。
 すると、甘利は徐に俺の手を取って、口元に寄せた。ちゅ、と響くリップ音に、息を飲む。どこからか知らない黄色い悲鳴が聞こえた。

「絶対、見つけますから。先輩も俺の事見ててくださいね」
「っ~~~、いいから早く行け!! 馬鹿ッ!!」

 げしっと甘利の足を蹴る。「いてっ」と言う甘利はどこか楽しそうで、するりと手のひらを撫でるように離したかと思うと、上機嫌に去って行った。
(何してくれてんだ、アイツ!!)
 込み上げる羞恥と怒りで、全身が熱い。

 バッと周りを見れば、結構な人数がこちらを見ていた。秋人が「ヒュー。やるねー」と笑っている。

「っ~~、全員散れ!!」

 俺は全力でそう叫び、走り出す。
(最悪! 最悪!! マジで最悪!!)
 あの馬鹿甘利! 初手でやらかしやがって! 絶対に許さねえ!!
 全力ダッシュで走りながら、俺は甘利の顔を思い浮かべる。楽しそうな顔をしていたのが、心底腹立たしい。
 俺はあとで一発ぶん殴ってやろうと決めると、後輩との待ち合わせ場所に走った勢いのまま駆け込んだ。
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