母子(おやこ)スワッピング -ママ(母さん)を愛しすぎて-

山田さとし

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第九部 余韻

第十四章 二人きりの日曜日2(守の呟き)

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【まもる  16歳】
2016年10月12日

初めて結ばれた翌朝。
礼子の寝室で。

※※※※※※※※※※※※

「ん・・・」
頬にふれた感触に目が覚めた。

「マ・・マ・・・?」
意識がぼんやりしている。

「おはよう・・・」
おでこをくっ付けるようにしてママが囁いた。

「ママ・・・」
視界が鮮明になり、愛する人を見つけた僕は嬉しくなって囁きを返す。

大好きな顔に見つめられ、胸が熱くなった。
摺り寄せてくる身体をギュッと抱きしめる。

「きゃっ・・・」
ママが声をあげた。

柔らかな太ももに僕のものが押し付けられている。
改めて見るとママも僕も裸だった。
昨夜、一緒にお風呂に入った後のことが記憶から消えているみたいだ。
多分、ベッドでママを待っている間に眠ってしまったのだろう。

ようやく僕は昨夜のママの言葉を思い出した。
一晩、眠って回復した体力もありムラムラとした欲情が沸き上がってくる。

「あ、あのさ・・ママ・・・」
「ふふ・・・」

おずおずと聞く僕にママはクスリと笑った。
昨夜の約束を覚えていてくれるみたいだ。

「昨日はゴメンね・・・」
おでこを付けたまま囁く息が熱い。

そのまま唇に小さなキスをされた。
それから頬や瞼の周りを柔らかな感触が繰り返されていく。

「んっ・・ふ・・ん・・・」
「あぁ・・・」

心地良いキスのシャワーにため息がもれる。
僕も唇を重ねたいのに逃げるように移動する。

「ママァ・・・」
「ふふ・・・」

焦れったくなった僕が泣き声を出すと、いたずらな目で笑っている。
悔しくて強引に唇を重ねてやった。

「ぐぅ・・んん・・・」
「んみゅぅ・・んふぅ・・・」

口をこじ開けるように舌を捻じ込む。
横向きの姿勢から抑え込むように上になった。

「ち、ちょっと待って・・んぐぅ・・・」
「だめ、待てない・・みゅう・・おふぅ・・・」

僕をからかった仕返しとばかりに激しく貪っていく。
ママの口の中で捕まえた柔らかな舌を吸い取るようにして絡める。

「あふぅ・・んはぁ・・はぁ・・んん・・・」
「はぁ・・んぐぅ・・みゅぅ・・おほぉ・・・」

両腕が僕の背中をさ迷い出す頃には、ママも熱い息を漏らしながら舌を絡めていた。
僕は嬉しくてママの甘い唾液を飲み込んでいく。

「あはぁ・・んふぅ・・・」
「はぁ・・んん・・ふぅ・・・」

ひとしきり味わった二人は、唇を触れたまま互いの息を交換するように漏らしていた。
間近で見るママの長い睫毛が揺れている。

「もぅ・・強引なんだからぁ・・・」
言葉とは裏腹にママの目が嬉しそうに見えた。

「だってぇ・・・」
ワザと甘えるように囁いた。

こうするとママは必ず抱きしめてくれるから。
ほら今、背中がギュッとされた。

「大好きだよ、ママ・・・」
「私も大好き、まもるちゃん・・・」

僕もママをギュッとしながら柔らかなうなじに顔を埋めて囁く。
ママも更に力を込めて抱きしめてくれた。

「あっ・・・」

ママが声を出した。
股間に押し付けていた僕のコックがビクンとしたから。

キスしている間中、エレクトしっぱなしで我慢できそうになかった。
だけどママの身体が心配で、挿入するのを躊躇ってしまう。
昨夜、ママから聞かされた通り負担をかけたくない。

「どうしたの・・・?」
見上げるママが優しく尋ねた。

「ふふ・・・」
僕が黙っていると口元を綻ばせた。

「入れたいんでしょぅ・・・?」
「で、でも・・・」

「大丈夫よ・・・」
口ごもる僕の頬にキスした後、耳元で囁いた。

「寝る前に薬用クリームを塗ったから・・・」
「ほ、本当・・・?」

僕は嬉しくなって声を返した。

「でも、激しいのはだめよ・・・」
「うん、約束する・・・」

素直に答えた僕にママが微笑む。
そして手を伸ばすとコックを握りしめた。

「うっ・・・」
ビリッとした快感に呻いてしまう。

「来て・・・」
優しく囁きで導いてくれる。

「ママ・・あぁ・・・」
ペニスを包む柔らかな肉襞が気持ち良すぎる。

「あっ・・ああぁ・・・」
ママもウットリした表情で声を漏らしている。

ズブズブと入っていくのは、ママも興奮していたのだろうか。
ママの中は愛液が溢れかえっていた。

「ああぁ・・マ、ママ・・・」
「す、凄い・・まもるちゃん・・・」

まだ途中までしか入っていないのに快感に泣きそうになってしまう。
ママも戸惑うような表情になっている。
改めてするセックスは二度目なのに、初めての時以上に興奮していた。
繋がるリアルな感覚がママと結ばれた事実を教えてくれるからだ。

「マ、ママ・・はぁっ・・はぁっ・・・」
「まもるちゃんっ・・あっ・・あぁっ・・・」

僕が動き出すと次第に息が荒くなっていた。
ママの声が重なっていく。

「はぁっ・・はぁっ・・ママッ・・・」
「あっ・・あっあっあっ・・・」

徐々にリズムを刻み出すと、ママの声も大きくなっていった。
でも、僕はママの身体が心配で激しくしないよう慎重な気持ちを保つ努力をしている。

そう。
この時の僕は優しくするつもりだった。

ママを心配していたんだ。
本当に・・・。
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