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Ep.23 新生パーティーは前途多難の悪寒しかしない
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まぁ、気まずい。
誤解を受けたことについてはちゃんと否定したとはいえ、今朝からずっとノアからのオレにたいする視線はひどく冷たい。
とてもじゃないけど仲間を見る視線とは呼べなくて、なんならよほど敵をにらみつける視線というほうが近い。
───そりゃそうか、ノアの気持ちを思えば、やむなしだよな?
それこそ一目惚れしたはずのジェイクにゲームよろしく女の影が見えても落ちつかないだろうに、あろうことか男の影があったら、そりゃもう落ちつかないなんてモンじゃ済まないだろ!
……結局それは、ギルド併設宿屋の受付職員の勘ちがいによるものなのだけど。
それを言うなら、そもそもノアとジェイクの出会いのイベントだって、オレがいたせいで本来のシナリオから大きく外れてしまったわけだしなぁ……。
これでも一応、責任を感じていないわけじゃない。
それこそヒロイン自体が不在のこの世界、女子キャラが圧倒的に足りていないのは事実だ。
仮にオレの顔が中性的だと言っても、やはり女の子がいないことによるうるおい不足は、ジェイクにとってもモチベーションの維持に悪影響を及ぼしかねないと思う。
そういう意味でノアは、その不足するヒロイン成分を補うための筆頭候補であって、ヒロインのなりそこないでしかないオレにとっては、今のところ唯一の希望の星だった。
そう!
だからこそオレ自身は、ノアとはうまくやっていきたいとは思っているんだ。
だけど世の中は───そんなに甘くはないのだった。
* * *
あれからオレたちは3人でそろって近くのダンジョンへと来ていた。
もちろん目的は、まだレベルの低いノアを、簡単に戦闘不能にならない程度までHPを引き上げるために育成することだった。
「キャーッ!!いやー、こっちへ来ないで!アクアボール!!」
だけどしょっぱなからモンスターとの戦闘でノアは混乱し、至るところに魔法を乱発していた。
「大丈夫か、ノア?」
「これが大丈夫に見える?!」
ノアが倒しそこなったもぐら型のモンスターを切り伏せたところで声をかければ、自分で放った魔法のせいでびしょぬれになっていたノアからは苦情を言われる。
うわぁ……めちゃくちゃトゲトゲしいな~。
そりゃ、そんだけぬれてたら無事もなにもないかもしれないけど、オレとしてはケガの有無とかを聞いたつもりだったんだけどな……。
勇者であるジェイクと魔法使いのノア、そして一応剣士扱いではあるオレのパーティーだと、今のところ回復魔法が使えるのはオレだけだ。
だから回復魔法は必要かという意味での質問だったのだけど、ノアにとってはなにかしら神経を逆なでされてしまった問いかけらしい。
「そんなに水かぶっちゃったら風邪ひいちゃいますよ!?気をつけてくださいね!」
「はぁ~い!さすがはジェイクだわ、気づかいにあふれてる♪」
なのにジェイクが心配をすれば、おもしろいくらいに笑顔になって媚びを売りはじめる。
───うん、これは……すがすがしいほどに嫌われてるな、オレ。
ここまで両極端な対応をされれば、さすがにオレでもそのくらいは察する。
これでも比較的女性ウケのいい顔だという自覚は、そこそこ持ち合わせているつもりだったのだけど、どうやらそれはノアにたいしてはまったく効果がないようだ。
もちろんゲームの設定のとおりなら、ノアにとってジェイクの見た目が好みのドストライクなんだろうし、オレへの態度とちがいが出てもおかしくはないとは思っているのだけども。
それがまぁ、ふたを開けてみたらコレだもんな。
いったいオレがなにをしたんだ?!って聞きたくなるくらい、わかりやすく目の敵にされているなんてさ。
……まぁ、その気持ちは察するところが余りあるけれど。
昨夜の一件を思い出してみればわかる。
ノアにとってのコンプレックスを刺激しまくる『つるぺたの乳くせぇガキ』という発言をしたのは、昨晩彼女に絡んでいた酒場の酔客の男だったけれど。
その失礼な発言をされたあげくに、さらに重ねて『ノアよりもオレからお酌をされるほうがよっぽどいい』だなんて言われた日にはさ、そりゃあもう、女性としてのプライドは粉々になるだろうよ。
ましてそれが惚れた男の前で言われたとしたら、言うまでもない。
それどころか、最初こそ助けに入ってくれたはずのジェイクにしたって、どういうわけかその後はノアの存在なんて忘れてしまったかのようにオレにばかり意識を傾けていたんだもんな……。
自分は酔っ払ったムサイ男から絡まれてるだけの被害者で、力じゃ絶対に敵わなさそうな相手に腕をつかまれるとか怖かっただろうし、被害者でしかないのに。
なのに、ようやく助けられたと思った矢先に一転してソイツらからバカにされるとか、もらい事故がすぎる。
そんなの絶対にいい気持ちはしないし、なんならその『比べられて選ばれなかった』ということにたいする羞恥心だとか哀しみから、オレへの対抗意識だとか嫌悪感が生じるのは、至極あたりまえの流れだろうとは思う。
それに加えて、今朝の誤解に基づくあれこれがあったとしたら、もう嫌われ街道まっしぐらだとしてもおかしくはないわけで。
───まぁオレからすれば、そのどれもが、とばっちりでしかないとしても。
でもそこに至った経緯をかんがみたなら、同情の余地はあるんだ。
それにヒロイン不在のこの世界では、ゲームのなかではどうあがいても、いわゆる当て馬的『負けヒロイン』だったノアが、今度こそ勇者であるジェイクと結ばれる世界線になってもいいはずだろ?
それはそれで、ジェイクの夢である『かわいいお嫁さん』とともにと暮らす未来になるわけだし、オレにしても密命である『勇者が王の座を狙わないようにしろ』という目的も達せられるのだから、これに越したことはないわけで。
やはりノアこそが、オレにとっての希望の星だ!
もしかしたら、そのうち旅をつづけていれば、ノアだって打ち解けてくれるようになるかもしれないしな!
……とはいえ、このままオレにたいする対抗意識があまりにも強いままだったなら、別行動をとるという選択肢もなくはないのだろうけども。
そもそもちょっと前のはじまりの街の冒険者ギルドでの一件があったときは、もう完全にオレはひとりで先に攻略をすすめる気でいたから、その選択肢は十分現実的なものだった。
今のところモンスターとの戦闘中において、例のあの『ヒロイン属性の呪い(推定)』が発動したことはないのもあって、オレはこのとき、完全に油断していた。
きっとアレは、町中でしか発動することがないんだって。
「いやぁ~ん、怖い~!助けて、ジェイク!」
「危ないので後ろに下がっていてください、ノアさん!」
若干あからさますぎる気がしなくもないけれど、またもやノアはジェイクに助けを求めているし、ジェイクもすなおにそれに応じている。
とりあえず男っていうのはおバカな生き物だから、助けを求められたらつい応じたくなっちゃうモンだしな。
ましてそれがかわいい女子からなら、倍率ドンだ。
だからヒロインってのは、ものすごく大事なんだよ!!
それだけはコブシをにぎって力説したい。
それにしても……なんと言ったらいいんだろうか、やっぱりこの世界を生きるリアルなジェイクは、ゲームのなかの主人公だった『勇者様』より、よっぽど年齢相当な感じがする。
おかげで見守るオレは、妙にあたたかい目になってしまうというか。
だってなんかいいじゃん、こういうの『青春』って感じがするし。
目の前に出現したモンスターは、こん棒を肩にかついだオーガだった。
くすんだ緑色の皮膚で額には角があり、そして腰にはなんらかの動物の毛皮らしきものを巻いているだけというところは、日本人が想像する『鬼』の姿に似ているのだけど。
でもこの世界のオーガは等身があまりないというか、やけにあたまが大きくて全体的にディフォルメされた形をしているせいで、少しコミカルな見た目をしていた。
それに切ったところで出る血の色も、どす黒い緑色をしていて、なんとなく抹茶プリンカラーと思ってしまうせいか、生々しさは少ない。
そういう意味では、まだ人に似ているようでいて、全然ちがうものという認識なんだろう、ジェイクのほうもためらいなく攻撃ができている。
「よし、その調子で相手の体力を削っていこう!」
「はい、了解です!」
オレは前衛を務めるジェイクに声をかける。
「チッ、なにをエラそうに……!」
元気よくこたえるジェイクの声とは正反対に、後方から聞こえるかどうか瀬戸際くらいに小さく、ノアが舌打ちをしながらつぶやいている声が流れてくる。
───うん、やっぱりすがすがしいほどに嫌われている。
今くらいの声量じゃ、たぶん敵のモンスターに斬りかかりに行っているジェイクには聞こえないのだろうとは思うけど、それにしてもオレにたいする敵意を隠そうとしないノアに、胃が痛くなってきそうだった。
誤解を受けたことについてはちゃんと否定したとはいえ、今朝からずっとノアからのオレにたいする視線はひどく冷たい。
とてもじゃないけど仲間を見る視線とは呼べなくて、なんならよほど敵をにらみつける視線というほうが近い。
───そりゃそうか、ノアの気持ちを思えば、やむなしだよな?
それこそ一目惚れしたはずのジェイクにゲームよろしく女の影が見えても落ちつかないだろうに、あろうことか男の影があったら、そりゃもう落ちつかないなんてモンじゃ済まないだろ!
……結局それは、ギルド併設宿屋の受付職員の勘ちがいによるものなのだけど。
それを言うなら、そもそもノアとジェイクの出会いのイベントだって、オレがいたせいで本来のシナリオから大きく外れてしまったわけだしなぁ……。
これでも一応、責任を感じていないわけじゃない。
それこそヒロイン自体が不在のこの世界、女子キャラが圧倒的に足りていないのは事実だ。
仮にオレの顔が中性的だと言っても、やはり女の子がいないことによるうるおい不足は、ジェイクにとってもモチベーションの維持に悪影響を及ぼしかねないと思う。
そういう意味でノアは、その不足するヒロイン成分を補うための筆頭候補であって、ヒロインのなりそこないでしかないオレにとっては、今のところ唯一の希望の星だった。
そう!
だからこそオレ自身は、ノアとはうまくやっていきたいとは思っているんだ。
だけど世の中は───そんなに甘くはないのだった。
* * *
あれからオレたちは3人でそろって近くのダンジョンへと来ていた。
もちろん目的は、まだレベルの低いノアを、簡単に戦闘不能にならない程度までHPを引き上げるために育成することだった。
「キャーッ!!いやー、こっちへ来ないで!アクアボール!!」
だけどしょっぱなからモンスターとの戦闘でノアは混乱し、至るところに魔法を乱発していた。
「大丈夫か、ノア?」
「これが大丈夫に見える?!」
ノアが倒しそこなったもぐら型のモンスターを切り伏せたところで声をかければ、自分で放った魔法のせいでびしょぬれになっていたノアからは苦情を言われる。
うわぁ……めちゃくちゃトゲトゲしいな~。
そりゃ、そんだけぬれてたら無事もなにもないかもしれないけど、オレとしてはケガの有無とかを聞いたつもりだったんだけどな……。
勇者であるジェイクと魔法使いのノア、そして一応剣士扱いではあるオレのパーティーだと、今のところ回復魔法が使えるのはオレだけだ。
だから回復魔法は必要かという意味での質問だったのだけど、ノアにとってはなにかしら神経を逆なでされてしまった問いかけらしい。
「そんなに水かぶっちゃったら風邪ひいちゃいますよ!?気をつけてくださいね!」
「はぁ~い!さすがはジェイクだわ、気づかいにあふれてる♪」
なのにジェイクが心配をすれば、おもしろいくらいに笑顔になって媚びを売りはじめる。
───うん、これは……すがすがしいほどに嫌われてるな、オレ。
ここまで両極端な対応をされれば、さすがにオレでもそのくらいは察する。
これでも比較的女性ウケのいい顔だという自覚は、そこそこ持ち合わせているつもりだったのだけど、どうやらそれはノアにたいしてはまったく効果がないようだ。
もちろんゲームの設定のとおりなら、ノアにとってジェイクの見た目が好みのドストライクなんだろうし、オレへの態度とちがいが出てもおかしくはないとは思っているのだけども。
それがまぁ、ふたを開けてみたらコレだもんな。
いったいオレがなにをしたんだ?!って聞きたくなるくらい、わかりやすく目の敵にされているなんてさ。
……まぁ、その気持ちは察するところが余りあるけれど。
昨夜の一件を思い出してみればわかる。
ノアにとってのコンプレックスを刺激しまくる『つるぺたの乳くせぇガキ』という発言をしたのは、昨晩彼女に絡んでいた酒場の酔客の男だったけれど。
その失礼な発言をされたあげくに、さらに重ねて『ノアよりもオレからお酌をされるほうがよっぽどいい』だなんて言われた日にはさ、そりゃあもう、女性としてのプライドは粉々になるだろうよ。
ましてそれが惚れた男の前で言われたとしたら、言うまでもない。
それどころか、最初こそ助けに入ってくれたはずのジェイクにしたって、どういうわけかその後はノアの存在なんて忘れてしまったかのようにオレにばかり意識を傾けていたんだもんな……。
自分は酔っ払ったムサイ男から絡まれてるだけの被害者で、力じゃ絶対に敵わなさそうな相手に腕をつかまれるとか怖かっただろうし、被害者でしかないのに。
なのに、ようやく助けられたと思った矢先に一転してソイツらからバカにされるとか、もらい事故がすぎる。
そんなの絶対にいい気持ちはしないし、なんならその『比べられて選ばれなかった』ということにたいする羞恥心だとか哀しみから、オレへの対抗意識だとか嫌悪感が生じるのは、至極あたりまえの流れだろうとは思う。
それに加えて、今朝の誤解に基づくあれこれがあったとしたら、もう嫌われ街道まっしぐらだとしてもおかしくはないわけで。
───まぁオレからすれば、そのどれもが、とばっちりでしかないとしても。
でもそこに至った経緯をかんがみたなら、同情の余地はあるんだ。
それにヒロイン不在のこの世界では、ゲームのなかではどうあがいても、いわゆる当て馬的『負けヒロイン』だったノアが、今度こそ勇者であるジェイクと結ばれる世界線になってもいいはずだろ?
それはそれで、ジェイクの夢である『かわいいお嫁さん』とともにと暮らす未来になるわけだし、オレにしても密命である『勇者が王の座を狙わないようにしろ』という目的も達せられるのだから、これに越したことはないわけで。
やはりノアこそが、オレにとっての希望の星だ!
もしかしたら、そのうち旅をつづけていれば、ノアだって打ち解けてくれるようになるかもしれないしな!
……とはいえ、このままオレにたいする対抗意識があまりにも強いままだったなら、別行動をとるという選択肢もなくはないのだろうけども。
そもそもちょっと前のはじまりの街の冒険者ギルドでの一件があったときは、もう完全にオレはひとりで先に攻略をすすめる気でいたから、その選択肢は十分現実的なものだった。
今のところモンスターとの戦闘中において、例のあの『ヒロイン属性の呪い(推定)』が発動したことはないのもあって、オレはこのとき、完全に油断していた。
きっとアレは、町中でしか発動することがないんだって。
「いやぁ~ん、怖い~!助けて、ジェイク!」
「危ないので後ろに下がっていてください、ノアさん!」
若干あからさますぎる気がしなくもないけれど、またもやノアはジェイクに助けを求めているし、ジェイクもすなおにそれに応じている。
とりあえず男っていうのはおバカな生き物だから、助けを求められたらつい応じたくなっちゃうモンだしな。
ましてそれがかわいい女子からなら、倍率ドンだ。
だからヒロインってのは、ものすごく大事なんだよ!!
それだけはコブシをにぎって力説したい。
それにしても……なんと言ったらいいんだろうか、やっぱりこの世界を生きるリアルなジェイクは、ゲームのなかの主人公だった『勇者様』より、よっぽど年齢相当な感じがする。
おかげで見守るオレは、妙にあたたかい目になってしまうというか。
だってなんかいいじゃん、こういうの『青春』って感じがするし。
目の前に出現したモンスターは、こん棒を肩にかついだオーガだった。
くすんだ緑色の皮膚で額には角があり、そして腰にはなんらかの動物の毛皮らしきものを巻いているだけというところは、日本人が想像する『鬼』の姿に似ているのだけど。
でもこの世界のオーガは等身があまりないというか、やけにあたまが大きくて全体的にディフォルメされた形をしているせいで、少しコミカルな見た目をしていた。
それに切ったところで出る血の色も、どす黒い緑色をしていて、なんとなく抹茶プリンカラーと思ってしまうせいか、生々しさは少ない。
そういう意味では、まだ人に似ているようでいて、全然ちがうものという認識なんだろう、ジェイクのほうもためらいなく攻撃ができている。
「よし、その調子で相手の体力を削っていこう!」
「はい、了解です!」
オレは前衛を務めるジェイクに声をかける。
「チッ、なにをエラそうに……!」
元気よくこたえるジェイクの声とは正反対に、後方から聞こえるかどうか瀬戸際くらいに小さく、ノアが舌打ちをしながらつぶやいている声が流れてくる。
───うん、やっぱりすがすがしいほどに嫌われている。
今くらいの声量じゃ、たぶん敵のモンスターに斬りかかりに行っているジェイクには聞こえないのだろうとは思うけど、それにしてもオレにたいする敵意を隠そうとしないノアに、胃が痛くなってきそうだった。
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