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第4章 女神降臨!

第82歩目 はじめての王都!

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前回までのあらすじ

妖狐ことドールに名前を付けて、一連托生となった

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今話より、第4章のスタートとなります。

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□□□□ ~王都フランジュ~ □□□□

旅に出て7ヶ月。
ついに目的地である王都フランジュに着いた。

城門前で検問を終えると、なぜか警備兵からこの都市の地図を配られた。
そして王都の中に入ると・・・

でかい。
とにかくでかい。

都市の住人ですらよく迷子になるらしい。
その為、訪れた人には必ず地図を配布しているのだとか。

その理由がわかった気がする。



王都フランジュは、さすが王都と呼ばれる程の規模を要している。

都市全体を高く頑丈な城壁で囲み、昼夜分かたず大勢の兵士がしっかりと警備している。
この様子だと、外敵が万が一押し寄せてきてもほぼこの城壁だけで防げそうだ。

都市の中も東西南北の区に、中央区。合わせて5つの区が設けられていて、1つ1つの区が1つの町並みの大きさとなっている。
つまりは5つの町の集合体みたいなものだ。でかいのは当然とも言える。平成の大合併もびっくり。

それぞれの区には役割があり、

東区・・・貧困区。この都市に住む一定以上の収入が無い一般人の居住区。
     全ての管理を東区に住まう住人が管理するよう言い渡されている。別名『王に見捨てられた区』。

西区・・・施設区。様々な生業を一同に集めた職人の為の居住区。
     生業に関しては、この区のみで営むことを許されている。別名『光と熱が絶えない区』
     
南区・・・一般区。旅人や一時的滞在者が利用する、生業関連を除く様々な施設が儲けられている滞在区。
     別の区に移動する際は、都度検門による検査と通過税を支払う必要がある。別名『金を落とす区』。

北区・・・貴族区。王侯貴族や大商人などが住まう特別な区。王城や教会などもこの区にある。
     この区に住まう者以外には10時~18時の入場時間制限がある。別名『人間が住まう区』

中央区・・商業区。全てのマーケットはこの区のみで取り扱うことを決められた最も賑やかな区。
     奴隷商や酒場、娼館などがあり、24時間常時開放されている。別名『24時間眠らない区』

また1つ1つの区を城壁で囲い、検門を通らないと移動できないよう隔離している。
区それぞれの機能にのみ特化させた都市割りというやつだ。

しかもこの王都は、F~Bランクの5つのダンジョンを保有している。
区を移動する際には通過税を支払う必要はあるが、それでも冒険者にとっては夢のある都市とも言える。
当分はフランジュに滞在するのもいいかもしれない。


「おーきいところだねー(o゜ω゜o)」

アテナが背伸びをして、見渡す仕草できょろきょろしている。かわいい。

しかし、そんなことをしていれば当然・・・

───ぷるんぷるん

.....ゆ、揺れている。

右に、左に、と忙しなく揺られる至高なる存在おっぱい
下着を着けていないアテナだからこそできる神技だ。

ともすれば、童貞としてはどうしても目がいってしまう訳で・・・

.....GJ!都市も大きいけど、アテナも別の意味で負けていないぞ!

俺の心はとても弾んだ。

・・・。

相当だらしない顔をしていたんだと思う。
この後、妖狐こと『ドール』におもいっきり脇腹をつねられた。非常に痛かった。

それでも・・・

アテナのおっぱいは最高だぜ!

「いい加減にせんか!.....ね、姉さまばかり見ておらぬで、妾も見よ!」
「.....え?いや、だってドールには胸と呼ばれる存在がないじゃん」
「・・・」

───ギュッ!

いってえええええ!?だって本当のことだろ!?

またしても脇腹をおもいっきりつねられた。
口は災いの元。今後は気を付けよう。


閑話休題。


□□□□ ~姉妹喧嘩~ □□□□

時は昼過ぎ。
日没までにはまだ時間があるとは言っても、ここはナイトさんと相談して今後の予定を考えるべきだろう。

そう思っていたのだが・・・

「はいはーい!はやくお菓子巡りにいこー( ´∀` )」
「うむ。お菓子もよいが、妾は色々と見て回りたいのう。.....と、特におしゃれ関連は気になるのじゃ」

いやいや。君らの行動予定とか聞いていないから。
そもそも君らは俺と一緒に行動する。これ一択。

アテナは相変わらずお菓子のことで頭がいっぱいなようだ。
いつも幸せそうで、ある意味女神らしいとも言える。

ドールは奴隷として今まで色々な欲求を我慢してきた影響か、様々なものに関心を示している。
特に最近はおしゃれ関連に非常に興味を持つようになり、ますますかわいらしくなっているのだが、一番出費が嵩む子にもなってしまっている。

.....貯蓄?必要経費!必要経費!

「おしゃれなんてしなくてもコンちゃんはかわいいよー!だからお菓子いこー(*´μ`*)」
「お菓子はまだいっぱいあるではないか。それがなくなったらでいいであろう」
「ちがうよーヽ(`Д´#)ノその土地その土地の名産品を食べ尽くす。それが旅のだいごみなんだよー!」
「食べ尽くしたらダメであろう。姉さまもいい加減諦めよ」

一見すると、姉であるアテナが駄々をこね、妹であるドールがそんな姉をたしなめる、という構図に見えるかもしれない。
しかしその実、どちらも自分のわがままを是が非にでも通そうと言い争っているだけの下らない姉妹喧嘩に他ならない。

「おしゃれしなくてもかわいいって言ってるでしょーヽ(`Д´#)ノおしゃれじゃお腹いっぱいにならなーい!」
「夕飯を待てばよかろう。お菓子ばかり食べておると太るのじゃ」
「ふっふーん。アイドルはう○ちしないようにー、女神はふとらないんだよー!」
「なんと!さすがは女神様!羨ましいのじゃ!.....妾は最近こう少し・・・」

いやいや。そこ感心するところじゃないから。
それにドールは単純に健康な体になっているだけだから。

出会った当時のドールは、それこそ薄汚れていて、しかもガリガリとは言えないまでも痩せ細っていた。
それがこの旅の間でしっかりと食事を取るようになってからは、見違えるかのように健康な体付きに戻っている。
その証拠に、元からふさふさだった毛並みが、ふっさふさになっている。


とにもかくにも、下らない姉妹喧嘩は一向に終わる気配がない。
喧嘩するほど仲がいいとは言うけれど、この二人の場合は仲うんぬん以前に、ただただわがままなだけだと思う。


□□□□ ~別れ~ □□□□

きゃいきゃいと騒いでいる駄女神とエロ狐は無視して、本来相談するべき相手と言葉を交わす。

「ボ、ボク、ボクはお師匠様からテナントを借りているでしゅ。だ、だか、だからそこに行くでしゅ」

ナイトさんが王都に来た目的は、約8ヶ月後に開催される武器フェスティバルに参加する為だ。
この武器フェスティバルは鍛冶師の登竜門になっていて、鍛冶師としての知名度を高める為にもぜひ参加しておきたいお祭り.....だと勝手に解釈している。

「お、お、お客さんはどうしゅるんでしゅか?」
「当分はこの王都に滞在する予定です。ダンジョンもたくさんあるようですし、滞在費には困らないかと」
「そ、そう、そうでしゅか.....あ、あ、あの!」
「?」

ナイトさんが何かを言いたそうにもじもじとしている。
こういう慎み深さは、アテナやドールには全くないのでとても新鮮だ。

「なんでしょう?俺にできることなら協力しますよ」
「そ、その、その.....い、い、一緒に暮らさないでしゅか!?」
「.....え?」
「.....はぅ///」

自分で言い出したことなのに、ナイトさんは顔中どころか全身ゆでダコ状態になっている。
こういう恥じらいも、アテナやドールには全くないのでかなり新鮮だ。

しかし、まさかの同棲のお誘い。

ナイトさんは特段美人という訳でも、ナイスプロポーションという訳でもない。
ドワーフという種族故に、そのちっこさがかわいらしさを体現しているが、それを除けば至って普通。
いや、アテナやドール、ラズリさんが美しすぎるだけかもしれないが・・・。
それでもこの異世界においては、恐らくは美人の類いではなく普通の容姿になると思う。胸は大きいけど。

・・・。

そう普通。
普通なのである。

だからこそ余計緊張する。
もしかして・・・と期待させられてしまう。

好意のあるラズリさんは別としても、アテナやドールのような美人にはついつい気後れしてしまう。
俺にとっては高嶺の華であり、雲泥の差。鯨と鰯。天と地の差。月とすっぽん。
当然俺が泥であり、鰯であり、地であり、すっぽんである。アテナ達と俺を比較すること事態が間違っているほどの大きな差。

全く手の出せない存在。
手を出してはいけない存在。
手を出すことが恐れ多い存在。

それが美人という種族だ。
日本にいた頃から、普通は普通と関わり合うべきと戒め、美人は眺めるだけの存在として見てきた。
だからこそ美人には気後れし、期待することすらしなかった。

しかし・・・

ナイトさんは普通だ。
俺が関わっていい人種だ。

だからこそ、期待させられてしまう。

俺に惚れた?

と・・・。

その思う要因もたくさんある。
ナイトさんは吃音症の影響で、他人と上手くコミュニケーションが取れない。
そんな状況である程度親しくしているし、そもそも男と呼べる存在で親しくできているのは俺ぐらいなものだろう。
さらに言えば、呑み比べに敗れたとは言え、それでもある程度は付き合うことができている。

そんな条件が揃っている中での同棲のお誘い。

勘違いしてもおかしくないと思う。
いや、女性と付き合った経験がない俺が勘違いしない訳はない。

だからこそ確認するべきだろう。
だって俺にはニケさんがいるのだから・・・

「.....そ、それはつまり告白と受け取ってもいいんですか?」
「.....へ?」
「.....あれ?違うんですか?」
「ぜ、ぜん、全然ちがいましゅ。ボ、ボク、ボクを惚れさせたいなら呑み比べで勝ってくださいでしゅ」

.....ですよねー。変に期待しないことが一番精神状態にいいんだよな・・・はぁ。

ドワーフの女性は須らく、相手が自分よりも酒豪であることを求めている。
それはナイトさんも同様で、呑み比べに勝たない以上は好意を持たれることもない。

わかってはいた。わかってはいたけど・・・

「.....どうして一緒に住もうと?」
「お、お、お客さんなら変な事を無理矢理してこないでしゅし、お、おさ、お酒も一緒に呑めましゅ。
 そ、それ、それに一人は寂しいでしゅ」

結局、一緒に旅に出た目的と同じだということだ。

変な事ってのは要は性行為のことだろう。
てか、仮に襲ってもナイトさん程の実力者だと返り討ちに合う可能性も・・・

お酒の件に関しては、呑み比べ以降、気に入られた影響で毎日晩酌に誘われている。

そしてナイトさんはとても寂しがり屋。
旅の間も俺達とは別のテントで寝泊まりしてはいたが、本当はそれすらも寂しかったはずだ。
一応、同じテントでの寝泊まりを誘ったが、呑み比べに勝った人とでないと同じ寝床に着くつもりはないと断られた。変なところにこだわりがあるらしい。

だからこそ同棲のお誘いも、ナイトさんからしてみれば、本当は相当恥ずかしいお願いなのかもしれない。

「お、お、お客さんにはお世話になっていましゅから、し、し、しゅきなだけいてもいいでしゅ」
「・・・」

「お、おさ、お酒も料理も、ぜ、ぜん、全部ボクが用意しゅるでしゅ。
 お、お、お客さんはいてくれるだけでいいでしゅ」
「・・・」

「そ、それ、それにお客さんの武器のメンテナンシュも任せてくださいでしゅ!
 タ、タダ、タダでやらせてもらいましゅ!」
「・・・」

つまりナイトさんはこう言いたい訳だ。

一緒に同棲してくれるお礼に、家賃0で好きなだけ居てくれて構わないと・・・。
一緒に同棲してくれるお礼に、毎日の食事はナイトさんが用意してくれると・・・。
一緒に同棲してくれるお礼に、高額なメンテナンス費用を無料で行ってくれると・・・。

普通逆じゃね?と思われる案件も、これ全てナイトさん自身が寂しくならないようにと苦慮した結果だろう。

・・・。

ありがたい申し出だ。
ありがたい申し出なのだが・・・

一人の大人として、一つの疑問が残る。
このままナイトさんに甘えてしまってもいいものなのだろうか?

そしてナイトさんにも、一つの懸念が残る。
このまま俺に、俺達に依存した状態のままでいいものなのだろうか?

・・・。

そして俺が出した答えは・・・

「ありがたい申し出なのですが、お断りします」
「!?」

「俺もナイトさんも、お互いに依存しすぎるのは今後の為にも良くないと思うんです。
 今までは旅仲間という名目で、お互いがお互いを頼り、行動を共にしてきましたが、
 王都に着いた今、俺達は客と職人という本来あるべき姿に戻るべきだと思います」
「・・・」

「な、な、なら!ボ、ボク、ボクのテナントを宿代わりにしゅればいいでしゅ!」
「.....すいません。それもお断りします。
 あまりにも近すぎる距離は、今の俺とナイトさんの関係ではお互いに悪影響しか生まない気がします」

ナイトさんががっくりと項垂れてしまった。
お酒と仕事バカな一面を除けば、唯一と言っていいほどの常識人である。理解してくれたのだろう。

・・・。

本音を言えば、お世話になりたい気持ちはかなりある。
つまみ限定だが料理はおいしいし、ちっこいところとかは見ていて癒される。
そしてなによりも、貯蓄に励みたいのでメンテナンスをタダでしてくれるのは非常に助かる。

ナイトさんは寂しさを埋めることができ、俺は色々な面で助かることが多い。
お互いにメリットがあり、とてもいいことなように思える。

そう思えば思うほど、どうしてもここで一度依存しきった関係をリセットする必要があるように思えてならない。
『泣いて馬謖を斬る』とは意味合いが異なるかもしれないが、感情的にはそのようなものだ。

「.....わ、わかりましたでしゅ」
「すいません。でも・・・」
「な、なん、なんでしゅ?」
「遊びにきますね」
「!!!」

ナイトさんが驚いたような顔をしている。
客と職人の関係に戻る、との言葉をどのように受け取っていたのかがよくわかる反応だ。

「ま、また、また来てくれるんでしゅか!?」
「ええ。旋風の剣も、ナイトさんに会いたいでしょうし」

俺の武器は神器らしく、そんじゅそこらの鍛冶師ではメンテナンスできない。
つまり、どっちみちナイトさんにメンテナンスを頼まざるを得ない。

「ま、また、また一緒にお酒を呑んでくれるんでしゅか!?」
「ええ。ナイトさんのせいで、晩酌しないと落ち着かない性分になっちゃいましたし」

ナイトさんの手料理は何気に好きだ。地味と言うか素朴と言うか。
料理じたいはラズリさんのほうが圧倒的においしいのだが、俺を喜ばそうとする為か豪勢すぎる一面が・・・。
ラズリさんを高級料亭と例えるなら、ナイトさんはおふくろの味といった感じだろうか。

でも、一番の好みはスカイさんだ。
年の差というやつだろうか、俺の好みを即座に把握した点はさすがである。

「ま、また、またぎゅ~ってしてくれるんでしゅか?」
「お風呂ですよね?まだなんとも言えませんが、可能なら毎日お誘いしますよ」

むしろ、こちらからお願いしたいぐらいだ。
お風呂におけるナイトさんの位置付けは完全に癒し枠。
ナイトさんをぎゅ~っと抱きしめることで一日の疲れが吹っ飛ぶのだから。

対して、アテナやドールではこうもいかない。
あの二人は完全にエロ枠に収まるので、ナイトさんが居てくれないと困る。

「な、な、ならお客さんとも毎日会えるんでしゅね?.....よ、よ、よかったでしゅ」
「.....え?」
「なななななんでもないでしゅ!....な、なん、なんでもないでしゅ///」
「・・・」

ナイトさんは顔を赤くして、こちらをちらちらと伺っている。
それはまるで恋でもしてる乙女のように・・・

.....期待させるような態度はやめてくれ!また勘違いしちゃうから!

・・・。

「で、で、では改めてお客さんには、こ、こん、今回の護衛依頼の報酬をギルドに出しておきましゅね」
「.....え?確かそれは以前のメンテナンス代の代わりだったんじゃ・・・」
「ほ、ほう、報酬はちゃんと出しましゅ。ボ、ボク、ボク達は客と職人の関係でしゅから!」
「・・・」

.....あぁ、本当に仕事バカ。

だから俺は、

───ぽふっ。ぽんぽん

「ありがとうございます。仕事に精を出し過ぎて、体を壊さないでくださいね」
「は、は、はいでしゅ!だ、だ、だからまたボクに会いに来てほしいでしゅ!」

頭をぽんぽんされたナイトさんは、様になっているかわいい敬礼ポーズをしながら、たはは~と微笑んだ。ほっこりする。

ちゃんとしてればほっこりする子なんだよな~。目がくりくりしてるし。


こうして短い期間ではあったが、旅の仲間として同行していたナイトさんと別れることになった。


本日の戦利品
①護衛依頼の報酬 (200万ルクア)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『アテナ』 レベル:3 危険度:極小

種族:女神
年齢:ーーー
性別:♀

職業:女神
称号:智慧の女神

体力:50
魔力:50
筋力:50
耐久:50
敏捷:50

装備:殺戮の斧

女神ポイント:259340【↑1000】

【一言】コンちゃんはお姉ちゃんのいうことききなさーいヽ(`Д´#)ノ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
アユムの所持金:6564000ルクア【↑2000000】
冒険者のランク:A(クリア回数:6回)【↑1】

このお話の歩数:約23000歩
ここまでの歩数:約24801200歩
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『アユム・マイニチ』 レベル:7042【↑3】

種族:人間
年齢:26
性別:♂

職業:凡人
称号:女神の付き人
所有:妖狐

体力:7052(+7042)【↑3】
魔力:7042(+7042)【↑3】
筋力:7047(+7042)【↑3】
耐久:7047(+7042)【↑3】
敏捷:7302(+7042)【↑3】

装備:旋風の剣(敏捷+200)

技能:言語理解/ステータス/詠唱省略

Lv.1:初級光魔法/初級闇魔法

Lv.2:浄化魔法

Lv.3:鑑定/剣術/体術/索敵/感知/隠密
   偽造/捜索/吸収/治癒魔法/共有
   初級火魔法/初級水魔法/初級風魔法
   初級土魔法/ 物理耐性/魔法耐性
   状態異常耐性

共有:アイテムボックスLv.3
   パーティー編成Lv.1
   ダンジョンマップLv.3
   検査Lv.3
   造形魔法Lv.3
   奴隷契約Lv.2

固有:ウォーキングLv.7042 2792/7043
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
後書き

次回、教会!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今日のひとこま

~どんなふうに呼ぶかは神の気まぐれ~

「ねぇーねぇー。ドールってなにー(。´・ω・)?」
「妖狐の名前だよ。『ヘリオドール』って名前なんだってよ」
「ふーん。コンちゃんはそんな名前なんだー」
「コンちゃんて・・・名前わかったんだし、名前で呼んであげろよ」

「コンちゃんはコンちゃんだよー( ´∀` )」
「いや、だからヘリオドールって名前が・・・」
「コンちゃんはコンちゃんでしょー(。´・ω・)?」
「はあ?人の話聞いてんのか?ヘリオドールって名前があるって言ってんだろ!」

「歩こそちゃんと聞いてるー?コンちゃんは、名前はどうあれ、コンちゃんでしょー(。´・ω・)?」
「.....え?」
「もう歩はバカなんだからー!コンちゃんはコンちゃんなのー!名前がどうとか関係ないでしょー!」
「???」

「むきーヽ(`Д´#)ノ」
「え?なに?哲学的なことか、それ?」
「コンちゃんはコンちゃんー。ただそれだけのことでしょー!わかんないかなーもうー┐(´ー`)┌」
「お、おう・・・」

全くわからん。結局どう呼ぶかはアテナの気まぐれってことか?
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