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第6章
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紳おじさんは、仕事があるからと、先に帰ると言ってたのだけど、私達はもう1泊と残った。お昼頃、少し早いけど海に入ろうと私が誘って、漁港の近くの突堤に。
「えぇー ここから 飛び込むのぉー 死んじゃうんちやう?」と、すみれちやんは言ってたけど
「大丈夫だよ みゅうみゅんから行くね」と、いきなり飛び込んで行った。続いて、碧広、道弘が・・。泉希達は迷っていたけど、足から飛び込んできた。
「みゅん 水が冷たいヤン」
「ちょっと冷たいかなー すぐ 慣れるよ あっちのほう 岩場もあるよ」と、先頭切って向かった。近くに、来ると
「ちょっと 待っててね」 と 私は潜って、貝を探していた。そして、海面に頭を出した時、鮑の小さいのを持ち上げていたのだ。
「ねえね まだ それは採ったらダメなんだよー」と、碧広が責めてきて
「わかってるよー 皆に見せてあげただけ 戻すよー」
そのうち、皆が寒いと言ってきたので、漁港のほうに戻って
「碧広 事務所に誰か居るやろー 火貰っといで みんなを暖めなきゃー」
「わかった」と、走っていって、しばらくすると おじさんが焚き火用の缶と新聞紙なんかを抱えてきてくれた。
「みゅうみゅんじゃぁないか ×××・・帰っとたんか ×××・・××」
「うん わんは 今 春休み 明日 戻るけどね」
「そうか なんか焼くものあればのー 今朝 モトシ君に魚全部渡したからなー ×××・・」と、ぶつぶつ言いながら戻って行った。しばらくして、小魚の干物を持ってきてくれたのだ。
漁師のワタルおじさんで、まわぁまんまーが週に何回か行っている本島のカンコー水産というとこが島に加工用に魚の処理場を設けていて、捕れた魚を全てカンコー水産が買い取ってくれるから、漁協で働いているオトンが運び入れるのだ。
昔は、この島で捕れた魚も売り先が無かったり、傷んでしまって売れなかったりしていたんだけど、おとんとまわぁまんまーがこの島に移り住んで、島の漁師さん達を説得して、カンコー水産の今の社長さんなんかの協力もあって、島で捕れた魚をすべて買い取るものだから、漁師さん達も収入も安定していったから喜んで、私達家族には好意を持ってくれているのだ。
「ねぇ なんて 言ってたの? 半分 わからなかった 外国語みたい」と、すみれちゃんが
「ふふっ みゅうみゅんも わからないの 年配の人は こっちの言葉で話すからー」
それから、みんなを私がよく食べに行っていたお店に連れて行って・・・おばぁさんがやっている駄菓子なんかも売っているのだが薄汚いとこ・・ そこの真ん中が鉄板になっているテーブルの上で、小麦粉を溶いて薄く焼いて貝とか魚を刻んだものを、上から乗っけて、ひっくり返して焼いて、たまり醤油を塗ったもの
じゅんじゅん焼きっていうねんでーと おいしい おいしいとみんなで突っきあっていると
「みゅうみゅん!」と、坊主頭で日焼けして真っ黒な男の子が駆け込んできた。
「タケ!」 島に居たときの喧嘩相手で仲も良かったのだ。
「帰って来てるって聞いたから・・・なんで、連絡くれんのよー」と、そして、お互いにお腹にパンチを喰らわせ合って・・そのあと、いわゆる ハグをしていた。みんなは、唖然としていたけど
「なぁ 中学 船で通っとるんやろー? 大変ちがう?」
「まぁ 海が荒れると 休みで 自宅学習だぁ」
「ふ~ん それもええなぁー 向こうでは可愛い子いっぱい居るやろー?」
「ううん やっぱり 田舎者や みゅうみゅんみたいに可愛いのは 居ないよ」
「タケ 口も達者になったのかぁー?」
「幾分な いつまで 居る?」
「わんなー あした帰るねん」
「そうかー 夏休みは? また 海で暴れようぜー 今年の夏は竹を切り出してイカダを作ろうって イサオと話してるんだ」
「う~ん わからへんけどー 来れたらな それ! 楽しそうやなー」
「おぉ 待っとるでー」と、帰って行った。
「なんなん? 今のぉー 乱暴そうな子 みゅんと抱き合ったりしてたヤン」と、すみれちゃんが呆れていた。
「うんダチやー」
「へぇー お腹 叩き合ってても? 平気なん?」
「みゅうみゅんはな 昔 あいつと大喧嘩してな 口から血が滲み出とるのに おばぁちゃん じゅんじゅん食べさせてって 来るんやがなー 聞いたら、タケと喧嘩したって それも、取っ組み合いだったって その時にあいつの頭がぶつかったんらしいって みゅうみゅんは相手が男だろうと関係なんいじゃ わんわー タケを呼んで仲直りさせたのじゃっ ところが タケも口の横を切っとったわー こいつを食べさせて 二人とも口が痛いとほおばっておった タケが言うには、みゅうみゅんがあんまりしつこくて向かって来るから、降参して みゅみゅんの家来になるってことで終わったそうな」
「おばぁ ちゃうねんでー あん時は、あいつが女の子いじめてたから・・ みゅうみゅんは・・」
「みゅうみゅん 俺は・・とんでもない奴と・・・」と、道弘も
「なんやねん そんな 化け物見るみたいな眼 せんとってー」
「やっぱり みゅんは 不思議ちゃんよねー 不忍先生って 島の校長先生に電話して情報聞いたって言ってたけど 半分も伝わって無かったのね」
「泉希 だから ちやうねんてー みんな 大袈裟なんや ウチは 本当はおとなしいねんてー おばぁも 余計な事 言わんとってーナ!」
その夜は、相変わらずの刺身が多かったのだけど、まわぁまんまーが会社で開発したのっていう魚の干物も 脂がのっていてしっとりとして美味しかったのだ。そして、まわぁまんまーが皆に「実海は、けっして自分からは喧嘩も売って行かないのよ 乱暴なとこもあるけど、中学に入っても 皆さんよろしく見守って下さいね」と、お願いをしていたのだ。
そして、次の日 帰る時、港まで島の子供達がみんなで見送りに来てくれていたのだ。そこには、タケとイサオの顔も、漁師の何人かも居て大漁旗を振っていてくれた。
「えぇー ここから 飛び込むのぉー 死んじゃうんちやう?」と、すみれちやんは言ってたけど
「大丈夫だよ みゅうみゅんから行くね」と、いきなり飛び込んで行った。続いて、碧広、道弘が・・。泉希達は迷っていたけど、足から飛び込んできた。
「みゅん 水が冷たいヤン」
「ちょっと冷たいかなー すぐ 慣れるよ あっちのほう 岩場もあるよ」と、先頭切って向かった。近くに、来ると
「ちょっと 待っててね」 と 私は潜って、貝を探していた。そして、海面に頭を出した時、鮑の小さいのを持ち上げていたのだ。
「ねえね まだ それは採ったらダメなんだよー」と、碧広が責めてきて
「わかってるよー 皆に見せてあげただけ 戻すよー」
そのうち、皆が寒いと言ってきたので、漁港のほうに戻って
「碧広 事務所に誰か居るやろー 火貰っといで みんなを暖めなきゃー」
「わかった」と、走っていって、しばらくすると おじさんが焚き火用の缶と新聞紙なんかを抱えてきてくれた。
「みゅうみゅんじゃぁないか ×××・・帰っとたんか ×××・・××」
「うん わんは 今 春休み 明日 戻るけどね」
「そうか なんか焼くものあればのー 今朝 モトシ君に魚全部渡したからなー ×××・・」と、ぶつぶつ言いながら戻って行った。しばらくして、小魚の干物を持ってきてくれたのだ。
漁師のワタルおじさんで、まわぁまんまーが週に何回か行っている本島のカンコー水産というとこが島に加工用に魚の処理場を設けていて、捕れた魚を全てカンコー水産が買い取ってくれるから、漁協で働いているオトンが運び入れるのだ。
昔は、この島で捕れた魚も売り先が無かったり、傷んでしまって売れなかったりしていたんだけど、おとんとまわぁまんまーがこの島に移り住んで、島の漁師さん達を説得して、カンコー水産の今の社長さんなんかの協力もあって、島で捕れた魚をすべて買い取るものだから、漁師さん達も収入も安定していったから喜んで、私達家族には好意を持ってくれているのだ。
「ねぇ なんて 言ってたの? 半分 わからなかった 外国語みたい」と、すみれちゃんが
「ふふっ みゅうみゅんも わからないの 年配の人は こっちの言葉で話すからー」
それから、みんなを私がよく食べに行っていたお店に連れて行って・・・おばぁさんがやっている駄菓子なんかも売っているのだが薄汚いとこ・・ そこの真ん中が鉄板になっているテーブルの上で、小麦粉を溶いて薄く焼いて貝とか魚を刻んだものを、上から乗っけて、ひっくり返して焼いて、たまり醤油を塗ったもの
じゅんじゅん焼きっていうねんでーと おいしい おいしいとみんなで突っきあっていると
「みゅうみゅん!」と、坊主頭で日焼けして真っ黒な男の子が駆け込んできた。
「タケ!」 島に居たときの喧嘩相手で仲も良かったのだ。
「帰って来てるって聞いたから・・・なんで、連絡くれんのよー」と、そして、お互いにお腹にパンチを喰らわせ合って・・そのあと、いわゆる ハグをしていた。みんなは、唖然としていたけど
「なぁ 中学 船で通っとるんやろー? 大変ちがう?」
「まぁ 海が荒れると 休みで 自宅学習だぁ」
「ふ~ん それもええなぁー 向こうでは可愛い子いっぱい居るやろー?」
「ううん やっぱり 田舎者や みゅうみゅんみたいに可愛いのは 居ないよ」
「タケ 口も達者になったのかぁー?」
「幾分な いつまで 居る?」
「わんなー あした帰るねん」
「そうかー 夏休みは? また 海で暴れようぜー 今年の夏は竹を切り出してイカダを作ろうって イサオと話してるんだ」
「う~ん わからへんけどー 来れたらな それ! 楽しそうやなー」
「おぉ 待っとるでー」と、帰って行った。
「なんなん? 今のぉー 乱暴そうな子 みゅんと抱き合ったりしてたヤン」と、すみれちゃんが呆れていた。
「うんダチやー」
「へぇー お腹 叩き合ってても? 平気なん?」
「みゅうみゅんはな 昔 あいつと大喧嘩してな 口から血が滲み出とるのに おばぁちゃん じゅんじゅん食べさせてって 来るんやがなー 聞いたら、タケと喧嘩したって それも、取っ組み合いだったって その時にあいつの頭がぶつかったんらしいって みゅうみゅんは相手が男だろうと関係なんいじゃ わんわー タケを呼んで仲直りさせたのじゃっ ところが タケも口の横を切っとったわー こいつを食べさせて 二人とも口が痛いとほおばっておった タケが言うには、みゅうみゅんがあんまりしつこくて向かって来るから、降参して みゅみゅんの家来になるってことで終わったそうな」
「おばぁ ちゃうねんでー あん時は、あいつが女の子いじめてたから・・ みゅうみゅんは・・」
「みゅうみゅん 俺は・・とんでもない奴と・・・」と、道弘も
「なんやねん そんな 化け物見るみたいな眼 せんとってー」
「やっぱり みゅんは 不思議ちゃんよねー 不忍先生って 島の校長先生に電話して情報聞いたって言ってたけど 半分も伝わって無かったのね」
「泉希 だから ちやうねんてー みんな 大袈裟なんや ウチは 本当はおとなしいねんてー おばぁも 余計な事 言わんとってーナ!」
その夜は、相変わらずの刺身が多かったのだけど、まわぁまんまーが会社で開発したのっていう魚の干物も 脂がのっていてしっとりとして美味しかったのだ。そして、まわぁまんまーが皆に「実海は、けっして自分からは喧嘩も売って行かないのよ 乱暴なとこもあるけど、中学に入っても 皆さんよろしく見守って下さいね」と、お願いをしていたのだ。
そして、次の日 帰る時、港まで島の子供達がみんなで見送りに来てくれていたのだ。そこには、タケとイサオの顔も、漁師の何人かも居て大漁旗を振っていてくれた。
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