私の辛かった思い あんたにぶつかっていくわ!

すんのはじめ

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第10章

10-8

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 11月は私達の修学旅行だったけど、かりゆし水族館とか工事中の首里城なんかを見て周って、私は、何にも感動しなくって、へぇー そうかー と、見てただけなのだ。戦争と終戦の記録映画には少しショックを受けたけど・・・ 食べ物も固いお肉とかで、おいしいと思ったのは、ラフテーだけだった。

 だけど、私は山水にお土産 可愛いシーサーの絵が入ったTシャツ 山水のは水色で私のはピンク お揃いで買ってきたのだ。あれから、会って無くて、お土産を渡すという口実で私の学校帰りに待っててもらった。練習を終えた後なので、6時になってしまって、もう、辺りは暗い。

 私達は、どちらからともなく あの児童公園に向かっていた。暗黙の了解だったけど、私は迷っていたのだ・・・多分、山水は・・・なのだ。私、制服姿のままだし、あんなことしていて学校に知れたりすると大変なことになるし・・・山水にも抱きしめて欲しいし、あれから何にも無いんだもの。公園の入り口で少し躊躇していると、山水は私の手を引っ張って進んで行くのだ。

「あのさー・・・ウチ 制服やし・・」

「ずーと 山葵のことを・・・我慢してたんやでー」と、建物の影に連れられて。山水は、私を抱きしめてきて・・・私は、カバンと運動着の入った袋を右手で下げたままで・・・。拒みきれなかった。山水は唇を合わせながら、左の手の平で私の耳の後ろを愛撫するようにしてきて・・・舌も私の歯の間から入ってきて、私の舌を刺激してきたのだ。私は、とろけるようになっていて、自分からも舌先で応えていて、左手で山水の背をしっかりと抱き寄せていた。その時、もう、学校のことなんかどうでも良かったのだ。半分期待していた部分もあったのだから・・・

 だけど、そのうちに山水は唇を私の耳の後ろに這わせてきて、左手で強く抱き寄せて、右の手は、私のブレザーをかきわけて下のベストワンピースの間から潜り込ませてブラウスの上から直接、私の胸を包むようにしてきた。その時、私の身体の奥からズーンと感じるものがあったのだけど

「あぁー はぁー だめ! そんなー までぇー 山水」

「しばらく・・・ いいだろぅー 山葵を感じて居たい 柔らかい」

「山水・・・ ウチ 恥ずかしいから・・・」と、しばらくして私から・・・甘~い変な気持ちになってきていたのだけど、制服ってこともあったし、見られてるわけじゃぁないけどスポーツブラでサポーターみたいな飾りっけも無いものだったから、わかるんじゃぁないかと、それに自慢できるほどの胸じゃぁなかったので、急に恥ずかしくなって山水の手を遮っていた。

「ウチ 制服のまんまやしー・・・ 今度ネ あっ そうやっ これ! 沖縄のん シーサーのTシヤツ お揃いやでー」

「ふーん Tシャツ? まぁ 今度、遊びに行く時、着るかー」

 その後は、黙ったまま歩いていたのだけど、私は、いけない女の子なんだと自責の思いがあった。おそらく校則の規律違反なんだと。でも、山水と って、欲望に負けてしまった。

「ねぇ やっぱり 山水はウチのこと 興味あるん?」

「当り前やんかー 男って そんなもんだよ 無関心のほうがおかしいんちゃうかー」

「ウチ 胸 大きくないから、つまらんやろー?」

「いいや 可愛い・・ 山葵をもっと欲しくなる 山葵のすべてが欲しい」

「・・・だよねー なんやろネ ウチも山水に・・・ずーと 抱かれていたいって、さっきは感じていたんよ だけど・・ そんなん したらあかんやろー とか 桔梗には、男の子とそんな関係になったら、絶対にダメ! って言ってるのにネ」

「まぁ 山葵 無理しないでもいいよ お互いに その気になって 盛り上がったらな 自然とそうなるさー 山葵のことは好きだよ」

 あなたがそれで我慢してくれるのなら良いのよ。他の女の子とそーいうことしないのなら・・・。男はいざとなると弱いから・・・。ウチは我慢できるわよー そんなことするのって、初めてなのは怖いってこともあるしー でも、山水が我慢してるんやったらって、ちょっとは興味もあるんよ すべて山水のものになっても良いってことも思ったりしてる それに 他の子に取られたりしたら、もっと 嫌やー あんまり、もったいぶるのもなぁー 胸を服の上から触られたぐらいで、ドキドキしてるなんてのも、子供なんやろかー 亜里沙なんかはどうなんやろー 麗香も話したこと無いけど、多分 彼氏居るみたいやしー
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