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第8章
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私とすみれさんを前に、朝、暁美さんが
「ウチ 昨日 有馬暁美になりました 正式に籍を入れてもらったの 教会に行ってね、写真も撮ってもらったんよ」と、報告してきた。
「そう 良かったわね おめでとう」と、すみれさんが言ったので、私も拍手していた。
「ありがとう でもね ウチ 親が反対してたけど、無理やり同棲したんや だから、ウチの親は、まだ、ウチ等のこと認めてくれてないねん」
「あら まぁー それじゃぁ 赤ちゃん産むのも大変じゃぁないの?」
「うん 彼の家は とりあえず 認めていてくれているから なんとかなると思う それにね、ウチの家も赤ちゃんが出来れば 変わると思うんだけど」
「お母さん これから大変ね 何にも出来ないかも知れないけど、何かあったら、相談してね」と、すみれさんは気を使っていたが、私は何にもわからないので、黙っていた。
その夜、お姉ちゃんが「暁美ちゃんのこと聞いた?」
「ええ 籍を入れてもらったって この前、赤ちゃんが出来たって言ってたから」
「そうよね それは、おめでたい事なんだけど お店のローテーション困るわね」
「お姉ちゃん 私、水曜のお休みも、お店に出るよ それと、朝、9時から出るよ」
「そんな訳にいかないわ 今でも、働き過ぎなのに 香波 あの持ち帰り用始めてから、早い目にお店に出てるでしょ 私に黙って」
「ごめんなさい 気になって・・しまって」
「いいんだけど 香波 自分で抱え込まないで、何でも 相談してちょうだいね これから先 もっと 大変になるんだから」
「うん わかった」
「人の件は 考えるわ 暁美ちゃんも 気にして、今年いっぱい だって エンジェルとしてやっていけないからって 自分から言ってきたわ」
― ― ― * * * ― ― ―
金曜日なので、グリーンサラダの人が来て、用意していたものをお渡しすると
「あなた この前、学食で見たわよ 大きな声で おいしかったです。ごちそうさまでした って、食器を返却する所で・・ 私 びっくりしてね 見たら あなただったわ 側の学生に聞いたら、何学科かわからないけど、時たま来る謎の天使ですってね あなた、ウチの学生さん?」
「いいえ 違います すみません あそこの おいしくて、安いから・・」
「いいのよ 別に 誰でも利用できるんだから でもね 食堂の人に聞いたら、お料理を受け取る時も いただきます って、受け取るんだってね そんなこと言う学生居ないから、食堂の人も感心してたわよ とても丁寧で感じのいい子だって それと、あなたの声を聞くと元気がでるんだって ねぇ 一緒に居たの 彼氏?」
「彼氏っていうのかなー 今、3回生です 私の大切な人です」
「そう このサンドもあなたが作るから おいしいのよね これからも、お願いね」と、学内のほうへ。
夕方になって、くるみちゃんが来た。
「ねぇ 香波 店長から、誰かバイトする娘居ないか探してって頼まれたのよ それでね1年とか2年の娘に、何人か声掛けてるんだけどね 第一条件がエンジェルにふさわしいってことでしょ なかなか ウチより可愛い娘って居ないのよー」
「あっ そ そーよね くるみより ねぇー ふっ」
「なによー 今 笑ったでしょ ウチやって 香波には負けるかもしれんけど 香波より愛嬌ある顔してるよ」
「うん 親しみある」
「ちょっとー それって 美人じゃぁないってこと?」
「そんなことないよ くるみって 明るくて親しみやすくって 心がきれいな美人ってことよ」
「うふっ まぁ 許すかー 香波のいうことなら それより どうしょうかなー 店長 ハードル下げてくれないかなー」
「だって 居ないんなら仕方ないヤン 明るい人ならいいんじゃないの」
その夜、お姉ちゃんに、恐る恐る言ってみた。
「お姉ちゃん くるみ 苦労してるみたい バイトの人のこと」
「そーだろうね やっぱりいないかー」
「あのね ハードル高いって エンジェルみたいな娘って」
「そう だけどねー お店の名前がね 何とかしたいなぁー いろいろ伝手を頼っているんだけど」
「あのさー 怒らないでね 私の思っていることだから・・ ウチのお店は美味しくて、安いから人気あるんでしょ だったら、美味しいものを提供するから、お客様がエンジェルになってくれるんじゃぁないかなー だから、提供するものに愛情持ってくれているんなら 従業員の見た目なんか関係ないんじゃぁないかなー」
「香波 それは、あなたの考え方でしょ 私は、私の理想の形であのお店を始めたの だから、崩したくないわ! あなたから、そんな風に言われたくないわ!」
「ごめんなさい 私 余計なことを・・ 私 お姉ちゃんのこと尊敬してます だから・・ごめんなさい」と、お姉ちゃんの気に触ったみたいで・・出しゃばりすぎたと思っていた。
「あぁー ごめん 香波 言葉きつかったわね 私に、そんな風に言ってくれるの香波しか居ないのにね あなたの言って居ることも、一理あるわ 香波なりに考えてくれているのよね ごめん 最後は考え直すわ だけど、もう少し探してみるわ だけど、ダメだったら、香波が面接して、良い娘選んで」
「お姉ちゃん 私 面接なんて」
「いいの 今 香波が一番 あのお店のこと考えてくれてるんだから」
「そんなー」
「香波 そこまで、私に、遠慮なしに言ってくれて 私、嬉しいのかもね 本当の身内と思ってくれているんだなって」と、抱きしめてきてくれていた。
― ― ― * * * ― ― ―
12月になると、くるみちゃんが
「香波 クリスマスどうすんの? ウチは神戸に連れて行ってくれるんだって」
「そう いいわねー ツリーなんかもきれいなんだろーなー」
「だから 香菜は?」
「ううん 私等 休みも合わんし・・別に特別なことないでー」
「ふーん つまんないね かわいそー」
「べつにー 私、あの人に会えるだけで幸せやから それより くるみ 就職のほうどうなん?」
「うん 一次は何社が受かってんでー 本格なんは 年明けてからやね」
巧に会った時、クリスマスのこと聞いてみたけど
「うーん 特別なー だって、夜は会えないしなー クリスマスだからってべつにー」
予想していた通りの返答だ。私だって、別に、期待していなかった。だけど、お正月には・・
「ねぇ お正月 初詣ぐらいは 一緒に行ってくれるでしょ もう、離れないってお願いしようよ」
「うー 休みっても、元旦だけなんだよ」
「元旦かー 私、出にくいなぁー じゃあ 2日の昼間 大丈夫でしょ」
「まぁな」
「なによー そのー 気のない返事 嫌なのー」
「そんなことないけど どうも、寮生活だと世間からかけ離れてしまってな」
「嫌だよー その為にも私が居るんじゃあない それでなくてもさー あの時から ずーと キスもしてくれてないんだよー 私だって たまには・・」
「香波 ・・そうなんかー そんなこと、嫌なんか思ってた」
「なんでー 巧には、いつも、抱きしめていて欲しいって思ってるよ だけど、周りに人がいるし、見られると恥ずかしいから・・ いいの 気にしないでー だからー 初詣! 私ね お着物着せてもらえると思うし 自分でも可愛いと思うよ だから 巧にも見て欲しいんだー」
「ウチ 昨日 有馬暁美になりました 正式に籍を入れてもらったの 教会に行ってね、写真も撮ってもらったんよ」と、報告してきた。
「そう 良かったわね おめでとう」と、すみれさんが言ったので、私も拍手していた。
「ありがとう でもね ウチ 親が反対してたけど、無理やり同棲したんや だから、ウチの親は、まだ、ウチ等のこと認めてくれてないねん」
「あら まぁー それじゃぁ 赤ちゃん産むのも大変じゃぁないの?」
「うん 彼の家は とりあえず 認めていてくれているから なんとかなると思う それにね、ウチの家も赤ちゃんが出来れば 変わると思うんだけど」
「お母さん これから大変ね 何にも出来ないかも知れないけど、何かあったら、相談してね」と、すみれさんは気を使っていたが、私は何にもわからないので、黙っていた。
その夜、お姉ちゃんが「暁美ちゃんのこと聞いた?」
「ええ 籍を入れてもらったって この前、赤ちゃんが出来たって言ってたから」
「そうよね それは、おめでたい事なんだけど お店のローテーション困るわね」
「お姉ちゃん 私、水曜のお休みも、お店に出るよ それと、朝、9時から出るよ」
「そんな訳にいかないわ 今でも、働き過ぎなのに 香波 あの持ち帰り用始めてから、早い目にお店に出てるでしょ 私に黙って」
「ごめんなさい 気になって・・しまって」
「いいんだけど 香波 自分で抱え込まないで、何でも 相談してちょうだいね これから先 もっと 大変になるんだから」
「うん わかった」
「人の件は 考えるわ 暁美ちゃんも 気にして、今年いっぱい だって エンジェルとしてやっていけないからって 自分から言ってきたわ」
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金曜日なので、グリーンサラダの人が来て、用意していたものをお渡しすると
「あなた この前、学食で見たわよ 大きな声で おいしかったです。ごちそうさまでした って、食器を返却する所で・・ 私 びっくりしてね 見たら あなただったわ 側の学生に聞いたら、何学科かわからないけど、時たま来る謎の天使ですってね あなた、ウチの学生さん?」
「いいえ 違います すみません あそこの おいしくて、安いから・・」
「いいのよ 別に 誰でも利用できるんだから でもね 食堂の人に聞いたら、お料理を受け取る時も いただきます って、受け取るんだってね そんなこと言う学生居ないから、食堂の人も感心してたわよ とても丁寧で感じのいい子だって それと、あなたの声を聞くと元気がでるんだって ねぇ 一緒に居たの 彼氏?」
「彼氏っていうのかなー 今、3回生です 私の大切な人です」
「そう このサンドもあなたが作るから おいしいのよね これからも、お願いね」と、学内のほうへ。
夕方になって、くるみちゃんが来た。
「ねぇ 香波 店長から、誰かバイトする娘居ないか探してって頼まれたのよ それでね1年とか2年の娘に、何人か声掛けてるんだけどね 第一条件がエンジェルにふさわしいってことでしょ なかなか ウチより可愛い娘って居ないのよー」
「あっ そ そーよね くるみより ねぇー ふっ」
「なによー 今 笑ったでしょ ウチやって 香波には負けるかもしれんけど 香波より愛嬌ある顔してるよ」
「うん 親しみある」
「ちょっとー それって 美人じゃぁないってこと?」
「そんなことないよ くるみって 明るくて親しみやすくって 心がきれいな美人ってことよ」
「うふっ まぁ 許すかー 香波のいうことなら それより どうしょうかなー 店長 ハードル下げてくれないかなー」
「だって 居ないんなら仕方ないヤン 明るい人ならいいんじゃないの」
その夜、お姉ちゃんに、恐る恐る言ってみた。
「お姉ちゃん くるみ 苦労してるみたい バイトの人のこと」
「そーだろうね やっぱりいないかー」
「あのね ハードル高いって エンジェルみたいな娘って」
「そう だけどねー お店の名前がね 何とかしたいなぁー いろいろ伝手を頼っているんだけど」
「あのさー 怒らないでね 私の思っていることだから・・ ウチのお店は美味しくて、安いから人気あるんでしょ だったら、美味しいものを提供するから、お客様がエンジェルになってくれるんじゃぁないかなー だから、提供するものに愛情持ってくれているんなら 従業員の見た目なんか関係ないんじゃぁないかなー」
「香波 それは、あなたの考え方でしょ 私は、私の理想の形であのお店を始めたの だから、崩したくないわ! あなたから、そんな風に言われたくないわ!」
「ごめんなさい 私 余計なことを・・ 私 お姉ちゃんのこと尊敬してます だから・・ごめんなさい」と、お姉ちゃんの気に触ったみたいで・・出しゃばりすぎたと思っていた。
「あぁー ごめん 香波 言葉きつかったわね 私に、そんな風に言ってくれるの香波しか居ないのにね あなたの言って居ることも、一理あるわ 香波なりに考えてくれているのよね ごめん 最後は考え直すわ だけど、もう少し探してみるわ だけど、ダメだったら、香波が面接して、良い娘選んで」
「お姉ちゃん 私 面接なんて」
「いいの 今 香波が一番 あのお店のこと考えてくれてるんだから」
「そんなー」
「香波 そこまで、私に、遠慮なしに言ってくれて 私、嬉しいのかもね 本当の身内と思ってくれているんだなって」と、抱きしめてきてくれていた。
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12月になると、くるみちゃんが
「香波 クリスマスどうすんの? ウチは神戸に連れて行ってくれるんだって」
「そう いいわねー ツリーなんかもきれいなんだろーなー」
「だから 香菜は?」
「ううん 私等 休みも合わんし・・別に特別なことないでー」
「ふーん つまんないね かわいそー」
「べつにー 私、あの人に会えるだけで幸せやから それより くるみ 就職のほうどうなん?」
「うん 一次は何社が受かってんでー 本格なんは 年明けてからやね」
巧に会った時、クリスマスのこと聞いてみたけど
「うーん 特別なー だって、夜は会えないしなー クリスマスだからってべつにー」
予想していた通りの返答だ。私だって、別に、期待していなかった。だけど、お正月には・・
「ねぇ お正月 初詣ぐらいは 一緒に行ってくれるでしょ もう、離れないってお願いしようよ」
「うー 休みっても、元旦だけなんだよ」
「元旦かー 私、出にくいなぁー じゃあ 2日の昼間 大丈夫でしょ」
「まぁな」
「なによー そのー 気のない返事 嫌なのー」
「そんなことないけど どうも、寮生活だと世間からかけ離れてしまってな」
「嫌だよー その為にも私が居るんじゃあない それでなくてもさー あの時から ずーと キスもしてくれてないんだよー 私だって たまには・・」
「香波 ・・そうなんかー そんなこと、嫌なんか思ってた」
「なんでー 巧には、いつも、抱きしめていて欲しいって思ってるよ だけど、周りに人がいるし、見られると恥ずかしいから・・ いいの 気にしないでー だからー 初詣! 私ね お着物着せてもらえると思うし 自分でも可愛いと思うよ だから 巧にも見て欲しいんだー」
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