どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

文字の大きさ
883 / 947
-第九章-スプリングフィールド王国・再び編-

-第九章九十七節閑話 魔王VS魔王とフィロの妙技と半端の力!-

しおりを挟む



さてこの話は本編では少しだけしか触れていない物語り!…

時間軸はあの修業期間中の事であり、まだ始めて間もない?…

魔王と魔王が正面からぶつかり合う模擬戦?…いや手合わせの話となっている!…

これはあのアンジュ特製のバトルフェンスの実験でもあり、

別に見世物と言う訳でもないのだが!…

それでも周りに居るギャラリーをあっと驚かせる戦いぶりを発揮すると、

アンジュは勿論の事!…フリードやマサツグをも戸惑わせる!…


__王都・闘技場にて…


「「ハアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァ!!!!…」」


__グオオォ!!!…スカッ!!…ッ!?…


「誰がお主みたいな体力馬鹿とまともにやり合うか!!…

わっちはわっちのやり方で!!…完膚なきまでにお主を倒す!!…」


最初は互いが飛び出し真正面から衝突!…とは行かず!…

突っ込んで来たバルの腕をフィロが巧みに掴んで行き、

相手が向かって来る勢いをそのままにヒラリと側転をするよう回避!…

何なら相手の隙を作る事に成功すると、

これにはバルもハッとした様子で驚く表情!…

一方でフィロはニヤッと笑いながら虚仮にする!…

と言うのも真面にやり合う筈がない!と言って見せると、

バルも視線でフィロを追いながらニヤッと不敵に笑みを返し!…


「…フッ!!…そう来なくてはな!!…

でなければ叩き潰し甲斐が無い!!!…」


「…おぉ~い、あくまでも手合わせだって事を忘れるなぁ~?…

別につぶし合って欲しい訳じゃあないんだからなぁ~?」


__シュボッ!!…ゴオオォォ!!!…ッ!!…ヴワアァァ!!!…


その際いつものよう今この戦いに興じるが如く!…

フィロの不遜な態度を良し!とし、寧ろそうでなくては!と…

さも面白くない様なそんな事を口にする一方!…

その間にもフィロは次の行動を!…その手に狐火を作って握り!…

回避途中で有りながらもスッと…

その狐火をバルの顔に押し当てようとして見せると、

次にはバルも素直に喰らう筈が無い!とばかりに…

突如自身の身体より風をヴワッ!と発生させる!…

それは宛ら某・一狩り行こうぜのゲームに出てくる古龍の様で、

フィロも案の定その風に煽られて吹き飛ばされ!…


「ッ!?…クッ!!…」


「そうはいかん!!…」


この時クッと苦虫を噛む様な表情をフィロが見せつつ!…

そして握っていた狐火も消されてしまい!…

そのまま宙を舞う様に放り出されると、一方でバルはしたり顔!…

それこそそう簡単には行かない事を口にする!…

となるとその様子をバトルフェンスの外から見ているマサツグとフリードも!…

驚いた様子で見守っていると、

一体何が有ったのか?を解説するよう突如としてフリードが興奮気味に話し始め!…


「ッ!!…アレは!!…まさか[風の鎧]でパリィを!?…」


「ッ!…え?…か、[風の鎧]?…」


と言うのも先程バルがやって見せたであろう技の名前を口に!…

その際本来ではあり得ない様な!…戸惑いの色を全面に!…

ジッと手合わせの様子を瞬き一つする事無く見詰めていると、

一方でその技名を聞いた事がないマサツグは違う意味で戸惑い!…

次には尋ねる様に復唱する!…

するとそんなマサツグの戸惑い具合にフリードもハッと反応をすると、

当然とばかりに一体如何言う技なのか?を続けて説明!…


「ッ!…そうか知らなかったか……ッ…

そうだね、簡単に説明をすると!…

自身の身体に風を纏わせる事で飛び道具、

或いは遠距離攻撃を無力化する技なんだ!…

…けど今のは見た感じ近接!…

だがバルデウスは今その風の鎧を使ってパリィを!!…」


「ッ!…へぇ~!……ッ…あれ?…もしかして俺達は実況席?…」


簡潔に言うとやはり某・一狩り行こうぜのゲーム宜しく!…

性能も同じと言った所で!…

しかしそれでもあんな風に防げる筈がない事をフリードがやはり戸惑って見せると、

一方で別画面で同じ光景を見て居るアンジュも目を見開き!…

これまた同じく戸惑い様を露わにする!…

するとそのフリードの説明を聞いてマサツグも納得した様子で返事をすると、

少ししてからまたふと別の疑問が!…

と言っても何かバグとかを心配するのでは全然なく!…

今の自分達の立ち位置と言うか、

実況をしないといけないのか?という気分になり!…

一方で吹き飛ばされたフィロも受け身を取り!…


__…しゅるん!…カラコロ♪……パンッパンッ…


「…チッ!…相変わらず面倒じゃのう?…

相性で言えばわっちの方に分が有ると言うに!…」


空中で身を丸めて慣れた様子!…

そして着地時にこっぽりの音を軽く響かせ、さも何ともない様に!…

自身に付いた埃を払う様なそんな素振りを露わにすると、

次にはムッとしては舌打ちを一つ!…やはり厄介である事を口にする!…

その際属性面での話もすると、自分に分がある事を漏らし!…

しかしバルからすればそんな話など些細な事で!…

何ならそれも一つのスパイス!と…嬉々としてやはり今の状況を大いに楽しむ!…


「その逆境を乗り越えてこそ戦闘であろう?…

…我は如何なる攻撃であろうとも!!…真っ向からねじ伏せるのみ!!…」


「ッ!…はあぁ~……ッ…これだから脳筋の相手は疲れる!…」


「さぁ!!…打ってこい!!…貴様の小細工全てをねじ伏せ!!…」


それこそ如何なる攻撃も真っ向勝負、故に戦いは面白い!と…

そこに信念を感じている様子で嬉々として話し!…

フィロもそんなバルの態度と言うか様子を見て!…

何かこう違う意味で苦手!と言った呆れる態度を露わにすると、

思わずスッと頭に手を!…疲れる!と言葉も漏らして行く!…

さてそうしてフィロが頭を抱えるそんな様子を見せている一方、

まだ始まったばかり!と言ってバルがフィロを急かし!…

が、フィロは特にそこから動く事無く様子を見出し!…

何故ならもう次の一手は打っている!と、また不敵に笑みを浮かべ!…


「…!」


「ッ!…な、に?…」


簡潔にもう攻撃は仕掛けている!と…

が、フィロが何かをした様子と言うのは全く見られず!…

故にその言葉にバルは勿論!…

マサツグやフリード、更にはワイプ越しのアンジュまで戸惑い!…

と、各々が戸惑いを見せている間に突如変化が!…

と言うのもその変化はバルの足下から見られ始め!…

何かスッと赤い光の様なモノがチラッと見られたか?と思うと、

次の瞬間その赤い光は芽吹く様に!…

更にはバルの身体を持ち上げるよう火柱が立ち昇り!…


___…カッ!!…ッ!?…ドゴオオオォォォォォォ!!!!…


「…最初の時点でお主の足下にタネは仕込んだ!…

あとは馬鹿みたいに隙を見せて居る所を燃やせば!…それで事は終わる!…

…そうじゃのう?…名付けるとするなら…

…炎柱…[炎柱・鬼灯ほおずき]と言った所か!…」


__ドゴオオオォォォォォォ!!!!……ッ…


その際これにはさすがのバルも驚いた様子!…

そしてあっと言う間に火柱に飲まれ!…

その身を業火で焼かれる様なそんな様子を残して行くと、

一方でしてやったり!と…フィロもしっかりし掛けていた事を口にする!…

と言うのもこの仕掛けは最初の一撃目から仕掛けていたらしく、

ただ攻撃を躱しただけではない!と…

何なら顔に向かい狐火を押し当てようとして居たのはブラフであったよう!…

本命がこの火柱である事を更に続け!…

呑気に技名まで考えてその様子をジッと見ると、

これまた一方で火柱もそれに応えるよう!…

徐々に枝垂れて鬼灯の実の様な炎の球体を作り出す!…

さてここまでがフィロの策と技であったよう時が進んで行くと、

それを目の当たりにしたマサツグ達は絶句!…

ただその燃え盛る炎の様子を見る事しか出来なくなり!…

が、ずっとと言う訳でもない様子で…次にはマサツグがハッと我に返り!…


「……ッ!?…ちょ!?…フィ、フィロさん!?…

さすがにそれはやり過ぎなんじゃ!?…」


「ッ!…だぁ~いじょうぶ、安心せい!…

…あやつがこの程度でくたばるタマな筈が…」


と、我に返った所でそこそこ時間が!…

その間にも恐らくバルはローストされており…

フィロにツッコミを入れるようやり過ぎなのでは!?慌てて見せると、

そのマサツグの言葉に対してフィロはあっけらかん!…

ピクッと反応するなりコロコロ笑う!…

それこそまるで近所のおばさん?みたいにお道化て見せると、

これくらい大した事はない!と…

するとその言葉が事実であるよう火柱の方でも異変が!…

と言うのも鬼灯の実が大きくなる様なそんな様子が見られると、

そこからバルが姿を現し!…


__ゴオォォ!!!…バシュンッ!!!…ヴァサァ!!!…


「…ほれな?…こやつはそう言うヤツじゃて!…早々簡単にくたばる筈が…」


弾ける様に鬼灯は散り、すると何故か火柱も実を失った事で鎮火され!…

その際バルの背中からはワシの翼が生えて居り!…

そしてフィロを見下ろす様にしてジッと見詰め!…

しかし一方でそんなバルの事など御構い無し!…

今はマサツグ!とばかりにバルが無事である事を口にすると、

やはりあっけらかん!…さもしぶとい!とばかりに言葉を続ける!…

と、今度はそんな会話に割って入るよう!…

バルが言葉を口にすると、突如として噴き出す様に笑い始め!…


「…ッ…クッ!…クハハハハハハ!!!…面白い!!…面白いぞ!!!…」


「ッ!…何がじゃ?…」


それは言わずもがなテンションが上がった様子で!…

それこそさも力が覚醒したモノの様に!…

邪悪な気配を放ちつつ宙に浮いたままで高笑いをすると、

先程やったフィロの攻撃が面白かった!と…

これまたまるでアトラクションを楽しんで来た子供の様に嬉々とする!…

となるとそんな嬉々とした反応を見せるバルにフィロもピクッと反応を示すと、

途端に鬱陶しそうな表情を向け!…その際簡単に言葉を口に!…

何なら返事も聞きたくない!と…

見るからに面倒臭そうなそんな様子を露わにするが、

バルは勿論の事ながらフィロの事など御構い無し!…

先程の何が良かったのか?を話し始める!…


「我はまだどこかで貴様を侮っていたのかもしれん!!…

…よくよく考えれば貴様も我と同じ魔王の器!!…

この程度朝餉あさげ前と言った所か!…」


「…何が言いたい?…まさか降参とでも…」


「…言う訳が…無かろう!!!」


何でもその鮮やかとも言える不意打ちがさすが!と、

となるとそんな事を言われたフィロからすれば不本意?で有り!…

と言うのも卑怯!と言われた事で喜べる筈もなく!…

そのバルの言葉を聞いて更にムッとして見せると、ジッとバルを睨み付ける!…

当然カチン!と来た様子を露わにする!…

しかしそんなフィロの様子など御構い無し!…寧ろ煽る様に言葉を続け!…

となるとフィロも我慢ならない様子で返事を口に!…それは御託は良いから!と…

敢えてあり得ない質問をムッとしながらして見せると、

バルもその言葉を聞いてピクッ!と反応…

すると次にはまたフィロに向かって襲い掛かる!…


__キュオオォ!!!…ッ!!…ドヒュンッ!!…


「そらそらそらそらあぁぁぁ!!!!」


__カッカッカッカッカッカッカッカッカッカッ!!!……ッ…


その際フィロの真似をするが如く両手に空気の球を握って行くと、

近付く事無く投擲し始め!…

それは宛ら某・野菜王子の連続グ〇撃ちの様に乱射をして見せ!…

見た感じはもう弾のデカいガトリングの様な!…

それが頭上より降り注ぐよう襲い掛かると、

一方でフィロも当然喰らう筈が無い!とばかりに…

機敏にその場から逃げ始める!…しかしこれまた当然の如く、

フィロが逃げればバルもそれを視線で追って狙いも付け直し!…


{…チッ!!…少しばかり刺激し過ぎたか!…

あやつめ調子に乗ってバカスカと!…だがそれも何処まで持つのや…}


__バシュンッ!!…ッ!?…ドゴオオォォ!!!…ッ!?…


「ッ!!…グッ!!…」


そのしつこい連続グ〇撃ちにフィロも苛立ち!…

何なら追われるより追うタイプ!とばかりに…

挑発に乗せたは良いがそこから策を考えていなかった事が仇となると、

次にはじれったい!とばかりに本体が…

バル本体が逃げるフィロに向かって飛来する!…

それこそまるでシロのロケット頭突きが如く一気に詰めると、

フィロをハッと驚かせ!…が、当然ながら御構い無し!…

次にはグッと拳を握り!…

フィロのボディに向かってパイルバンカーの如くフックを入れると、

咄嗟にフィロもガード!…しかしやはり簡単に弾き飛ばされる!…

するとその光景を見たマサツグもフィロの名前を呼んで心配!…


「ッ!?…あぁ、フィロ!!」


「ッ~~~!!!…ッ!!…鳳仙花ほうせんか!!!」


__パアァン!!!…パアァン!!!…ッ!……ドサァ、ゴロゴロゴロゴロ!!…


と、マサツグがフィロの心配をする一方でそれに応えるよう意地を露わに!…

それは必死に痛みに耐えながらも!…吹き飛ばされている状況でありつつも!…

バルに向かってピストルジェスチャーをして見せると、

しっかり狙い定めて技を繰り出す!…

それも多少なりともダメージを与えられるよう散弾銃が如く放って行く!…

するとバルもそれを見て目を見開き、避ける事無くただ腕をクロスさせて防御!…

何事も無い様に振舞って見せる!…

一方で吹き飛ばされたフィロもワンバウンドした後に地面を転がり!…

最終的にはまるでフィロが悪あがきをした様な!…

バルは余裕の様子でガードを解き!…倒れているフィロに向かい虚仮脅し!と…


「フンッ!!…この様な虚仮脅し!!…」


「ッ~~~!!!……ッ…じゃ、じゃからお主はアホなのじゃ!!…」


「ッ!?…なに!?…」


この時勝ち誇ったと言うべきか、地面に転がるフィロに対して邪悪な笑みを!…

だがフィロもフィロでそのまま終わる様子も無く!…

と言うのも痛い体を我慢して!…ゆっくりとながら上半身だけでも起こして行くと、

そんな態度を見せるバルにアホ!と…そしてスッと手を突き出し始める!…

となるとまだ抗おうとするフィロにバルもピクッと警戒をする様子を見せるのだが、

もう遅い!とばかりにフィロはパチンと指を鳴らし!…


__パチンッ!!…ドジュウゥゥ!!!…ッ!?…


「…炎突!…胡蝶蘭こちょうらん!!…

よもや攻撃があれだけとは思うまい?…ちゃあんと返し技も用意して!!…」


と、次の瞬間先程の散弾は種であったよう!…バルに当たったモノは霧散と化し!…

逆に当たらなかったモノはそのままバルの背後にて消える事無く滞留すると、

その滞留する散弾から発芽!…これまたバルの身体を貫く様に成長する!…

それは細い茎で意図も容易くバルの身体を貫通すると、その茎と言うか槍と言うか…

とにかく先端から垂れ下がる様にして花を幾つも形成していき!…

宛らその姿形は胡蝶蘭こちょうらんの様で!…

何ならフィロもそう名付けている様子で言葉を漏らし!…

またしてやったり!とばかりにニヤッと笑みを浮かべて見せると、

バルの身体をそのまま拘束!…と言う風に行きたい所であったのだが!…


__グググッ!!!…バキンッ!!!…ッ!?…


「ッ!?…なぁ!?…」


勿論そうは問屋が卸さず!…バルはその炎の胡蝶蘭を引き抜くと言った事はせず…

ただ体を捩るだけでその胡蝶蘭の茎を音を立てて折ってしまうと、

体の自由を取り戻し!…が、勿論ダメージもしっかり入っている様子で!…

と言うのもそのバルの口元からは血が!…

何なら相当効いているのか項垂れても見せ!…

が、それでもフィロは驚きを露わに!…有り得ない!とばかりに目を見開き…

思わず開いてしまった口を微かながら痙攣させると、

一方のバルはこれがきっかけで本気!とばかりに…

とても不穏な様子を見せる!…


「……ッ…ッ~~~……ッ~~~!!!…

フィイイロオオォォネエエェェウウゥゥスウウゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!」


「ッ!!…チッ!!…これじゃから脳筋は!!!…」


それはゆっくりと上体を逸らす様に!…両腕も広げて天を仰ぐと、

徐々にテンションが昂って来たようその体を痙攣させ!…

と、次にはフィロに向かって大咆哮!…宛ら怒りに火が点いたかの様で!…

ただとにかくフィロの名前を口にすると、フィロもバルがブチ切れた事にハッ!と…

三度舌打ちをしながら文句を漏らす!…

すると次には同タイミングでバッ!と動きを露わにすると、

バルはフィロに向かい右ストレートを!…

一方でフィロは右ハイキックでそれを往なし!…


__ンバッ!!…グオンッ!!…ヒュンッ!!!…バキイイィィ!!!…


「ッ!?…ホホウ!?…コレハ驚イタ!!…体術ニモ心得ガ有ルカ!!…」


「わっちは卒なく何でもこなす万能型じゃ!!!…

ただ面倒臭がりなだけで!!…出来ん訳では無いわ!!!」


因みにこの時フィロの様子からハッピーマテリアルがチラリと見られ!…

が、そんなモノなど如何でも良く!…互いに本気と言った所で!…

その様子を見ている側としては勿論ヤバいのでは!?と…

仲裁に入るかどうかで悩み出すと、こっちもこっちで御構い無し!…

バルがフィロに感心を示す!…

と言うのもフィロの普段の様子から近接は得意として居る様には見えなかった事で、

これは知らなかった!と喜び…一方でバルに褒められても嬉しくはない!と…

故に文句を言うよう返事をして行き!…こうなったのも偶然!と…

そこから更にギアを入れる様子をフッと見せると、バルもそれに乗せられる?…

いや乗っかるよう!…もはや某・竜玉集めの漫画の様な激しさを見せる!…


__グッ!!……ッ…ドガガガガガガガガガガガガガガガガガ!!!!…


「ッ!?…す、凄まじい猛攻!!…こ、これが!!…これが魔王同士の戦い!!…」


〈こんなのがあちこちで起きたら!!…復旧作業がトンデモナイ事に!!…

…と言うか凄い!!…凄いですよ課長!!!…〉


バルが宛ら某・奇妙な冒険宜しく拳のラッシュを繰り出すと、

フィロももう身なりなど気にしない様子で蹴りの嵐!…

互いに両腕両足で捌いて攻め!…と、互いに徐々に消耗する様子を!…

しかしそれでも止まる事無く!…

もはや意地のぶつかり合いの様な様子を見せていると、

それを外野で見ている者達も思わず目を奪われる様な!…

その初めて見る圧倒的な力のぶつかり合いに呆然とする!…

その際パワーセーブが掛けられている為、

全盛期同士のぶつかり合いと言う訳では無いのだが!…

それでも圧巻の見応えののある試合?で有り!…

フリードも思わず言葉を漏らし!…

アンジュもこの光景を見て二人が全盛期でなかった事に安堵!…

自身に掛かる作業がトンデモナイ事になったであろう事を想像すると、

一方でそんな外野の事など当然これっぽっちも!…

やはり御構い無しの様子を露わにする!…


「ッ!!…ヌオオオオオアアアァァァァァァァァァァァ!!!!」


「ハアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァ!!!!」


「…こ、これ如何やって止めるの?…てかこれを俺が止めんと行かんのか!?…」


今はただ自身が相手にして居る敵の姿しか目に映らない!…

故にほぼ暴走と言っても良い位に!…

互いが吠えながら一向に轢かない猛打の応酬を繰り広げ続けると、

一方でそんな二人の飼い主であるマサツグはオロオロ!…

これを止めるのか!?と…いや止めないといけない現実に困惑する!…

それこそマサツグでも止めれるかどうか?と疑問を持つと、

思わず本音をポロッと漏らし!…

しかしそんな飼い主の事など置いてけぼりに!…

更に二人はヒートアップの一途を辿り!…


「チィ!!!…ヤリオルナ!!!…フィロネウスウゥゥ!!!!」


「とっととくたばれい!!!…大うつけがあああああぁぁぁぁぁ!!!!」


〈ッ!?…こ、ここまで激しいモノだなんて!!!…

でも数値を多めに持っといてよかったぁ~!…まだこれ位なら耐えれる!…〉


もはや手合わせであると言う事を忘れた具合に!…

バルは闘争に飲まれて行き!…

フィロはフィロでそんなバルを鬱陶しそう見て行くと、始末する勢いを露わに!…

と、乱打戦はまだ止む様子を見せる事は決してなく!…

一方でそれをワイプ越しで見て居るアンジュが言葉を!…

と言うのもここまでの規模になるとは思っても居なかったらしく、

しかし準備は怠らなかった!と…その際二人の衝突を数値でも見ている様子で!…

その二人の衝突をこれ位!と…さも余裕が全然ある様な事を口にすると、

それを聞いたマサツグが今度はアンジュの言葉に戸惑い!…


「ッ!?…こ、これ位!?…今これ位って言った!?…

い、一体どれだけの強度を盛ったってのぉ~!?」


__ヴワキイイィィ!!!…ッ…ザザアアアァァ!!!…ババッ!!…


この規模すらカバー出来る鉄壁の防御力!…

今思えばその二人の戦闘の余波などは感じられず、外に一切の被害はなく!…

と、改めて気付かされた事で思わず驚き!…

反射的と言うかアンジュにツッコミを!…

一体何を想定していたのか?が気になるそんな様子も見せていると、

遂にラッシュにも結末が!…互いが最後の一撃を繰り出し合う!…

と言ってもそれで勝負が付く事はなかった様で、

互いに弾き合う様にして距離を取り!…

となるとそのまま二人は止まる事無く次の技に!…互いが同じ考えの様子で!…

両手に魔力と妖気をギュッと集めて見せると、

さも某・かめ〇め波的なモノをこれまた互いが放ち!…


「炎波!!…雛罌粟ひなげし!!!」


「狂風!!…戦裂波アアアアアァァァァァァァァ!!!!」


__ドゴオオオオオオオオォォォォォォォォォ!!!!…ッ~~~~!!!…


フィロは両手を上下に広げて構えて見せると、

そこから円を描くようかつ小さくするようルーティーンを取り!…

そしてやはり最後の波的な動きは一緒なのか、

バルに向かって突き出して行き!…するとそのフィロの両手に大輪の花が!…

宛ら技名通りに雛罌粟が咲いた様に見えると、

その軸?から炎が一直線上に噴き出し!…バルに襲い掛かる様子が露わになる!…

一方でバルもそんなフィロを迎え撃つ様に!…

全身に力を入れる様な腰を落とす体勢を取ると、

スタンダードにかめ〇め波の様なルーティーンを!…

となるとその両手から強烈な風の圧力を放って行き!…

これまた互いの技が衝突する様子が見られると、

実況のマサツグ?がツッコミを入れるよう言葉を口に!…


「なんかもう!!!…色々とゲームを間違えてないいぃ~~~!?」


「…こ、これが!?…」


〈ま、魔王同士の!!…衝突!!……ッ…

…ッ!?…ちゃ!…ちゃんと録画出来てる!!…よ、ね?…〉


__ウオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォ!!!!!…×2


もはやスパーキングと言うかメテオと言うか!…

或いはご時世的にはドッカンと言うべきか?…

とにかくもうそんな次元である様に感じられると、

マサツグとしてもツッコマずには居れなくなり!…

一方で未だその大迫力の戦闘に呆然とするよう!…

フリードは思う様に言葉が出て来ないのか、ただ戸惑いの言葉を漏らし!…

ワイプ越しではアンジュが別の事を心配しており!…

と言うのもこれは貴重なデータであると考え!…

その様子の一部始終を録画しているのだが、

ちゃんと録画出来て居るかが怪しい様で!…

と、そんなこんなで二人は叫ぶ居ながらとにかく衝突!…

やられてはやり返すを繰り返し!…最終的には数時間が!…

あの本編であった満身創痍の状態になると、最終的には二人揃って地面に倒れる!…


__数時間後…


「ゼェ!!…ゼェ!!…や、やるではないか!!…

だがあの時のような迫力は!!…」


「お、お主が言えた事か!!…こ、この程度で息を切らす等!!…

…ッ…カハ!!…はぁ!!…はぁ!!…」


さすがに熱が冷めると元のバルと言うか、賢者の様な冷静さ?を取り戻し!…

と、それでも全盛期と比べる事を口にして行き!…

その際全盛期のような力が出せない事についても!…

ちゃんと分かっている様子でとにかく倒れながら息を切らすと、

フィロもそんなバルの言葉に噛み付く?…バルも衰えた様な事を言って見せる!…

その際判断基準として今息を切らして居る事が可笑しい!と言うと、

次には呼吸がし辛い様子で咳き込み!…そしてフィロもフィロで息を切らし!…

二人が大の字になって地面に倒れ!…完全沈黙が確認出来た所で救助に向かうと、

ここであの本編の話に繋がり!…この後リンとフィロでひと悶着!…

更にはマサツグが[魔王覚醒]をしようとしたり!…

そして運営の実験的には無事成功を収める事に!…

故にバトルフェンスの強化は後日アップデートで行われ!…

これでもう戦闘中のモンスターが脱走する事は無くなった!と…

一部を除いて安堵される事になるのであった!…


因みに後日の訓練でまた二人は衝突する事に!…

その際はリンとクラリスも別の業務が有る為、

連日とは行かずマサツグが二人を治療する事になり!…

と、ここまでは特段別に何の問題も可笑しい事は無いのだが!…

問題になったのはその治療方法となって行き!…

何故ならあんな連打戦を繰り広げるモノであるから、

二人の両腕・両足には勿論ながら青痣や擦過傷が出来る訳で!…

するとここで出てくるはマサツグが持っている塗布するタイプの傷薬!…

バルは両腕に主な傷を作る為、マサツグも腕に塗り込むよう塗布して行き!…

そしてフィロの番となった所で何も考えず、いつもの様に接するが如く!…

何ならこの日はふと思い、頑張ってくれている事から!と…

今日位は!とばかりにフィロを労わり足のマッサージもして行くと、

それはもう大変な事件?に…

終わった頃にはフィロは恍惚とした表情で腰砕けになっており!…

その日一日はベッドから動けず、介護が必要となるのであった!…

しおりを挟む
感想 63

あなたにおすすめの小説

レベル1のフリはやめた。貸した力を全回収

ソラ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ち、ソラ。 彼はレベル1の無能として蔑まれ、魔王討伐を目前に「お前のようなゴミはいらない」と追放を言い渡される。 だが、傲慢な勇者たちは知らなかった。 自分たちが人間最高峰の力を維持できていたのは、すべてソラの規格外のステータスを『借りていた』からだということを。 「……わかった。貸していた力、すべて返してもらうよ」 契約解除。返還されたレベルは9999。 一瞬にして力を失い、ただの凡人へと転落しパニックに陥る勇者たち。 対するソラは、星を砕くほどの万能感を取り戻しながらも、淡々と宿を去る。 静かな隠居を望むソラだったが、路地裏で「才能なし」と虐げられていた少女ミィナを助けたことで、運命が変わり始める。 「借金の利息として、君を最強にしてあげよう」 これは、世界そのものにステータスを貸し付けていた最強の『貸与者』が、不条理な世界を再定義していく物語。 (本作品はAIを活用して構成・執筆しています)

俺の家に異世界ファンタジーガチャが来た結果→現実世界で最強に ~極大に増えていくスキルの数が膨大になったので現実世界で無双します~

仮実谷 望
ファンタジー
ガチャを廻したいからそんな理由で謎の異世界ガチャを買った主人公はガチャを廻して自分を鍛えて、最強に至る。現実世界で最強になった主人公は難事件やトラブルを解決する。敵の襲来から世界を守るたった一人の最強が誕生した。そしてガチャの真の仕組みに気付く主人公はさらに仲間と共に最強へと至る物語。ダンジョンに挑戦して仲間たちと共に最強へと至る道。 ガチャを廻しまくり次第に世界最強の人物になっていた。 ガチャ好きすぎて書いてしまった。

おばさん冒険者、職場復帰する

神田柊子
ファンタジー
アリス(43)は『完全防御の魔女』と呼ばれたA級冒険者。 子育て(子どもの修行)のために母子ふたりで旅をしていたけれど、子どもが父親の元で暮らすことになった。 ひとりになったアリスは、拠点にしていた街に五年ぶりに帰ってくる。 さっそくギルドに顔を出すと昔馴染みのギルドマスターから、ギルド職員のリーナを弟子にしてほしいと頼まれる……。 生活力は低め、戦闘力は高めなアリスおばさんの冒険譚。 ----- 剣と魔法の西洋風異世界。転移・転生なし。三人称。 一話ごとで一区切りの、連作短編(の予定)。 ----- ※小説家になろう様にも掲載中。

神様、ありがとう! 2度目の人生は破滅経験者として

たぬきち25番
ファンタジー
流されるままに生きたノルン伯爵家の領主レオナルドは貢いだ女性に捨てられ、領政に失敗、全てを失い26年の生涯を自らの手で終えたはずだった。 だが――気が付くと時間が巻き戻っていた。 一度目では騙されて振られた。 さらに自分の力不足で全てを失った。 だが過去を知っている今、もうみじめな思いはしたくない。 ※他サイト様にも公開しております。 ※※皆様、ありがとう! HOTランキング1位に!!読んで下さって本当にありがとうございます!!※※ ※※皆様、ありがとう! 完結ランキング(ファンタジー・SF部門)1位に!!読んで下さって本当にありがとうございます!!※※

『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる

暁刀魚
ファンタジー
 社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。  なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。  食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。  そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」  コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。  かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。  もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。  なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。  カクヨム様にも投稿しています。

【完結】パーティに捨てられた泣き虫魔法使いは、ダンジョンの階層主に溺愛される

水都 ミナト
ファンタジー
【第二部あらすじ】  地上での戦いを終え、ダンジョンに戻ったエレインは、日々修行に明け暮れつつも、ホムラやアグニと平和な日々を送っていた。  ダンジョンで自分の居場所を見つけたエレインであるが、ホムラに対する気持ちの変化に戸惑いを覚えていた。ホムラもホムラで、エレイン特別な感情を抱きつつも、未だその感情の名を自覚してはいなかった。  そんな中、エレインはホムラの提案により上層階の攻略を開始した。新たな魔法を習得し、順調に階層を上がっていくエレインは、ダンジョンの森の中で狐の面を被った不思議な人物と出会う。  一方地上では、アレクに手を貸した闇魔法使いが暗躍を始めていた。その悪意の刃は、着実にエレインやホムラに忍び寄っていたーーー  狐の面の人物は何者なのか、闇魔法使いの狙いは何なのか、そしてエレインとホムラの関係はどうなるのか、是非お楽しみください! 【第一部あらすじ】  人気の新人パーティ『彗星の新人』の一員であったエレインは、ある日突然、仲間達によってダンジョンに捨てられた。  しかも、ボスの間にーーー  階層主の鬼神・ホムラによって拾われたエレインは、何故かホムラの元で住み込みで弟子入りすることになって!? 「お前、ちゃんとレベリングしてんのか?」 「レ、レベリング…?はっ!?忘れてました……ってめちゃめちゃ経験値貯まってる…!?」  パーティに虐げられてきたエレインの魔法の才能が、ダンジョンで開花する。  一方その頃、エレインを捨てたパーティは、調子が上がらずに苦戦を強いられていた…  今までの力の源が、エレインの補助魔法によるものだとも知らずにーーー ※【第一部タイトル】ダンジョンの階層主は、パーティに捨てられた泣き虫魔法使いに翻弄される ※第二部開始にあたり、二部仕様に改題。 ※色々と設定が甘いところがあるかと思いますが、広いお心で楽しんでいただけますと幸いです。 ※なろう様、カクヨム様でも公開しています。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! 仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。 カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。

リストラされた42歳、確率の向こう側へ。~なぜか俺の選択肢がすべて正解になる件~

RIU
ファンタジー
「君には今月いっぱいで席を空けてもらいたい」 42歳、独身、社畜。会社のために尽くしてきた柏木誠は、理不尽な理由でリストラされた。 絶望の中、雨の神社で野良猫を助けた彼は、不思議な光と共に【確率固定】という異能――「無意識に正解を選び続ける豪運」を手に入れる。 試しに買った宝くじは10億円当選。 復讐心に燃える元上司を袖にし、元天才投資家の美女をパートナーに迎えた柏木は、その豪運で現代社会を無双していく。 「俺の選択に間違いはない。なぜなら、確率の方が俺に合わせるからだ」 枯れたおじさんが資産と余裕を手に入れ、美女たちに頼られながら、第2の人生を謳歌する痛快サクセスストーリー!

処理中です...