どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第九章-スプリングフィールド王国・再び編-

-第九章九十六節閑話 一大決心!と家出娘・再びと思わず助っ人!-

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この話はとある王女の一大決心、愛に生きる!と決めた者の話しである!…

時間系列的にはマサツグ達が新マップに行ってから辺りで!…

自身の父親である王に、口では勝てない!と思い知った所からは始まり!…

故にこの王女は家出を企てる事を決め!…言い負かされてあと自室へ戻り!…

誰にも悟られないよう必要な身支度を整えると、

やはり誰にもバレないよう時間やタイミングを見計らい行動に打って出て!…


__マサツグ達が新マップに旅立ってから数時間後…


{…よし…時間としては頃合いか!…あとは誰にも見られる事無く!…

恐らくギルドに向かえば!!……ッ!…っと、その前に…}


__…ッ…サラサラサラサラサラサラ……ッ…


時間帯はゲーム内時間で約20時と言った所…当然辺りは日も落ちて暗くなり、

王城内もそれに連なり暗く…

ランプの明かりだけが頼りとなった所でリーナも行動を開始し始め!…

誰にも見られないよう脱出を!と…

だがその前にハッと思い出した様子で自身の机に向かって行くと、

徐に用意されてあるペンを手に取り!…

スティングへ当てての置手紙を書き残し始める!…

それも止まる事無くツラツラと達筆で美しい文字の羅列を書き残すと、

ペンを置いて自分でもその起き手紙の内容を確認して行き!…


{…これでいいだろう!……それにしても…私が家出かぁ…

こうして家出をするなど初めて!…っと、言うべきであろうか?…

確かにあの時とは全然意味は違うが…}


そして自分でも見て問題無い事を確認すると、

ここで改めて家出と言う事に何か不思議な感覚を!…

と言うのも初めての非行に思わず胸が躍ってしまう!…

その際デグレアントへ家出?した際の事も思い出し!…

何かあの時とは決意の度合い?…

いや別の何か覚悟の決まり具合が違う事を実感をすると、

ここでふと自分の部屋の外から物音が!…誰かの足音が聞こえてくる!…

何故ならフィロに部屋の扉を壊されたせいで、

取り敢えず急ごしらえで簡易な扉が用意され!…故に音がもろに聞こえて来て!…

その音にリーナもハッとすると、何事か?と警戒をし始め!…


__コッ…コッ…コッ…コッ……ッ!…


{…ん?…見回り?…だとしてもこの時間に私の部屋の前を?…

…可笑しい!…いつもならここまで見回りが来る筈が無い!…

とすれば恐らく父上が何かを察してか!…或いは師匠が何か!!…

…クッ!!…察しが良いと言うのは厄介!!…下手に物音を立てる訳には!!…}


__……ッ…チラッ?……


別に賊が入って来たという心配では無いのだが、

今からやろうとしている事だけにリーナは神経質に!…

と、案の定その足音はリーナの部屋の前で止まった様に聞こえるモノで!…

勿論そこから奇襲を仕掛けて来ると言った様子もなく!…

ただ淡々と見張りをしている様な?…そんな気配が感じられてリーナもチラッと…

扉の向こうに視線を向けて警戒をすると、その扉の向こうからは話声が!…

その簡易な扉を通り越してボソボソと衛兵達の声が聞こえる!…


「…おい、今日に限って何で王女様の部屋の前まで?…

それに警戒を強める様な事を…」


「そんな事を俺にも分かるものか!…だが何か心配をしておられた!…

…何でも部屋に聞き耳を立てても良いと言うお達しも出ているらしいが…」


何でもこの身周りの関しては衛兵達も何か疑問を感じているらしく、

この警戒具合に何事?と…その際一人ではなく相方も居る様で!…

相方に尋ねるよう言葉を!…

それこそこの訳に付いて説明を求める様に声を掛けるが、

当然その相方も何故なのか知らない様子で!…

逆にツッコミを入れるよう返事をする!…

しかし一方でこの話はスティングかラインハルトから頼まれた話しなのか、

その相手が心配をしていた事を明かし始め!…

と、何ならリーナの部屋に聞き耳を立てて良い!と…それも恐らく二人何方か?…

とにかく許可を貰った事を話し出すが、

それを聞いた衛兵のもう一人が慌てた様子で!…


「…ッ…それって俺達は死刑宣告をされているものでは無いのか?…

そんな事をすれば!!…」


「…あぁ…生きて明日の日の目を拝めない!!…

…故に三時間おきに聞き耳を立てるよう言われているが!…」


「…聞いたと言う態で誤魔化そう!!…」


まるで息を飲んだ様に戸惑う様子が、

そしてそんな事をすれば命が無い!とばかりに…

別にリーナの事を男として見ているとかでは勿論無く!…

聞き耳を立てたいのは本能として山々、

しかしそこで自身の命を天秤にかける話しで!…

故にそんな恐ろしい事など出来る筈が無い!と…

するとその相方も同じ意見である様に、やったら最後!というよう返事を続け!…

尚恐ろしい?事に義務化されているらしく!…

しかしやはり我が身可愛さと言った所か!…

やっていると言う態で誤魔化す事を二人頷き合うよう決めて行くと、

その会話を聞いている本人としては複雑なモノで!…


{…私の事を何だと思っているのだ!!…まるで人を猛獣か何かの様に!!…

しかし好都合である事に変わりはない!!…だとするならここは!!…}


__…ッ…カタンッ!!…ッ!!…サアアアァァ!!…


当然相手が如何言った風に考えているのかは分からない!…

だがそれでも何か折りに入った獣が如く言われている様な気を感じ、

その衛兵達に対して怒りを!…

が、今はそんな事を気にしている場合では勿論無く!…

寧ろこの部屋の中に居れば何をしていようがバレない!…

脱走するに当たって好都合となった事も理解すると、次には自室のバルコニーへ!…

扉を開いて外に出る!…その際開けた拍子にスッと少し乱暴な風が流れ込むと、

リーナはピクッと怯んでしまい!…しかし夜風がここ地位風へと徐々に変わり!…

改めてそこから確認をば!…自室のバルコニーからチラッと下を覗き込むと、

その下に誰も居ないであろう部屋!…正確にはまた別のバルコニーを見つけ!…


{…ふむ…ここから降りるにはまず…あのベランダに降りなくては…

…かと言ってそのまま降りるには高い気がする……ッ…}


__ちらっ?…ちらっ?………ッ!…


{…聞きかじった程度ではあるが?…}


新たに脱出ルート?を見つけた所で、また自分の部屋へと戻って行き!…

その際そのまま降りるには高さがある!と…

故にそのバルコニーへ安全に降りる方法を考え始め!…

何か身近な所でロープの代わりになりそうなモノをふと探し始めると、

その視線はベッドの方へと向けられ!…と、同時にここである話を思い出す!…

と言うのもそれはベッドのシーツをロープ代わりにするモノで、

リーナ自身勿論やった事がなく!…しかし他に方法が無い事で!…

思い立ったが吉日!と…すぐさまそのベッドのシーツを手に取ると、

長さを稼ぐよう引き裂き始め!…


__…ビリッ!!……ッ!……ッ?…


{…イカン!…結構音がする!…かと言って他に方法はない!!…

…ッ!…ッ…ここは沽券に係わるところでは有るが!!…}


__ビリッ!!…ビリビリビリビリィ!!!…


それこそ勢い良く時間がない!と、両手にシーツを握って左右にビッ!と引っ張り…

すると中々に引き裂けない様子で抵抗はあったが、

リーナの持ち前の腕力あったせいかシーツは裂け!…

が、同時にそこそこ大きな音も立つ!…

何ならそれは外に居る衛兵達の耳にも届き、一体何事か?と…

言葉にはならない様子でん?と言った疑問の声が扉から聞こえると、

リーナもそんな衛兵達の反応にピクッ!と…これまた警戒心を強めて行く!…

この時結構音がする事に戸惑って見せるが、それでも他に方法が無い!と…

何ならこの時外の衛兵達に如何思われ様とも関係がない!と…

猛獣が暴れている!と思われようが御構い無し!…愛ゆえ!…

ただその重いだけで出来るだけそのシーツで長さを稼ぐ様に引き千切り続けると、

数十分後には十分な長さに出来るであろうシーツの切れ端が!…


__数十分後…


{…ふぅ…よし!…こんなモノで良いか?…

あとは結んで紐状に…決して簡単に解けないよう!…}


__…コンコンッ!…ビクゥッ!!……チラァ?…


長さにして約十数m!…但しそれを一本に繋げたらの話しであり!…

ここからが重要!とばかりに今度はその一本化を目指そうとするのだが、

さすがにこの物音に疑念を抱かずに入れなかったのか!…

扉からノックの音が聞こえてくる!…

となるとリーナもその突然のノックの音に吃驚すると、

思わず供すした様子でチラッと扉の方に視線を向け!…

が、衛兵達がリーナの部屋に入って来る様子は全く無く!…

ただ困惑した様子で声が聞こえ!…


「あ、あのぉ?…き、聞き間違いでありましたら申し訳ございません!…

な、何か御座いましたでしょうか?…何か布が裂ける様な?…」


「ッ!?…き!…気のせいだ!!…何でも無い!!…

…それより何故私の部屋の前を見回っている!?…

…私も乙女なのだが!?…」


言わずもがなその理由は先程のシーツを引き裂く音についてであり、

衛兵はとても聞き辛そうに!…何ならこの時衛兵達は誤解をしており!…

と言うのもリーナとスティングが揉めているのを見ている訳で、

リーナがモノに当たっている様に感じたらしく!…

故に恐る恐ると言った様子で質問をするが、別にそんな事はなく!…

寧ろ今のでリーナはヒヤッ!と…肝を冷やす様なそんな感覚を覚えてしまうと、

取り敢えず弁明!…何でも無い事を口にする!…そして知らない事を良い事に?…

まるで八つ当たりをするよう文句を言うと、

衛兵達もそれ以上は聞かずに引き下がり!…


「ッ!?…し、失礼いたしましたぁ!!!…」


{…あ…危ない所であったぁ~!!…

意外と外に漏れていると言う事か!…気を付けねば!!…

…しかしもうこれ以上は裂く事もない!!…

出来るだけ音を少なく…}


まるで慌てて逃げる様に返事をして行き!…以降は一切何も尋ねて来ない!…

扉の向こうでビクビクと、

一方では部屋の中でも心臓が一瞬止まったかの様な緊張を覚え!…

と、リーナが心の中で危なかった!と焦り続け…しかしもう大丈夫!と同時に安堵…

何故なら以降先程の様な音を立てる事態が起きない事!…

あとは引き裂いたシーツをそれぞれ結んで行くだけである事を考えると、

また手早くシーツとシーツを固結び!…一本のロープ状にして見せる!…


__更に数時間後…


{…出来た!!…あとは何処か結べそうな!!…

……よし!…この手摺に!…}


__シュルッ…ッ…ギュッ!!…


この時勿論絶対に音を立てないよう、

その結んで作ったシーツのロープを両手に抱え!…

となると次には先程開けたバルコニーへ向かい!…

シーツを結べそうな場所を探し!…

腰位の高さが有る手摺にスッと目を向けると、

ここが良い!とばかりにシーツの端を結び!…

かつ簡単に解けないようこれまた固結びに縛って行く!…

さてここまですればもう準備は万端と言った所!…

先程身支度した荷物を取りに向かい、そして背中に背負い込み!…


{…ッ…これで良い筈!……父上!…

幾らどの様に反対されても!…私はもう決めたのです!!…

例え何が有ろうとも!!…私はマサツグと添い遂げる!!…

…では!…行ってまいります!!…}


__ガッ!!…ダンッ!!……ッ……ギッ!…ギッ!…


それは頬冠をして居れば泥棒と見間違う様な!…

が、そんな事など当然御構い無しで有り!…またバルコニーの方へと歩いて行き!…

その結んだシーツにスッと手を伸ばすと、心の中で決別?…

スティングに出て行く事を告げて行く!…

勿論それが本人の届く事は無いのだが、

この時そのリーナに知らない所ではある動きが!…

しかしそんなこと知らないリーナはラぺリングの様に…

シーツを手に城の壁伝いでその目標地点である!…バルコニーを目指して行く!…


{…いいぞ…少し不安は有ったが大丈夫そうだ!…

まずはあのベランダに!…そこから部屋の中に入って…

監視の目を潜り抜け外に!!…

…となるとあのコートが欲しい所ではあるが…}


その際これでもか!とばかりに固結びにしたお陰か、

不安を一切感じる事無く降下して行き!…

何なら本当はそのまま地面まで下りてしまいたい所なのだが!…

シーツの長さ上無理が有り、故に真下!…と言う訳では無いのだが、

別のバルコニーのある部屋へ向かい!…

この時更にマサツグの幻影コートが有れば尚完璧!と言った事まで考えていると、

何事もなく目的のバルコニーへ!…

そして降り立つと直ぐにスッと扉に手を掛ける!…すると…


__スタンッ!……ッ…カチャッ!…


{ッ!…不用心だな?…

確かにここから侵入される事は無いであろうが…それでも!…

…ッ…いや…この事に関しては今は置いておこう…

重要なのは脱出する事!…ここからが本番!!…}


鍵は掛かっていない様子でいとも容易く扉が開き、リーナはそのまま中へ!…

と、その際簡単に扉が開いた事に思わずムッ!と…それはある種職業病か!…

不用心!と言った事を考えると、その監視や管理について注意をせねば!と…

が、今はそれ所ではない!…いや寧ろ助かった訳で!…

心の中でモヤモヤとしながらも不問とし!…

そのまま部屋を渡って出入り口の扉の方へ近付くと、

こっちはちゃんと鍵が掛かっており!…


__ガチャッ…キイイィィ……ッ…


{…しめた!…如何やらこの部屋の前は巡回が無い様だな!…

…それも長い間使われていなかったせいか?…

…だとしてもやはり不用心な!…

…ッ…き、気になってしまう所では有るが!…今は脱出することが大事!…}


__タッタッタッタッタッタッタッタッ!!…


恐る恐る開けて外の様子をチラッと確認!…

するとそこには人一人居ない何処か、明かり一つない暗い廊下の様子が目に映り!…

幸い外が晴れているお陰か月の光が!…それを頼りに辺りを見回し!…

耳も澄まして何も聞こえない事を確認すると、

リーナはチャンスと思い部屋を飛び出し!…

と言ってもやはり音を立てないよう慎重に!…この時もやはり職業病か!…

やはり警戒がなって居ない!…先程のバルコニーといい…

不用心が過ぎる!と言った事を考えると、やはりモヤッとしてしまう!…

だがそれでも気にする事無く先を急ぐ!…

そしてそこからも見回りの衛兵達に警戒をしながら何とか危機?を潜り抜けると、

やっとの思いで王城のエントランスホールまで辿り着き!…


__春野原王国・王城エントランスホールにて…


{…よし!…ここまで来ればもう脱出出来たも同然!!…

…この後も誰にも見つからず!…ギルドに向かえば!!…}


物陰に隠れながらエントランスホールの様子を確認!…

するとそこにはいつもなら見回りの衛兵達が最低でも数人は居る筈なのだが、

何故か今日に限って誰一人として居らず!…

となると本来ならばここで何かが可笑しい!と感じる所であるのだが!…

リーナは後ちょっとで脱出出来る!と思っているせいか、

ロクに警戒をする事無くそのまま玄関に向かい駆け出してしまい!…

すると勿論そんなリーナを良しとしない!…最後の門番?が姿を現す!…


「…そこまでだ!…リーナ!…」


「ッ!?…なっ!?…」


野太い男らしい声でリーナを呼び止め!…

リーナもその声を聞いて反射的に足を止めると、

思わずその声の聞こえた方に視線を!…

するとそこで見覚えのある白熊の様な男の姿を目撃する!…

その正体も言わずもがな!…

最後にリーナの前へ立ちはだかったのはラインハルト!…

となるとラインハルトが姿を現した事にリーナも驚き、

一番厄介な人物に見つかった!と…

それこそ青褪めるそんな表情を浮かべると、

一方でラインハルトは呆れた様子で言葉を!…


「…はあぁ~…?…

…ッ…全く!…それにいつも振り回されるワシもワシと言うべきか…」


「し、師匠!!…如何して!?…」


「如何しても行くと言うのなら!!…このワシを倒してから行け!…

それが出来なければ!!…当分の間は軟禁!!…」


それはリーナにとってとても気になる一言で、さも誰かに似ている様な!…

となるとそのラインハルトの言葉を聞いて思わずピクッ!と…

だがそんな事を気にしている場合では勿論無く、今一番気になる事を口に!…

それも言わずもがなな是今ここに居るのか!?と言う事で…

しかしそんな戸惑うリーナを前にして答えを出さず!…

いや寧ろ分かって居るであろう!と…

最後の門番としてしっかり立ちはだかる事を口にすると、その手に剣を確と握り!…

逃がさないと言った態度を露わにする!…

何ならその格好も本気も本気、いつもの黒い鎧甲冑を見に纏い!…

と、そんなラインハルトの登場にリーナもここに来て戸惑うばかり!…

が、ここまで来て諦める訳には勿論行かず!…

念の為腰に佩いていた剣へスッと手を掛け!…


「ッ!?…クッ!!…やる、しか!!…」


「…手加減はせん!!…遠慮なく…!!」


リーナはクッと刃を食い縛りながら剣を抜刀!…

そしてフェンシングの様にピッ!とラインハルトに対して剣を突き付け!…

するとラインハルトも特に怒ると言った様子はなく、

寧ろこうなる事を予想して居た具合に!…ジッとリーナを見据えて行き!…

本当の戦闘であるよう容赦はしない!と意気込んで見せると、

リーナに遠慮は要らない!と…更に言葉を続けて行く!…

だがそんなラインハルトの言葉に水を差すよう!…

突如としてラインハルトへ向かいあるモノが投げられ!…


__シュッ!!…ッ!!…スパァンッ!!……ヴァサァ!!…


と言うのもそれは何かの小袋の様な?…口を紐でキュッと結び!…

その場に居る誰にも悟られる事無く!…

その投擲物をラインハルト目掛けて投げて行くと、

ラインハルトもその何か投げられた物に対して!…

払い落す様にして無力化を図る!…しかしここで悪手であった事が一つあり、

それは剣でその小袋を斬ってしまった事で!…

となると当然その小袋の中身は外に漏れてしまう訳で!…

勢いはそのまま止まらずラインハルトの頭にヴァサッ!と…

被ってしまう事になるのだが、ここでラインハルトがハッ!と…


「ッ!?…しまった!!…これは!!…」


「ッ!?…し、師匠!!」


それこそその小袋の中身が分かった様子で慌てて見せ、しかし時既にお寿司で!…

と、次にはラインハルトはその場で動けなくなった様に!…

膝から崩れ落ちて片膝を突き!…

別に苦しい訳では無いのだが、そこから何か身体を痙攣!…

いや何かを必死に耐える様なそんな素振りを露わにすると、

これには思わずリーナもラインハルトを心配!…

何なら駆け寄ろうとまでして見せる!…

だが今度はそんなリーナを許さない!とばかりに、

ここである者がリーナの腕を掴み!…


__ガッ!!…ッ!?!?…


「早く騎士サマ!!…さっさとトンズラこくんでしょ!?」


となるとリーナも突如何者かに腕を掴まれた事で途端にビクッ!と…

次にはその場で慌ててバッ!振り向き、その正体を確認するのだが!…

しかしそこで見たモノと言うのはまさかの人狼のグラトニアであり!…

グラトニアはまるで今の状況を知って居る様子!…

グラトニアは相手が自分に気が付いた事を確認すると、

とにかくリーナを急かす様に言葉を口に!…

が、一方で思わぬ顔を見た事でリーナは余計に混乱をしてしまい!…

何故グラトニアがここに!?…いやそれよりもラインハルトの様子!!と…

色々考えがごっちゃになり、その様子は言動からも良く分かり!…


「なッ!?…お、お前は!?…し、しかし!!…」


「安心なさい!!…別に命まで奪うモノじゃない!!…

ただ少しばかり寝ててもらうだけ!!…」


だがそんな事も最初から織り込み済み!とばかりに…

その際簡単にリーナを安心させるよう!…

と言うのもまずはリーナが心配しているラインハルトに付いて、

ただ害はない様子で眠って貰う事を口に!…

そしてそこからリーナの返事も聞かずにスッと腕を引っ張り始め!…

それこそラインハルトが動けない内に!…

隣を通り過ぎる様にそのまま玄関から出ようとするが、

ラインハルトもこのまま行かせない!とばかりに…

さすがの意地を露わにし!…


「ッ~~~!!!…グッ!!…ま……てぇ!!…」


「ッ!?……う、嘘でしょ!?…

アレを吸い込んだら大体の奴はお眠なのに!!…」


それはグラトニアがラインハルトの隣を通ろうとした瞬間!…

ラインハルトはまだ動ける!と…

腕だけを動かしグワッ!とグラトニアの足を掴もうとすると、

寸での所でグラトニアもハッ!と…そのラインハルトの捕獲の手を回避する!…

それこそバックステップで回避をすると、

まだ動けるラインハルトの体力に当然!とばかりに驚きを隠せず!…

因みにラインハルトに使った小袋と言うのは、

マサツグも使った事が有るあのネムリテングダケ!…

その粉末をもろに浴びたと言うにも関わらず!…

まだこうして動ける事にまるで化け物を見る様なそんな視線を向けて行くと、

今度はリーナが行動を!…グラトニアを引っ張る様に駆け出し始める!…


「…ッ…御免!!…」


__ダッ!!…ッ!!…ババッ!!……ッ~~~…


「ッ!!…ク…ソォ!!…マ!……テェ!!…」


その際さすがにもう一度捕まえようとするには力が足りず!…

腕を動かす事すら叶わない!…

故にリーナはそのままグラトニアの手を引いてその場を後に!…

玄関を勢い良く開けて行き!…グラトニアをまるで誘拐?…

ならぬ逃避行をするよう徐々に王城を後にすると、

ラインハルトも追う事敵わずそのまま後姿を見詰める事に!…

と、リーナとグラトニアは遂に王城からの脱出を成功させる!…

この時追手も追って来ていない事から!…

ふと思い出した様に何故ここにグラトニアが居るのか?について尋ね出すと、

グラトニアもピクッ!と…そのリーナの質問に返事をし!…


「…それにしても何故お前が!?…私はてっきり!!…」


「…狙った獲物は逃がさない!…ッ…何て!…言ったら信じる?…」


と言うのもグラトニアはリーナの事を甚く気に入っている様子であり、

しかし如何やって大陸を渡って来たか?等は誤魔化す様に!…

その際悪戯っぽく笑って見せては恍ける言葉を!…

リーナが自分の獲物である事を口に!…

しかしその一方でそれが捕食対象ではなく!…

まるで恋愛対象として見ている様な大人のお姉さんっぽい返事をして行くと、

その返事を聞いたリーナもこれには思わずピクッ!と…

次には笑いながら更に話しを続けて行く!…


「ッ!……フッ!…信じるも信じないも…

今目の前に居るのが現実!…なのであろう?…」


「ッ!…まぁ騎士サマったら!…

いつの間にそんなキザな台詞が言える様になったのかしら?」


それはそんな会話にも慣れた様子で王子様っぽく返事をすると、

目の前に居るのだから信じない訳がない!と…

となるとそんなリーナの返しにグラトニアもピクッ!と…

まるでから海外が無い様な!…

思って居た反応と違う返事が返って来た事で拗ねるよう言葉を漏らすと、

またそんなグラトニアの返事にリーナもしてやったり!…

軽快に笑い飛ばして話を進める!…

この時行き先をギルドと話すと、マサツグの名前を口に!…


「ハハハッ!…とにかくこのままギルドに向かう!!…

そこでの痕跡を!!…」


「あぁ~らまだあの人間にお熱な訳ね!?…もう妬けちゃう!!…」


と言うのもグラトニアからすればリーナの揶揄いポイントを見つけた様な!…

マサツグの名前を当然知り、しかし英雄と言った形ではなく!…

リーナが現在ゾッコンラヴの相手である!と言う風に認識すると、

今度は攻め方を変えるが如く!…だがやはり冷やかす様にして言葉を続ける!…

その間勿論足を止める事無く走り続け、リーナが言っていた通りギルドを目指し!…

と、そんな冷やかしに対してそっちはまだ耐性が無いのか!…

リーナはポッと顔を赤くすると、グラトニアにツッコミを入れ!…


「ッ!!…や、喧しい!!…も、文句が!…ある、のか!…」


「ッ!…あらやだ乙女になっちゃって!!…

もう本っっっっっ当に弄り!…ッ!…ゴホンッ!…

可愛い事この上ないわね!!」


この時グラトニアも思わず顔が赤くなってしまう様な乙女の表情!…

それこそ最初は威勢が良いが、途端にしおらしくモジモジとして見せ!…

となるとそんなリーナの反応にグラトニアはキュンキュン!…

さも自分の事であるかの様に!…

そんなリーナの事を弄らずにはいられない事を!…

可愛い!と言いながらポロッと漏らすと、

当然そのグラトニアの言葉を聞き逃さない!…

次にはそんな悶える?グラトニアに対して噛み付き始める!…


「ッ!?…おい今聞いたぞ!?…

私の事を揶揄って!!…ッ~~~!!!…大体貴様は!!…」


「…もうそんな小さい事で怒らないの!…

…そんな調子だとぉ?…そのお熱の英雄様に呆れられちゃうわよぉ~?」


__ッ!!…ッ~~~!!!…やいのやいの!!…やいのやいの!…


顔を真っ赤にしながら激怒!…とは行かないが、

それでもしっかりツッコミを入れ!…

何なら今までの事も丸っとひっくるめて今文句を!…

ここで言わなければ何時言うのか!…

そんな気概と言うかリーナの怒りが感じられると、

一方でグラトニアはどこ吹く風!…全く反省の色など見せようとしない!…

寧ろそんな怒るリーナに対していつもの様子で煽る言葉を口にすると、

更にリーナをカッカとさせ!…

と、それは最終的にギルドへたどり着くまでキャンキャン!言い合い…

何なら偶然にもと言うべきか、中の様子が可笑しい?…

人一人居ないギルドの中に入って!…

その異様なゲートの様なモノを見つけると、

二人は何故か揃って何か導かれるよう近付き!…

そこで運命の出会いを果たす事になるのであった!…

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 社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。  なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。  食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。  そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」  コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。  かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。  もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。  なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。  カクヨム様にも投稿しています。

【完結】パーティに捨てられた泣き虫魔法使いは、ダンジョンの階層主に溺愛される

水都 ミナト
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【第二部あらすじ】  地上での戦いを終え、ダンジョンに戻ったエレインは、日々修行に明け暮れつつも、ホムラやアグニと平和な日々を送っていた。  ダンジョンで自分の居場所を見つけたエレインであるが、ホムラに対する気持ちの変化に戸惑いを覚えていた。ホムラもホムラで、エレイン特別な感情を抱きつつも、未だその感情の名を自覚してはいなかった。  そんな中、エレインはホムラの提案により上層階の攻略を開始した。新たな魔法を習得し、順調に階層を上がっていくエレインは、ダンジョンの森の中で狐の面を被った不思議な人物と出会う。  一方地上では、アレクに手を貸した闇魔法使いが暗躍を始めていた。その悪意の刃は、着実にエレインやホムラに忍び寄っていたーーー  狐の面の人物は何者なのか、闇魔法使いの狙いは何なのか、そしてエレインとホムラの関係はどうなるのか、是非お楽しみください! 【第一部あらすじ】  人気の新人パーティ『彗星の新人』の一員であったエレインは、ある日突然、仲間達によってダンジョンに捨てられた。  しかも、ボスの間にーーー  階層主の鬼神・ホムラによって拾われたエレインは、何故かホムラの元で住み込みで弟子入りすることになって!? 「お前、ちゃんとレベリングしてんのか?」 「レ、レベリング…?はっ!?忘れてました……ってめちゃめちゃ経験値貯まってる…!?」  パーティに虐げられてきたエレインの魔法の才能が、ダンジョンで開花する。  一方その頃、エレインを捨てたパーティは、調子が上がらずに苦戦を強いられていた…  今までの力の源が、エレインの補助魔法によるものだとも知らずにーーー ※【第一部タイトル】ダンジョンの階層主は、パーティに捨てられた泣き虫魔法使いに翻弄される ※第二部開始にあたり、二部仕様に改題。 ※色々と設定が甘いところがあるかと思いますが、広いお心で楽しんでいただけますと幸いです。 ※なろう様、カクヨム様でも公開しています。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
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※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! 仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。 カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。

リストラされた42歳、確率の向こう側へ。~なぜか俺の選択肢がすべて正解になる件~

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「君には今月いっぱいで席を空けてもらいたい」 42歳、独身、社畜。会社のために尽くしてきた柏木誠は、理不尽な理由でリストラされた。 絶望の中、雨の神社で野良猫を助けた彼は、不思議な光と共に【確率固定】という異能――「無意識に正解を選び続ける豪運」を手に入れる。 試しに買った宝くじは10億円当選。 復讐心に燃える元上司を袖にし、元天才投資家の美女をパートナーに迎えた柏木は、その豪運で現代社会を無双していく。 「俺の選択に間違いはない。なぜなら、確率の方が俺に合わせるからだ」 枯れたおじさんが資産と余裕を手に入れ、美女たちに頼られながら、第2の人生を謳歌する痛快サクセスストーリー!

魔眼の剣士、少女を育てる為冒険者を辞めるも暴れてバズり散らかした挙句少女の高校入学で号泣する~30代剣士は世界に1人のトリプルジョブに至る~

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赤目達也(アカメタツヤ)は少女を育てる為に冒険者を辞めた。 そして時が流れ少女が高校の寮に住む事になり冒険者に復帰した。 30代になった達也は更なる力を手に入れておりバズり散らかす。 カクヨムで先行投稿中 タイトル名が少し違います。 魔眼の剣士、少女を育てる為冒険者を辞めるも暴れてバズり散らかした挙句少女の高校入学で号泣する~30代剣士は黒魔法と白魔法を覚え世界にただ1人のトリプルジョブに至る~ https://kakuyomu.jp/works/16818093076031328255

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