どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第十章-

-第十章三節 ロストエリアと謎の武家屋敷と怪奇現象?-

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さて明らかに今目の前には風変りと言うか妙な屋敷が!…

感じ的には武家屋敷、何なら道場も付いていそうな感じで!…

それこそ某作品を引っ張り出すと、フェイトでステイトでナイトの様な!…

それこそ赤髪少年に金髪騎士王!…そう言った者達が出て来そうな屋敷が!…

今若干遠目ながらに門を堂々と開いた状態を見せていると、

何故かそこが妙に気になると言うか!…同時に嫌な予感も感じさせる!…

となるとそんな目の前の屋敷の様子を見て、

当然マサツグとフリードも警戒を示して行き!…


「…これを見て如何思います?…」


「…如何やら私達は…

とんでもない所に迷い込んでしまったのかもしれない!…

だが別に体の自由が利かないと言った危ない状態と言う訳でもない!…

であれば元来た道を戻れば!………ッ!?…」


その際マサツグが意見を求める様にまずは言葉を!…

この時自分はもう怪しい!と疑う様に…

と言うより自身と同じく違和感を感じて欲しい様なそんな反応を露わにすると、

勿論フリードも同調するよう返事!…その屋敷を見詰めたまま警戒を強める!…

何なら思っていたよりここは不味い場所と感じている事を口にすると、

早々にこの場を離れる事を提案しよう!と…

となると振り返り元のゲートのあった方を見るのだが、

そこにはあった筈のゲートの姿形が何処にもなく!…

何か意味深に開けた?土地だけが広がっていると、

シロとハクにも同じ光景が見えているのか!…


「…ご、ごしゅじんさまぁ!…」


「…ゲ、ゲートが無いのです!!…」


「バ、馬鹿な!!…こんなマップが有る筈が!!…

…ッ!!…そ、外の通信!!…」


勿論とばかりに戸惑いを露わに!…その際シロは怯える様に、

思わずマサツグの足にギュッとしがみ付き!…

となるとその反対側にハクもギュッとしがみ付き!…

まるでシロの言葉を続ける様に!…

口頭でも何所にもゲートが見当たらない事を漏らして行くと、

フリードもその光景を見て動揺を隠せない!…

それこそ信じられない様子で言葉を漏らす!…

が、そこでただ茫然とするタマでも当然無く!…

次には外に向けて緊急事態である事を訴えよう!と…


__ヴウンッ!!…パッ!…パパパッ!……ッ!?…


「そ、そんな!!…」


「ッ!?…え?…い、一体!?…」


と、徐にメニュー画面を開いて画面を操作!…

そしてアンジュかクロエに連絡するよう!…

何か慌しい様子で画面をスクロールさせたりアイコンをタッチしたりするのだが、

した所でウンともスンとも言わない!…

反応が無い事でフリードも何かに気が付きハッとする!…

そしてこんどは絶望するよう言葉を漏らすと、

当然そのフリードの様子に疑問を持ち!…

それこそ如何したのか?とばかりにマサツグが言葉を!…

すると驚き戸惑った表情で、今何が起きているのか?を説明し始め…


「…通信設定がオフライン!!…外との連絡手段が取れなくなっている!!…」


「ッ!?…え?…えぇ!?…」


と言うのも繋がって居た筈の連絡手段が全く使えず、助けを求められない!と…

それも軒並みチャットもショーとメールも使えないらしく!…

更には恐ろしい事に運営だけが使える回線も!…

何から何まで本当に使えなくなった様子を露わにすると、

フリードもこれまた慌てて見せ!…

と、色々と画面を開いたり閉じたりを繰り返し!…

一方でそれを聞いたマサツグも思わず青褪め!…

ただ戸惑いの言葉しか盛らせないそんな様子を見せていると、

まだ策はある様子でフリードは諦めない!…

それこそ奥の手!とばかりに有る事を!…


「…いや、まだ手段はある!!…

すまないが私はこのままログアウトさせて貰う!!…

そして外からの介入を試みて、君達の脱出口を作ってみる!!」


「ッ!?…な、何かめっちゃ大事に!…」


その奥の手と言うのもログアウトの事であるらしく!…

フリードは外部から接触する!と…

運営に連絡する或いは自らこのバグの対処に当たる事をマサツグに言うと、

慣れた様子でログアウト画面を開いて行き!…

と、慌てるフリードを目の前にして何か大事になった様にマサツグも感じ!…

いや実際大事であるのだが!…

自分以上に慌てているフリードの様子を見て何か逆冷静になってしまうと、

フリードはマサツグに謝罪を!…完全に自分達の落ち度である事を認めて見せる!…


「……本当に申し訳ない!!…まさかこの様な事になってしまうとは!…

出来るだけ急ぐからそこでジッとして居てくれ!!…では私は脱出口を!!…」


__…ヴウゥンッ!!……ッ…


それはやはり運営の人間として責任を感じている様子で、

その謝罪も真剣そのもの!…

と言うのも先程の冗談交じりの軽い謝罪などでは決してなく!…

マサツグに必ず助ける事を約束して行き!…

先程の通りに外からアプローチを掛ける事を口にすると、

マサツグの目の前でスッとフリードの姿は消え!…

と、そんなフリードが姿を消した事でシロとハクが驚き戸惑い!…

それこそ先程の話もちんぷんかんぷん!…

何故消えたのかが分からない故!…

ただえ!?っと辺りを見回すそんな反応を露わにすると、一方でマサツグは冷静!…

無事ログアウト出来たであろう事に安堵する!…


「…ログアウトは出来るみたい…まぁそうだよな?…

ログアウトできなくなるとかトンデモナイ事故になるもんな?…

てかそんなマップを作る筈も無い訳だし……ッ…」


__…サアアアァァァァァ!!……ッ…


その際さすがにそこまでは!と言った事を口にすると、

なった場合は当然の事を大問題になる!と…

と言うよりそもそもその様なマップを作れる筈も無い訳で!…

と、独り言を零しつつも!…

ふと視線を改めて屋敷が有る方に向けて見せると、

まるでマサツグ達を誘う様にまた一陣の風が!…サァッと流れる様に吹いて行く!…

それは強過ぎず弱過ぎずの丁度良い風が吹き抜けると、

何故か冒険心を刺激されたようその屋敷に興味を持ち!…


「にしてもアレは一体?…何でこんなに気になるのか?…

ちょっとだけ行ってみたい気もするが…」


__……ッ……ッ……


だが興味を持っただけで別に近付こうとは考えず、

ただ独り言で気になる!と漏らすだけに留まり!…

その際勿論屋敷を見て回りたい気もするのだが!…

それでも!とばかりに自身の心に自制心を持ち!…

気にしない様に振舞うと言うか!…

とにかくフリードの言いつけを守るようジッと待っていると、

ここでマサツグにではなく!…シロとハクの二人に妙な反応が見られ始める!…

と言うのもそれは何かが聞こえて来た様子で、

ハッとするなり二人揃って屋敷に視線を!…


「…ッ!…あ、れ?…」


「ッ!…如何した、シロ?…」


この時最初にふと反応を見せたのはシロで有り!…何か違和感を感じた様な!…

耳をピクッと反応させてジッと屋敷に視線を向けると、

疑問を持った様子で言葉を!…ただ簡単にあれ?と零す…

するとそんなシロの言葉にマサツグも勿論反応をすると、

如何したのか?と様子を尋ね!…が、それで返事が返って来る事は一切なく!…

さも何か見えている具合にジッと凝視!…

そしてハクも次には同じ反応を露わにすると、

一体何が有ったのか?をポロッと零し…


「…ッ!…声が…聞こえた様な?…」


「ッ!…え?…」


「…呼んでるのです!…ずっと何かが!…」


その際ハクが言うには声が聞こえた!と…

となるとそんなハクの言葉にマサツグもこれまた戸惑ってしまい!…

何故なら言わずもがなそんな声など聞こえていないからであり!…

一体何の事?とばかりにジッとハクに視線を向けると、今度はシロがまた!…

何も聞こえ来ない?声に対して呼んでいる!と言葉を続ける…

それこそその声を聞いて慌て出すそんな様子も露わにすると、

ハクも同じく!と言った具合に同調し始め!…


「…ッ…と!…」


「ッ!?…た、助けるって!…な、何を?…」


「…ッ…ちょっとだけ行って来るのです!!」


「ッ!?…ちょぉ!?…」


それこそハクが言うには助けを求めている?様な声であるらしく…

それも緊急を要するのか慌て続け!…マサツグもそんなハクの言葉に何を!?と…

更に戸惑い様を見せていると、次にはシロがバッとマサツグの足から離れる!…

そしてその声の主を助けに向かうのか!…

マサツグに行って来る!と言って駆け出し始める!…

となるとそんなシロの様子にマサツグも勿論えっ!?と驚き様を露わにすると、

シロだけでなくハクまでもが同じ様に助けに向かう!と…

そう言ってマサツグの足から離れて見せ!…


「ハクも行って来るのです!!」


「な、何でぇ!?…」


__バシュンッ!!!…シュタタタタタタ!!!……ッ…


何かに操られ駆られる様に?…

いや間違い無く自身達の意志で行って来る事を口にすると、

マサツグが止める間もなく二人は屋敷の中へと入って行き!…

そして止める事が叶わなかったマサツグもこれには大いに戸惑う訳で!…

ただ去っていく二人の背中をジッと見詰め!…

何なら反射的に伸ばした手も無情に空を切る事になってしまうと、

そのまま石化!…そして完全に二人が姿を消した所で動き始める!…

この時ただ驚くよう言葉を漏らすと、勿論そのままにする訳にも行かず!…


「……と、止める間もなく行っちまった!…

…はあぁ~!…てなったら俺が行かねぇ訳には行かんよな?…

…フリードさん…スマン!!」


行ってしまった二人に戸惑いの言葉を!…

そしてスッと伸ばしていた手も戻して行き、こうなっては仕方が無い!と…

当然そのままにする訳には行かない訳で!…二人を追う事をぼやく様に零し始め!…

と、言っても誰かが見ている訳では無いのだが!…

まるでこれは仕方がない事の様にとにかく一人呟くと、

更には待つよう言っていたフリードに対しても謝罪の言葉を漏らし!…

その二人が姿を消した屋敷へ向かい歩き出す!…

さて改めて近付いてみれば見るほど立派な屋敷であり、

未だ人が住んでいても可笑しくない位に綺麗な様子で!…

が、人が住んでいる気配と言うのは感じられず!…いや人とは違う何か?…

とにかく妙な気は感じられる様な違和感を一人感じていると、

まずは門扉を潜って行く!…

するとそこで質素かつ何か様式美?溢れる庭の様子を目にして行くと、

同時に色々なモノを観察し始め!…


__謎の大牧場?・武家屋敷玄関にて…


「…見た所建物自体は至って普通…

木造の石灰の壁に…今時珍しいと言うか黒焼きの瓦…

まさに日本建築って言った感じで門扉を潜ると…

そこには時代劇の屋敷の様な玄関!…

…既にシロとハクが入って行ったであろう玄関は開けっ放しで…

そこから見える中の様子ってのは…やはり普通…

特段怪しい様子は感じられないが…」


__ザッ…ザッ…ザッ…ザッ……ッ…


何故ならマサツグとしても興味がなかったと言う訳では勿論無く!…

寧ろこう言う建物は好きであり、まるで観光をするよう壁に手を添え!…

だが同時に勿論妙な気を感じる事から警戒も怠らない様子を露わに!…

いつ何時何が出て来ても大丈夫な様に!…

直ぐに武器を抜けるよう右手を常に刀の柄に置いて行く!…

いや握るまでに至って見せると、じっくりお宅拝見!…

宛ら渡辺〇史が如く観察をする!…

そして徐々にその門扉を超えて玄関に差し掛かろうとして行くと、

そこで防犯のぼの字も無いフルオープンの玄関の様子が目に映り!…

何なら元々玄関扉と言える様なモノ自体何処にもはなく!…

とにかく恐る恐る玄関を潜り!…

何の変哲もない土間から中の様子を少し伺うと、いざ屋敷に入ろう!と…


「…って、このまま入る訳には行かねぇよな?…

…ちっとばかし怖いが…それでもちゃんと靴は脱いで…って、あれ?…」


__チョンッ!……ッ…


が、ここで思い出した様に思い止まり!…

と言うのもこの建物は日本建築、故にマサツグはハッとした様子で土足厳禁!と…

それこそ今までゲームの中と言う事でスルーをして来た訳なのだが!…

何かここだけは違う?と言うか…

自分自身がそれを許さない!とした固定観念に囚われて行くと、

中に何が有るか分からない恐怖を思い浮かべつつ!…

それでも自身の靴を脱いで行く!…

するとそこで勿論自身の足下に目を向けるのだが、

そこて小さい子供用のブーツが二組散乱しているのを見つけ!…

となるとマサツグもそれを見てふと疑問を持ち出し!…


「…俺ぇ…シロとハクに日本家屋の入り方を教えたっけ?…

でもこれってシロとハクの靴……ッ…」


__…トタタタタタタ……ッ…


何故ならシロとハクに靴を脱ぐ文化を教えていないからで有り!…

と言ってもベッドで寝る場合は脱ぐ様に!…

最低限の常識は勿論教えているのだが、事日本文化に関してはてんでで有り!…

しかしシロとハクはちゃんと?靴を脱いで中に入ったらしく!…

マサツグもこれにはえっ?と疑問を…

日本文化を教えたかどうかで思わず考え込んでしまうと、

中からは急かすよう軽く慌しい足音が聞こえ!…

となるとマサツグも一旦考え込むのは保留として行き!…


「ッ!…まぁとにかく!…早くシロとハクを追い駆けねぇと!…

靴もちゃんと並べてっと!……ッ!!…」


__カタッ…コトッ…コトッ……ダッダッダッダッダッダッ!!……ッ…


今は第一に考えるのはシロとハクの回収であり!…自身でも早く追い駆けるよう!…

若干慌てるそんな様子を露わにすると、

そんな中でも癖なのか脱いだ靴を並べ直す!…

当然シロとハクの分も自分の隣に並べて行く!…

何なら更に邪魔にならないよう隅の方へと寄せておくと、

ここまでやって改めてシロとハクの事を追って行き!…

取り敢えずその慌しい足音の聞こえる方へと向かう事に!…

それこそ自身の耳を頼りに!…いざ屋敷の奥へと駆けて見せると、

この時実はあるモノが潜んでその様子を見ていた事を!…

マサツグは当然知る由もない!…

さてそうして玄関から既に面倒?な様子を見せていると、

ドンドンドンドン奥へと進み!…

が、何処まで言ってもその様子が代わり映えする事は決してなく!…

宛ら某・ホラーゲームのシャドーコ〇ドーの様な!…

不気味かつ静かな様子にマサツグも更に!…

警戒を強めるそんな様子を露わにすると、必死にシロ達の足音を耳で追い!…


「…何かこうして屋敷っぽい所に入るのって懐かしさを感じると言うか…

秋雲国以来な気がする…あの時は色々あって土足だったけど…

けどこうして中を見ると中々!…」


__…トタタタタタタッ!!……ッ!!…


と、耳で追っているが同時にやはり興味も尽きない様子!…

と言うのもこうして純日本建築を見たのは久しぶりで有り、

未だ渡辺〇史の様に!…その際ここでふと秋雲国の事も思い出し!…

が、同時に嫌な事でも思い出したのか!…その記憶を振り返って苦笑いをする!…

そんな様子を露わにすると、次には直ぐ傍から軽い足音の様な音が!…

となるとマサツグもハッ!と…勿論機敏な反応を見せる!…

そしてバッと逃がさない!とばかりに意気込むと、

その音の聞こえた方を当然の如く振り向き!…

因みにその音の聞こえた方と言うのはすぐ隣の一室の様で!…

この時のマサツグはもはや罠等など御構い無し!…


「シロ!…ハク!…出てきなさあぁい!!…

勝手に入っちゃダメで!!……しょ…う?…」


__スパアァ~~~~ン!!!……ッ!…チョンッ!……ッ…


「……え?…日本…いやでも…え?…」


勢い良く襖に手を掛けると、観音開きでその音の聞こえて部屋へと突入!…

と、行きたい所であったが開いた所でそこにシロ達の姿はなく!…

あるのはよく見ると言うか市松人形!…

あの独特の表情で何故か部屋の真ん中にポツンと…

一体だけ置かれて有るのを目にすると、マサツグもそれを見るなり躊躇?…

とにかく部屋の侵入を止めてしまう!…

となると次にふと疑問を持つは何故ここに一抹人形が有るのか?と言う事で、

思わずその人形の事をジッと凝視していると、その人形も突如動き!…


__カタンッ!…ッ!?…クケケケケケケケ!!!!…シャキイィンッ!!…


「ッ!?…ワォ!?…ジャパニーズホラー!!…」


因みにその市松人形の大きさと言うのはシロ達位で、

マサツグがジッと見詰める事で起動したのか!…

カタンッ!と音を立てて首を動かすとマサツグを見上げ!…

となると市松人形が突如動き出した事でマサツグも戸惑い!…

思わずたじろぐ様なそんな反応を露わにすると、

一方で市松人形はさも気が狂った様に笑い出し始める!…

何ならその容姿も見るからに邪悪な姿に変化する!…

口は左右に大きく裂けて鋭利な牙を露わにして行き、

その目もまるで獲物を逃がさない!とばかりに赤い光を放って見せ!…

と、そんな変貌具合にマサツグもびっくり!…

しかしボケる余裕はある様子で!…

その場から逃げずにジッと変わらず市松人形を凝視すると、

その市松人形は何処からな鉈の様な凶器を取り出し!…


__ッ…スラアァ!!…ダンッ!!…クケケケケケケケ!!!!…スラァ!!!…


「ッ!!…案の定向かって来て!?…けど!!…」


ご都合主義の四次元ポケットか!…とにかくそれを両手に握り!…

並の冒険者も真っ青の跳躍振りを披露すると、

同時にマサツグに向かってその鉈を構えて行き!…

その際依然として狂気に駆られたよう笑い続け!…

と、マサツグもそんな市松人形が向かって来た事で驚き戸惑い!…

しかしだからと言ってそれ以上慌てる様子も見せず!…

と言うのもマサツグはこんな状況慣れている!と…


__パシィッ!!…ギュンッ!!…ッ!?…


「これ位今更如何って事はないんだよねぇ~?……ッ…

今までが今までだっただけに!……って、んん?…

何ならよく見たらお前さん…結構可愛い様な?…」


飛んで来た市松人形に向かい腕を!…

ならぬその振り下ろして来た鉈に対して手を伸ばし、

さも余裕!とばかりに人差し指と中指の間で鉈を挟んで受け止め!…

と、受け止めたと同時にそのまま引っ張り!…

と言うのもマジマジ見たいとばかりに!…

その凶悪な顔を自身の目の前まで近づけると、

この狂人とも思えるマサツグの行動に思わず市松人形もギョッ!と…

怯む様子を露わにする!…

そして一方でマサツグもそんな市松人形の事など御構い無し!とばかりに、

顔や体などをじっくり見回し!…そして何を思ったのか市松人形が可愛い!と…

となると市松人形もそんな事を言われ慣れていないのか、

目に見えて乙女の表情と言うか!…


「クケ!?…ッ…ッ~~~!!!…」


「…え?…に、人形が赤く…」


これまた更に驚き戸惑い顔を赤くして目をパチパチとさせて行き!…

それこそマサツグに告白?された様な…とにかくマサツグの事を直視出来ず!…

まるでしおらしくなったよう鉈をその手から離して行くと、

鉈はマサツグの手からもスルリと落ち!…

と、かなり鋭かったのか屋敷の廊下の床板にグッサリと刺さる事に!…

何なら重さもある分深々と刺さり、見た感じちっとやそっとでは抜けない!…

一方でクソボケ男は人形まで誑かして行き!…依然としてジッと見詰め!…

市松人形の慌てる珍しい姿に面白い!と感じてしまうと、更に観察!…

すると市松人形もそんなマサツグに声を掛け出す!…


「……ッ…ア、アナ…タ…」


「ッ!?…しゃ、しゃべ!!…」


それはまるで勇気を振り絞る様に、

それこそ先程までの凶悪な様子は何処に行ってしまったのか?…

と、未だ直視出来ないながらもチラチラと視線を!…

何ならいつの間にかその裂けていた口も元通りになっており!…

いじらしくと言うかやはり大人しい女の子の様に!…

ただ簡単にマサツグの事を呼ぶ呼んで見せると、

マサツグも人生で初!とばかりに…市松人形が喋った事に驚いて見せる!…

しかしだからと言って投げ出す様子等は一切なく、

かと言って不気味がる様子も見せず!…それはただどんなギミックなのか!?と…

寧ろ余計に興味を持った様子を見せていると、

そんな二人を邪魔する様にまた新たなモノが姿を現し!…


「お待ちなさい!!」


「ッ!?…え!?…」


それはラブロマンス!…いや別にそんな雰囲気でも無かったのだが!…

邪魔をするよう高圧的に!…

恐らくマサツグに向けてであろう静止を促す声を掛けると、

その突然の静止を促す声に二人?も困惑!…

チラッとその声の聞こえた方へ視線を向ける!…

するとそこに今度はビスクドールとばかりに、

ゴスロリ衣装に身を包んだ少女?が仁王立ちで立って居り!…

そしてその大きさもその今手に持っている市松人形と同じ位で!…

突然のゴスロリにマサツグも困惑!…

ただ戸惑う事しか出来ない様子で声でもポロッと漏らしていると、

一方でそのゴスロリ人形の正体を知っているのか!…

市松人形が答えを漏らす!…


「…ッ!…あっ!…か、一葉かずは姉様!…」


「…今だけは見逃してやる!!…

早くその子を放しなさい!!…」


と言うのもその正体は姉?であるらしく、名を一葉かずはと言い!…

しかも慕っている様子で姉様!と…だが一方その姉様は良く思っていないのか!…

チラッと市松人形に視線を向けて睨んで見せると、

すぐにまたマサツグに対して忠告を促し!…

何故ならその二人の様子と言うのは傍から見ると誘拐現場宛ら!…

故に妹?を守る為か!…市松人形を放すよう更に忠告をして行くと、

マサツグもその言葉を聞いてピクッ!と…当然文句を返して見せる!…


「ッ!?…え!?…いや先に仕掛けて来たのは!!…」


「お黙り!!!…早くしなさいと言っているの!!…

…でないと今度は私が!!…」


この時先に仕掛けて来たのは市松人形の方である事を口にするが、

勿論相手がそんな言い訳を聞く筈が無く!…

ただマサツグに対して高圧的な態度を取り続ける様子を露わに!…

となるともはやお約束の展開に!…言う事を聞かなければ実力行使!と…

そのゴスロリ衣装では隠せない異様なオーラ?…

或いは妖気をブワッと展開して見せると、マサツグに襲い掛かろう!と…

しかしそれを良し!としない様子で市松人形が何故か庇う!…


「ッ!?…か、一葉姉様!…待って!!…」


「待たない!!!…さぁいくわよ!!」


__シュルンッ!!!…グケケケケケケケケ!!!!…


この時何故マサツグを庇おうと思ったのかは不明な所、

惚れた弱みなのかそれとも何かに気が付いたのか?…

と、慌てる市松人形に対して一葉は全く聞く耳を持たず!…

その場で徐に宙返り!…まるで何かに化ける様なそんな様子を露わにすると、

次にはその手に大きな鋏を持った!…先程のゴスロリ少女が姿を現す!…

何ならその容姿も先程の市松人形と同じ様に、凶悪な表情を浮かべて見せ!…

と、それはパッと見てこっちの方がヤバい!と感じるレベルで有り!…


「ッ!?…マジか!?…

…ッ!!…か、かくなる上は!…」


__ガッ!!…ッ!?…


「お、お兄様!!…お逃げになって!!…」


マサツグもそんなゴスロリ少女の様子を見て!…

さすがに戦闘は避けられない様に感じて行くと、

一旦市松人形をセカンドバッグの様に!…自身の小脇に抱えて見せる!…

そして人攫いスタイル宜しく空いている方の手で刀に手を掛けようとするが、

勿論それをまた良しとしない!…市松人形が止めに入る!…

その際マサツグの手をその小さな両手でギュッ!と握って止めに入ると、

簡潔に逃げるよう指示を出し!…となるとマサツグもその指示に戸惑いを露わに!…



「ッ!?…え!?…に、逃げ?…って、何処に!?…」


「隣の部屋に入って襖から襖に!!…」


それこそ逃げて如何なるモノなのか?と、

それに逃げるにしても何処に!?と問い掛けるよう更に言葉も漏らして行き!…

だがそこは市松人形もちゃんと考えているらしく!…

その逃げ道に部屋の中へ入るよう言葉を掛け!…

隣の部屋へ部屋へと逃げるようマサツグに指を差し!…

進路を示して見せると、マサツグはその言葉を聞いて更に困惑!…

それで逃げれるのか?と余計に疑問を持ってしまう!…

しかしそんな疑問を感じている間にも、

目の前からは凶悪な怨念?が迫って来ており!…

となると悩んでいる暇も勿論無く!…初対面ながら信じた!と…

素直に聞き入れる事を口にすると、市松人形を抱えたままその場を後に!…


「ッ!?…な、何が何だか知らんが!!…よし!!…」


__バッ!!…ッ!!…


「ア゛、ゴラ!!…待ヂナザアアアァァァァイイィィ!!!」


それこそこの手のチェイスおにごっこも慣れた具合に、さも目の前で突如姿を消すよう!…

何なら気分ははぐれなメタルが如く脱兎の勢いを露わにして見せ!…

その際先程市松人形が居た部屋へ入って行くと、

そこから市松人形が言っていた通りに隣の部屋の襖を開け!…

となるとその様子に気が付いた一葉も途端に怒り!…待つ筈もないのに待て!と…

更に怨念を振り撒くそんな様子を背後から感じさせるが、

マサツグ達は御構い無し!…ただ素早くその場を後にする!…

この時何故か仲間?になった市松人形が一葉に対して謝罪をすると、

後はただ襖が勢い良く開けられて行く音だけが聞こえて行き!…


「一葉姉様!!…ごめんなさぁい!!!…」


__スパアァン!!…バッ!!…スパアァン!!…バッ!!…


結局追い付けないままに一葉をその場に置いてけぼりに!…

そしてマサツグもとにかく距離を取る事だけを先決して行き、開けては閉める!…

開けては閉めるを繰り返し遂にはその怨念?を感じない所まで来てみせると、

ここでふと疑問を感じる事に!…

と言うのもその気配を感じないところまで逃げてきたのは良いのだが、

一方でまるで帰り道が分からなくなった様な!…

宛らまだ延々と部屋が続いている様にも感じられ!…

それこそ無限ループに陥った?と思わず不安を持つと、言葉を口に!…

するとここで小脇に抱えている市松人形が有る事を!…

トンデモナイ事を話すのであった!…

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 社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。  なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。  食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。  そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」  コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。  かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。  もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。  なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。  カクヨム様にも投稿しています。

【完結】パーティに捨てられた泣き虫魔法使いは、ダンジョンの階層主に溺愛される

水都 ミナト
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【第二部あらすじ】  地上での戦いを終え、ダンジョンに戻ったエレインは、日々修行に明け暮れつつも、ホムラやアグニと平和な日々を送っていた。  ダンジョンで自分の居場所を見つけたエレインであるが、ホムラに対する気持ちの変化に戸惑いを覚えていた。ホムラもホムラで、エレイン特別な感情を抱きつつも、未だその感情の名を自覚してはいなかった。  そんな中、エレインはホムラの提案により上層階の攻略を開始した。新たな魔法を習得し、順調に階層を上がっていくエレインは、ダンジョンの森の中で狐の面を被った不思議な人物と出会う。  一方地上では、アレクに手を貸した闇魔法使いが暗躍を始めていた。その悪意の刃は、着実にエレインやホムラに忍び寄っていたーーー  狐の面の人物は何者なのか、闇魔法使いの狙いは何なのか、そしてエレインとホムラの関係はどうなるのか、是非お楽しみください! 【第一部あらすじ】  人気の新人パーティ『彗星の新人』の一員であったエレインは、ある日突然、仲間達によってダンジョンに捨てられた。  しかも、ボスの間にーーー  階層主の鬼神・ホムラによって拾われたエレインは、何故かホムラの元で住み込みで弟子入りすることになって!? 「お前、ちゃんとレベリングしてんのか?」 「レ、レベリング…?はっ!?忘れてました……ってめちゃめちゃ経験値貯まってる…!?」  パーティに虐げられてきたエレインの魔法の才能が、ダンジョンで開花する。  一方その頃、エレインを捨てたパーティは、調子が上がらずに苦戦を強いられていた…  今までの力の源が、エレインの補助魔法によるものだとも知らずにーーー ※【第一部タイトル】ダンジョンの階層主は、パーティに捨てられた泣き虫魔法使いに翻弄される ※第二部開始にあたり、二部仕様に改題。 ※色々と設定が甘いところがあるかと思いますが、広いお心で楽しんでいただけますと幸いです。 ※なろう様、カクヨム様でも公開しています。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
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※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! 仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。 カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。

リストラされた42歳、確率の向こう側へ。~なぜか俺の選択肢がすべて正解になる件~

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「君には今月いっぱいで席を空けてもらいたい」 42歳、独身、社畜。会社のために尽くしてきた柏木誠は、理不尽な理由でリストラされた。 絶望の中、雨の神社で野良猫を助けた彼は、不思議な光と共に【確率固定】という異能――「無意識に正解を選び続ける豪運」を手に入れる。 試しに買った宝くじは10億円当選。 復讐心に燃える元上司を袖にし、元天才投資家の美女をパートナーに迎えた柏木は、その豪運で現代社会を無双していく。 「俺の選択に間違いはない。なぜなら、確率の方が俺に合わせるからだ」 枯れたおじさんが資産と余裕を手に入れ、美女たちに頼られながら、第2の人生を謳歌する痛快サクセスストーリー!

魔眼の剣士、少女を育てる為冒険者を辞めるも暴れてバズり散らかした挙句少女の高校入学で号泣する~30代剣士は世界に1人のトリプルジョブに至る~

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赤目達也(アカメタツヤ)は少女を育てる為に冒険者を辞めた。 そして時が流れ少女が高校の寮に住む事になり冒険者に復帰した。 30代になった達也は更なる力を手に入れておりバズり散らかす。 カクヨムで先行投稿中 タイトル名が少し違います。 魔眼の剣士、少女を育てる為冒険者を辞めるも暴れてバズり散らかした挙句少女の高校入学で号泣する~30代剣士は黒魔法と白魔法を覚え世界にただ1人のトリプルジョブに至る~ https://kakuyomu.jp/works/16818093076031328255

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