どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第十章-

-第十章七節 泥の脅威!と娘の知恵!とマサツグの脚力!-

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さて怨念?の塊と戦闘をする事になるのだが、ここで一つ問題が!…

と言うのもシロとハクの機動力は完全に奪われ!…

何故ならこの泥は本物さながらに自由を奪い、重く足に纏わり付き!…

そしていざ動こうとした際にシロとハクがピクッと違和感!…

何故ならこんな状況での戦闘と言うのは経験がなく!…

自身の足が動かない事にハッとした様子で驚くと、

次には転けそうになってしまい!…慌ててマサツグの足にしがみ付き直す!…


__…ッ!!…ズッ!!…ッ!?…ガッシ!!…×2


「ッ!?…どぉおぉお!?…ど、どしたぁ!?…」


と、突如足にまた思いっきりしがみ付かれた事でマサツグも驚き!…

次には慌てて視線を下に!…

更に戸惑った具合にシロとハクに如何した!?と戸惑いの言葉を掛けて行くと、

シロとハクも同じく戸惑った様子で!…マサツグに顔を挙げては返事をする!…

と言うのもシロとハクも今の状況と言うか泥に脚を取られている事を口にすると、

二人にとってもこの様な状況は初めてらしく!…

それは大いに戸惑いと同時に慌てても見せ!…


「あ、足が!!…」


「重くて動かせないいぃ~~!!」


「ッ!?…マジで!?……ッ…ッ!!…た、確かに!!…」


シロは足が動かない様子でとても焦り!…

動かないながらも必死に抵抗するが如く足を抜こう!と…

一方でハクも困った様子で必死に抵抗!…

宛ら何かに纏わり付かれている様な!…

簡潔に自力では抜け出せない事を訴えると、

マサツグもその二人の訴えを聞いてえっ?と…次には慌てて確認をする!…

するとそこにはまるで干潟に脚を取られて完全に動けなくなった二人の足が有り、

マサツグもそれを見て理解した所で途端に慌て!…


{…って、よく見りゃそりゃ動けねぇ筈だ!!…

シロとハクの足が完全にって言っていい位に埋まってる!!…

…となると思う様に動けねぇってか!?…それってかなりヤバいんじゃ!!…}


__オオオオオオオオオォォォォォ!!!…ズシャッ!!…ズシャッ!!…


その際よくよく考えて当たり前!と…

自身で大体脛辺りに泥がある事をこれまた確認、

となると自分より身長の低いシロやハクからすればもう沼に近い訳で!…

となるとシロとハクは言わば足が無い状態!と…

故に言い方は悪い顔にモツが出来た様な!…このままだとシロとハク!…

それぞれの命が危ない事を認識すると、

そのマサツグの考えを肯定するよう泥のゾンビ?が迫って来る!…

その泥水の中を藻掻く様にして近付いて来る!…

となるとそんな泥のゾンビの様子に、マサツグもずっと悩んでいる場合ではなく!…


「ッ!!…ンな事言ってる場合じゃねぇか!!…

…幸いまだしっかり湿っているタイプの泥?って感じだから!…

引き抜こうと思えば簡単に!!…」


__ガッ!!…ッ!…すっぽん!!…


「ッ!?…おぉ~!!」


それこそ自分自身にツッコミを入れるよう言葉を口に!…

と、改めてここで自分でも泥の状態を改めて確認して行き!…

すると感覚的にはムツゴロウが住んで居そうな干潟の泥!と、

故にシロとハクの救出は容易と考え!…一旦抜いた刀を急ぎ納刀!…

そして振り返った状態でスッとシロに向かい両腕を伸ばすと、

宛ら大根を引く抜く様に!…シロを泥から救出する!…

となるとシロも抱き抱えられ泥から脱出をした事で喜ぶと、

マサツグも思った通り!とばかりに一先ずは安心をして行き!…


「ッ!!…よっし!!…あとは俺がシロとハクを!!…」


「……ッ!!…せ、先生!!…ハクも!!…ハクも!!…」


この時シロを一旦自身の身体に掴まらせ!…

と、そこから慣れた様子でアイテムポーチから抱っこ紐を!…

スッと取り出しシロの身体を自身の身体に固定しようとして見せると、

ハクも何か思いついた様子でハッ!と…

そして慌てた具合にマサツグへ救助を求めて行く!…

それこそ必死に両手を伸ばし自分も!と言うと、

一方でマサツグも慣れた様子でシロの体を固定して見せ!…

となると次にはハクを!とばかりに腕を伸ばし…


「ッ!…よしちょっと待ってな!!…直ぐにハクも抱っこ…!!」


「ッ!…だ、抱っこは良いのです!!…でも抜いて!!」


「ッ!?…え?…そ、そんな!…だ、抱っこは…いや?…」


この時シロと同様ハクを自身の身体に固定しよう!と…

その際シロをおんぶしてハクを抱っこする形に!…

それこそいつもの慣れた様子で!…既に二本目の抱っこ紐を持って見せると、

一方でハクはそれを拒否する!…しかし助けて欲しい事を口にする!…

となるとそのハクの拒否の言葉を聞いて!…

マサツグが途端にショックを受けると、言葉がたどたどしくなってしまい!…

それこそ反抗期なのか?と今はそれ所ではないのに萎れて見せ!…


「ッ!?…え?…あ、あぁ!!…そ、そうじゃなくて!!…

ハク!!…良い事を思い付いたのです!!…」


「ッ!…え?…」


__オオオオオオオオオォォォォォ!!!…ズシャッ!!…ズシャッ!!…


それはもはや依存と言うか中毒と言うか!…

ハクに嫌われた事に対して目に見えて弱り!…

今にも倒れてしまいそうなそんあにょうすを露わにすると、

おんぶをされているシロはその様子を見てか!…

腕を伸ばしてマサツグの頭をヨシヨシする!…

それはあやす様にして優しく撫でて見せていると、

ハクもそんなマサツグの様子を見て誤解!と慌て…

ただそうじゃない!と否定をして行き!…

理由についても簡潔に何かを思い付いた事を口にすると、

マサツグそれを聞いて途端に疑問を!…

と、そんな事をしている間にもまた泥のゾンビ達が近付いて来る!…

となるとそんな泥のゾンビ達の様子にマサツグもハッ!と、

そしてハクの言う事を聞く様に!…


「…って、んな戸惑ってる場合じゃねぇか!!…

とにかく!!…引き抜くぞ!!…」


__ガッ!!…ッ!…すっぽん!!…


「ッ!…おぉ~!!…」


それこそ我に返るなり慌てて見せ、また自分にツッコミを口に!…

と、次にはハクに向かって両手を伸ばし!…

シロの時と同様スポン!と大根を抜くが如く引き抜くと、

ハクも泥から解放された事で喜びの声を!…

何なら軽く足をパタパタ!と動かして見せる!…

が、ハクを救出した所でここからが本番!…

ハクを抱き抱えたままマサツグが質問を口に!…

と言うのもそのハクが考えた策と言うのが気になったからで!…


「よし!!…で?…」


「ッ!!…こうするのです!!…スウゥ~!!…フウウゥゥ~~~!!!!」


__パキパキパキパキイィ!!!…ッ!?…


簡潔に何をするのか?とばかりに言葉を口に!…

するとハクもそれに応えるようピクッと反応!…そしてマサツグにこうする!と…

返事をしながら徐に息を吸い始めると、次には自身の足に向かってアイスブレス!…

するとハクの足はみるみる凍て付き徐々に形を変えて行く!…

その際凍傷と言った事を心配するが、

やっている本人は何ともない様子でケロッとしており!…

と、遂にはそのハクの足は宛ら水蜘蛛忍具を履いた様な形状となり!…


「こ、こいつはぁ!?…」


「…先生!…下ろしてください!」


「ッ!…あ、あぁ…」


これには吃驚!とばかりにマサツグも目を見開きマジマジと凝視!…

一方でハクも上手く出来た!と言わん様子で!…

自身の足を見詰め自信満々の表情を浮かべて行くと、

次にはマサツグに下ろして欲しい事を口に!…

と、ハクにそう言われた事でマサツグもハッ!と我に返り…

それは戸惑いながらも返事をして見せ!…だが恐る恐ると言った具合に!…

不測の事態となっても大丈夫なよう細心の注意を払うと、

遂にハクの足は泥の上に!…すると面白い光景をマサツグ達に見せる!…


__スッ……サクゥッ!…サクゥッ!…


「ッ!!…おおぉぉ~!!」


「…うん!…思った通りなのです!!…

…少し動き難いですが…」


と言うのもハクの足は泥に取られず、そのままスッと立つ事が出来!…

何ならその氷で出来た水蜘蛛?の裏面は軽く凍て付き!…

しかしその足裏に氷がくっ付く事はなく!…文字通り歩行可能に!…

シロもその様子を見て居た様で感嘆の声を漏らすと、

ハクも上手く行った!とばかりに言葉を…

更に具合を確かめながら嬉々とする!…

するとその様子にマサツグも驚いた様子で固まって居ると、

更にシロがハクを褒める様に言葉を!…


「さ、さすがハクちゃんなのです!!……ご主人様!!」


「ッ!!…え?…シロも!?」


「はいです!!」


それは自身に持っていないモノを持っている!と言わん様子で賞賛の言葉を…

それは僻むと言った様子を感じさせず!…ただ単純に凄い!と…

そしてそれを見て自分も出来る!とばかりに…

徐にマサツグを呼ぶよう声を掛けると、

マサツグもそのシロの意図に気が付いた様子で!…シロに返事をして見せる!…

その際チラッとシロに視線を向けて行くと、シロも自信満々に返事をし!…

となるとマサツグもおんぶ紐をほどいて先程のハクと同様!…

シロの両脇に手を入れ!…

シロもマサツグに支えて貰いながら自身の足にアイスブレスを吐いて行くと、

見様見真似で水蜘蛛を!…そしてこれまた同じ様に泥の上へ立って見せ!…


__パキパキパキパキイィ!!!……サクゥッ!…サクゥッ!…


「…シロも出来たのです!!…」


「ッ!?…ほ、本当に頼もしいやら何やら!!…

…って、感傷に浸ってる暇もねぇってかぁ!?」


これまたシロも泥の上へ無事に着地?…自身でも具合を確かめ目視!…

自分も出来た!と言って喜び様を露わにすると、

そのシロの様子にマサツグもこれまたハッ!と…驚き様を露わにする!…

その際ハクが出来た事であるが故に、

シロが出来ても何ら可笑しくは勿論ないのだが!…

が、それでも見ただけやってのけたシロの技量に驚きを隠せず!…

そんな二人の様子に頼もしい!と…

親として娘の成長に感動を禁じ得ないそんな反応を見せるのだが、

そんな事を言っている場合では当然無く!…


__オオオオオオオオオォォォォォ!!!……ッ…


「ッ!!…さぁ!!…先生も!!」


「いや俺はいい!!…なんせ!!…」


あぁ~だこぉ~だとやっている間にも泥のゾンビ達はマサツグ達へと迫り続け!…

唸り声を挙げて両手を前に、もう目と鼻の先にまで迫っており!…

となるとシロとハクもハッと辺りを警戒するそんな素振りを見せると、

急ぎ同じ事をマサツグにもしよう!と…

が、マサツグはそんなハク達の申し出を断る事に!…

何故ならマサツグに氷の耐性は無いからで、同じ事をすれば凍傷スリップダメージになる!と…

と言うかそれをするにはまずマサツグも泥から足を抜かないといけない訳で!…

シロやハクの様に抱えて貰う事は当然叶わず!…

最初から出来ない事を分かって居た様子で大丈夫!と言うと、

次にはさもゴリ押す様に!…大丈夫の理由を二人に見せる!…


__チャキッ!!…スラアァ!!!…スバババンッ!!!…ヴァアアアァァァ!!…


「まだ動けるからなぁ!!」


それは改めて抜刀するようスッと刀に手を掛けると、

泥を掻き分けて歩く様にザッと前へ進み!…

と、その際一番自分達に迫って来ていた泥のゾンビ達を一太刀に切り伏せ!…

それも斬った所で直ぐに再生されても敵わない!と…

故に秋雲刀で斬った断面を焼いて水分?を飛ばしてしまうと、

それが功を奏したのか瓶日は復活する事無く霧散し!…

この時その斬られたゾンビからは呻き声が!…

それは先程とは違ってさもやられた~!とばかりに…

と、それを確認してマサツグもグッ!と…

ガッツポーズをしながら動ける事を説明すると、

シロとハクもそのマサツグの姿を見てハッと目を見開き!…

さすが!と言わんばかりの賞賛をする!…


「ッ!!…おおぉぉ~~!!」


「さ、さすが先生!!…す、すごいのです!!…」


それこそシロはまるでヒーローショーのヒーローを見るかの様な!…

羨望の眼差しを向けて行くと、

ピョンピョン!と跳ねてピーカブーなポーズで感嘆の声を漏らし!…

一方でハクは驚き戸惑う様にしてマサツグを見詰め!…

そしてマサツグの様子にさすが!と…

こちらも感心した様子で凄い!と言葉を漏らして行くと、

ギュッと自身の氷のロングソードを握る!…宛ら憧れの眼差しを向ける!…

さてそうして子狼二人から熱いまなざしを向けられている当の本人はと言うと、

改めてこの状況に立ち向かう事を口に!…


「行くぞ二人ともぉ!!…まずはあの水鏡様の救出に向かう!!!」


「「ッ!!…はいです!!!」」


この時目標を水鏡様!と…二人にさもついて来るよう声を掛け!…

泥に脚を取られながらも前へ前へと進み出すと、

シロとハクもそんなマサツグの言葉に元気よく返事を!…

そしてマサツグの後を追い駆け始める!…

と、ここまでは綺麗に纏まったと言うか落ち着いたと言うか…

良い感じに決まった様に思えたのだが!…

しかしここから先の状態と言うのは何とも締まず!…

何故なら圧倒的に機動力が違う訳で!…

必然的にマサツグはシロとハクに置いて行かれる事に!…


__ズップ!!…ヌップ!!…サクサクサクサクッ!!…


「「やああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!」」


__サクウゥゥン!!!…パキパキパキパキイイィ!!!…


マサツグが数歩進む度にシロとハクはもう遥か彼方!…

自分達に向かって来る泥のゾンビに対して!…

攻撃を浴びる事無く両断、

或いは滅多切りにして斬った個所からこれまた凍て付かせ再生を封じる!…

何ならそのまま粉砕する!と言った方法で殲滅すると、

一方のマサツグは敵と対峙していないにも関わらず!…

その体力TPを消耗させる!…

と言うのもやはり泥に脚を取られると言うのは、やはり負担が凄いモノで!…


「…ゼェ!!…ゼェ!!…ッ…わ、分かっちゃあいたけど!!…

圧倒的にシロとハクの方が早いなぁ!!…

んでもって体力の持ち様もダンチ!!…」


と、これにはマサツグもまぁ分かって居た!と…

息を切らしながらもひたすら前進!…

シロとハクだけに負担を掛けないようこの時堂々の威圧感も放って行くと、

それでもシンドイ!とばかりに愚痴を…

何ならシロとハクが羨ましい!とばかりに零してしまう!…

と言った所でないもの強請り!…ただひたすらに足を動かし!…

少しでも白とハクにヘイトが向かない様にしていると、

ハクがそんなマサツグに気が付いた様子で!…

それこそ慌てて戻って心配の言葉を!…


「…ふぅ!……ッ!…先生、大丈夫ですか!?」


「ッ!…あぁ!…何とか!!…

…ったく!!…この泥が一番の敵ってかなんて言うか!…

こんな事ならやっぱり俺も!!……って、無理だから今こうして歩いて!!…

…はあぁ~!…せめてどんなに楽!!…って、そうか!!…

使!!…」


この時ハクの目にはマサツグがどんな風に映っていたのか?…

それはまるで怪我人を見るよう?…

いや或いは怯えると言うかとにかく普通ではない様な戸惑い様を露わにすると、

マサツグに無事かどうかを確かめる!…

するとマサツグもそんな問い掛けに対してパッと表情を元に戻す!…

そして何も心配が無い様に返事をすると、やはり泥がシンドイ!と…

そして文句を漏らす様に言葉を続け!…

足元の泥に対してイライラを積もらせるそんな様子を見せてしまうと、

ハクも思わず同情する様な!…そんな視線を向けて見せる!…

だがその際マサツグもただぼやくだけではなかったらしく!…

愚痴を零す一方で、ふとある事を思い付いては閃いた!と…

となるとそんなマサツグの言葉にハクもビクッ!と…

更にはシロにまでその声は届いた様で!…


「はああぁぁ!!!…ッ…ッ!…ご、ご主人様!?…何か言った…!」


「シロ!!…ハク!!…サーフボード作れるかぁ!?」


敵を蹴散らしながら疑問を感じ、マサツグに何を言ったのか?をシロが尋ね!…

と、一方でマサツグは思い立ったが吉日!とばかりに…

ただシロとハクにお願いを!…

簡潔に分かり易く氷でサーフボードを作って欲しい事を口にすると、

そもそもサーフボード自体を知らないのか…

シロとハクは揃って戸惑い様を露わにする!…

何ならいきなりマサツグにそんな事を言われたせいか、

余計にえっ?と言わんばかりに困惑して見せ!…


「ッ!…サ、サー…え?…」


「ッ!…あぁ~…サーフボードを見た事がないか…だったら…

…ッ…とにかく長い板状の氷の板を作れるか!?…

俺が乗れそうな位の!!…出来ればちょい厚めの!!」


「「ッ!!…は、はいです!!」」


となるとマサツグも二人の様子を見て!…直ぐに納得したと言うか何と言うか!…

慌てて説明を変えてとにかく氷の板を作って欲しい事を口にすると、

更には大きさ!…氷の厚さなども注文して行き!…

と、今度はその説明を受けて二人は理解が出来たらしく!…

二人揃って慌てて返事!…シロは直ぐにハクの元まで戻って行き!…

ハクの所にやって来ると、二人は互いの顔を見た所で頷き!…

そして息を吸って吐き出し始める!…


__ッ…コクリッ…スウゥゥ…フウウウゥゥゥゥ!!!!…


この時当然吐き出すはアイスブレス!…

そして小さな氷の飛礫を作ってそれを基に!…

長さ約180cm・横幅約45cm・厚さ約4~5cmのそこそこデカい氷の板を!…

それこそ本人達が知らないままにサーフボードの様な氷の板を作って見せると、

マサツグもそれが出来るなり直ぐに自身の元に引き寄せるよう!…

掴んで引っ張り氷の上に乗って見せる!…

その際乗ると言っても、片足だけ未だ泥に突っ込んだままで!…


__パキパキパキパキイイィ!!!……ッ…ガッ!!…ズルゥ!!…


「うっし、ナイスだ!!…シロとハクも乗ってくか?…」


その際軽く強度を確かめ!…と言うのも簡単に板が折れてしまっては困る!と、

かと言って力任せに叩いて確かめると言った事はせず!…

ただ簡単に自身の体重をその氷の板に掛けて行き!…

だがその氷の板はビクともせず!…

まるで鉄の塊の様な強固な硬度を誇って見せると、

マサツグも満足!とばかりに言葉を…シロとハクを褒めて行く!…

この時同時にその制作者であるシロとハクに声を掛けると、

そのマサツグの言葉にまた目に見えて戸惑い様を露わに!…


「ッ!…え?…」


「その氷に…ですか?…」


「そうそう!!…今の俺はシロとハクより確実に速く動けるぞぉ?…

…何故なら!…」


と言うのもそれで何をするのか?が全く予想が出来ない訳で!…

しかしそれでも言われるがままに!…

その氷の板に乗るマサツグの方へと歩いて行き、

そして恐る恐ると言った様子で空いている所に乗っかり始め!…

その際シロとハクはマサツグの前に座って見せ!…

一方でマサツグもそれで良い!と…乗せた理由も軽く話!…

またその理由を証明するよう泥に突っ込んでいる足にグッ!と…

更にその氷の板を両手で確と握って見せると、

次にはシロとハクにこれまた初体験を!…


__ガッ!!…グッ!!!…グインッ!!!…ッ!?…


「今の俺にはこのシロとハク謹製の潟スキーがたすきーが有るからなぁ!!」


要はマサツグは泥の上を機敏に移動する為に、シロとハクに潟スキーがたすきーを作って貰い!…

そしてシロとハクとの鬼ごっこで鍛えた脚力を存分に!…

何なら足も泥越しに床へちゃんと付く事で!…

余計に蹴る力が強く速度が出る事を証明すると、

その最初の加速でシロとハクは思わずバランスを!…

だが振り落とされる事無く氷の板に乗り続ける!…

そしてマサツグもこれで無敵!とばかりに潟スキーの名前を口にすると、

シロとハクもそれぞれ驚きキャッキャと喜び!…


「ッ!?…ご主人様!!…早い!!!」


「す、すごい!!…です!!…」


「ほれほれ行くぞ行くぞ行くぞおぉ~~!!…

…って、その代わり攻撃は任せるな?…

俺はエンジンとなってシロとハクの足になって見せるからな!!…」


これまた知らない体験にシロは笑顔!…

マサツグに凄い!と言ってジェットコースター気分、

ハクもマサツグの発想力と言うかその知識や考えに脱帽した様子で!…

一方でマサツグは足を手に入れた!とばかりに調子に乗り!…

振り落とされるな!とばかりにノリノリで言葉を…

その際自身が推進力となる代わりに!…

進路上の敵は任せた!と言った事も口にすると、

その言葉を受けてシロとハクもハッ!と…改めて戸惑った様子で返事をする!…


「「ッ!?…は、はいです!!」」


「んじゃ改めて!!…行くぞおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!」


__グッ!!!…ドップシャアアァ!!!…ドップシャアアァ!!!…


さて二人の返事を聞いた所でマサツグエンジンも本格始動!…

また行くぞ!と声を上げ!…その足にグッ!と力を籠めて泥を蹴ると、

次にはさもジェットスキーが如く!…泥の上を駆けて行く!…

その際進路上の敵は任せる!と言ったものの、

シロとハクが手を出すまでもなくマサツグが思いっきり撥ね飛ばし!…

一方のマサツグは前を見る事無く泥を蹴る事に専念しており!…

この時その泥を蹴る音はすさまじく!…

水柱ならぬ泥柱が軽く立つ程の強烈さを見せると、

今どんな状態になっているとかなどマサツグは露程にも知らず!…

ただ声を挙げて泥をずっと蹴り続ける!…


「す、すごい!!…あっと言う間に着きそうなのです!!!…」


「…敵が近付く前に離れて!!…さ、さすが先生!!」


「オオオオオオオオオォォォォォォォォォォォ!!!!!…

シロォ!!!…ハクゥ!!!…今何キロォ!?…」


尚そのマサツグの脚力にまたシロが驚きの言葉を口にすると、

長く感じた祭壇までの道があっと言う間!と零し…

そしてその撥ね飛ばしたり敵を寄せ付けない様子に、

ハクもこれまた違う驚きを隠せない様で!…

ただもう褒める事しか出来ない!と…

さすがマサツグ!と言って戸惑い様も露わに…

その際チラッとマサツグに視線を向けると、変わらずマサツグは全力泥掻き!…

何ならボケる?余裕まで取って見せる!…

それは某・鳥〇間コンテストに有った台詞を言うと、

やはり前を見る事無く前進し続け!…

と、それが功を奏して遂にその時がやって来て!…


__ドップシャアアァ!!!…ドップシャアアァ!!!…ガァンッ!!!…


「ッ!?…なにぃ!?…何にぶつかったあぁ!?……ッ!?…」


「祭壇です!!!…祭壇に到着しました!!!」


「あの鑑を回収すれば!?…」


まるで揚陸作戦が如くマサツグ達は若干祭壇へ乗り上げる事に!…

と、さすがのマサツグもその異様な衝撃に!…

ぶつかったと感じた様子でスッと顔を挙げて見せると、疑問の言葉を!…

するとそこで泥を垂れ流す水鏡様の様子を!…となるとさすがにハッとして見せ!…

シロも改めてマサツグに祭壇へ着いた事を報告すると、

マサツグの方を振り向いては鏡を指差す!…

更にハクも改めて解決策?を戸惑いながら口にする!…

この時それを言うは容易いのだが、しかし実際にやるとなったら難しい所で!…


「ッ!!…た、多分そうなんだが!!…

それよりもこの泥を如何にかしないと!!…そもそも何でこんな泥が!?…」


依然として止まる事無く泥は量産され続け、

そして人の形をしている何かも苦しんでいる様で!…

何なら本当に回収するだけで収まるのか?と言った所で有り!…

故に確証が無い分迂闊に動けない!と…その返事も曖昧になってしまい!…

何なら動くにしてもその生み出される泥が邪魔である事を口にすると、

そもそもとしこうなった原因について疑問を!…

ここに来て悩む様子を露わにする!…と、泥を生まれる?…

だけでマサツグ達が四苦八苦していると、その水鏡様と思われる人影から声が!…


「…ひ、人の…子…らよ…」


「ッ!!…え?…」


「わ、我を…討て!!…さす、れば…この…異、変は…」


それは掠れた声で間違い無くマサツグ達に向けての言葉で有り!…

と、呼ばれた事でマサツグ達もピクッと…一旦考える事を止めて行き!…

その声の聞こえた方へ視線を向けると、そこには藻掻く様にして苦しむ!…

人の形をした何かの姿をやはり見る!…するとその人の形をした何か!…

水鏡様と思わしき者は自分を始末するよう再びマサツグ達に呼び掛け!…

それこそ簡単である!とばかりにそれだけでこの異変は収まる!と…

だがそう言われてはいそうですか!と、素直に従う様なマサツグ達では勿論無く!…


「…生憎そう言うのは御免なんでね!!」


「ッ!?…な!?…」


この時何を思ってかキザったらしく!…その考えと言うかやらない!と反論!…

別に策を考える事を堂々と口にして行くと、

マサツグの返事を聞いた水鏡様は驚き戸惑い!…

何ならそのマサツグの言葉にシロとハクも同意するよう!…

ジッと真剣に水鏡様を見詰め続け!…

マサツグと同じく何か些細な変化と言うか異変の様なモノを探し出すと、

一方でマサツグは更に水鏡様に言葉!…何かマサツグなりの意地を見せる!…


「如何にかしてでもアンタを助けさせてもらう!!!…

…ここまでもう来ちまったんだ!!…

最後までしっかり攻略面倒見させて貰うぜぇ!?…」


「ッ!?……ッ…」


「…とは言ったモノの如何したモンか!?…こんなの見た事がねぇっての!!…

…って、こう言う時はアレしかねぇか!!…[鑑定アプレェィザァル]!!」


それは別に水鏡様の事を知っている、

或いは友達だから!とかそう言った事では勿論なく!…

ただ単純に自身のプライドが許さない!と…人間として更にはゲーマーとして!…

何か別に攻略法がある様に子の時感じられ!…

マサツグとしてもここまで来た以上!…

自身の満足の行くエンディングを迎えたい事を口にすると、

そのマサツグの言葉に水鏡様もハッ!とした様な…そんな素振りを露わにする!…

しかしそう言った所で結局ノーヒントである事には変わらず、

マサツグは再び悩み始め!…が、次には思考は原点に戻ると言うか!…

調べるならこれしかない!と…

もはや駄目元で!とばかりに[鑑定アプレェィザァル]を発動すると、

マサツグの目の前には意外な結果が!…何とか希望を見出すのであった!…

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ガチャを廻したいからそんな理由で謎の異世界ガチャを買った主人公はガチャを廻して自分を鍛えて、最強に至る。現実世界で最強になった主人公は難事件やトラブルを解決する。敵の襲来から世界を守るたった一人の最強が誕生した。そしてガチャの真の仕組みに気付く主人公はさらに仲間と共に最強へと至る物語。ダンジョンに挑戦して仲間たちと共に最強へと至る道。 ガチャを廻しまくり次第に世界最強の人物になっていた。 ガチャ好きすぎて書いてしまった。

おばさん冒険者、職場復帰する

神田柊子
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アリス(43)は『完全防御の魔女』と呼ばれたA級冒険者。 子育て(子どもの修行)のために母子ふたりで旅をしていたけれど、子どもが父親の元で暮らすことになった。 ひとりになったアリスは、拠点にしていた街に五年ぶりに帰ってくる。 さっそくギルドに顔を出すと昔馴染みのギルドマスターから、ギルド職員のリーナを弟子にしてほしいと頼まれる……。 生活力は低め、戦闘力は高めなアリスおばさんの冒険譚。 ----- 剣と魔法の西洋風異世界。転移・転生なし。三人称。 一話ごとで一区切りの、連作短編(の予定)。 ----- ※小説家になろう様にも掲載中。

神様、ありがとう! 2度目の人生は破滅経験者として

たぬきち25番
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流されるままに生きたノルン伯爵家の領主レオナルドは貢いだ女性に捨てられ、領政に失敗、全てを失い26年の生涯を自らの手で終えたはずだった。 だが――気が付くと時間が巻き戻っていた。 一度目では騙されて振られた。 さらに自分の力不足で全てを失った。 だが過去を知っている今、もうみじめな思いはしたくない。 ※他サイト様にも公開しております。 ※※皆様、ありがとう! HOTランキング1位に!!読んで下さって本当にありがとうございます!!※※ ※※皆様、ありがとう! 完結ランキング(ファンタジー・SF部門)1位に!!読んで下さって本当にありがとうございます!!※※

『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる

暁刀魚
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 社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。  なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。  食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。  そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」  コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。  かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。  もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。  なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。  カクヨム様にも投稿しています。

【完結】パーティに捨てられた泣き虫魔法使いは、ダンジョンの階層主に溺愛される

水都 ミナト
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【第二部あらすじ】  地上での戦いを終え、ダンジョンに戻ったエレインは、日々修行に明け暮れつつも、ホムラやアグニと平和な日々を送っていた。  ダンジョンで自分の居場所を見つけたエレインであるが、ホムラに対する気持ちの変化に戸惑いを覚えていた。ホムラもホムラで、エレイン特別な感情を抱きつつも、未だその感情の名を自覚してはいなかった。  そんな中、エレインはホムラの提案により上層階の攻略を開始した。新たな魔法を習得し、順調に階層を上がっていくエレインは、ダンジョンの森の中で狐の面を被った不思議な人物と出会う。  一方地上では、アレクに手を貸した闇魔法使いが暗躍を始めていた。その悪意の刃は、着実にエレインやホムラに忍び寄っていたーーー  狐の面の人物は何者なのか、闇魔法使いの狙いは何なのか、そしてエレインとホムラの関係はどうなるのか、是非お楽しみください! 【第一部あらすじ】  人気の新人パーティ『彗星の新人』の一員であったエレインは、ある日突然、仲間達によってダンジョンに捨てられた。  しかも、ボスの間にーーー  階層主の鬼神・ホムラによって拾われたエレインは、何故かホムラの元で住み込みで弟子入りすることになって!? 「お前、ちゃんとレベリングしてんのか?」 「レ、レベリング…?はっ!?忘れてました……ってめちゃめちゃ経験値貯まってる…!?」  パーティに虐げられてきたエレインの魔法の才能が、ダンジョンで開花する。  一方その頃、エレインを捨てたパーティは、調子が上がらずに苦戦を強いられていた…  今までの力の源が、エレインの補助魔法によるものだとも知らずにーーー ※【第一部タイトル】ダンジョンの階層主は、パーティに捨てられた泣き虫魔法使いに翻弄される ※第二部開始にあたり、二部仕様に改題。 ※色々と設定が甘いところがあるかと思いますが、広いお心で楽しんでいただけますと幸いです。 ※なろう様、カクヨム様でも公開しています。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

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※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! 仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。 カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。

リストラされた42歳、確率の向こう側へ。~なぜか俺の選択肢がすべて正解になる件~

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「君には今月いっぱいで席を空けてもらいたい」 42歳、独身、社畜。会社のために尽くしてきた柏木誠は、理不尽な理由でリストラされた。 絶望の中、雨の神社で野良猫を助けた彼は、不思議な光と共に【確率固定】という異能――「無意識に正解を選び続ける豪運」を手に入れる。 試しに買った宝くじは10億円当選。 復讐心に燃える元上司を袖にし、元天才投資家の美女をパートナーに迎えた柏木は、その豪運で現代社会を無双していく。 「俺の選択に間違いはない。なぜなら、確率の方が俺に合わせるからだ」 枯れたおじさんが資産と余裕を手に入れ、美女たちに頼られながら、第2の人生を謳歌する痛快サクセスストーリー!

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