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-第十章-
‐第十章十四節 怪獣映画!?と映画の結末!と森の異変!-
しおりを挟むさて一方で水鏡様と謁見?…いや面識と言うか挨拶をしていると、
マサツグ達の方ではある事が!…
と言うのも森を調査しようと一人の作業員が近付いた所!…
何者かに襲われた様子で悲鳴を!…
となるとマサツグうやロディが機敏に反応を示す!…
その際マサツグはハッとベヒーモスの事を思い出すが、
如何やらそのベヒーモスとはまた違うモノが生息しているらしく!…
何ならその影と言うのは屋敷の前に居るマサツグ達からも良く分かるレベルで!…
__ゴギャアアアアアァァァァァァァス!!!!…ッ!?…
「な!?…何でこんな所に恐竜!?…
しかも最初からティラノサウルスとか!!…あの森は一体如何なって!?…」
何故ならそこで突如出て来た化け物と言うのは、
マサツグ達をゆうに超える巨大な恐竜!…ティラノサウルスっぽい何かで!…
その際そのティラノサウルスの背中や頭には棘が生えて居り!…
宛らゲームが某・一狩り行こうぜのゲームに変わった様な!…
とにかく遠目からでもその巨大がしっかりと目に映ると、現場は騒然!…
となるとそんなティラノサウルスが現れた事で、
それを目の前にする作業員も助けを求める!…
「ヒ、ヒイイィィ!!!…た、助けてくれえええぇぇぇぇ!!!」
「ッ!!…って、ンな事を言ってる場合じゃねぇか!!…
とにかく助けに行かねぇと!!…シロとハクはそのまま待!!…き?…」
それはまさに危機に瀕している様子で辺り一帯に響いて行くと、
逆にティラノサウルスの注目を集める事に!…
と言うのも声が聞こえる方へチラッ!と視線を…
それこそ今気が付いた様子でギョロッと目玉を動かし!…
今度はさも獲物を見つけた様子で!…
そのパニックを起こして居る作業員の様子をジッと見詰めて見せると、
マサツグもその様子を見て危ない!と…次には助けに向かう事を即決する!…
その際一緒に付いて来させないよう!…
傍に居るシロとハクに声を掛けようとするのだが、
そこで目にしたモノは思わず緊張感が抜けてしまう光景で!…
__プルプルプルプル!!!……ッ…
そこで見た光景と言うのはシロとハクが揃って自身の鼻を押さえる様子!…
しかも余程辛いのか若干涙目になりながら、
プルプルと震えつつも必死に我慢をしている姿で!…
と、そんなシロとハクの様子を見て思わずマサツグもギョッ!と…
最初はあの怖いもの知らずの二人が恐怖している!?と…
が、改めて見直すと言うか考え直すと言うか!…
この時恐怖と言うより辛そうに見え!…そして次には理解を!…
「…あぁ~…怖い…じゃなくて臭いのな?…まぁ確かにトカゲだしぃ…
…って、ンな事を言ってる場合じゃ!!!……ッ!?…」
と言うのもティラノサウルスも言わばデカいトカゲであり!…
故にハッとした様子で思い出すと、納得すると同時に思わず呆れてしまい!…
それこそそんな珍しいシロとハクの様子を見て、
思わず苦笑いをしていたのだが!…
しかしそんな事を言っている場合ではない事もこれまたハッと思い出して行き、
ある意味で目まぐるしく!…
だがまたそうして視線をティラノサウルスの方に向けて行くと、
更にもう一つ事態はややこしい方向へと発展してしまい!…
__ゴギャアアアァァァァス!!!!…ッ…ドゴオオオォォォォォン!!!!…
「ッ!?…なぁ!?…」
そのある事とは突如また森を突き破る様にして巨体がもう一つ登場!…
尚その巨体の正体と言うのもあのベヒーモスであって、
作業員に襲い掛かろうとしているティラノサウルスに向かい!…
勢い良くその巨体を叩き付ける様にタックルを仕掛け!…
と、ティラノサウルスも気が付いた所でとても躱せず!…
そのままダイレクトに横っ腹から受けてしまうと、大きく怯む!…
だが倒れはしない様子で立て直しもして見せる!…
そして世にも珍しいベヒーモスVSティラノサウルスの大怪獣バトルへと発展すると、
その光景を見たマサツグは当然とばかりに驚きの声を!…
目を真ん丸にしてジッと見詰め!…
一方でティラノサウルスはいきなりタックルを喰らった事で!…
当然突如現れたベヒーモスに対して怒りの咆哮を挙げると、
それはもう混乱を極め!…
__…ッ…ギャアオオオオオォォォォォォン!!!!…
「な、何でベ、ベヒー!?…」
__グルルルル!!!…ガアアアァァ!!!!…ドガアアァァァァァァン!!!!…
何なら屋敷の方はこの事態に気が付かないのか!…
武家屋敷から誰かが出て来る様子は全く無く!…
一方でマサツグもただベヒーモスが森から出て来た事で、
この事態に対してだけ驚き戸惑い!…
それはもう当然とばかりに見ている事しか出来ず仕舞い!…
と、吠えるティラノサウルスに対してベヒーモスも決して退かず!…
寧ろ相手を獲物と認識しているのか!…
歯を剥き出しにして威嚇をして見せると、
また攻撃を仕掛ける様にその場で大きく飛んで行く!…
そして勢いそのままにティラノサウルスの身体へ飛び付き噛み付く!…
その際辺りにまるで特撮の様な激しい衝撃音が響いて行くと、
これまた更にマサツグを戸惑わせ!…
「ッ!?…な、何つう音を響かせてんだ!!…こんなんまるで怪獣映画!!!…
…じゃなくて!!!…あの作業員を!!!……ッ!…」
__シュタタタタタタタタ!!!!…
見ている現場ではまさに災害が起きている様な!…衝撃音が辺りに響き!…
間近でまさに某・一狩り行こうぜのゲームに出てくる!…
縄張り争いを見ている様な気分になると、ここで三度ハッと我に返ったよう!…
マサツグが途端に最初の作業員の事を心配する!…
そしてその作業員が居た方に視線を向けると、そこにあの作業員の姿はなく!…
と言うのもそれも当然でマサツグが驚き戸惑っている間に、
ロディが難無く回収しており!…この時その作業員をお姫様抱っこで駆けて見せ!…
暴れる怪獣達に巻き込まれる事無く!…
その場を離脱して他の作業員達の居る方に向かって行くと、何かを伝えよう!と…
一方でやはり背後が気になる様子でチラッと振り向く!…
「…ふぅ!…危ない所だったわね!…
…にしても…なぁんか異様な気配が感じられるとは思っていたけど…
まさかこんなトンデモ級の化け物が巣くっていたなんて!!…」
__ドガアアァァァン!!!…ボガアアアァァァァンン!!!…
「…ッ…全員一時てったあああぁぁぁい!!!!…
私がこれを何とかするから!!…貴方達は何処かに避難を!!!」
それは言わずもがな相手との距離が離れた事を確認すると、
やっとホッとする様な!…
そして改めてこんな怪獣が潜んでいた事に驚きを露わに!…
まるで今回の仕事は一筋縄では行かない事を認識するよう!…
一方で御構い無しにドカン!ボカン!…のたうち回る様に暴れ続け!…
更に一層激しくなる傾向が見られると、その光景を見て他の作業員達も唖然!…
しかしロディが我に返らせる様に声を挙げる!…
それは一度この場から離れる事を口にすると、
自分が対処する!と言って逃げる事を促し…
となるとマサツグとしても黙っている訳には当然行かず!…
「ッ!!…となると俺もやっぱ出ないとだよな!?…
…まさか初日からこんな事になるなんて!!…
一気にゲームが変わった様な!!…」
__ジャコンッ!!!…グッ!!…ババッ!!!…
と言うより仮?ではあるが地主なので、事の対処に漸く動きを見せ!…
この時一応とばかりに無言で[刹那]を発動して行き!…
これにより某・赤い彗星の如く三倍の動きを!…
その際よもやこの様な展開を早々見る事になるとは思わなかった事を口にすると、
スッと大剣に手を!…そしてその怪獣達に向かい駆け出し始める!…
一方でその抱えていた作業員を無事他の面々の所まで送り届けると、
ロディも踵を返して事の対処に当たろう!と…
「…よし!!…お次はアイツらを!!……ッ!…」
「どおぉぉ!!!…せえええぇぇぇぇぇぇいい!!!!」
__グオンッ!!!…バコオオオォォォンン!!!!……ッ…
宛らおいたが過ぎる!とばかりに怪獣の懲罰に向かおうとするのだが!…
そこで目にするは既にマサツグが駆け付けた様子で、
この時マサツグはベヒーモスではなく!…
噛み付かれているティラノサウルスの横っ面に向かい!…
さも飛び掛かる様にして大剣を構えて見せると、
斬ってしまうのではなく横薙ぎにスマッシュ!…
まるでカッ飛ばす様にしてその首を撥ね上げてしまう!…
その際その一撃も強烈なモノで、相手が恐竜の王様だろうと御構い無し!…
そして快音を響かせてその喉を大きく仰け反らせて行くと、
マサツグも決まった!とばかりに言葉を漏らし…
「ッ!…クリティカルに決まったかぁ!?」
__……ッ…ドシイイィィィンン!!!……ガアアァァ!!!…ガブウゥ!!!…
それは宛らホームランでも打った様に!…
地面へ倒れて行くティラノサウルスの様子にマサツグもご満悦!…
しかしマサツグが呑気な事を漏らしている一方で、
その隙を突くようベヒーモスがまた動きを見せ!…
と言うのも一旦噛み付いていた歯を引っ込めると、
場所を変えるよう機敏に喉へ向かって今度は口を開き!…
そして次には正確な狙いでしっかりガブッ!と…
それはもう綺麗にパズルのピースが嵌ったかよう牙も食い込ませて見せると、
マサツグがその様子に気が付き声を!…
「ッ!?…おぉ!?…」
__グググッ!!…ゴシャ!!!…ッ!!!……ッ…ズズウウゥゥゥン!!!…
それこそ当然!とばかりに驚いた様子で…
しかし一方でそんな驚くマサツグの事など御構い無し!…
ベヒーモスは喉に噛み付いた事で仕留める!と、その顎にグッと力を入れ!…
すると恐ろしい事にそのティラノサウルスの喉からは、
とても生々しい音が響いて聞こえ!…
それは間違い無く何かを噛み砕いたかの様な音で、
想像をするまでもなくその正体の特定も容易なモノ!と…
となるとティラノサウルスも次には完全に息絶えた様子!…
そこからは細かく体を痙攣させるのだが、しかしそれ以上動く事は決してなく!…
その巨体を地面に横たえたまま次第に沈黙!…
これにはマサツグも宙に浮いたままで思わず戸惑い、動揺の声を!…
「ッ!?…マ、マジ?…」
「あらやだ!!……ッ…」
__…グルルルル……ッ…ズルッ…ズルッ……
何ならロディもその咬筋力には驚かされた様子!…
この時声に出して戸惑って見せ、
そしてもしもの場合に備えてスッと身構えるそんな様子も取って行くが!…
ベヒーモスはそんなロディは勿論、マサツグの事も眼中には無く!…
ただ仕留めたティラノを銜えてそのまま引き摺り!…
と言うのも如何やら餌を求めて来たらしく!…
森に引き返す様子を露わにすると、その仕留めたティラノを持っていかれる!…
と、マサツグもその様子を見ながら着地して行き!…
「…っとぉ!!……え、持って行くの?…」
「マサツグちゃん無事!?……それにこの子は!?…」
__ズルズルッ…ズルズルッ……ッ…
まるで帰っちゃうの!?と言ったノリで戸惑いの言葉にすると、
ロディもそんなベヒーモスの様子を見て大丈夫だ!と思ったのか!…
次にはマサツグを心配して駆け寄って来て!…
言葉を口にし始めると、まるでベヒーモスの事を尋ねる様に言葉を続け!…
が、肝心のベヒーモスは全く持って気にしていない様子!…
ただ仕留めたティラノを巣に持ち帰ろう!と…
頑張って引き摺ると言った健気な様子を見せると、
それはまるでカツオ一匹を丸ごと加えて運ぼうとする猫の様に見えてしまい!…
思わず頑張れ!と心の中で応援をする!…
と、そんな様子を何もする事無くジッと見詰め!…
遂に完全にその姿が見えなくなると、ロディも深追いする事無く言葉を!…
「…行っちゃったわね?……って、んん?…」
__……ッ……ッ?……チラッ?…チラッ?…チラッ?…チラァッ?……
この時マサツグとロディの視線はベヒーモスが行ってしまった森を見詰め!…
と、行ってしまった事を口にしつつ!…
ふと徐にロディが何かに気が付いた様子で疑問の言葉も口にすると、
何故か森の奥を一身に見詰め!…徐々にその表情を険しくする!…
その際マサツグには何が見えているのかが全く分からず、
森を一点に見詰めるロディの様子に若干戸惑い!…
何ならロディとその視線の先を交互に見詰める始末で有り!…
ただ何も語らず!…え?ッとマサツグが戸惑い様を見せていると、
次には何かを察した様子でまたロディが言葉を口に!…
「…あぁ~…何か嫌な予感がするわね?…」
「ッ!…え?…」
と言うのも徐に何かを察した様子で嫌な予感!と…
その際ロディの表情は焦りと言うか苦笑いをしており、
何なら汗も掻いている様な?と…
と、一方で徐にそんな事を言い出したモノだからマサツグも戸惑い!…
この時さも質問をするよう言葉を漏らし!…またロディの方へ視線を!…
さも説明が欲しい様に困惑の視線を向けて見せると、
ロディはそんな視線に気が付いたと言うか!…
また徐にマサツグへある事を口にする!…
「…マサツグちゃん!…この後の予定は空いてる?」
「え?…え??…急に何!?…
…ま、まぁ…一応空いては居ますけど?…」
その際ロディが口にした言葉と言うのは、この後のマサツグの予定についてで!…
と、唐突に問われた事でマサツグもこれまた戸惑う始末!…
しかしそれでも返事をして行き!…何も予定がない事を口にすると、
ロディは若干焦りながらもニコッ!と…徐にマサツグへ笑みを浮かべて見せる!…
となるとまたそんな表情を向けられた事でマサツグも思わずビクッ!として、
ロディに警戒をする様な!…何故なら嫌な予感を感じたからで!…
それこそ焦るとかそんな生易しいモノでは全く無く、
何か本能が危険信号を発する様な!…しかしロディは御構い無しに!…
「ちょお~っと私と森にデートへ行かないかしら?…
これからの親睦も踏まえて♥…
マサツグちゃんとは一度サシでお話もしたかったしぃ~?…
…っで、そして何より…今すぐにこの森を如何にかしないと…
オチオチ作業も!…いや、もっと面倒な事になりそうだからねぇ?…」
何でもマサツグにこの後の予定について質問をした理由と言うのは!…
先程から目の前にある森に理由があるらしく、マサツグとデートがしたい!と…
が、本当にそんなキャッキャウフフ♥な事をしたい!と言う訳ではない様子で!…
本命は別にある事を口に!…あくまでもデートと言うのは比喩表現?…
ついでであるようマサツグに笑みを浮かべつつ!…
そして同時にやはり何か焦っている様なそんな様子を露わにすると、
マサツグもそんなロディの言葉を聞いて理解に困り!…
ただただ困惑の言葉を漏らす!…
「ッ!?…え?…」
「…じゃあまた後でここに来てちょうだぁい♥…
私の方でもあの子達にちょっと…待機の指示を出して来るからぁ~!」
「ッ!?…あぁ!!…ちょ、ちょっとぉ!?…
…はあぁ~…一体何が何だか?…
…ッ…でもあの様子だとかなり面倒臭そうな?…
ってぇなるとぉ?…俺の場合はこれからシロとハクを!って言った所か…
…はあぁ~…やれやれ…」
さてそうして本当に森へ向かう事が決まって行くと、
一旦シロとハクの元へ戻り!…と言うのも二人にお留守番をさせる事に!…
そのロディの様子から冗談では済まない何かが感じられ、
故に二人を連れて行けない!と…そうなるとシロとハクから猛反対をされる事に!…
まぁ案の定と言うか何と言うか!…しかしそれでも二人を宥め!…
大人しく屋敷にてお留守番をさせる事に成功すると、数十分後!…
またマサツグとロディは森の前で合流をする!…
__数十分後…
「…さて!…思い立ったが吉日ってね!…さぁ、早速行くわよぉ!!」
「…いや、まぁ…はい…」
互いにまた森の前で合流した時にはもうカロリーの消費具合が目に見えて違い!…
と言うのもロディの相手は大人であり、マサツグの相手は子供で!…
故にロディは大して消耗をしていない一方、
マサツグはまるで一戦戦い終えた様な!…
若干草臥れている様子でロディの前に現れると、元気なロディが音頭を取り!…
マサツグがそれに対してもう帰りたい!と言った様子で返事をする!…
それはそれ程までに二人の抵抗が激しかった事を物語っている様子で、
しかしロディはそんな元気のないマサツグの返事へツッコミを口に!…
「ッ!…何よもう!!…元気がないわねぇ?…
ちゃんと私の事をエスコートして頂戴よぉ?…」
「…はあぁ~…せめて何が有ったかだけでも説明が欲しい所なんですが?…」
それはこれからが大変である事を口にするよう、
何なら冗談交じりでエスコートも任せる!とまで言い出し…
一方でそれを聞かされたマサツグもまた疲れた!とばかりに溜息を零し…
と、次には何故急に森へ向かうのか?…
その理由についてだけでもちゃんと説明が欲しい事を口にすると、
ロディもハッ!として様子で表情を…そしてマサツグの要望通りに説明!…
いやその説明をするに当たってある確認をし始める!…
「ッ!…そうねぇ?…
…ッ…確かマサツグちゃんは…瘴気とかに全く抵抗は無いのよね?…」
「ッ!…え?…まぁ、はい…」
その際その確認と言うのは瘴気について、寧ろ今までの体験から慣れて居る筈!と…
しかし何か有ってはいけない!と言った様子でこうして改めて確認をして行き…
と、また突拍子もなく問われた事でマサツグも戸惑い!…
が、それでも何ともない事を話して行き!…この質問に何の意味が?と…
更にその質問の意味に訳が分からない様子を見せると、次にはいよいよ本題!…
何なら何故先程あの様な質問をしたのか?についても触れて行く!…
「…じゃあ確認ついでなんだけどぉ?…今までマサツグちゃんは…
瘴気を噴き出すモンスターとかに有った事はあるかしらぁ?…」
「…瘴気を、噴き出す?…」
この時更に質問をするようマサツグにある確認を一つ、
と言うのも瘴気を噴き出すモンスターを見た事が有るか?と…
と、これまた何の脈絡もなく問われた事でマサツグも理解に苦しむ様な?…
それこそへっ?とばかりにロディの言葉を復唱して見せ…
しかしこの時その質問を聞いて頭の中でふと!…
迷いの森で見掛けたとあるモンスターの事が頭の中で過って行くと、
マサツグはまさか?と考え…
が、それを肯定する様に!…ロディは更に言葉を続ける!…
「そう、例えば!……ッ…そうねぇ?…フジツボみたいなのとかぁ?…」
「ッ!…え?…な、何でそれを!?……ッ!?…って、もしかして!!…」
それこそ復唱するマサツグの言葉を肯定すると、具体的な見た目を口に!…
その際知っているかどうかが怪しいので、
ロディ自身もどう表現をしたモノか?と若干悩み…
だが次には聞き間違えようのない言葉でその見た目をフジツボ!と…
となるとマサツグとしても当然覚えがある訳で!…その言葉を聞いてハッ!と…
相手が運営の人間である事を忘れた具合に!…
動揺を露わにしてそのモンスターの事を尋ねて行くと、
今度はさすがにここまでくれば察した様子!…
マサツグは今までの話の流れから!…今から一体何をするのか?を自覚する!…
となるとロディもその反応を見てフッと笑うと、更に言葉を続け!…
「察しが早くて助かるわね!…実は言うとアレってねぇ?…
ただのダンジョンギミックだったのよ、元々は!…」
「ッ!…ダンジョン…ギミック?…」
そのマサツグの反応を見て間違いない!と…そしてまた内輪での話を漏らし始め!…
元々モンスターとして出す予定がなかった事を口にすると、
ただのダンジョンギミックにする予定であった!と…
と、それを聞いてマサツグも若干驚いた様子で反応をして見せ!…
と言うのもあの時戦ったフジツボは、
そんなギミックと呼べるレベルでは無かった!と…
触手を使って移動する様子や攻撃方法等々!…
明らかにモンスターとして作られている様に見えた事から、
ロディの話が信じられないと言うか何と言うか!…
一方で更にロディは苦笑いをしながら頭を抱え!…
その詳しい経緯を更に話し!…
「そう!…でもなんか知らないけど…
ウチのプログラマーが設定を間違えちゃったみたいで…
それをモンスターに昇華させちゃった上に!…
こちらの意図しない形でそのダンジョンの難易度をかなりあげちゃう!…
…ッ…そうねぇ装置みたいな仕様にしちゃったのよぉ!!…
まぁそれももう二度と沸かない様に設定したんだけどねぇ?…」
それもただのミスでは無かったらしく、
ロディ自身も一体如何やったらそんな事になるのやら?と…
結果的にそれは反映された際にダンジョンが悉く地獄と化し!…
マサツグもその時の事を思い出すよう!…
視界は正気で見えないに等しく、
モンスターも心成しか強化されていた様に感じた事を思い出し!…
と、それがこう難易度のダンジョンで出て来たのなら!…
後は容易に想像が付くもので有り!…
ロディもマサツグがそんな想像をしている一方で、
すぐさま湧かないよう設定した事を!…
さも苦い経験であったかのよう話して行くと、
マサツグもハッとした様子で確認!…同時に疑問も口にし!…
「ッ!?…じゃ、じゃああの時見たアイツって!…」
「それでも設定した所で既にスポーンしちゃったものは如何しようも無くて!!…
何ならクッソ程鬱陶しい事に!!…
時間が経てば経つほど凶悪に育っちゃうもんだから如何にも!!…
しかも当然の様に周りにも影響を与えちゃって!!…」
「ッ!?…と、とんでもねぇ!!」
と言うのもマサツグが見つけた時点でと言うか、
その時にはもう湧かない設定にされた様に聞こえるモノで!…
するとそれに答えるようロディも言葉を更に続け!…
何でもその設定がされる前にスポーンした場合、
倒されるまでずっとその場にモンスターとして残るしようになっている!と…
更に言えばそれは時間経過で進化する様にもなっているらしく!…
となるとあの時見つけたフジツボは早期発見型なのか何なのか?…
そして今からそれを倒しに行く様な!…想像をした様子で思わず青褪め!…
ロディも困ったちゃん!とばかりに肩を落とすそんな様子を露わにすると、
マサツグが戸惑った様子で言葉を!…
するとロディも早めに対処!とこれまた続ける!…
「そう!!!…だ・か・ら!!…
私とマサツグちゃんでその調査に向かおうって思った訳!…
…さすがにあのフジツボ有りだと私でもちょっと危ないかも知れないから…
…サポート!!…しっかりお願いするわね!!」
「ッ!?…マ、マジ!?…スかぁ!?…」
それこそ改めてやる気を出すようお道化る?…いやいつものキャラで続けて行くと、
マサツグにはサポートをして貰いたい事を口に!…
と言うのもさすがのロディでもフジツボ有りの壇上は危ないと感じるレベルで!…
あのロディが危ない!と…そんな事を言うモノだから更に戸惑う様を露わにすると、
思わず目を見開きロディを凝視!…そして困惑の言葉も漏らしてしまう!…
しかしだからと言って放置する気はやはり無いらしく、
ロディは森の方へ向き直ってグッと仁王立ち!…
「…さぁてっと!…ここから先は瘴気が充満しているかもしれないから!…
あの子達は連れて行けない!!…そしてここがロストエリアだと言う事も含めて!…
私達もしっかりと!!…気合を入れて行きましょうねぇ~!!…」
「…お、おぉ~……」
他に今の現状頼れる者は居ない!とばかりに…
何ならNPCは当然連れて行けない!と、更にはここが未知の場所!…
ロストエリアだと言う事も含めて!…更に警戒が必要である事を促して行くと、
マサツグももうこれ以上ない位に戸惑い!…
いや何なら戸惑いを通り越してドン引き?…とにかく困惑する様子を見せると、
一応ロディの言葉に返事!…しかし覇気が抜けてしまう!…
さてそうしてロディの言うフジツボを探して森に入ると、意外と中は普通と言うか…
__マヨヒガ 廃牧場の外れ・仮名 魔獣の森にて…
「…ここら辺はまだ何ともないわね?…
ただ普通よりちょっと変わった森って感じ…」
「…でもなんか不気味って言うか…異様なまでに静かな気が…」
中は鬱蒼とした森でこれと言った事は他に無く!…
ただ子守唄の様に風で木々が揺れて聞こえ!…しかし動物達の声と言った…
鳴き声らしきモノが一つも聞こえて来ない様に感じられると、
それはそれでまた異様と言うか不気味と言うか!…
マサツグもあの迷いの森での事を思い出す!…
あの時は森を熟知しているガイドが居たから動けたものだが、
今回はロディ共々初見な訳で!…故により一層辺りに対して警戒を強め!…
「…それもそうね?…小動物の気配もしないし……これは一体?…
…それにしてもナニコレ!?…今まで見た事がないわよぉ!?…
この巨大な獣道!!…
まぁ確かにあんな巨大な子が居たらこんな事にもなるんだろうけれども!!…」
ロディに至っては声どころか気配すら感じられないらしく!…
そしてしばらく歩いているとまるで舗装された!とまでは行かないが、
異様なまでに開けた道を見つけ…
と言うのもそれは恐らく先程のベヒーモスの獣道と言った所か?…
それは森の奥まで続いて居り!…
それを見つけたロディもこんなの初めて!と言って驚き様を露わにすると、
その際気の方をジッと見詰める!…
そして恐らくベヒーモスが開拓?した事を口にする!…
となると必然的にここから先は、
そのベヒーモスの縄張りになると言う事を物語っており!…
「…とにかく普通の森とは違う事は確かですね!!…辺りに対して警戒を!!…」
「ッ!…んま!!…マサツグちゃんたら頼りになるわぁ~♥」
「ッ!!……ッ…本当に大丈夫かな、これぇ…」
マサツグもこれには気合を入れ直す様子を露わに!…
と、次にはさもここからが本番!とばかりに…
より一層辺りに対して警戒の色を強めて行くと、
その率先して動く姿にロディがハッ!と…
それこそ惚れ直した!と言うよう言葉を漏らす!…
何なら本当に乙女となった様子でモジモジウネウネとして見せると、
マサツグも気が付いた様子で思わず引き!…
となるとこの調子で大丈夫なのか?と…不安を抱えつつも二人は更に森の奥へ!…
日の光も届かないのか!…一寸先の闇に身を投じる感覚を感じて行くと、
更に緊張感を高める!…そしてそこでロディの予想通り!…
マサツグとしては見たくもないモノを見つけてしまうのであった!…
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しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
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完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
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