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-第十章-
‐第十章十六節 決戦・ベヒーモス!と奇妙な我流!と子供は強し!-
しおりを挟む互いに睨み合う様にして硬直状態!…
その際マサツグとしてはずっとこのままでも良いのだが、
ベヒーモスがそれを良しとは当然せず!…
次にはグッと踏み出しマサツグの頭上に前足を掲げ!…
宛らそれは羽虫でも叩き潰す様に!…
自身の体重を掛けてその一撃で仕留めようとするのだが、
マサツグも何と無くそう来るのは読めて居た様子で!…
と言うのもそのベヒーモスの動きに合わせてスッとマサツグも肉薄して行き!…
__…グオンッ!!…ッ!!…シュンッ!!…ズダアアァァン!!!……ッ!?…
「…まずはほんの小手調べからぁ~!!…
…お前さんの腹はさぞかし柔らかいんだろうなぁ~?」
それこそ相手が前足を振り下ろすよりも素早く駆け抜け!…
と、ベヒーモスもそんなマサツグのすばしっこさに目を見開き!…
若干戸惑う様なそんな様子を見せていると、
次にはその振り下ろした前足がダァン!と地面を響かせ…
が、一方でマサツグは御構い無し!…
そのままベヒーモスの腹の下へ潜り込むと、
今度はその腹に向かって両手を伸ばし!…
と言うのも無防備な腹部から攻めて行くのか!…
小手調べ!と言って得意げに笑みを浮かべて見せ、
次には自身のスキルを発揮するよう!…
__ババッ!!…ガッシ!!…ッ!?…ッ!?!?…
「…ほぉ~れほれ、ほぉ~れほれ!…」
この時大抵の獣の弱点とも言える腹を突如触られた事で、ベヒーモスもビクッ!と…
と、何なら何をされているのか全く分からず!…
混乱の余り数秒固まってしまう様子を見せると、
一方でやはりマサツグは全然御構い無し!…
その手に触れている腹部を大きく円を描く様に撫でまわし始める!…
それこそ気持ち的にはスケベ親父!…
さもここがエェんやろ?とばかりに声も付けると、
これまた突如腹部を撫でられた事でベヒーモスもビクッ!と…
__ッ!?…ッ…ッ~~~!!!…ガアアァァァ!!!……ッ!!…
「…チッ!!…さすがにずっとって訳には行かんかぁ!!…
やっぱ一筋縄じゃ行かん!!……ッ…にしても何だあの触り心地は!?…
まるでデパートで売ってる高級毛皮のコートみてぇじゃねぇか!!!…」
その際ベヒーモスはまるで身悶えそうな様子で軽く震え!…
が、次にはハッと我に返った様な!…
すると次にはマサツグに鬱陶しい!とばかりに吠えて威嚇をすると、
跳んでマサツグから離れて見せ!…
一方で逃げられたマサツグはそんなベヒーモスを目で追って逃げられた!と…
この時舌打ちをしながら一筋縄ではいかない!と吐露して行き…
それと同時に今度はスッと自身の手に目を向けると、
先程のベヒーモスの手触りが忘れられない様な!…
何でもマサツグにはそれは高級毛皮の様に感じらたしく!…
これは予想外!と一人驚きを露わにしつつ!…思わずその場で固まっていると、
ベヒーモスもそんなマサツグを見て身の危険を覚えたのか!…
また仕留める!とばかりに襲い掛かる!…
__ギャオオオォォォンン!!!…ッ…グオンッ!!…
「ッ!?…とおぉ!?…あっぶねぇ!!!」
それはまたマサツグに向かい吠えて行くと、前足を振り上げ叩き付けよう!と…
が、マサツグも自身の視界に影が入った事で我に返り!…
次にはハッとした具合に影の正体を確かめ、ベヒーモスが仕掛けて来ている!と…
となると当然その攻撃を躱すようバックステップを踏んで行き!…
今度もまたベヒーモスの攻撃は空振り!…しかしそれでも御構い無しとばかりに、
ベヒーモスはそのままマサツグを追い駆け始め!…
__ッ!!…グオンッズダアアァァン!!!…グオンッズダアアァァン!!!…
「ッ!?…ダ、ダイナミックお手!?…
まぁそんなティラノみたく図体のデカい相手じゃないから!…」
その攻撃はまさに某・一狩り行こうぜのゲームに出てくるモンスターの様な!…
一撃を外してもまた手を振り上げ、それこそ当たるまで続ける!とばかりに…
と、そんな攻撃に見覚えのあるマサツグも戸惑い声を挙げ!…
何ならその技名?も口にして行き、バックステップが悪手であった事を!…
だがやってしまった手前!…
逃げるには他に手がない事からずっとバックステップ回避をすると、
ベヒーモスも多彩な攻撃パターンを持っているのか!…
続け様に別の技も仕掛けて見せる!…
__ッ!!…スッ…ッ!!…ブオォン!!!…
「ッ!?…ヘッドバットまでするのか!!…
…ってか如何もコイツを見てたら何かアレを思い出すんだが!?…
電気と言うか虫?…を纏っていない所からまぁ劣化版っぽく見えるんだが…」
と言うのも先程からダンダン!とマサツグを叩き潰すよう追い駆けると、
さもそれもフェイントとばかりに頭を振り被り!…
と、次にはその頭の鋭利な角で突き刺そう!と、マサツグに向かいヘッドバット!…
マサツグもすんでの所で気が付き!…慌てて横にジャンプをして回避をすると、
今度はまた驚いた!とばかりに言葉を口に…
その際やはり攻撃のモーションに何処か既視感を覚え始める!…
それは言わずもがな!と言った所で、
背中に電気を纏っている狼の様な竜を連想させ!…
が、そんな事を考えている暇もない!とばかりに…
ヘッドバットが駄目なら次!と、意外と賢いのか怒涛の攻めを!…
頭を挙げる反動を活かしてその場でその巨体を立たせて見せると、
当然マサツグに向けて狙いを!…また勢いを付けてのしかかる!…
__ッ~~~!!!…グオンッ!!!…ドザアアアァァァァ!!!!…
「どわああぁぁぁ!!!…ボ、ボディプレス!?…
おもっくそ巨体を生かした攻撃ばっか!!…
当たり前っちゃ当たり前なんだろうが!!…」
それこそ絶対に逃げられない!とばかりの圧倒的存在感を放つのだが、
勿論マサツグとてそれを喰らう訳には行かず!…
故にそれを見たと同時に次には決死の覚悟で横っ飛びダイブ!…
宛らハリウッド映画の様に危機一髪!…
倒れて来た所をギリギリに何とかその巨体から逃げて見せると、
慌てて起きてはマサツグが逃げる!…そしてボディプレスにも驚いて見せる!…
何故ならそんな弱点を使って攻撃をして来る獣は早々居ないからで、
マサツグとしてもベヒーモスが変わり種の様に見えてしまい!…
と、言った所でこれはあくまでもゲームで有り!…
よくよく考えれば可笑しい事は何も無く!…
一方でそんな事情など知らないベヒーモスは、また体を起こして吠えて見せ!…
__ッ!!…ギャオオオォォォンン!!!…
「ッ!?…な、何でまた鳴き出したんだ!?……ッ…
…って、これがご本家様なら竜巻か隕石かって所なんだが!!…」
その際今までの威嚇とは違い、天に向かい吠える様な!…
と、そんなベヒーモスの様子にマサツグもまた動きを止め!…
と言うのも今までと様子が違う事で困惑して行き!…
その際また本家様を思い出し!…
その様子から飛んで来るであろう攻撃に対して身構えるのだが、
攻撃と言う点では正解!…しかしマサツグの予想を大きく裏切る!…
何故なら変化が有ったのは空からでもなければ、地表からと言う訳でもなく!…
__…ゴゴゴゴゴッ!!…ドゴオォォ!!!…ッ!?!?…
「せ、正解は地面が隆起して!!…
プレイヤーに襲い掛かるでしたってかぁ~!!!」
隕石が降って来る!…或いは目の前で竜巻が起きる!…
しかしそのどれもが違う様子で有り、マサツグの足下から地鳴りが!…
と、次にはモコッ!と膨れ上がり…
そのまま今度はさもマサツグを宙に弾き飛ばす様にして!…
地面が隆起して行くと、
マサツグもこれには予想だにして居なかった様子でとても驚き!…
何ならしっかり喰らってしまった様子で宙に飛び!…
となるとさすがのマサツグも宙に浮かされては何も出来ず!…
ただ無様に藻掻く事しか出来ないでいると、一方でベヒーモスは賢い!…
ちゃんとこの好機を逃さずモノにする!…
__ッ!!…ギャオオオォォォンン!!!…グオンッ!!!…
「ッ!!…これはさすがに!!!…」
それは宙に飛んだマサツグをしっかり目で追って行くと、
まるで罠に掛かった事を喜ぶ様に!…
天に向かいまた吠える様子を露わにして行き!…
その際もマサツグから視線を逸らす事無く!…
スッと右前足を挙げて身構える素振りを取って行くと、
マサツグも宙に浮きながらその様子を確認!…
何ならその後に待っているであろう自身の結末も想像する!…
そしてこれは如何にもならない事を悟って行くと、
唯一出来る事はその飛んで来るであろう攻撃に対して身構える事で!…
と、次には漸く勢いが落ち着いて来たのか!…徐々にマサツグが落下し始め!…
マサツグもグッと身を固めるよう同時に覚悟も決めると、
一方でベヒーモスは強烈なまでの右フックを!…
__ッ…パアアァァァン!!!…ッ…ドガガガガガアアァァァ!!!!…
「ッ~~~!!!…ガッハ!!!」
マサツグは腕をクロスさせて身を丸め!…
だが御構い無しに強烈な猫パンチがマサツグの身体を捉えて行き!…
となるとマサツグの身体はまるでスーパーボールの様に!…
森の木々に当たって跳ね返る!…事は無く!…
そのまま木々をなぎ倒す様にして真っ直ぐ森を掻き分けると、
マサツグもこの一撃には堪えた様子!…
その口にからゴボッ!と血を噴き出してしまう!…
そしてある程度樹をなぎ倒した所で漸く落ち着くと、
一方でベヒーモスは勝利の雄叫びとばかりに吠えて見せ!…
__ギャオオオォォォンン!!!…ガルルルルル!!!…
「…つっ~~~…」
{…効いたぁ~…今のは効いたぁ~!…
…あの猫パンチヤベェな?…一発で意識を刈り取られそうになる!!…
だがあれ位ならまだ!!…まだ耐えれる自信がある!!…
問題はあの地面を隆起させてくる技か?…
何か他にも色々ありそうに思えるから…
ここは少し相手の情報を仕入れた方が…}
自身の縄張りから脅威を取り除けた事でそれはもうご満悦!…
これで安心して食事にありつける!と…
ふとなぎ倒したマサツグに対してスッと背を向けて行くと、
一方でマサツグは当然まだ死んでおらず!…
だがしっかりダメージは残っている様子で今は動けず!…
頭の中で危なかった!と…何なら今まで対峙してきたモンスターの中で!…
これが一番に重い一撃であった様に感じて行くと、
同時に自身がまだ生きている事にも驚きを!…
そして改めてベヒーモスの攻略法?を…今になって調べ始める!…
__…グッ…ガッ!!……ッ!!…チラァ?…
「ッ~~~!!…ッ…ア、鑑定!!」
__ピピピ!…ヴウン!…
-----------------------------------------------------------------------
「不屈のベヒーモスキング」
Lv.160 レジェンドユニークモンスター 二つ名「不屈」
HP 688000 / 688000 ATK 2650 DEF 1250
MATK 1350 MDEF 850
SKILL:激昂 Lv.19 噛み付き Lv.20 天変地異招来 Lv.15
強靭な鋭角 無慈悲な斬歯 比類なき体躯 不屈の精神
状態異常無効(毒・瘴気やられ)
-----------------------------------------------------------------------
調べると言っても鑑定!…
しかしそこで表示されたモノと言うのは、逆にマサツグを絶望させる内容で!…
と言うのも相手はどうやらエンドコンテンツの様であり!…
レベルとしてもフェンリルクイーンのグレイスと同等の力と言った所、
しかもこっちはフルバイタル!と…全く持って何のハンデも抱えて居らず、
その屈強さも持っているスキルからヒシヒシと感じられ!…
となるとそれを見てマサツグも思わず目を剥く始末!…
体全体に未だ痛みを感じつつも、ポロッと思った事を口にして行き!…
「…ッ!?…何だよコレ!?…
シロのカッチャマとイーブンってかよ!!…
…え?…じゃあさっき……俺はカッチャマに殴られたって事?…
…っで、生きてるって事は俺もそろそろ化け物…
って、ンな事言ってる場合じゃねぇ!!……ッ!!…」
この時痛みのせいかテンションは無駄に昂り!…
言葉もいつもの調子でお道化ると言うか、
逆にまだ余裕がある感じで言葉を漏らし!…
そしてそんなエンドコンテンツモンスターの攻撃に堪えれた事に自分でも驚き!…
仕舞には自分でも化け物になった様な!…それそこその気になれば!…
あのベヒーモスでさえ倒せてしまうのでは?と一瞬考えてしまうのだが、
勿論絶対に討伐はしない!…だがハッとした様子で慌てて見せる!…何故なら!…
__…ッ~~~~……ッ!!…ッ~~~!!!…
と言うのも洞窟の方ではロディが瘴気の元と戦って居る筈であり、
ベヒーモスを洞窟に近付けてはいけない!と…
しかしそんな事など御構い無しに洞窟からは何やら声が!…
それはメスのベヒーモス?の声であろうか…
何か悲痛な叫びの様にも聞こえるモノで!…
当然オスのベヒーモスもその鳴き声に気が付いた様子で!…
ピクッと反応をして見せると、一方でマサツグもまだ痛む体に鞭を打ち!…
体を起こして再度挑む!…
「…テメェの相手は!!…」
__ッ!!…ッ!?…
「俺だコラアアァァ!!!!……フンッ!!!」
その際向こうに行かせてはいけない事を考えると、
まだやれる!とばかりに声を挙げ出し!…
それこそまるでやられたらやり返すの精神で文句を言う様に!…
するとそんなマサツグの叫び声にベヒーモスもハッ!と…
それは途端に驚いたと言うか何と言うか?…
とにかく警戒をするよう視線をマサツグに向けて行くと、
マサツグも自身に喝を入れるよう更に叫ぶ!…
そして完全に立ちあがった所でダッシュを仕掛ける!…
この時宛ら無策に突貫を仕掛けるよう向かって行くと、
その様子にベヒーモスは思わず戸惑った様子を見せ!…
__バシュンッ!!!…ッ!?……
何故ならその時のマサツグはもう人間を超えている動きで、
間合いを詰め始めたからで!…
何ならそれはベヒーモスの目をもってしても、
その動きを捉えられない程にとても早く!…故に思わずビクッ!と…
まるで眠れる獅子を起こしてしまったかの様な!…
或いは窮鼠猫を噛むと言った所でとにかくどう対処をしたモノか!…
ベヒーモスが戸惑い様をこの時初めて露わにすると、
そんな事を考えている間にもマサツグはベヒーモスの目の前へ!…
そして怒涛の攻撃?を仕掛けて見せる!…
「我流体術!!…対獣降伏させる神拳奥義!!!」
それはまるで急に目の前に現れたようベヒーモスの前へ姿を見せると、
自身の技か言葉を叫び!…と、同時に慣れた様子で両手を突き出し!…
と言っても本当に殴り掛かるとかでは勿論なく!…
この時さもベヒーモスの頭を跳び箱が如く!…
丁度頭頂部辺りに手を突き臆する事無く更に軽く飛んで行くと、
宛らベヒーモスの背後を取った様な!…しかしそのまま首辺りに着地をする!…
そしてここからのマサツグと言うのは、
とてもふざけていると言うか何と言うか?…
__ボバババババ!!!…ッ!?!?…
「重点的に首周りを攻める拳!!!」
__ワシャシャシャシャシャシャシャ!!!!…ッ!?…
ベヒーモスにマウントを取った状態で今度はその跨っている首に攻撃を仕掛け!…
となるとこれには思わずと言った所でベヒーモスもビクッ!と…
それこそ今までの一連の流れからこんな生物を見たとこが無い!とばかりに、
宛ら天敵を目の前にした様な!…一時思考が停止してその場に固まってしまうと、
一方でマサツグは御構い無し!…
この時具体的と言うか、とてもいい加減な技名を口に!…
と言うのもそれは普段飼っている猫から編み出した技なのか?…
ベヒーモスの首周りにスッと両腕を伸ばして行くと、
まるでブラッシングをするよう激しめに撫でまわし!…
テイム?をまだ諦めていない様子を露わにする!…
その際大きさが大きさだけに乱暴気味に、しかしそんな事は全く気にしない!…
それは如何も自身の技を信じている様子で吠えながらに掻き毟り!…
「オオオオオオオオォォォォォォォォ!!!!」
__ッ~~~!!!…グ、グル!!……ッ!!…ギャオオオォォォォンン!!!…
その際その様子と言うのは傍から見れば、
まるで毛を毟っている様に見えるであろう!…
何ならこの時実際にベヒーモスの毛はワッサ!と抜け、
宙を舞っている様子が確認出来!…
となるとベヒーモス自身もこれには困惑?…
いやしかし一方で心成しか気持ちいい様子で!…
目を閉じスッと首を伸ばそうとするのだが、
しかしハッと我に返った様子で次には抵抗!…
またマサツグに放せ!とばかりに吠えて見せる!…
するとマサツグもその吠える際に首を挙げられた事で!…
背中に向かい転がってしまうと、慌てて体勢を立て直し!…
「ッ!?…チィ!!…
やっぱ一回じゃあオチねぇか!!…だったらお次は!!!…」
__ゴロン、スタッ!…ババッ!!…
この時マサツグとしてはこの一回でオトせれば良かったのだが、
やはりそう簡単に上手く行かなかった事で文句を口に!…
だがまだ諦めていないのも当然あり!…
故にそのまま転がり落ちる様に振り落とされ!…
今度は攻め場所を変えるとばかりにちゃんと着地を決めて行くと、
すかさずベヒーモスの腹の下に潜り込む!…
そしてすかさず別の攻撃を仕掛け始める!…
それはまた両手をバッと広げて両横腹辺りを触って行くと、
脇から横腹に掛けてさも羽ばたくよう腕を動かし!…
「脇からお腹に掛けてワシャワシャ拳!!!…
…これを喰らったら最後!!…
特に何て事は無いが無性に横になりたく!!…」
__ワシャシャシャシャ!!!!…ッ!?!?…ッ~~~!!!…
と、これまたその時にいい加減な技名を口にして行き!…
いやそもそも技名を付ける程のモノであろうか?…
しかし実績は有るらしく、マサツグはこれ喰らったら最後!と…
とっておきの技である様に言葉を続け!…
すると一方でその効果は如何やら抜群の様子で、
またもやベヒーモスが思わずとばかりにモジッとして見せ!…
が、やはりこれを喰らってもまだ堕ちず!…
今度はギリ?と言った所でまたハッと…我に返ってマサツグを避ける!…
__ッ!!!…ガアアアァァァァ!!!…ズダンッ!!!…
「ッ!?…これを喰らってもまだ駄目か!!…
…いやでも確実に効いては居る筈!!……仕方がない!!…
ここはまた一旦距離を取って!!…」
それは後ろ脚だけに力を入れて地面を蹴ると、
器用にさも方向転換をするよう体勢を変え!…
と言うのも地面を蹴ったのちに倒立!…とまでは行かないが!…
それでも自身が体を避ける事でマサツグを白日の下に!…
と、マサツグもベヒーモスに逃げられた事で!…
これでもダメか!と言って慌てるそんな様子を露わにすると、
一旦様子見で距離を取る事を!…直ぐに体勢をまた整えようとする!…
しかしそんなマサツグに対して、
ベヒーモスも今度こそ仕留める!とばかりに向かって行き…
__ガアアアァァァァ!!!…ッ!!…ズダアアアァァァァン!!!…
「ッ!!…あっぶねぇ!!…そう簡単に喰らって堪るか!!!」
それこそ相手も歴戦なのか!…相手に休憩の隙を与えない!とばかりに…
マサツグに吠えながらまたその強靭な右前足をグワッと大きく上げて見せると、
マサツグもそれに気が付くなり機敏にバックステップ!…
そしてベヒーモスがそのあげた前足で巨大な肉球スタンプを描いて見せる!…
何ならそこには鋭利な爪痕もしっかり刻まれ!…
マサツグもそれを見て改めて凶器と感じて行き!…
が、次には喰らわないと言って身構え始め!…
しかし一方でそんなマサツグの言葉など御構い無し!…
更にベヒーモスは左前脚を挙げてスタンプしよう!と…
__ガアアアァァァァ!!!…グオンッズダアアァァン!!!…
「ッ!!…ッ…とは言え!!…こうも暴れられたら!!…」
と、またどこぞの狼みたいな竜の如くダイナミックお手の連発!…
と、マサツグもそれに合わせて何度もバックステップで回避して行き!…
徐々に体力的にも自身が追い込まれている事を認識すると、
同時に焦りも感じて行く!…そして次の攻め様についても悩んでしまう!…
一方でベヒーモスもある程度はマサツグの攻撃は効いている様子で、
そのスタミナと言うかTPを消耗している様子で!…
だがマサツグを追い駆ける元気はまだあるらしく、吠えながら必死にスタンプを!…
__ギャオオオォォォォンン!!!…ドガアァン!!!…ボガアァン!!!…
「ッ!?…更に攻撃が苛烈に!?…
って、そんなに暴れてたらおチビ共が!!…」
こうなって来ると他の者が目に入っていないと言うか、
とにかくマサツグの事を追い続け!…その様子にマサツグも焦りを感じ!…
と言うのも自分は勿論だが、それこそうっかりチビーモスを巻き込んだら!と…
故にベヒーモスに文句を言うよう言葉を口に!…
かつ逃げる先を考えようとするのだが、ベヒーモスにマサツグの言葉は通じず!…
いや寧ろ聞く訳ないと言った方が正しいだろうか!…
と、そんなこんなでスタンプ祭り!…
するとマサツグが恐れているその最悪の結末が起きよう!と…
__ッ!…ぴゃあぁ~~!!…トテテテッ!!…
「ッ!?…バ、馬鹿!!…こっちに!!…」
と言うのも餌に夢中になっていたチビーモスの一匹がマサツグに気が付き、
無邪気に泣いては徐に駆け寄り始め!…
それこそ最初であった時見たく撫でて貰おう!と…
が、言わずもがな場面は悪く!…マサツグもそんなチビーモスの接近に気が付き!…
慌てて向こうに行くよう手で追い払おう!と…
馬鹿と慌てて言葉も漏らして行くのだが、時既にお寿司!…
ベヒーモスがマサツグ目掛けて前足を振り下ろそうとして見せる!…
何ならこの時ベヒーモスもハッと気が付いた様子で我が子を見て居り、
しかし本人もその前足を止められない様子で!…
__ッ!!…グオオォォ!!!……
「ッ!!…ッ~~~!!!…[刹那]!!!」
この時迫りくるベヒーモスの前足に命の危機を!…
と、同時にこのまま避けてしまった場合を考え!…
今駆け寄って来ているチビーモスが一体如何なってしまうのか、
考えずとも分かる結果にマサツグも更に慌てて見せ!…
すると次には悩んだ様子で[刹那]を発動して行き!…
と言うのもマサツグからすれば未だ切り札、
故に安易には使いたくはない所であったのだが!…
しかし目の前で散りそうな命を放置しておくほど、
マサツグは冷酷にはなれない様子で!…
__ヴウゥン!!!…バシュンッ!!!…ガッシ!!!…
「おっこいしょおおぉぉぉ!!!!」
__…ッ……ズダアアアァァン!!!…ザザアアアアァァァ!!!……ッ…
その駆け寄ってくるチビーモスに向かい全力+刹那のダッシュ!…
そして一気に近付くなりさもそのチビーモスをラグビーボールの様に、
大事に抱えて地面スレスレの一回転を決め!…
その際やって見せた本人も気合が入った様子で言葉を漏らし!…
ベヒーモスの目の前ではまるでマサツグが突如消えた様な!…
何ならいつの間にか遠方にて自身の子供を抱えて地面を滑っている!…
そんなマサツグの姿を目にして行く!…
この時その様子にまた獣としては珍しく戸惑う様子を露わにすると、
一方でマサツグも無事難を逃れられた事で安堵して見せ!…
と、同時に保護出来たチビーモスに対して文句を漏らし!…
「…ッ…フゥ~!…ッ!!…この馬鹿!!…
いきなり飛び出して来たら危ないだろ!?…」
__ぴゃあぁ~~!!…ゴロゴロゴロゴロッ!!…
が、そこはやはり相手は子供と言うか!…然程厳しく怒る訳では全然無く、
軽い様子でさも飼い猫を叱る具合に言葉を口に!…
と、一方で未だ抱えられているチビーモスは全く状況を理解しておらず!…
その文句を言うマサツグに対してぴゃあぁ~ッ!と呑気に鳴いて見せ、
そしてゴロゴロとエンジンを始動!…
何ならマサツグの顔目掛けて頭突きまでし始める始末となり!…
その際小さいながらもその頭の角が何度もマサツグに刺さりそうになるのだが、
マサツグは必死にそれを往なしながら文句を続け!…
「ッ!?…いやゴロゴロじゃなくてねぇ!?…
…はあぁ~…とにかく何処かに避難…って、ンン?…」
__グルルルル……ズシッ…ズシャアアァァ!!……ッ…
だがしかしと言った所で我関せず!…いやこの場合はただ本能の赴くままか!…
一点にマサツグをジッと見詰め、さも構って?とばかりに首を傾げ!…
と、そんな様子を見せるチビーモスにマサツグも無駄!と…
しかし今は戦闘中?である事には変わらず!…
このままだとまた巻き込みかねない!…
或いは更にベヒーモスが激昂するかもしれない事を考えると、
何処か安全な場所に避難を!…それこそ慌てて急ぎ探す!…
しかし一方でふとある違和感に気が付くと、
マサツグはふと視線をベヒーモスの方に!…
するとそこには先程までの熱を失った様子で落ち着きを見せる!…
それはもう吠える様子もなく!…やはり猫の様にスッと地面にその巨体を答えると、
まだマサツグが居るにも拘らず!…そのまま寝ようとして見せる!…
となるとこれにはマサツグもまた違う意味で戸惑い、
その眠り始めた?ベヒーモスに声を掛け!…
「……え?…あれ?…も、もしもぉ~し?…」
__…グルルル…ッ…グルルル…
「…え、えぇ~…お、お宅の息子さん!…
…息子さん?…娘さんかどうかも分からんが…
とにかくこれ何とかなりませんかぁ~…ねぇ~?…」
それこそ急に落ち着き出した様子のベヒーモスにマサツグも困惑!…
そして寝ている様子に呼び掛け始め、
しかし幾ら声を掛けた所でベヒーモスは反応せず!…
が、それでは困る!と更にマサツグが声を掛け!…
と言うのも今手元に有る?…抱えているお子さんを如何すれば?と…
息子娘で戸惑いながら!…
その子供の親であるベヒーモスに何故か助けを求める形になってしまうが、
当の親はそのまま眠り!…子供は子供でマサツグに甘える!…
さてそうして和解?出来た所でそのまま待つと、
次第に洞窟の方から瘴気が流れて来る事が無くなり!…
その間マサツグはチビーモスの世話と言うか!…
ロディの帰りを待っている間、揉みくちゃ!…
違う意味で苦戦と言うか、大変な思いをするのであった!…
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ひとりになったアリスは、拠点にしていた街に五年ぶりに帰ってくる。
さっそくギルドに顔を出すと昔馴染みのギルドマスターから、ギルド職員のリーナを弟子にしてほしいと頼まれる……。
生活力は低め、戦闘力は高めなアリスおばさんの冒険譚。
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剣と魔法の西洋風異世界。転移・転生なし。三人称。
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神様、ありがとう! 2度目の人生は破滅経験者として
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【完結】パーティに捨てられた泣き虫魔法使いは、ダンジョンの階層主に溺愛される
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【第二部あらすじ】
地上での戦いを終え、ダンジョンに戻ったエレインは、日々修行に明け暮れつつも、ホムラやアグニと平和な日々を送っていた。
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そんな中、エレインはホムラの提案により上層階の攻略を開始した。新たな魔法を習得し、順調に階層を上がっていくエレインは、ダンジョンの森の中で狐の面を被った不思議な人物と出会う。
一方地上では、アレクに手を貸した闇魔法使いが暗躍を始めていた。その悪意の刃は、着実にエレインやホムラに忍び寄っていたーーー
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【第一部あらすじ】
人気の新人パーティ『彗星の新人』の一員であったエレインは、ある日突然、仲間達によってダンジョンに捨てられた。
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※【第一部タイトル】ダンジョンの階層主は、パーティに捨てられた泣き虫魔法使いに翻弄される
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