どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第十章-

‐第十章二十ニ節 初の光景?と異文化の戸惑い!と教育者シルビィ!-

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リーナ達から見たそのゲートを潜った先と言うのは、寂れた牧場?…

或いは農場と言った所で…とは言っても完全に寂れていると言った様子でもなく、

この時リーナ達から見て何やら見た事のない服を着る者達が!…

牧場の柵であったり農場の柵を大人数で直しているのを目にすると、

中でも更に異形!…もとい!…

黒い肌に筋肉質な大男がブーメランパンツ一丁で!…

現場を指揮している様子を目にすると、

その余りにも可笑しな光景に思わず絶句!…ここは何なのか?と思わず戸惑う!…

そしてマサツグもゲートへ潜るなりそんな光景がある事から、

あっ!と言った様子で思わず戸惑い!…


「ッ!?…おっとぉ!?…

初手この光景は刺激的過ぎるっているか何と言うか!…」


「…ッ!?…こ、ここは一体!?…そ、それにあの者達は!?…」


と言うのもチラッと二人の居る方へ振り向くと、

そこには顔を真っ赤にして固まるリーナの姿と、

こちらも同じくまだ体制があるのか若干頬を染めるグラトニアの姿が並んであり!…

何ならムッツリなのかその視線はロディの引き締まった尻に向けられ!…

マサツグもこれには刺激が強い!と…自分が縦になるよう二人の前に立って行くと、

マサツグが視線を斬った事でリーナがハッ!と…

我に返るそんな様子を露わにする!…そして改めてこの場所について疑問を持つと、

同時に先程の光景についても説明を求め!…

するとそんなリーナの質問に対してマサツグも苦笑いをしながら流して行き!…


「ッ!…あぁ~…まぁ安心してくれ!…別に不審者って訳じゃないから!…」


「いやあんな格好を見せられてはいそうですかとはならないわよ!?…

…って言うかここ…何となくに似ている様な?…」


その際場所については一旦保留!…

と、それよりも!とばかりに先程のロディの様子にフォローを入れ!…

別に不審者ではない事を!…先程の様子から説得力はないのだが!…

それでも悪い人間ではない事を苦笑いをしながら説明すると、

当然とばかりに今度はグラトニアがツッコミを!…慌てた様子で指摘をする!…

そしてそれに続けてと言う訳では無いのだが、

ふと気になった様子でマヨヒガが何処か秋雲国に似ている事を突如漏らし!…

と、そんなグラトニアの言葉にマサツグもピクッと反応をして見せ!…


「ッ!…え?…グラ子、お前…秋雲国を知って?…」


「…おかえりなさいませ…旦那様…」


と言うのもグラトニアは長い間あの霊峰の地下監獄に入れられていた筈で、

秋雲国がどの様な場所なのか?を知っている筈が無く!…

いやそれ以前に行った事が有るのかもしれないのだが!…

だとしても今の姿からだと計算が合わず、今何歳?となり…

故に何故秋雲国を知っているのかについてマサツグが尋ねようとするのだが、

ここで運よくと言うか何と言うか…シルビィがマサツグ達の出迎えに!…

メイド姿も板に付いて来た様子でスッといつもの会釈をすると、

そんなシルビィの登場で過敏に反応をする者が一人居り!…


「ッ!?…ア、アンタはぁ!!…」


「…ッ…なるほど?…リーナ様と小娘のお迎えに…」


言わずもがなここであったが百年目!とばかりにグラトニアが反応…

この時シルビィに対して指を差し!…

さも文句有り気な様子で驚きと困惑の表情を向けて見せると、

シルビィもそんなグラトニアの反応に気が付いた様子で!…

と、シルビィの方はと言えば特段何かリアクションをすると言った事も無く!…

しいて言えばまたお前か!と言わんばかりに…

さも騒がしい!と言う様に呆れるそんな表情を浮かべて見せると、

リーナの事はリーナ様!と…

しかしグラトニアの事は小娘扱いにして小馬鹿にする!…

となるとそのシルビィの言い様にグラトニアもまたカチン!と来た様子で…


「ッ!?…こ、こむ!!…ッ~~~!!!…

あいっかわらず鼻に付く態度を取ってくれるわねぇ!!…

いっそここでバラして!!…」


この時目に見えて片目を痙攣させるようピクピクと動かし、

そしてシルビィに向かい怒りの視線を!…

と、続けてそのシルビィの態度が気に食わない!と…

何なら両手もワキワキ動かし!…

さも我慢がならない様子を全身で露わにするのだが、

次には一瞬で委縮させられてしまう事に!…

何故ならシルビィが一睨みでグラトニアを牽制するからであって!…

その際その場から一切動く事無くチラリッ!…そして更にはこんな事を!…


「…出来ると思っている時点で小娘と言っているのです…

…何だったら…また地獄の特訓を積ませて差し上げましょうか?…」


「ッ!?…ヒイィ!!…」


それはあの霊峰の光の城での事を思い出せる様に!…スッと冷酷に殺意の様な!…

とにかく圧を感じる強者の視線を向けて見せると、

またシルビィーズブートキャンプをする!と…

この時そのシルビィの背後からは極寒の吹雪が感じられ!…

と、これにはグラトニアも怯んでしまい!…思わず目に見えて恐怖する様子を!…

何なら声にまで恐怖の色を露わにすると、もうこの時点で逃げ腰!…

更には自分の股下に尻尾を回す!…

となるとそんな様子を見てマサツグも呆れる様子を見せるのだが、

それよりもやる事が有る!と…


「…あぁ~…その特訓は後にして貰って良いか?…

とにかく二人は付いて来てくれ!…部屋を決めないといけないし…

後軽くで良いから挨拶も…」


「ッ!…あ、あぁ!…分かった!……ッ…」


そのやる事と言うのもリーナ達を屋敷へ案内する事で有り!…

この時シルビィに訓練は後にするよう言い聞かせ!…

大荷物を担いだまま屋敷の方へ向かい歩き出すと、

リーナ達に付いて来るよう指示!…そこでやらなければならない事を口にする!…

と言ってもその内容も非常に簡単なモノであって、

リーナ達の部屋を決める事と水鏡様への挨拶であり!…

と、歩き出すマサツグにシロとハクは黙って追従!…

するとリーナもそんなマサツグに慌てて返事を!…

そこから駆け足気味にマサツグを追い!…

シルビィもこれも何かの縁!とばかりに付いて来る事を決めると、

マサツグの隣を歩く!…そしてふと思い立った様に言葉を漏らす!…


「…でしたら旦那様?…私がその大荷物を…」


「ッ!…いや、ここまで来ればもう直ぐだし…別に大丈夫!…

それよりも水鏡様は今どこに?…」


「ッ!…水鏡様?…」


その言葉と言うのもマサツグが大荷物を抱えている事から、

代わりにその荷物を持つ!と…

その際スッと両手を伸ばして受け取る態勢も取って行くが!…

マサツグはもうここまで来ている事から大丈夫!と、

そう言ってそのまま屋敷の方へと運んで行き!…

何ならそれよりもその挨拶をするに当たって!…

水鏡様が何処にいるのか?について尋ね始め!…

そのマサツグの言う水鏡様の名前にリーナもふと気になった様子で復唱すると、

マサツグもそれに気が付くなり返事を!…


「…ここの大家さんみたいなモンだ!…あと今後の寝泊まりはあの屋敷!…

一応それぞれ男子と女子で分けてあるから…そこだけは気を付けてくれな?…

…さて、とにかくこのまま屋敷に向かいますか!…」


この時簡潔にマサキ達にした返事と同様の事を口に!…

と言うのも水鏡様を大家さん!と説明して行き、

それに付け加えて恐らく今見えているであろう屋敷を拠点!と…

何ならあの後男子禁制、女子禁制とエリアを分けた様子で有り!…

その事についても気を付けるよう!…

無いとは思うが不慮の事故?が起きるかもしれない事を話して行くと、

とにかく屋敷に行かない事には何も始まらない!…

故に話しをしながら屋敷へ向かう!…

そして立派な門扉を潜って更に屋敷の玄関にまで辿り着くと、

その立派な玄関に思わず言葉を!…


__マヨヒガ 武家屋敷玄関前にて…


「ッ!!…こ、これは!!…」


「…やっぱり!…ここって秋雲国なんじゃ?…」


その際リーナで言えばヨーロッパ人に近いと言った方が良いであろうか、

しかしそんなリーナであってもこれは凄い!と…

思わず玄関から何か厳かな雰囲気を感じると、

まるで城の中に入ろうとしている様な気分を!…それこそ緊張をしてしまう!…

一方で同じくその立派な玄関を見て、来た時に感じた事をまた再び思い!…

と言うのもグラトニアはやはり秋雲国!と…

それこそ何か場所を気にする様なそんな様子を見せるのだが、

一方でマサツグ達は御構い無し!…何事もなく屋敷の中へ上がって行く!…

となると続いてリーナ達も恐る恐ると言った様子で玄関に入ると、

そのまま玄関を上がろう!と…しかしここでマサツグがふと思い出した様子で!…


「あっ!…靴を脱いで上がってくれよ?…

屋敷内は土足厳禁!…」


「ッ!!…そ、そうなのか!?…し、失礼した!!……ッ…」


__スッ…カタッカタカタッ…ッ!…ッ…カタッ……フゥ~……


と言うのも屋敷内は土足厳禁!と…故にハッとして振り返り!…

若干慌てた様子でリーナ達に靴を脱ぐよう話しをすると、

そのまま上がろうとして居たリーナがビクッとして見せ!…

と、次には慌てて足を土間に降ろし!…そこから謝りながら靴を脱ぎ!…

脱いだ靴を持って何処に置けば!?と更に慌てて戸惑って見せると、

シルビィが手本を見せるよう!…靴を並べて土間に置く!…

その際他の者の邪魔にならないよう端に避けると、

並べられそうにないマサツグの分とシロとハクの分も並べて行き!…

と、それを見てリーナも真似をして行き!…

何とか屋敷に上がる事に成功?すると、ホッと安堵の様子を!…

するとマサツグも笑って話す!…


「そう畏まらんでも!…これから徐々に慣れて行けばいいから!…

…じゃ、行きますか!…」


__…スッ…ッ!……ッ…


まぁこの作法と言うか文化と言うか、とにかくなれないのも仕方がない!と…

故に責める事無くただなれる様にだけ言って見せ!…

となるとそんなマサツグの言葉にリーナもホッと安堵するよう!…

と言うのも場合によってはトンデモナク失礼に当たるのでは!?と思ったらしく、

内心実は冷や汗もので!…が、マサツグの様子からそうでもない事がよく分かり!…

仕方がない!と言われてリーナが安堵する一方で…

グラトニアはさも最初から知って居た様子でスッと玄関を上がると、

その様子にシルビィがピクッ!と…何か違和感の様なモノを感じて見せる!…

さてそんな事が有りながらも一向は大荷物を持ったまま屋敷の中を進んで行くと、

早速水鏡様の元へ!…


__マヨヒガ 武家屋敷・水鏡様の間にて…


「…失礼しまぁ~す!」


「ッ!…うむ…」


この時さすがに荷物を持ったまま中に入る訳には行かず!…

故に一旦扉の横に邪魔にならないよう荷物を置き!…

全員が落ち着いた所でマサツグが扉越しに水鏡様に挨拶をすると、

中から少年?…いや少女であろうか?…

とにかく何方とも分からない若い声が聞こえてくる!…

と、そんな声を聴いてリーナもグラトニアも思わずえっ?とばかりに…

戸惑って見せるが、次にはマサツグがそんな二人の事など御構い無しに扉を開け!…


__スウゥ~ッ…ギッ…ギッ…ギッ…ギッ……ッ!!…


「…ほう…新たな者達か…」


引き戸を開けて中へと入り!…

マサツグが入った事でリーナ達も若干慌てながらも続き、

そこで自分よりも小さな子供が正座をしている!…

しかし何かただならぬ威圧感?…いや気配の様なモノが感じられると、

リーナは途端にカチンコチン!と…緊張の色を露わにする!…

それはもうまるで大物要人に有ったかの様なレベルで戸惑い、

一方のグラトニアもそんな子供に警戒の色を!…

宛ら得体もしれない化け物?に有った様子で若干引き気味!…

しかし水鏡様は一切気にせず!…

ニコッと微笑を浮かべて二人を迎え入れる様な様子を見せると、

その水鏡様の様子にリーナがハッ!と…慌てて挨拶をし始める!…


「ッ!!…し、失礼いたします!!…わ、私は!!…

スプリングフィールド王国の騎士団長!!…兼、王女…

[リーナ・ハイデルグ・スプリングフィールド]、と申します!!…

…以後、お見知りおきを!…」


「…[グラトニア・クラビィアナ]…よろしく…」


その際リーナは慌てていつもの様にと言うか!…

恐縮した様子で傅くと、次には自身の身分と名前を明かし始め!…

と、この時慌てているものの粗相が無いよう!…

それこそ身体にその作法が染みついている様で!…この場においても崩れない!…

見事なまでの礼儀作法をそれだけで示して行くと、

一方のグラトニアは不遜と言うか!…水鏡様に対してそっぽを向く!…

しかしそれでも名乗らない訳には行かない様に感じたのか、

自身の名前だけは名乗って見せ!…

するとそんなグラトニアの態度が気に食わない!とばかりに…


__スゥ…スパアァン!!!…ッ!?…


「ッ!?…ッ~~~~!!!!…

たぁ~~!!!…な、何する!?…ッ!?…」


それは一緒に付いて来たシルビィが動きを!…

この時偶然にもグラトニアの隣に立って居り!…

スッと徐に手で手刀の形を作って行くと、

次には目にも留まらない勢いでグラトニアの後頭部をはっ倒す!…

と、不意を受けたグラトニアも思わず怯む様にして反応を見せ!…

それこそシルビィの手刀?をもろに喰らった事で後頭部を押さえて行き!…

今度は抗議をしよう!と…一体誰!?とばかりにバッ!と振り向き…

その攻撃して来たモノに対してグッと怒りの様子を露わにするが、

それも途端に青褪める事に!…

と言うのもシルビィが静かにこの小娘如何してくれようか?と言った…

冷徹な視線を向ける様子を見てしまい!…

一方で噛み付いて来た小娘グラトニアにシルビィはこれまた呆れて見せ!…


「挨拶の一つも真面に出来ない!…不出来なモノを再教育しようかと?…」


「ッ!?…ヒ、ヒイィ!?…」


と言うのも言わずもがな礼儀がなっていない事で怒りを燃やし!…

そしてまた自身が再教育しようか?と言った事を…

表情を変える事無くしかしジッと見下す様にして!…

グラトニアに静かかつ重圧を掛けて行くと、

グラトニアもそんなシルビィの圧に怯んでしまい!…

思わずまた逃げ腰になる!…

その際これまた自身の股下に尻尾を丸めて見せる始末で、

その怯え具合いが一目で分かり!…

と、そんな様子を見てさすがの水鏡様も若干引き気味!…

となると次にはスッとグラトニアに助け舟を!…


「ッ!?…よ、よい!…我が許す…」


「…ッ…出過ぎた真似を…ですが後程しっかりと…

…我々人狼族としても…ちゃんと礼儀を学ばねばなりません故…」


{…あぁ~…これ何を言っても駄目な奴だ…}


戸惑いながらも非礼を許す!と、何なら慌てて止める様な!…

それこそ争い事が好きでない事を訴えるようシルビィに言って見せると、

シルビィもその言葉を聞いてスッと落ち着き!…静かな殺気?を消して行く!…

そして次には騒がせてしまった事に対して謝罪する一方、

やはり後々グラトニアは教育をする!と…

それは決して完全に許しては居ない事を言葉にして見せ!…

と、その言葉を聞いてグラトニアは青褪め!…

マサツグもそんなシルビィの言葉に何を言っても無駄である事を悟って行くと、

心の中で南無三!とばかり…思わずスッと手を合わせる!…

するとそれに気が付いたシロとハクも何も分かって居ないながらも、

マサツグの真似をしてスッと手を合わせ始め!…

一方で水鏡様も更に話しを変えよう!と…


「…して、この二人が今後この地に住まうと…」


「ッ!…一応予定としては!…ですからこうして挨拶を!…

水鏡様としても訳の分からないモノにうろつかれるのは気味が悪い!と…」


この時改めてリーナとグラトニアは今日からこの地に住まうのか?と…

若干戸惑いながらも尋ねて行き!…

その問い掛けに対してマサツグもハッと我に返ると、こちらも改めて説明を!…

その際さも期間がある様子で話しをする!…と言うのも片方は一国の家出娘で、

更にはもう片方は家出娘の付き添いな訳で!…

故に国に何か有れば帰るかも知れない事情を持ち!…

ずっとではない事を仄めかすよう!…

それでもやはりこうして一緒に生活する事もまた事実である事を続けて話すと、

取り敢えず挨拶に来た事を!…不審者では無い様に言って見せる!…

するとそのマサツグの言い様がとても悪く、その言葉にグラトニアがカチン!と…


「ッ!?…ちょっと!!…それって如何言う!?…」


__ギランッ!!…ッ!?…ッ…ッ~~…


それこそ委縮して居た様子から一転、怒りを露わに!…

ピクッと反応をするなりマサツグの方へ!…キッと睨んで文句を口に、

またアルトレンシアの時みたく説教を始めようとするのだが!…

しかしそれを良しとしない様子でシルビィがチラッ!と牽制…

表情は冷たく殺気を浮かべ、

それ以上何か言えば始末する!とばかりに流し目で警告!…

と、そんな視線を感じてまたグラトニアは意気消沈してしまい!…

もはやシルビィの前では子犬同然と化して行き!…

その様子にマサツグもこれまた戸惑い!…

同時に自身の言い方も悪かった事を認めると、とにかくあいさつに来た!と…


「…あ、はははは…ス、スマン!…今のは言い方が悪かった!…

…とにかく!…こうして挨拶に参った次第です!!」


「…そうであったか……なるほど…お主達の顔は記憶した…

今後もこの地で好きな事を…ゆるりと時間を過ごすといい…」


因みにリーナはそんなマサツグの言い様など全く気にしていない様子!…

と言うより気にする暇など無い!と言った方が正しいであろうか、

ずっと水鏡様に傅いたままで動かず!…

まるで許可があるまで動かない!と言った忠犬振り?を露わにしており!…

と、ここで水鏡様もマサツグから事の経緯を聞いて!…

納得した様子で一度コクリと頷いて見せると、そのまま了承!…

リーナとグラトニアの二人に労りの言葉を掛けて行く!…

するとそんな言葉を賜った?事で、リーナもハッとするなり!…


「ッ!!…ハ、ハハァ!!…ご厚意に感謝します!!…」


「ッ!?…リ、リーナ?…」


「ッ!?…な、何だ!?…何か粗相でも!?…」


完全に呑まれていると言うべきか?…とにかく畏まった様子で感謝をして見せ!…

その畏まっているリーナの様子にマサツグもまだやってる!?と戸惑うと、

リーナの名前を呼んで落ち着くよう!…

一方で今度はマサツグに呼ばれた事でリーナもハッとして見せる!…

その際何かやったか!?とばかりに慌てて行くと、

頭だけを上げてマサツグに確認をし始め!…

と、そんな慌てる様子のリーナにこれまた水鏡様も戸惑うと言うか何と言うか!…

しかし同時にその様子が面白かったのか、次には思わず笑ってしまい!…


「…ふふふふ!…やれ面白い!…

…さて、この様な話も程々に…屋敷の案内をするとよい…」


「ッ!…ほい、それじゃあ失礼いたしました!!…

…んじゃあ今度は部屋を決めないとな?…

かと言って俺が入って行く訳には行かねぇから…シルビィ頼めるか?…」


それはリーナの事が気に入ったと言うべきか?…とにかく面白い!と零して行き!…

更にリーナ達を思って長話も程々にするよう話しをすると、

今日から留まるに当たって部屋を!…マサツグに屋敷を案内するよう勧め始める!…

となるとその話を聞いてマサツグも了承するよう返事をすると、

ここで問題があるよう言葉を口にして行き!…

と言うのもその部屋を決めるに当たって場所は大体決まっており、

その場所にマサツグは近付けない!と…故にシルビィに後の事を任せ始め!…

その際シルビィもハッとするなりこんな事を!…


「ッ!……ッ…旦那様と言いますか…別に気にならないかと思いますが?…」


「良くないから言ってんの!!…プライベートってのは大事にしねぇっと!!…

それに俺もまだ外に用事が有るから!…」


尚言わずもがなマサツグが近付けない場所と言うのは、

男子禁制エリアで有り!…故に後の事を今こうしてシルビィに頼んでいるのだが、

シルビィはキョトンとした様子でマサツグなら構わない!と…

然程抵抗もないと言うか何ならウェルカム!と言った様子で…

しかしそこはしっかり決めたのだから守らないと!と、マサツグが良しとせず!…

この時ツッコむよう指摘をして行き!…

更にはまだマサツグ自身何か用がある事を口にすると、

シルビィもそれを聞いて漸く?納得…以降マサツグの後を継ぐ!…


「ッ!…畏まりました!……ではリーナ様…小娘…こちらに…」


「ッ!…あ、あぁ…」


「ッ~~~!!!…絶対にいつかギャフンって!!…」


その際納得した様子でマサツグに会釈をして見せると、

未だ傅くリーナにリーナ様!と…

一方でやはりグラトニアの事は小娘と呼んで小馬鹿?にして行き!…

するとシルビィに声を掛けられた事でリーナもハッ!と…

我に返ったと言うべきか?…とにかく戸惑った様子で返事をすると、

漸く立ち上がり!…これまた一方でグラトニアが文句有り気な表情を浮かべる!…

そして本人に聞こえないよう小声で文句を零していると、

マサツグの方ではシロがマサツグに質問をして行き!…


「…ご主人様ぁ?…」


「ッ!…今日はもうマヨヒガの外には…って、ややこしいな?…

そう遠くには行かねぇよ!……ただロディちゃんに話しがな?…」


「……ッ?…」


それは何処に行くのか?と言った様子でマサツグを呼び!…

その際不安げ、と言う程でも無いのだが!…

何か気になる様子で視線でもマサツグの顔を見上げて見せると、

マサツグもそんなシロの視線に気が付き視線を落とし!…

と、次には直ぐにシロの言いたい事を察して行く!…

そしてもう遠くには行かない事を口にしようとするのだが、

今日は如何にも頭が回らないのか、自分でも言葉が難しく感じられ!…

と言いながらもそれでも大した距離ではないと言い!…

ロディに用がある事を口に!…するとそれを聞いてシロとハクは首を傾げ!…

やはり付いて来る様子を露わにすると、

各々はそれぞれ水鏡様に会釈をしてから部屋を後に!…

そして静かにその部屋の扉を閉めて行く!…

さてここからはマサツグに案内を任されたシルビィの話で、

リーナの大荷物を持ってその男子禁制エリアに!…


__マヨヒガ 武家屋敷・男子禁制区?にて…


「…今確認されている空き部屋はこの廊下の各部屋に御座います…

その中からお好きな部屋をお選びに…」


「ッ!?…こ、この中から…なのか!?……ッ…

お、王城と同じ位に部屋が…」


「…どれと言われても大体が一緒…」


そこで通された場所と言うのはやはり広い廊下の光景!…

そしてその通路の片側に襖が有り!…

間隔を開けて設置されて有るのが見られると、

その数だけ部屋があると言う事が分かり!…

と、ざっと見ただけでもその数は十を超えており!…

その光景を見てリーナも凄い!とばかりに…

まるで王城と比べても遜色がない事を口にすると、

一方でその数の多い部屋数を見てグラトニアが!…

どの部屋を選べばいいのか?で戸惑って見せる…

となるとそんな戸惑いの言葉に対して、シルビィも助言をするよう言葉を口に!…


「…確かに間取りは似た様なモノになっているかと…

…っと、申し上げる事がもう一つ御座いました…」


「「ッ!…え?…」」


と言うのもどの部屋を選んでも間取りは大体同じである!と…

それこそあっても些細なモノで…

本当の本当にどの部屋を選んでも同じである事を先に見たよう話しをすると、

次にはまた別の事も思い出した様子!…すると途端にその表情は若干険しい?…

とにかく警戒を露わにする!…となるとそんな事を突然言い出すモノであるから、

当然リーナとグラトニアも気になった様子で視線をシルビィに向け!…

何ならシルビィもそんな視線を感じてか、更にスッとある方向を指差して行き!…


「…この先…まだ通路が続いて居る様に見えますが…

絶対に先には進まぬよう!…」


「ッ!?…と、言うと?…」


その方向と言うのも今居る通路の突き当り!…

そこは曲がり角になっているのが見られる一方、

同時に封鎖するよう何やらしめ縄が掛けられて有り!…

それは一目で何か宜しくないモノがある様に感じられるモノであって!…

そんな光景が見える事でリーナとグラトニアの二人は思わず戸惑い!…

一体何?とばかりにジッとその様子を見詰めていると、隣でシルビィが説明!…

この時簡単にその先に行かないよう警告をする!…

するとその警告を聞いて興味を持ったと言うべきか?…

その訳を聞くようグラトニアがシルビィに尋ねて行き!…

となるとシルビィもシルビィでその先に何があるのか?を話し始め…


「…一度屋敷内をくまなく探索した際に…

迷宮へと続く地下の階段が発見されまして…

軽くでは有りますがその中を調べましたところ…

如何やら無断で侵入をしたであろう者達の末路が…

転がっている状況に御座いまして…」


「ッ!?…そ、そうなのか!!…ッ…わ、分かっ…た!…」


何でもシルビィが言うにはまるでダンジョンでもある様な、

その先に迷宮?なるモノがある事を話して行き!…

そして更にその迷宮を調べたところで恐らく侵入者と思われる!…

遺体が多数転がっていた事を明かし始め!…

まさにこの先は迂闊に足を踏み入れると帰って来れない事を話して行くと、

リーナも理解出来た様子で思わず青褪める!…

そして行かない!とばかりに返事をする!…

因みその隣ではグラトニアもビクッとした様子で戸惑って居り、

しかし同時に何か霊感でも持っているのか?…


「…そう聞くとなんか呪われてそうって言うか…

でも不思議とそんな怨念は感じられないって言うか?…」


「…さて、部屋を決め次第貴方には教育を施します!…」


ジッとその迷宮?に続く曲がり角を見詰めると、その謂れに納得と言うか…

しかし同時にそんな怨念の様なモノは感じない!と言って見せ…

と、そんなグラトニアの言葉にリーナもえっ!?と…

その言葉に思わず疑ってしまう様な!…戸惑いの反応を露わにすると、

一方のシルビィはそんな二人の事など御構い無し!…

まだ忘れて居なかった様子である事を口にする!…

そのある事と言うのもグラトニアの再教育で、

当の本人もその言葉を聞くなり怨霊より怖がる様子を!…


「ッ!?…えぇ!?…」


「先程言ったではありませんか…

同じ人狼族としてあの態度は頂けない!…故にその性格を矯正すると…」


「ッ!?…ッ…ッ~~~!!!…

な、何でここまで来てこうなるのよおぉ~~!!!」


それこそまたあの地獄が帰って来るのか!?とばかりに慌て…

しかし一方でシルビィはさも決定事項!と…

勿論逃がす訳も無い様子でチラッとグラトニアに視線を向けると、

表情は一切変化する様子はないのだが!…

何やら闘志?…怒りのオーラの様なモノを背負い始める!…

するとそれを見てグラトニアも更にビクッとして見せると、

次には嘆く様にして言葉を!…

と、言った具合にリーナとグラトニアの入居が決まり!…

それと同時にシルビィのブートキャンプ!…

地獄の様な日々をグラトニアは向かえる事になるのであった!…

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アリス(43)は『完全防御の魔女』と呼ばれたA級冒険者。 子育て(子どもの修行)のために母子ふたりで旅をしていたけれど、子どもが父親の元で暮らすことになった。 ひとりになったアリスは、拠点にしていた街に五年ぶりに帰ってくる。 さっそくギルドに顔を出すと昔馴染みのギルドマスターから、ギルド職員のリーナを弟子にしてほしいと頼まれる……。 生活力は低め、戦闘力は高めなアリスおばさんの冒険譚。 ----- 剣と魔法の西洋風異世界。転移・転生なし。三人称。 一話ごとで一区切りの、連作短編(の予定)。 ----- ※小説家になろう様にも掲載中。

『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる

暁刀魚
ファンタジー
 社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。  なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。  食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。  そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」  コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。  かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。  もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。  なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。  カクヨム様にも投稿しています。

【完結】パーティに捨てられた泣き虫魔法使いは、ダンジョンの階層主に溺愛される

水都 ミナト
ファンタジー
【第二部あらすじ】  地上での戦いを終え、ダンジョンに戻ったエレインは、日々修行に明け暮れつつも、ホムラやアグニと平和な日々を送っていた。  ダンジョンで自分の居場所を見つけたエレインであるが、ホムラに対する気持ちの変化に戸惑いを覚えていた。ホムラもホムラで、エレイン特別な感情を抱きつつも、未だその感情の名を自覚してはいなかった。  そんな中、エレインはホムラの提案により上層階の攻略を開始した。新たな魔法を習得し、順調に階層を上がっていくエレインは、ダンジョンの森の中で狐の面を被った不思議な人物と出会う。  一方地上では、アレクに手を貸した闇魔法使いが暗躍を始めていた。その悪意の刃は、着実にエレインやホムラに忍び寄っていたーーー  狐の面の人物は何者なのか、闇魔法使いの狙いは何なのか、そしてエレインとホムラの関係はどうなるのか、是非お楽しみください! 【第一部あらすじ】  人気の新人パーティ『彗星の新人』の一員であったエレインは、ある日突然、仲間達によってダンジョンに捨てられた。  しかも、ボスの間にーーー  階層主の鬼神・ホムラによって拾われたエレインは、何故かホムラの元で住み込みで弟子入りすることになって!? 「お前、ちゃんとレベリングしてんのか?」 「レ、レベリング…?はっ!?忘れてました……ってめちゃめちゃ経験値貯まってる…!?」  パーティに虐げられてきたエレインの魔法の才能が、ダンジョンで開花する。  一方その頃、エレインを捨てたパーティは、調子が上がらずに苦戦を強いられていた…  今までの力の源が、エレインの補助魔法によるものだとも知らずにーーー ※【第一部タイトル】ダンジョンの階層主は、パーティに捨てられた泣き虫魔法使いに翻弄される ※第二部開始にあたり、二部仕様に改題。 ※色々と設定が甘いところがあるかと思いますが、広いお心で楽しんでいただけますと幸いです。 ※なろう様、カクヨム様でも公開しています。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
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※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! 仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。 カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。

リストラされた42歳、確率の向こう側へ。~なぜか俺の選択肢がすべて正解になる件~

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「君には今月いっぱいで席を空けてもらいたい」 42歳、独身、社畜。会社のために尽くしてきた柏木誠は、理不尽な理由でリストラされた。 絶望の中、雨の神社で野良猫を助けた彼は、不思議な光と共に【確率固定】という異能――「無意識に正解を選び続ける豪運」を手に入れる。 試しに買った宝くじは10億円当選。 復讐心に燃える元上司を袖にし、元天才投資家の美女をパートナーに迎えた柏木は、その豪運で現代社会を無双していく。 「俺の選択に間違いはない。なぜなら、確率の方が俺に合わせるからだ」 枯れたおじさんが資産と余裕を手に入れ、美女たちに頼られながら、第2の人生を謳歌する痛快サクセスストーリー!

魔眼の剣士、少女を育てる為冒険者を辞めるも暴れてバズり散らかした挙句少女の高校入学で号泣する~30代剣士は世界に1人のトリプルジョブに至る~

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赤目達也(アカメタツヤ)は少女を育てる為に冒険者を辞めた。 そして時が流れ少女が高校の寮に住む事になり冒険者に復帰した。 30代になった達也は更なる力を手に入れておりバズり散らかす。 カクヨムで先行投稿中 タイトル名が少し違います。 魔眼の剣士、少女を育てる為冒険者を辞めるも暴れてバズり散らかした挙句少女の高校入学で号泣する~30代剣士は黒魔法と白魔法を覚え世界にただ1人のトリプルジョブに至る~ https://kakuyomu.jp/works/16818093076031328255

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