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-第ニ章-サマーオーシャン連合国-獣人の国編-
-第二章七十八節 バレた隠し事と殲滅クエストとまたゴブリン!…-
しおりを挟む遠方より飛び交う悲鳴に戦う怒号そして爆煙と…思わず今復興に向かっている
ハーフリングスを見て来て嫌な事を考えてしまうと、思わずマサツグは不安に
なるのだが…それを理解した様子でロディがマサツグに大丈夫と言い聞かせると、
ロディの言葉を聞いたマサツグは吹っ切れた様子で!…その言葉を信じる様に
安堵の様子を滲ませると自然と笑みを零し始める。この時シロもマサツグの
肩から降りた際マサツグの手を握ると、同じ様に笑みを零しており!…
良く分からないけど楽しそう!…と言った様子で尻尾を振っていた。
「………ぷっ!!くくく……そうだな!…
所詮俺はただの冒険者だし!…ここで悩んでいても仕方ないし!…
俺は俺でこの人生を楽しむとするか!…」
「そうよ!それでいいの♪…このゲームはまだまだ進化するわよぉ~!!
その目でこのゲームの進化の行く末を見て楽しみ!…
ただ心を躍らせて居なさいな♥
それが私達運営の仕事でもアリ誇りでもアリ!…
はたまた目標でもあるんだから♪」
「……でも実際の本音は?」
「……課金要素でもう少し業績を上げたいのが本音ね……
…って何言わせるのよ!!」
「あはははは!!…って、あれ?レイヴン?…」
マサツグとロディが和気藹々とした様子で笑い合い、マサツグが改めてこの世界を
満喫すると決めて居ると、ロディもその言葉に安堵した様子でマサツグに期待を
持たせるよう言葉を掛け出す!…その際この先もまだまだ進化させて見せると
笑顔で決意表明をするロディに、マサツグが茶々を入れる様に本音を聞き出す
等すると、ロディもその本音をポロリと零して見せるのだが…この時置いてけぼり
状態のレイヴンだけは困惑した反応を見せており、マサツグも気が付いた様子で
声を掛けると、レイヴンは確認するようこう言葉を掛け出す…
「…え?…ロディギルドマスターって運営の人間だったの?…」
「……あっ……」×2
それは言わずもがな…先程までの会話を全部聞いて居れば自ずと分かる事で…
レイヴンはマサツグとロディの事を交互に見ると、ただ困惑した様子で問い掛け、
それを聞いたマサツグとロディも今気が付いた様子で戸惑いの言葉を
漏らすと、困惑するレイヴンに視線を向ける…この時幸いな事にその場には
マサツグとレイヴン以外冒険者が居なかったので二次被害は免れたのだが、
改めて自分達で暴露して居る事に気が付くと、マサツグは後悔する様に考え出す!…
{しまった!…ロディ!…
…と言うかギルドマスターが運営の人間である事は秘密だって事を
忘れて普通に話してた!……まぁロディも全く気付いてなかったけど?…
とにかくレイヴンを誤魔化さないと!…
幸いレイヴンなら黙っててくれって言えば黙っててくれるだろうけど!…}
「あ…あのな?レイヴ……」
__シュン!!…
昨日はフィアナ達を眠らせてまで運営の人間である事を秘密にして居たのに!…
今日に限ってロディが運営の人間である事がレイヴンにあっさりバレると、
マサツグは戸惑い出す!…その際きっかけは自分に有るのだがロディも気付いて
居なかった事にツッコミを入れると、とにかく誤魔化す事を考え!…マサツグは
レイヴンに事情を話そうと声を掛け出すのだが…それよりも先にロディが瞬間
移動をする様にレイヴンを捕獲すると、マサツグはその一瞬の出来事に何が
起きたのか理解出来ず困惑する!…
「…え?」
__ガッシイイィィィィン!!!……ッ!?…
「え?…ちょ、何!?」
「ごめんねぇ?…レイヴンちゃん♥…
今マサツグちゃんと話していた話は他の人には話さないで欲しいの♥…」
マサツグが気付いた時には既にレイヴンはロディに抱き締められており!…
レイヴンもレイヴンで一瞬の出来事が理解出来なかったのか?…戸惑った
反応を見せ、本当に身動きが取れない様子で首を左右に振っている。
そんな中ロディだけは冷静に!…レイヴンの事を深く抱き締めると、レイヴンの
耳元に自身の顔を近付け出し!…周りに聞こえないよう振舞って居るのか耳元で
他言無用とレイヴンにお願いをし始めると、そのロディの耳元リップサービスに
レイヴンは青褪め始める!…
__ゾワワワワワアァァァ!!!!…
「ッ~~~~~~!!!!」
「ッ!…あら?…暴れても無駄よ?…
レイヴンちゃんが首を縦に振ってくれるまでぇ~♥…
ウンって言ってくれるまで離さないんだ・か・らぁ♥」
{うわぁ~~……ワイトって表情とか感情が分かり難い筈なのに…
何故か今ならハッキリと手に取る様に嫌がっているのが分かる…
それも半端ない嫌がりようだな……}
レイヴンは恐らく猛烈な寒気を感じて居るのだろう!…声にならない悲鳴を
上げてバタバタと抵抗して藻掻き出すのだが、ロディの拘束からは決して
逃れる事が出来ず!…ロディも余裕とばかりにレイヴンへ無駄だと声を掛け
ると、一切緩める事無く!…更にレイヴンの耳元にあっつぅ~いリップ
サービスを続けて見せる!…この時マサツグからの視点だとレイヴンはまるで…
ガチムチの巨人に捕まり耳元で愛の囁きを受けている…長きに渡って拷問を
受けている様な苦悶の表情を見せて居る業を背負ったスケルトンの図にしか
見えず…ただレイヴンの感情豊かな様子を見てマサツグ自身も引き気味に
その様子を見守って居ると、シロを自身の後ろに隠して見せない様にする…
「……ッ?…ご主人様ぁ~?…」
「ッ!…シロは見ちゃ駄目!…シロにはまだ早い!…」
「……ッ?…」
「ねぇ~お願いぃ?♥
この事は誰にも言わないでちょうだ~い?♥
バレちゃったら色々と問題があるのよぉ~?♥
ねぇ~?…お・ね・があぁぃ~?♥」
__ブンブンブンブンブンブンブンブンブンブン!!!!
突如マサツグの後ろに隠された事でシロは不思議そうに尋ねるのだが、
マサツグは育ての親として目の前の光景を見せない様にし!…その一方で
まだまだ続くロディのあっつぅ~いリップサービス!…ロディも熱が
入って来たのか更に情熱的になり出し!…その情熱にレイヴンが心折れそうに
なり、ロディのお願いを聞き届けた様子で全力で首を縦に振り出す!…
レイヴンとしても直ぐに返事を出したかったのだろうが、ロディが拘束が
本当にキツかったらしく!…その時のレイヴンからはまるで本気で泣いて
いる様に見え…その様子にマサツグが手を合わせ合掌をし始めると、隣で
シロも真似をする様に手を合わせ合掌をする。
__……スッ…ッ!…スッ…
{……南無三!}
__チィ~ン!…ポク…ポク…ポク…ポク…
この時マサツグの頭の中では鐘の音がSEで流れると、更に木魚まで
聞こえ出し…シロはシロで何が何だか分かって居ないながらも、マサツグの
真似をするよう隣に並んで同じポーズを取って見せると、レイヴンのご冥福を
願い始める…当然二人揃って合掌し出してもレイヴンは死んで居らず…
ロディもレイヴンが約束してくれた事で解放するのだが…その解放された後の
レイヴンはと言うと、まるで某・ドラ〇エみたくただの屍と化して居た…
__チィ~ン!…
「……ふぅ!…とりあえずはこれで一件落着ね!!…
一時は如何なる事かと思ったわ!!…それとマサツグちゃんも!!…
あんまり外でそう言う事を言わない様にお願いね!!
大変なんだから!!!…」
「ッ!…は、はぁ~い…すいませんでしたぁ~……レイヴン大丈夫?…」
「……お前にはこれが大丈夫に見えるか?…」
「うんにゃ?…完全に死んでる様に見える…」
解放された後のレイヴンはさながら「返事が無い…ただのしかばねの様だ…」に
なっており、ロディはロディでいい汗掻いたとばかりに汗を拭って、
安堵した様子を見せて居る。そしてハッと気付いた様子でマサツグの方に
振り返ると、改めて注意するよう声を掛け!…その言葉にマサツグも素直に
反省し、レイヴンに生きて居るかの確認の声を掛けると、レイヴンはその場に
崩れた様子のままマサツグへ返事をする。その際マサツグの問い掛けに対して
文句を言う様に返事をすると、マサツグはレイヴンの事に関しては全く反省
していない様子で返事をし!…その返事を聞いてレイヴンは黙ってしまい、
暫くの間動けないで居ると、先にクエストへ出ていた冒険者達がホクホク顔で
ハーフリングスに戻って来る。
「いやぁ!…大漁大漁!!…
まさかここでシャイニースワンにお目に掛かれるとは!…」
「あぁ!…見て見ろよこの羽根!…綺麗な純白!!…
最高に輝きまくってるぜ!?…お陰でウェディングドレスが作れそうだぜ!!」
{ッ!…ウェディングドレスを作る?…結婚イベント的な物でも有るのか?…}
恐らくアイテムポーチが一杯になった事で一度町に戻って来た冒険者達だろう…
大漁と言ってはとある珍しいモンスターに出会ったのか、そのモンスターの
名前を口にしては上機嫌で歩いて行き…更に連れの冒険者がその手に一本の
羽根を持って空へ掲げ出すと、キラキラと辺りを輝かせて見せる!…それを見て
冒険者は更に饒舌になり出すと、何やらウェディングドレスが作れると言い出し…
その台詞を聞いてマサツグが心の中で若干戸惑った反応を見せて居ると、
気になった様子で少し考え事をし始める。そうして通り過ぎて行く冒険者達を
横目に見つつ、レイヴンの復活を待つ事数分…レイヴンはフラフラとした様子で
立ち上り出すと、マサツグとシロに出発の声を掛ける!…
__ガッ!!…ガッ!……フラフラァ~…
「…ま、待たせたな?…じゃ…じゃあ俺達も!…
クエストに向かうとするか!…」
「ッ!?…ちょ!?…フラフラじゃねぇか!!…
杖が無ければ真面に立ってる事すら出来無さそうなのに!…
無理をするな!…もう少し休め!!」
「…はぁ!…はぁ!……い…いや!…俺は行く!!…
行かねばならんのだ!!……」
「何かキャラも変わってるじゃねぇか!!」
レイヴンは自身が持っている杖を支えに立ち上るのだが、まるで生まれたての
小鹿の様に震えて見え!…それでもクエストには前向きなのか、マサツグと
シロに待たせた事を謝ると、先頭に立っては杖を突きながら町の外へと歩き出す!…
当然そんな姿を見せて居るレイヴンにマサツグとシロは慌てて止めに入ると、
休む様に言い聞かせるのだが!…レイヴンには何か確固たる目的が有るのか、
頑なにクエストへ出かけようとし、そのキャラは突如正義感溢れるキャラへと
変わってしまう!…そうして見た目とは真逆のキャラへと変わってしまった
レイヴンにマサツグもツッコまずには居られなかったのかツッコミを入れると、
諦めた様子でシロにお願いをし始める。
「……はあぁ~!…こりゃ駄目だ…シロ?…
悪いがレイヴンの護衛を頼めるか?…俺が前に出て出来るだけ敵を斬るから…
シロはレイヴンに向かって来る敵の対処を頼む!…
このままだと勝手に突っ込んで行きそうだし…
最悪レイヴンの顔に張り付いて良いから!…な?…」
「ッ!…はいです!!
レイヴンさんはシロが守ります!!!」
「……今サラッと聞き捨てならん台詞が聞こえたが?…」
マサツグが溜息を吐きながらシロを呼ぶと、レイヴンの護衛を任せると
言い出し!…前線を一人で維持すると説明し、レイヴンが前に出そうに
なった時は顔に張り付くよう指示をすると、シロは元気に手を上げて
マサツグに返事をする!…この時シロはチラッとレイヴンの事を確認すると、
目を輝かせており!…レイヴンも先程の説明を聞いて何か危機的なモノを
感じると、戸惑いながらもマサツグにツッコみを入れる!…その際シロの
視線にも気が付いた様子でレイヴンが思わず後ろに下がると、シロも
詰め寄る様に追い駆け!…何とも言えない間合いを取り!…互いに何か
違う緊迫した様子を見せて居ると、マサツグが声を掛け出す。
「……何をやってんだ?…行くぞぉ?」
「ッ!?…あ、あぁ…」
「はいです!!…」
妙なやり取りを見せるレイヴンとシロにマサツグは更に呆れ…準備が出来た所で
マサツグが先頭に立ち!…改めて出発の声を掛けると、レイヴンとシロは
互いに警戒しつつも返事をする。そうしてシロ護衛の下レイヴンはマサツグ達と
共にクエストに向かい出すのだが…その様子はまるで孫と一緒に散歩に出ている
脚が覚束無いおじいちゃんの様で…そんな様子にマサツグは不安を覚えつつ、
後ろに気を遣う様に歩き出すと、そのクエストの目的地である獣神の森の北へと
歩き出すのであった!…
__ザッ!…ザッ!…ザッ!…ザッ!…
「……うふふふ♪…頑張って来てねぇ~!!」
さて背後から笑いながらエールを送って来るロディの言葉を受けつつ…
マサツグ達がハーフリングスを出ると、其処かしこから激しい衝撃音や
剣戟音が響いて来る!…その際イベント用にモンスターのエンカウント
率が上げられて有るのか、先程よりも爆煙が立ち昇っているのが見られ!…
マサツグ達も近くの木々の間から目的地を目指し入り始めると、目の前に
大量のモンスターが現れる!…
__ガサガサッ!!…ギャウウウゥゥ!!!!…
「な!…何だこの量は!!
何時もならこんなに居ないだろ!?」
「…ユニークモンスターのせいだ……」
「…え?」
まだ森の中に入って5mとも歩いて居ないにも関わらず!…狼達が近くの藪から
姿を現すと、マサツグ達を見つけるなり唸り出す!…その際狼達の様子を見て
分かる位に明らかな気の立ちを見せており!…数も一回の戦闘で軽く数十と…
森の中での戦闘にしてはそこそこの大群で現れた事に!…マサツグが驚いて
居ると、その大群で現れた理由をレイヴンが話す。原因としてはユニーク
モンスターに有るらしく!…マサツグがその言葉を聞いて更に戸惑って居ると、
レイヴンはその詳しい理由について話し出す!…
「ユニークモンスターが現れた場合!…
そのユニークモンスターがスポーンする地点を中心に縄張り設定がされる!…
そうして縄張り内に居るモンスターは強制的にその縄張りの外へ追いやられて!…
こうして屯するんだ!……当然住処を奪われた訳だからモンスター同士で
争いが始まる!…争いが始まるって事は大群で現れる!…だから一気に
スポーンする!!…」
「ッ!?…何だよそれ!!…
だからクエストに辺り一帯の殲滅も含まれてたのか!!…
…冗談キツイぜ!!…てか、大元の原因はあのクソネズミに有る訳だし!!…
死んでも尚ここまでの事するとか!!…迷惑この上ないな!!…」
今だ疲労困憊の要素を見せながらもレイヴンが話し出したのは、ユニーク
モンスターが現れた際の特徴について!…その地域でユニークモンスターが
スポーンをした場合、その生まれた場所を中心に縄張りを作るらしく!…
その際近くに居るモンスターは強制的にその縄張りの外へと追いやられる
らしい!…そうなると当然住処を奪われた訳なので、新しい住処を探す為に
モンスター達は彷徨い!…更に細かな縄張り争いへと発展する事でこの様に
なるとレイヴンは説明をする!…そしてそのレイヴンの説明を聞いた所で
マサツグも理解を示すのだが、目の前の状況に対しては困惑し始め…最終的
には面倒臭いと怒ってその怒りの矛先を既に死んでいるゲスデウスへ向け!…
改めてこのクエストの厄介さについて学習をして居ると、相手が狼だと
分かってかシロが任せる様に前へ飛び出す!…
「ッ!…ご主人様!!…ここはシロに!!」
「ッ!?…シロ!!…」
__ギン!!!!…ビクゥ!?…キャインキャイン!!!…
「……ふぅ!…これで一安心です!!!」
「………。」
何の警戒も無しにシロがその狼達の前へと飛び出して行くと、マサツグはそれを
目撃するなり慌て出し!…戻るようシロの名前を呼ぶのだが更に時既にお寿司!…
シロはその狼達に対して一睨みして見せると、あっと言う間にその狼達の戦意を
削いでしまう!…そしてそのまま狼達を怯えさせて森の中へと逃がしてしまう
のだが、この時の狼達はまるで怖いモノでも見たかの様に悲鳴を上げては、
一目散に藪の中へと消えて行き!…それに対してシロも安堵した様子で一息吐いて
見せると、そのシロの万能さにマサツグとレイヴンは言葉を失ってしまう!…
マサツグとしてもシロには狼を追い払う特技がある事を分かって居た筈なのに!…
改めてシロが狼を追い払っている光景を目にすると、ただ思い出した様子でシロの
後ろ姿を見詰めて居た…
{……忘れてた…そういやシロ…
狼を追い払う事が出来んだったよな?……てか?…}
__クルッ!!…ニパアァ!!!…テテテテ!…パタパタパタパタ!!…
「ご主人様ぁ~!!」
__ガシッ!…なでなで…ッ~~~♪…パタパタパタパタ!!…
改めて自覚するようマサツグがシロの事を思い出して居ると、シロは一息吐き
終えるなり徐にマサツグの方へ振り向き…そしてまるで褒めて?…と言わん
ばかりに笑顔を見せ、マサツグに向かい駆けて来るとそのマサツグの腹部に
飛び付き始める!…この時シロは上機嫌なのか尻尾を振ってはマサツグの事を
甘える様に呼び出し!…その向かって来るシロをマサツグが受け止めると
褒める様に!…条件反射でシロの頭を撫で始めると、改めてシロの何処に
その狼達を撃退するだけの力が有るのか?と悩み出す…そうして一同は森の中が
混沌として居る事を十分に理解させられると、辺りに警戒し!…目的地に
向かい歩き続けて居ると、更に別のモンスター達とも遭遇し始める!…
__グギャガガガガガガアアアァァ!!!!
「ッ!?…ゴブリン!?…って事は!?…」
__ギャギャギャギャギャギャアアアアアアアアァァァァァァ!!!!!…
「ッ!?…一体居たら百は居る!?…」
「ゴ〇ブリかっての!?」
マサツグ達が見つけたのはゴブリン!…だがマサツグが洞窟で見つけた個体より
こちらの方が大きく!…肌もあの緑色と言った様子で数も圧倒的に多い!…
まるで一個小隊で動いていたのか目の前に居るゴブリン達の数は約二十と
言った所で!…オマケに向こうはやる気なのかマサツグ達を見つけると、途端に
武器を手にしては吠え出し!…そのゴブリン達の吠える声に反応してか更に
他のゴブリン達が集まり出すと、その集まるゴブリン達にマサツグ達は戸惑う!…
その際マサツグはまるでゴブリン達の事をGに例えては戸惑いを露にするのだが、
そのマサツグの例えにレイヴンがツッコミを入れ!…最終的にその数は
本当に百を超えており!…棍棒に弓矢…石剣に斧とバリエーションが豊かに
なって、マサツグ達の行く手を塞いでいた!…
__グギャガガガアアアアァァァァァァ!!!!!…
「チッ!…よくもまぁこんだけ集まったモンだ!!…
面倒くせぇ!!…一気に処理出来ちまえば良いんだが!…」
「ッ!…ヤブ!!…俺に任せてくれ!!…時間稼ぎを頼む!!!」
「他に策も無いし!…レイヴンさんお願いしますよ!!…
…シロは護衛!!…いいな!!」
最初の一個小隊は集まったゴブリン達により大軍隊に!…全員が武器を手に
威嚇し出すと、その様子はある意味壮観で…マサツグが面倒臭いと言った
様子で舌打ちをして居ると、一網打尽の策は無いかと呟き出す!…そしてその
マサツグの言葉はレイヴンの耳に入ったのか、レイヴンは策が有る様子で
ハッとするとマサツグにゴブリン達の注意を引き付ける様にお願いし!…
マサツグもそのレイヴンのお願いを聞いて直ぐに実行へ移すよう大剣を
構え始めると、策をレイヴンに丸投げしてシロへ改めて護衛を指示する!
そうしてマサツグが指示を出し終えた所でレイヴンが魔法を詠唱し始めると、
マサツグはマサツグでゴブリン達を睨み付け!…向こうはそれを敵意として
受け取ったのか!…まずは先頭に立っているマサツグへ向かい集団で襲い
掛かり始める!…
__グギャガガガアアアアァァァァァァ!!!!!…
「ッ!…何体束になって来ようが!!…」
__グガアアァァァァァァ!!!!
「斬裂!!…想刃!!!」
ゴブリン達が勢い良く飛び出して来ると手に持っている武器を大きく
振り被り!…やはりあの洞窟のゴブリン達と攻撃パターンは変わらない
のか?…飛び掛かる様にして踏み切りマサツグを襲い出すと、マサツグは
慌てる事無く技を繰り出す!…その際束になって来ようが無駄と言うと、
大剣で斬撃を飛ばす様に空を無数に斬って見せ!…
するとその通りに大剣から極太の斬撃が繰り出され、飛び掛かって来た
ゴブリン達は避ける事も出来ないまま斬撃によって迎撃されてしまうと、
最初の攻撃を失敗に終えてしまう!…
__ズバババァァァンン!!!…ッ~~~!!!……ボトッ!…ドサッ!…
「……全く問題無い!…」
__ブォン!!…チャキッ!!…グギャガ!?……
この時その斬撃を喰らったであろうゴブリン達の目には如何映ったのか?…
一応悲鳴を上げはして居るのだが声にならず!…そのまま斬撃によって
後ろに吹き飛ばされる様に斬って落とされると、無残にバラバラになって
地面に転がる!…そしてそんな光景を見た他のゴブリン達の表情はと言うと、
当然驚きと戸惑いに満ち溢れており!…その表情を今まで見て来たマサツグも!…
やっぱ変わらないと言った様子で大剣を構え直すと、ゴブリン達の次の攻撃に
備え出す!…もはやこの時のマサツグからしてみれば、ゴブリンと言うのは
ウォーミングアップ程度にしかならない雑魚敵でしかなく!…全く眼中に
無いと言った面倒臭そうな表情を見せて居ると、ゴブリン達は怯みながらも
再度マサツグに仕掛け出す!…
__グ!…グウゥゥ!!…グギャガグギャガ!!…ギャガアアアァァァァ!!!…
「…はあぁ~…ちったぁ学習しろっての!…」
__ガサガサガサガサ!!…
あの圧倒的様子を目にしても自分達を奮い立たせるようゴブリン達がまた
吠え出すと、懲りずに飛び出す様な体勢を取り出し!…そのゴブリン達の
様子を見て、マサツグも呆れた様子で言葉を口にすると、いつでも技を
放てるよう腰を落とし始める!…その際今度は強烈な連撃を繰り出そうと
考えたのか、マサツグは踏ん張り易い態勢を取って見せ!…だがそんな
マサツグの期待を裏切る様に!…ゴブリン達は駆け出しはするものの
マサツグを取り囲む様に円を描き出すと、飛び掛からずに違った攻撃
パターンを見せ始める!…
「……ん?…ッ!…しまった!…」
「ッ!?…ご主人様!!」
__スッ!!…ッ!?…バッ!!…
「ッ!?…ご主人様ぁ!…」
そのいつもと違う動きを見せるゴブリン達に!…マサツグもハッとした
様子で気が付くのだが時既にお寿司!…マサツグは既にゴブリン達に
囲まれては逃げ場を失い!…そしてそのマサツグが囲まれる光景を目に
してシロも慌てた様子で声を掛け出すと、助けようと動き出す態勢を
整える!…しかし直ぐにハッと気が付いた様子でレイヴンの方に振り返ると、
自分がその場を離れるとレイヴンが無防備になる事を確認し!…迂闊に
動けないと言う事にシロは戸惑い!…ただその場から動けずマサツグの事を
見詰めて居ると、マサツグも失敗した!…と言った様子で考え出す!…
{…やっちまったぁ~!……完全に相手がゴブリンだからって油断してた!…
この流れだとラノベ的にはボコボコにされてシロが攫われたりするんだろうが!…
……そんなビジョンが見えないな?…シロだったら多分無双するし…
てか今は自分の事を考えろ!…幸い向こうはこっちを警戒して居るだけで
まだ仕掛けて来る気配を見せて居ない!…
とは言えこのままずっとこうして居る訳にも行かないし!…
さて如何したものか?…}
__グギャガグギャガ!!…ぷ~おおぉ~~!……
辺りを見回す様にマサツグがゴブリン達の動きを確認して居ると、心の中で
自分の失態に呆れた様子を見せ!…とにかくマサツグ自身もこの状況を
不味いと感じて居るのか、これまた余計な事を勝手に頭の中で考え始めて
居ると、仕舞いには自分でツッコミを入れるテンパり具合を見せる!…
だが案外余裕は有るのか、ただゴブリン達もマサツグに攻撃を仕掛ける事は
無く…互いに警戒した様子で武器を構え続けると、何やらゴブリン達が
不穏な動きを見せ始める!…それは一匹のゴブリンから始まった事なのだが、
自身の腰みのに隠れている笛を手に取ると、徐に笛を吹き出し!…その気の
抜ける様な笛の音に、マサツグも気が付きそのゴブリンの方に振り向くと、
戸惑いを覚えた様子で言葉を口にする!…
「…ッ!……ッ?…な、何だこの気の抜ける笛の音は?……」
__ぷ~おおぉ~~おおぉ~おおぉ~~!………………
「……え?…」
意気揚々と笛を吹くゴブリンに!…マサツグが戸惑いを覚えた様子で
見詰めて居ると、そのゴブリンの笛は辺りに響き!…そして何事も無く
吹き終えた様子でゴブリンがその笛を仕舞い始めると、その一連の
様子にマサツグは更なる困惑を覚える。笛を吹き終えた所でゴブリン達の
様子は何も変わらず、援軍を呼んだにしては何も無い!…一体何の為に
笛を吹いたのか?…それが全く訳が分からず何がしたかったのか?…と
思わず悩み出して居ると、やはり援軍を呼んだのか…遠方より何かが
近付いて来る足音が聞こえ出す!…
__ザッ!…ザッ!…ザッ!…ザッ!…
「ッ!?…足音!………やっぱ援軍を呼んだのか!…
それに足音を聞く限り早い!…」
突如聞こえて来た足音にマサツグも気付いた様子で反応すると、その足音に
耳を澄ませ!…この時周りからはゴブリン達の威嚇の濁声が聞こえて来るのだが、
シャットアウトする様に集中しその足音が獣の物である事を理解すると、同時に
移動速度が速い事にも気が付く!…そして何が出て来るのか!…と言った様子で
マサツグは身構え出すのだが、次に出て来たのは一度見覚えの有る物であり…
とにかくマサツグがその出て来た物に対して戸惑った反応を見せて居ると、
シロもその出て来た物に対して反応を示すのであった!…
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流されるままに生きたノルン伯爵家の領主レオナルドは貢いだ女性に捨てられ、領政に失敗、全てを失い26年の生涯を自らの手で終えたはずだった。
だが――気が付くと時間が巻き戻っていた。
一度目では騙されて振られた。
さらに自分の力不足で全てを失った。
だが過去を知っている今、もうみじめな思いはしたくない。
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【完結】パーティに捨てられた泣き虫魔法使いは、ダンジョンの階層主に溺愛される
水都 ミナト
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【第二部あらすじ】
地上での戦いを終え、ダンジョンに戻ったエレインは、日々修行に明け暮れつつも、ホムラやアグニと平和な日々を送っていた。
ダンジョンで自分の居場所を見つけたエレインであるが、ホムラに対する気持ちの変化に戸惑いを覚えていた。ホムラもホムラで、エレイン特別な感情を抱きつつも、未だその感情の名を自覚してはいなかった。
そんな中、エレインはホムラの提案により上層階の攻略を開始した。新たな魔法を習得し、順調に階層を上がっていくエレインは、ダンジョンの森の中で狐の面を被った不思議な人物と出会う。
一方地上では、アレクに手を貸した闇魔法使いが暗躍を始めていた。その悪意の刃は、着実にエレインやホムラに忍び寄っていたーーー
狐の面の人物は何者なのか、闇魔法使いの狙いは何なのか、そしてエレインとホムラの関係はどうなるのか、是非お楽しみください!
【第一部あらすじ】
人気の新人パーティ『彗星の新人』の一員であったエレインは、ある日突然、仲間達によってダンジョンに捨てられた。
しかも、ボスの間にーーー
階層主の鬼神・ホムラによって拾われたエレインは、何故かホムラの元で住み込みで弟子入りすることになって!?
「お前、ちゃんとレベリングしてんのか?」
「レ、レベリング…?はっ!?忘れてました……ってめちゃめちゃ経験値貯まってる…!?」
パーティに虐げられてきたエレインの魔法の才能が、ダンジョンで開花する。
一方その頃、エレインを捨てたパーティは、調子が上がらずに苦戦を強いられていた…
今までの力の源が、エレインの補助魔法によるものだとも知らずにーーー
※【第一部タイトル】ダンジョンの階層主は、パーティに捨てられた泣き虫魔法使いに翻弄される
※第二部開始にあたり、二部仕様に改題。
※色々と設定が甘いところがあるかと思いますが、広いお心で楽しんでいただけますと幸いです。
※なろう様、カクヨム様でも公開しています。
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神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
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魔眼の剣士、少女を育てる為冒険者を辞めるも暴れてバズり散らかした挙句少女の高校入学で号泣する~30代剣士は黒魔法と白魔法を覚え世界にただ1人のトリプルジョブに至る~
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