どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

文字の大きさ
260 / 944
-第三章-サマーオーシャン連合国-エルフの国編-

-第三章五十八節 浮遊する骨と考え無しの一撃と密集する骸-

しおりを挟む



ロディが引き連れて来た!…と言うよりも呼び込んだ冒険者達によって、

形勢逆転!…第一波を退けると、瞬く間に第二波へと向かって行き!…

オーク達やエルフ達と共闘し、その第二波の勢いも徐々に飲み込もうと

する勢いを見せると、ワイトを戸惑わせる!…まるで計算が狂った!…

と言わんばかりの戸惑い様を見せて居るのだが…然程慌てて居らず、

寧ろ若干好都合と言った様子で辺りを見回して居ると、オーディックとの

戦闘を始めようとして居た!…


「ブフウゥ~!!!…ブフウゥ~!!!…

…もうあの奇妙な小技も出来ないだで!!…

大人しくオラ達にやられるだ!!!」


「ッ!?…クッ!…少々計算ガ狂ッタガ問題ハナイ!!…

如何足掻コウガ貴様ガ私ニ勝テル筈モナイ!!!…

サァ!…来ルト良イ!!…」


「ッ~~~!!!…人様を舐め腐ってぇ~~!!!

ぜってぇにぶっ飛ばすだ!!!」


__ボッ!!!…グオン!!!…


イベントに飢えた冒険者プレイヤー達に混ざって斧を振り上げ!…鼻息荒くワイトに

今だ怒って見せると、ジリジリと攻め寄る!…だがこの時ワイトはやはり

オーディックの事を甘く見て居るのか、ずっと何故か辺りを見回しており!…

戦況…と言うよりも自身が連れて来たモンスター達を気にして居る様で…

誤算と言った様子で言葉を零し出すと、上から目線でオーディックを馬鹿に

する!…当然これにはオーディックも更にカチンと来ると、挑発されたよう

ワイトに向かって行き!…振り上げた斧を手に大きく跳び上がり!…眼下に

居るワイトに対してその気合の入った一撃を放とうとすると、次の瞬間

ワイトは消えて見せる!…


「死に晒すだ骨粉モドキイィィィィ!!!!」


「……フッ!…」


__ヴウンッ!!…ドゴオオオォォォ!!!!…ギャワアアアアアァァァ!!!…


それこそオーディックがワイトに対して斧を振り下ろした瞬間!…ワイトは

笑うよう吐息を零すと、瞬く間にオーディックの前から消えて見せ!…

それはまるで闇に溶ける様に…突如黒い霧に包まれ姿を消すと、これにより

オーディックの斧は空振りに終わる!…この時空振りに終わった斧は

そのまま地面に向かい振り下ろすよう空を斬ると、次には斧圧となって別の

モンスター達を一掃し!…一直線に伸びて行っては同時に悲鳴も木霊し!…

オーディックも無事着地したと事で驚いたよう辺りを見回すと、やはり怒りを

ぶちまける様に吠え始める!…


「ッ!?…消えただ!?…ッ~~~!!!!…

卑怯モン出て来い!!!…隠れてないで正々堂々戦うだアアァァァ!!!!」


「フッフッフッフッフッ!!!…今焦ラナクテモ後ニ相手ヲシテヤル!…

ダガ今ハソノ時デハナイ!……モウ少シシテカラ忌々シイ巨木ト一緒ニ!!…」


辺り一帯にオーディックの叫びが木霊するのだが、ただ空しく響くだけで…

そんなオーディックを嘲笑う様に!…ワイトも姿を隠しながら返事をすると、

その時では無いと意味深な事を呟く!…当然その言葉を聞いた所で

オーディックにはその言葉の意味が分からず!…ただ辺りを見回しては血眼に

なって姿を探し!…だがやはり見つける事が叶わず!…そんな様子にワイトも

余裕とばかりにユグドラドの事を話して居ると、意外な所から伏兵が出て来る!…

それは!…


「……まさか完全に隠れ切れてるつもりで居るんじゃないだろうな?…」


「ッ!?…何ィ!?…ッ!?…」


「《吹き荒ぶ風よ!!…槍となりて穿ち貫け!!!…ウィンドランサー!!!》」


__シュオオオォォ!!!!…ボシュン!!!…


まるで見えて居るとばかりに言葉を漏らし!…更に不敵に笑って見せる様なトーン

で言葉を口にすると、その声にワイトが反応する!…その際その声の主を確かめる

ようワイトが振り向くと、そこに居たのはレイヴンで!…レイヴンの姿を見るなり

ワイトは途端に驚いた反応を見せ始め!…レイヴンもレイヴンでそのワイトに

向かい魔法を徐に唱えると、次には自身の頭上に風の槍を生成する!…その風の

槍はまるで横向きの竜巻みたく螺旋を描き出すと、次の瞬間には何も無い所に

向かって飛び!…だがその飛んだ方向にこそ件のワイトが隠れて居り!…ワイトも

慌てて避けるよう姿を現すと、レイヴンに何者と問い掛け出す!…


__ッ!?…ヴウン!!…バシュウウゥゥゥゥ!!!……


「……クッ!!…マサカコンナ所デ同族ト会ウトハ!?……貴様一体!?…」


「……別にぃ?…ただの一介の冒険者ですよぉ~?…

…後アンタと一緒にしないでくれるか?…お前みたいにイタイのと!…」


「ッ!?…で、出て来た!?……レイヴン殿!?…」


寸での所で回避に成功!…姿を現したワイトは酷く戸惑った様子でレイヴンを

同じワイトと見抜くと、慌てて何者と聞くのだが!…レイヴンはその問い掛けに

対してフードを被ったまま馬鹿にするよう返事をすると、自分の事を冒険者と

語る!…その際敵方のワイトの言葉に対して不服が有ったのか、一緒にするな!

と文句を言い!…オーディックはオーディックで突如出て来たワイトの姿に!…

何ならレイヴンが見つけた!?…と言った様子で戸惑って居ると、レイヴンは

オーディックに指示を出す!…


「…オーディック、援護する!!…幾ら隠れても俺が見つける!!…

オーディックは構わずぶっ飛ばしてやれ!!…」


「ッ!!……あいわかったあぁぁ!!!

恩に着るだでよ!!!」


「クッ!!…分カリ合エナイト言ウノカ!!…貴様トテ同ジワイト!!…

コノ素晴ラシサガ分カラナイ程馬鹿デハ!!…」


「ッ!?…だからテメェと一緒にすんな!!!」


レイヴンは隠れても無駄だと言った様子で言葉を口にすると、後方支援を

オーディックに勝って出始め!…オーディックもその言葉に目を見開き!…

レイヴンを数秒見詰めた後、信頼した様子で威勢良く返事をすると、斧を

構え直す!…その際一緒に感謝の言葉を口にすると、オーディックは

ワイトを睨み!…ワイトはワイトで戸惑い出し!…まさかの同族が敵に!?

と言った様子でレイヴンを見詰めると、説得を試みようとするのだが…

その説得にレイヴンがキレると、魔法を唱える!…そして当然そんな

人骨が浮遊している事で他の注目を集めると、冒険者達もそのワイトを

狙い出す!…


「ユグドラドを落とさせるなぁ!!!……

ッ!?…浮いてるワイト!?…これって得点高くねぇか!?…」


「ッ!!…おいこれはユグドラドを解放して貰う為のイベントだろ!?

得点は後だ!!!……でもまぁ狙うに越した事は無いよな!?…」


「イベントもだがユグドラドを護る為!!!…行くぞオオォォォォ!!!!」


__オオオオオォォォォォ!!!!…


集まった冒険者達の中にはちゃんと人の心も残って居る様で、ユグドラドの為と

叫び!…だがイベントである事もキッチリ忘れて居ない様子で…その浮遊している

ワイトを見つけるなり得点として見ているのかレア!と言った様子で喜んで

居ると、その冒険者は他の冒険者から注意を受ける!…この時その注意と言うのも

一応建前としてはやはりユグドラドの解放で、本音は心の中に隠せと!…だが

その冒険者も結局本心を隠し切れていない様子で…その宙に浮くワイトに対し武器を

そそくさと構え始めると、今にも襲い掛からん勢いに視線を向ける!…だがやはり

根底にあるのはユグドラドの為らしく、もうややこしくて仕方が無くなり!…

とにかく一丸となってそのワイトに襲い掛かり始め!…数の暴力で圧倒しようと

すると、そんな冒険者達にワイトも反撃する!…


「ッ!?…エェイ邪魔臭イ!!!…

《極光ノ炎ヨ燃エ盛レ!!!…ソノ最後ノ日ガ来ルマデ煌々ト照ラシ!!!…

愚カ者達ニ死ノ判決ヲ!!!…落日ハ今!!!…コノ時ヲ持ッテ終焉スル!!!

エクスプロオォォォォドオオオォォォ!!!!》


__カッ!!!…ヒュウウウゥゥゥ!!!…ドゴオオオオォォォォォ!!!!…


「ッ!?…じょ、上級魔法!?…しかも浮いてるから攻撃出来ないし!!…

…こ、後方支援は!?…」


「ソノ隙モ与エヌ!!!…

《降リ注ゲ氷ノ雨ヨ!!!…地上ヲ蹂躙シ!!!…

氷下ノ世界ヲ作リ上ゲロ!!!…アイスボルトレイン!!!》」


そこからのワイトは形振り構わない様子で!…周りに自分が連れて来たであろう

モンスター達が居ようとも範囲魔法を唱え!…襲い掛かろうとして来た冒険者達を

一掃し!…自身の周りを焦土と化させると、冒険者達を牽制する!…その際巻き

込まれた者も居れば、免れた者も!…予想外の上級魔法に戸惑っては攻撃出来無い

と!…何なら浮遊している事で近付く事すら困難!…後方支援を望む声も上がり

始めるのだが、その隙も与えないまま次の魔法で大打撃を与える!…その様子は

さすがと言うべきか死屍累々としており!…死ぬまで行かなくとも瀕死に追い

込まれ!…その様子にレイヴンも驚いた様子で固まって居ると、オーディックは

果敢に攻めて行く!…


「……フン!!…下賤ナ輩メ!!…コノ死ノ王タル我ニ挑モウ等!!…」


__ダッダッダッダッダッダッ!!…ザッ!!!…


「ッ!?…チッ!!…」


「ウオオオオオオオォォォォォォ!!!!」


眼下に広がる満身創痍な冒険者達を見詰め!…やはり見下す様な口を叩いて

居ると、オーディック一人駆けて行ってはワイトに飛び掛かる!…先程同様

斧を掲げては打ち下ろす体制に入り!…その様子にワイトも気が付いた

様子で反応すると、すかさず防御の体勢に入る!…今度は前みたく障壁も

無くなってはただ耐えるしか無く、オーディックも気合が入り!…掛け声と

共に振り下ろし!…そのワイトのガードを粉砕するよう重い一撃を放って

見せると、レイヴンを含む冒険者達の度肝を抜く!…


__グオォン!!!…グワッシャアアァァ!!!!…


「ッ!?…うわぁ!?…」


「ッ~~~~!!!……バ、馬鹿力シカ取リ柄ノ無イ種族メ!!!…」


ワイトはこの時両腕をクロスさせる様に防御の体勢を整えて居たのだが、

オーディックはその二本の腕ごと粉砕し!…すると辺りに生々しい骨の

砕ける音が響き渡らせ!…その砕ける骨の様子を見ていたレイヴンも

思わず恐怖を感じて居ると、さすがのワイトも効いた様子で仰け反り出す!…

するとワイトは恨み言を言うよう今だオーディックを馬鹿にした言葉を

口にするのだが、宙に浮きながらオーディックから距離を取り出し!…

オーディックはオーディックで確かな手応えを感じ!…今まで馬鹿に

されていた分茶化すよう言葉を口にすると、ワイトの神経を逆撫でする!…


「まずは一本!!……いや、二本だでか?…」


「ッ!?…凡愚メエエェェ!!!…フンッ!!…」


__バシュン!!…カラカラカラカラ!!……スウゥゥ!!……ッ!?!?…


「…フン!…マァ今ハ非常事態ダ!…コレデ良イダロウ!…」


両腕を砕いた所でオーディックは着地し、すぐさまワイトに身構えるのだが!…

ワイトはオーディックに向かって反撃はせず!…ただ怒りを覚えた様子で

恨み言を口にすると、何やら妙なオーラを突然の様に纏い出す!…するとその

オーラに反応してか、辺りで倒れているモンスター達がオーラを纏い!…次には

両腕だけが引き千切られ!…その宙に浮いて居るワイトの元へ向かい飛んで

行くと、ワイトの腕合わせ!…フィッティングが始まる!…そして直ぐに替えの

腕が決まった様子で、ワイトは具合を確かめ!…良くはないのだろうが及第点と、

今はオーディックに専念するよう言葉を口にすると、周りに居る冒険者達を

驚かせる!…


「マ!…マジかよ!?…アレで替えが利くとか!?…」


「……ッ!?…って事はここに居るの全部!?…」


「……なるほど?…そんな芸当も出来る訳ね?…はいはい…

…面倒だなぁ~!…」


そんな芸当を見せられた事で当然戸惑い!…冒険者達は狼狽え!…何なら更に

気が付いた様子で!…今まで自分達が倒して来たモンスター達の亡骸を見て

これだけの替えが有るのか!?と自覚をさせられると、絶望感を覚える!…

そしてレイヴンもその様子を見てマジか!…と戸惑うと、同時に面倒臭さを

感じ!…倒すなら一撃で!…或いは効果的な部位を狙って破壊しない事には

終わらないと悟ると、その部位を見定めようとするのだが!…その間にも

ワイトは具合が良いと!…辺りを見回し何やら楽しげな様子を見せて居ると、

ここでマサツグ達が合流する!…


「……悪い!!…ちょっと離れて…ッ!?…うわぁ!?…

何じゃこりゃ!?…」


「ッ!?…ヤブ!!…おま、何処に行ってたんだよ!!!

このクソ忙しい時にぃ!!…」


「え?…シロの回収とベルベッタ達のケア?…

さすがに回復無しは大変だろうからって…何なら本陣に下がるよう…」


「だったら声の一つ位掛けてから行け!!!…

とにかくアレ何とか出来るか!?…」


オーディックとレイヴンがワイトと戦闘を始める前!…マサツグはレイヴン達から

離れると、一人ベルベッタ達の様子を見に行き!…そこでシロを回収し、疲れたで

あろうベルベッタ達の体力の回復をして来た訳なのだが…今着てその現状に驚いて

居ると、レイヴンから当然の様にツッコミを受ける!…そしてレイヴンに怒られた

事でマサツグは更に戸惑うと、言い訳をし…だが言い訳をした事で更にレイヴンを

怒らせてしまい!…とにかくあの化け物を如何にか出来るかについて無茶振りを

されると、マサツグはそれを見るなりこう答える!…


「……別にアレを倒してしまっても良いのだろう?…」


「ッ!?…この馬鹿!!!…この期に及んで何故負けフラグを立てる!!!」


「いやだって!……出来なくも無いけど如何だろう?…

一撃放って様子見って所かな?…」


「ンな能天気な!?……とにかく援護頼む!…」


マサツグは何処かで聞き覚えの有る赤い弓兵の言葉を口にすると、良い笑顔で

シロと共にサムズアップで答え!…当然そんなマサツグの言葉に!…レイヴンも

すかさず反応してマサツグに怒涛のツッコミを入れると、鬼気迫る勢いで

詰め寄り出す!…するとマサツグはさすがに詰め寄られるとは思っても居なかった

様子で、両手を前に突き出しては戸惑い!…ただやって見ない事には分からない

と言い!…そのマサツグの曖昧な返事を聞いてレイヴンが呆れた反応を見せると、

次にはやるよう指示を出す!…本当ならこんな相方を持った場合止めるよう

言葉を掛けるのだろうが、レイヴンは違い!…相手が出来ないと言わない限りは

やらせて見せ、その結果次第で相手の力量を図ると言った事をするのだが…

事マサツグに関しては違う様で!…マサツグの返事を聞いた所でイケると踏むと、

その様子の成り行きを見守る!…そしてマサツグもシロを背にワイトに対して

大剣を構えると、対峙しているオーディックの事を考えて動き出す!…


__……ジャコンッ!!…


{……オーディックはあの位置!…

完全にあの骨をマークして居てこっちに気付いて居るか如何か?…

気が付いて居ない事を配慮してやるとすると!…縦しかないよねな?…}


「…よぉ~し、シロ?…動けるかぁ?…」


「はいです!…シロまだいけます!!」


ワイトとオーディックの位置を確認しては繰り出す技を決め!…その際最初に

やったシロとの連携技は駄目だと自覚すると、別の案を考える!…だが今背中に

背負って居るのはシロで…結局の所選択肢が一つしかない事に改めて気が付くと、

横に振るのでは無く縦に振る事を考える!…そうして悩む必要性が有ったのか

分からない自己完結型ブリーフィングを終えると、シロに動けるかを確認し!…

シロはシロでまだ元気が有り余って居る様で、マサツグに手を挙げて元気に

返事をすると、二人揃って赤いオーラを纏い出す!…そして!…


__……ンバッ!!……コオオォォ!!!…カッ!!…ッ!?!?…


「さっきは気絶したが今度は!!!…」


「ッ!!…いっきまっすよぉ~~!!!…テイ!!」


__バシュウウゥゥゥン!!!…グオオオオオォォォ!!!…ッ!?…


まずはマサツグが飛び出して行くとシロもそれを合図に圧縮球を作り出し!…

マサツグは前の経験を生かす様に覚悟を決めると、一直線にワイトへ向かって

飛んで行く!…その際まだ小さな子だとは言えシロを背中に乗せたまま飛んで

行くマサツグの姿を見た冒険者達は、有り得ないと言った様子で驚き!…

シロもシロで準備が出来たと!…最初の連携時同様マサツグの大剣目掛けて

圧縮球を投げると、異様なまでに風が逆巻く大剣を仕上げる!…そうして

徐々に異様な圧が飛んで来ている事に!…ワイトとオーディックも気が付いた

様子で!…だが時既にお寿司と!…マサツグが大剣を構えてそのワイトに

向かい一撃を見舞おうとすると、次の瞬間現場は阿鼻叫喚となる!…


「何奴!?…」


「ただの通りすがりの冒険者と子犬です!!!」


__バゴオオオオオオォォォォォォ!!!!…ギャアアアアァァァァァ!!!!…


「またこの展開だでかあぁ~!?」


ワイトが振り向き反応した所でマサツグの射程圏内!…マサツグも律義に返事を

すると、次には斬撃を飛ばすよう大剣を頭から振り下ろす!…すると案の定

嵐の様な風が巻き起こると、現場はある種FFフレンドリーファイア祭りになり!…周りの面々は

満身創痍だと言うのに極大技!…阿鼻叫喚の耐久チキンレースが始まると、

マサツグもやっちまったとばかりに苦笑いをする…そしてオーディックも

そんな様子に戸惑うと、声を上げて踏ん張り!…だがワイトには効果が

有った様で!…耐える様な素振りを見せるのだが体が付いて行けない様子で

バラバラとヒビが!…何なら崩壊を始めると、ワイトは慌て出す!…


「グッ!!…ッ~~~~!!!…ナ、何ナノダコノ暴風ハ!?…」


__ゴオオオオォォォ!!!!……ピシッ!…パキポキビキ!!…


「ッ!?…マ、マズイ!!…体が!!…グオアアアアアァァァ!!!…」


ほぼゼロ距離で風圧を受けてはその負荷に耐えれず!…体は欠けて行き!…

折角付けた腕は片方飛び!…今度は両足!…更には腰まで持って行かれそう

になると、着ていたローブは散り散りになる!…そうなるともはやダルマ

状態で抵抗も出来ず!…遂には地面に叩き付けられては転がって行き!…

嵐が治まった頃には冒険者達のTPは空になり!…更に死屍累々とした様子を

見せて居ると、そのやった本人も落下して来ては華麗に着地をする!…


__……スタッ!…


「……シロちゃん?…今度からこの技は封印で…」


「ッ!…うぅ~…残念です…」


「いやシロは悪く無いから!…悪いのは多分俺だし…」


マサツグがシロを背に衝撃を吸収したよう着地をすると、徐に振り返って

シロへ話し掛け…シロとの連携技を封印するよう話を切り出し…シロも

それを聞いてショックを受けた様な反応を見せると、次には自分がやり

過ぎた?…と言った不安げな表情を浮かべる…するとそんなシロの表情を

見てマサツグもフォローを入れると、自分のせいと語り…だが喰らった者達

からすればそう言う問題では無く!…ただ二人それって何故その技を

撃った?…と言った恨みに似た視線を向けると、マサツグ達を苛むので

あった!…さてそうしてマサツグ達に非難の目が向けられている一方で、

肝心のワイトはと言うと!…まだ死んではいない様だが満身創痍で!…

自分がここまでやられるとは!…何ならあんなふざけた連中にやられるとは

思っても居なかった様子で震えていた!…


「……ア!…アブナカッタァ!……辛ウジテ生キ残ッタ!…

…何ナンナノダ、アノ攻撃ハ!?…アンナ滅茶苦茶ナ!?…

イヤソンナ事ヨリモ早クコノ窮地ヲ!!…」


「……ッ!?…オーディック、止めを!!!…」


「ッ!?…あ、あぁ!!…分かった…だよ!?…」


__グラアァ!!…トトッ!…


ワイトの体は残り上半身と右腕一本だけ!…残りはマサツグとシロの連携技に

持って行かれ!…地面を這う様に転がっては自分でも生き残った事に驚きを

覚え!…マサツグ達に恨み言を零しながら回復を図り出すと、あの妙なオーラを

纏い出す!…そしてその様子にレイヴンも気が付いた様子で慌てると、すかさず

ワイトに一番近いオーディックに止めを刺すよう声を掛けるのだが!…

オーディックも耐える際TPを消耗したのか、慌てて歩き出したものの足元が

覚束ない様子を見せて居ると、遂にはワイトが本気を出す!…


__フュウウウゥゥゥン!!……ゴゴゴゴゴ!!!…


「ヨクモ!!…ココマデヤッテクレタナ!?…」


「ッ!?…クッ!!…間に合わな!……ッ!?…」


「……コレダケノ骸ガ有レバ十分デ有ロウ!!…

感謝スルゾ!!!…ソレコソ我ガ追イ詰メラレル所マデ行ッタガ!!!…

ソレモマグレ!!!…コレ以上先ソノ様ナ事ガ無イ事ヲ先ニ明言シテ置ク!!!…

……死ノ王タル所以!!!…ココニ見ヨオオオオオォォォォォ!!!!」


また自身の体を修復するよう恨み言を零しつつ!…周りのモンスター達の骸を

集めて居ると!…レイヴンは間に合わなかった事に愕然とし始め!…次の作戦に

ついて何か方法は!と考え出そうとして居ると、その目の前ではただ体を

修復するだけでなく!…何か異変に近い天変地異が起きようとして居た!…

それはそのワイトの元に集まっているモンスターの骸の量が物語っており、

明らかに量が多く!…それも先程みたいにフィッティングをする様子もなく!…

ただ自身の体に張り付けて行くようその体を大きくし始めると、その姿はもう

とある作品に出て来る!…それこそダークでソウルなゲームに出てくる墓王の

様な姿になり始める!…その幸いと自身も本気と言った様子で声を荒げると、

更にその体を大きくし!…遂にはあのギガンテスみたく!…約6~7m位にまで

その体を大きくして見せると、マサツグ達の前に立ちはだかる!…


__ゴゴゴゴゴゴゴ!!!!……オォ!!…オォ!!……


「……デッカ!…えぇ~またデカ物とやり合うのかよぉ…」


「……そんな事を言ってる場合じゃないと思うぞ!?…如何すんだこれ!?…」


「……でもやるしかねぇんだで?…じゃあぶっ潰すまでだ!!!…

まだ借りは返せてねぇ!!!…キッチリ熨斗付けて返してやるだ!!!」


グラグラとしながらもその姿を保ち!…辺りに有る骸をただのアンデットとして

蘇らせると、先程までのワイトはマサツグ達を見下ろす!…その際相手は骨なの

だが、如何にも勝ち誇った様な表情をして居る様に見え!…マサツグはマサツグで

そんな墓王を見上げてはウンザリと言い!…マサツグの様子にレイヴンが戸惑った

様子でツッコミを入れて居ると、オーディックは一人やる気を見せる!…この時

斧をギュッと握ると、今にも駆け出さん勢いを見せ!…マサツグもマサツグで

そんなオーディックの様子に目を向け!…諦めた様子で大剣を再度構え直すと、

シロに声を掛ける。


__……ジャコンッ!!…チャキッ!!…


「シロ?…こっからが本番みたいだ!…まだあのキツネさんは居ないけど…

見つけたら一人で行くんじゃないぞ?…俺も呼ぶんだ!…いいな?…」


__……ぷっくうぅ!!…


「…はいです!…」


「…そこなんで膨れる?…」


緊張感が有るのか無いのか?…いや無いであろう…シロに注意するよう声を

掛けると、フィロネウスについても注意を促し!…一人で行こうとしない様に

声を掛けると、シロは何故か膨れる!…そして不服そうにマサツグへ返事を

すると、当然その返事にマサツグは戸惑い!…そんな夫婦漫才の様なやり取りを

やって居る内に!…そのワイトの山も徐々に侵攻を始めると、声を荒げる!…


「オオオォォォォォ!!!…サァ!!…ココカラガ我ノ復讐劇!!…

覚悟シロオオォォォォ!!!…

コノ愚カ者ドモオオオオオオォォォォォォォォ!!!」


「……疲れそうな叫び方しやがって!!……って、そう言えばアヤは?…」


「……何やらずっと祈りを捧げているんだが?…」


「……え?…」


まさにこのイベントの正念場を迎えようとし、マサツグ達は武器を構え!…

その際マサツグは茶化す様に声を掛けて見せ!…そして徐にふと思い出したよう

アヤを見て居ない事に気が付くと、心配をし始める…この時全員にその事に

ついて尋ねるよう声を掛けると、レイヴンは知っている様子でマサツグに答え!…

アヤの居る場所を指差しては祈って居ると言い…その答えを聞いてマサツグも

戸惑った様子で反応すると、そのレイヴンの指差す方に視線を向ける。すると

そこには確かに正座をするよう座っては、両手を組んで何かに祈るアヤの姿が

有り!…こんな危機的状況の中何を祈って居るのだろうと…マサツグ達がその

アヤの様子に気になりつつ武器を構えて居ると、正真正銘そのワイトとの戦闘が

始まるのであった!…


……因みに…マサツグの治療を受けて一度本陣に戻ったベルベッタ達はと

言うと、そこでマーガレット達と出会い!…そこで何か惹かれるものが

有ったのか、ジーナはマーガレットを見るなり斧を握り!…マーガレットも

ジーナを見るなり斧を握ると言う…何やら意味深な奇行を見せて居た…


__……スッ…スッ……


「ッ!?…ちょ、ちょっと!!…

仲間同士なんだから争っちゃ駄目なんだからね!?…

それよりもレイネを呼んで!!…

あのアンデット達を何とかして貰わないと!!…」


「……分かってる!…分かってるけど!…」


「……なぁんか気になるんだよねぇ?…アンタ!…」


「えぇ~?………」


似た者同士ゆえかそれとも何か因縁か?…とにかく一触即発の雰囲気に

ベルベッタが慌てて止めに入り、レイネを呼んで本陣を固めるよう

提案をするのだが…互いに何か気になるのか睨み合っては動かず!…

そしてこれまた互いに不敵に笑い合ってはベルベッタを戸惑わせると、

肉体的ではなく精神的に疲労させるのであった!…

しおりを挟む
感想 63

あなたにおすすめの小説

俺の召喚獣だけレベルアップする

摂政
ファンタジー
【第10章、始動!!】ダンジョンが現れた、現代社会のお話 主人公の冴島渉は、友人の誘いに乗って、冒険者登録を行った しかし、彼が神から与えられたのは、一生レベルアップしない召喚獣を用いて戦う【召喚士】という力だった それでも、渉は召喚獣を使って、見事、ダンジョンのボスを撃破する そして、彼が得たのは----召喚獣をレベルアップさせる能力だった この世界で唯一、召喚獣をレベルアップさせられる渉 神から与えられた制約で、人間とパーティーを組めない彼は、誰にも知られることがないまま、どんどん強くなっていく…… ※召喚獣や魔物などについて、『おーぷん2ちゃんねる:にゅー速VIP』にて『おーぷん民でまじめにファンタジー世界を作ろう』で作られた世界観……というか、モンスターを一部使用して書きました!! 内容を纏めたwikiもありますので、お暇な時に一読していただければ更に楽しめるかもしれません? https://www65.atwiki.jp/opfan/pages/1.html

異世界にアバターで転移?させられましたが私は異世界を満喫します

そう
ファンタジー
ナノハは気がつくとファーナシスタというゲームのアバターで森の中にいた。 そこからナノハの自由気ままな冒険が始まる。

【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜

KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。 ~あらすじ~ 世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。 そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。 しかし、その恩恵は平等ではなかった。 富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。 そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。 彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。 あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。 妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。 希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。 英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。 これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。 彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。 テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。 SF味が増してくるのは結構先の予定です。 スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。 良かったら読んでください!

収奪の探索者(エクスプローラー)~魔物から奪ったスキルは優秀でした~

エルリア
ファンタジー
HOTランキング1位ありがとうございます! 2000年代初頭。 突如として出現したダンジョンと魔物によって人類は未曾有の危機へと陥った。 しかし、新たに獲得したスキルによって人類はその危機を乗り越え、なんならダンジョンや魔物を新たな素材、エネルギー資源として使うようになる。 人類とダンジョンが共存して数十年。 元ブラック企業勤務の主人公が一発逆転を賭け夢のタワマン生活を目指して挑んだ探索者研修。 なんとか手に入れたものの最初は外れスキルだと思われていた収奪スキルが実はものすごく優秀だと気付いたその瞬間から、彼の華々しくも生々しい日常が始まった。 これは魔物のスキルを駆使して夢と欲望を満たしつつ、そのついでに前人未到のダンジョンを攻略するある男の物語である。

この世界にダンジョンが現れたようです ~チートな武器とスキルと魔法と従魔と仲間達と共に世界最強となる~

仮実谷 望
ファンタジー
主人公の増宮拓朗(ましみやたくろう)は20歳のニートである。 祖父母の家に居候している中、毎日の日課の自宅の蔵の確認を行う過程で謎の黒い穴を見つける。 試にその黒い穴に入ると謎の空間に到達する。 拓朗はその空間がダンジョンだと確信して興奮した。 さっそく蔵にある武器と防具で装備を整えてダンジョンに入ることになるのだが…… 暫くするとこの世界には異変が起きていた。 謎の怪物が現れて人を襲っているなどの目撃例が出ているようだ。 謎の黒い穴に入った若者が行方不明になったなどの事例も出ている。 そのころ拓朗は知ってか知らずか着実にレベルを上げて世界最強の探索者になっていた。 その後モンスターが街に現れるようになったら、狐の仮面を被りモンスターを退治しないといけないと奮起する。 その過程で他にもダンジョンで女子高生と出会いダンジョンの攻略を進め成長していく。 様々な登場人物が織りなす群像劇です。 主人公以外の視点も書くのでそこをご了承ください。 その後、七星家の七星ナナナと虹咲家の虹咲ナナカとの出会いが拓朗を成長させるきっかけになる。 ユキトとの出会いの中、拓朗は成長する。 タクロウは立派なヒーローとして覚醒する。 その後どんな敵が来ようとも敵を押しのける。倒す。そんな無敵のヒーロー稲荷仮面が活躍するヒーロー路線物も描いていきたいです。

現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!

おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。 ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。 過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。 ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。 世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。 やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。 至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!

『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる

暁刀魚
ファンタジー
 社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。  なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。  食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。  そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」  コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。  かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。  もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。  なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。  カクヨム様にも投稿しています。

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる

十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。

処理中です...