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-第四章-オータムクラウド国編-
-第四章三十八節 愛ゆえの技能?…と聞かん坊の二人とフィロの執念!…-
しおりを挟むまさかのフィロからも悟られない程の隠密性を見せ、これなら行けるのでは?…
とモツ達が希望を持ち始めて居ると、その一方でシロだけは何やらあらぬ方向を
見詰める。それはまるで見えてはいけないモノを見ているかの様で、ただ一点に
見詰めては不思議そうに目をパチパチ!…そしてその様子に気付いていない
面々はただたあだマサツグの姿を探し続け!…そろそろ出て来る様に声を掛けよう
として居ると、次にはシロがスッと立ち上がる!…
「……そろそろ分かったから姿を…」
__スック!…テテテテッ!…
「ッ!…し、白いの?…急に如何したのかや?…」
「……ッ?…皆如何したのですか?…ご主人様ならここに…」
それこそマサツグを探す事をギブアップしたかの様にモツが諦めた様子で言葉を
口にしようとすると、シロは突如立ち上がり!…そして何を思ったのかその一点に
見詰めていた方向へと徐に歩き出し!…そんなシロの突発的な行動にフィロも若干
戸惑った様子で声を掛けると、シロはフィロに声を掛けられた方へ振り返っては
返事をする!…その際何かに向かい徐に手を伸ばし始めると、そこには何も無い筈
なのに何かを掴む様な仕草を見せ!…当然そんな霊感を持ったかの様な突発的な
行動にモツやライザが驚き戸惑い!…フィロも一体如何言う事?…と言った具合に
そのシロの様子を見詰めて居ると、次にはそのシロが言って居た言葉の意味が
全員に分かる!…
__……スウゥ…ッ!?!?…
「な、何じゃと!?…」
「そ、そこに居たのかよ!?…てかシロちゃん何で分かって?…」
「……俺静かに感知まで使ったのに!…
全然反応せぇへんかったのに!…一体何を根拠に?…」
シロが何かを掴んで居る場所に全員の視線が向けられて居ると、突如姿を現す様に
マサツグが!…それこそ実体を持つかの様に幽霊の如くスウゥッと現れ!…この時
シロはマサツグの手を握っており、マサツグが姿を現した事で全員が驚くのだが
それと同時にシロの探知能力にも驚いた反応を見せて居ると、フィロが何やら
ショックを受ける!…そしてとにかくシロがマサツグを見つけた事に各々が思い
思いに驚きの言葉を口にして居ると、マサツグもマサツグで隠れている間の事を
口にし始める!…
「……いやぁ~…あの状態から隠れても案外バレないもんだなぁ?…
何なら他のスキルとの併用も出来るっぽいし…これは便利なスキルかも!…
…ただシロにはず~っと見られてたけど…」
__ポンッ!…なでなで…なでなで…
「ッ!…えへへへ♪…ご主人様の音が聞こえたのです!」
「……音?」
マサツグ自身ここまでの有用性があるとは思って居なかった様で、全員の目を
欺けた事に意外と言い!…更には他のスキルも使える事を確認して居た様子で
何か色々見つけた具合にこれは使える!と…しかし最後の最後までシロには
ずっと凝視され続けて居た事を話すと、マサツグはしゃがむなりシロの頭を
撫で出す!…するとシロもマサツグに頭を撫でられた事でピクッと耳を動かし
反応すると、マサツグの気配に気が付けたのは音と!…まるでマサツグの
心音を頼りに探して居た様な事を言い出し!…ライザやモツがそのシロの言葉に
戸惑いを覚えて居ると、フィロは悔しそうに物言いをつける!…
「ッ~~~~!!!…わ、わっちがこの様な小娘に負ける等!!…
納得出来ん!!!…もう一回じゃ!!…もう一回隠れるのじゃ!!!」
「ッ!?…え?…」
「この様な小娘に負けっぱなしは癪なのじゃ!!!…
…今度こそ!…今度こそマサツグの気配を探し当てて!!…」
「いや本来の目的から変わってるから!…
それよりも優先すべき事があるでしょ?…」
「ッ!?…くぅ~~~!!!」
別にかくれんぼをして居た…ましてや勝ち負けの勝負をして居た訳では無い
のだが…フィロはシロより劣っている事を根に持った様子で再戦要求!…
マサツグにもう一度隠れる様に言い出し!…マサツグもフィロにそう言われた
事で戸惑った反応を見せて居ると、フィロはシロに対して対抗心を燃やし
続ける!…それこそ今度は完璧に探し当てる!と言った具合に悔しさを
露わにして居ると、マサツグからやらない!と断られ!…本来の目的から
ズレて居ると指摘を受け!…マサツグからのツッコミに対してフィロが更に
ショックを受けたよう苦虫を噛んだ様な表情を見せると、その視線をシロに
向ける!…すると…
__キッ!!…ッ!………ニマァ~!…
「ッ!?…ッ~~~~~!!!…きぃ~~~~~~!!!!」
「ッ!?…な、何だ如何した!?…
…てかそんなにしたいのなら事が終わってからでも!…」
{{{…鈍感だなぁ~…相変わらず…
×3
ってかこの子本当に元魔王だよなぁ?…}}}
この時フィロは悔しさを滲ませる様にシロの事を睨むのだが、シロは一切
物怖じせず!…寧ろそのフィロの視線に気が付くとシロはフィロの事を
ジッと見詰め…そして何を思ったのかそんなフィロに対してしてやったり!…
とばかりにドヤ顔をして見せると、そんなシロの表情を見たフィロは更に
悔しがる!…それはもうムキになった子供の様に、歯を食い縛り悶絶し始め!…
すると突如そんな癇癪を起こした事にマサツグも驚き!…何かを勘違いした
具合にフィロを落ち着かせようとすると、そんなマサツグの勘違いに
モツ達が呆れる!…その際揃って心の中でマサツグに対してツッコミを
入れると、同時にフィロに対しても疑問を持ち!…そうこうしている間にも
トライアルのカウントは進んでおり、マサツグの目の前に!…残り時間が
鮮明に表示されると、マサツグもハッとした様子で気を取り直す!…
__71:52:14:09……ッ!…
「っと!…イカン!…時間制限が有るんだった!!…
で?…その紅月衆の隠れ里に行くには如何したらいいんだ?」
「ッ!…あ、あぁ…そうじゃったのぅ…
ン゛ン゛!!……この国を出て南西!…
丁度秋雲連山の三つの山が綺麗に眺める所に竹林は有る!…
その竹林は規模が大きく!…日の光が入り辛い鬱蒼とした場所なんじゃが…
何でも奴らは迷わないよう童歌にしてその道筋を残して居るとか?…
しかしその童歌が如何にも…」
一応余裕は有るのか?…とにかく時間制限がある事を思い出すと、マサツグは
元の位置に戻っては慌てて竹林の場所を尋ねる!…するとそのマサツグの
問い掛けに対して翁が戸惑ったよう返事をすると、咳払いを一つ!…自身の中で
呼吸をゆっくり刻むと徐々に落ち着いた態度を見せ、竹林の場所をアバウトに!…
風景で覚えて居るのか大体の目印でしか場所を話さず!…更にその紅月衆の
隠れ里に関してもまだその詳細な場所については分かって居ないと話すと、
ここで御座るが挙手をする!…
「ッ!…それでしたら拙者が!…
こんな事も有ろうかと既に掴んで居るに御座りまする!…」
「ッ!!…おぉ、源氏!…誠か!?」
「ハハァ!!…奴らに襲われた際!…これだけでもと掴んで残そうと!…」
その紅月衆の隠れ里についても鍵は如何にも童歌に有ると、その童歌の情報を
掴んで来たと御座るが意気揚々と手を上げ!…それを聞いて翁も安堵したよう
改めて御座るに確認を取り!…その翁からの問い掛けに対して御座るも何かが
有った事を話すと、死に物狂いで手に入れたと翁に説明をする!…すると
マサツグ達もそれを聞いて安堵したようその情報の開示を待って居ると、
御座るはマサツグ達の前へと出て来て!…そしてマサツグ達の前に座ると
早速その童歌を!…興味を持ったのか他のメンバーも前に出て来て御座るを
取り囲む様にして座ると、それはそれはシュールな場面になってしまう!…
何故なら!…
「……いいで御座るか?…奴らの童歌はこうで御座る!…ン゛ン゛!!…
…たっけのっこいっぽんありました~♪
そのつぎさんぼんみっつけったよ~♪
おっそらをみあげりゃな~わつっるし~♪
もっひとつあるけばきのこがぴょん♪
さいごにおきいしみぎまわり~♪……」
__…………。
一人の忍者を巻き込む様にして円形でマサツグ達が座って居ると、それはとても
むさ苦しく!…簡単に言うと仲間内同士で携帯ゲーム機で遊んでいる様な!…
とにかくそんな密集具合が伺えた後、この気の抜ける様な童歌と!…当然困惑が
困惑を呼んでは全員が沈黙!…まずこれが本当に隠れ里への道標なのか?…と
疑う余地もない程に!…全員が全員固まったよう戸惑ってしまうと、その御座るの
背後よりトンデモナイ言葉が飛び出す!…
「……もう一回聞くか?」
「「「アンタは鬼か!!!」」」×4
「ははは!…冗談だよ冗談!!…
にしても本当にこれがその隠れ里への道標の歌なのか?」
「……ッ!!…せ、拙者が仕入れた限りでは!!…
何故ならその紅月衆が歌って居たもので御座るから!!…」
__……紅月衆?…
勿論歌い切ったあと御座るの顔は真っ赤に染まり!…今にも逃げ出したくなる様な
俯き具合を見せて居ると、そんな御座るの背後より兼貞がまさかのリテイクを
出す!…当然これにはマサツグ達も驚くと次には怒涛の勢いでツッコミを口にし、
目で止めるよう訴え!…この時同時にその童歌を聞いて居たシロやフィロは
キョトンとし始め!…一体何が何だか分かって居ない様子で不思議そうに首を
傾げて居ると、兼貞はマサツグ達のツッコミに対して笑って流す!…そして
改めて本当にこれがその隠れ里へ行く為の手掛かりなのか?と質問をすると、
御座るはハッと我に返ったよう反応!…次には慌てて兼貞に返事をして見せると
その紅月衆達が歌って居た事を口にし!…その話を聞いてその場の全員が
紅月衆達に対して疑問を持ち出すと、他に手掛かりが無い事からマサツグが覚悟を
決める!…
「…しゃ~ない!!…ここで悩んでても埒が明かねぇから行って来るわ!!」
「ッ!?…正気か!?…
あの竹林は一度入るとそれこそ陽の目を見るのに
二週間は掛かるって言われるんだぞ!…
それも誰も当然手入れなんてしないから生え放題伸び放題!…
ただでさえ方向音痴だってのに!!…無謀が過ぎ!…」
「喧しいわい!!!…とにかく時間がねぇ事には変わりはねぇんだ!!…
そっちはそっちで今出来る事を頼む!!……何か嫌な予感がするからよ!…」
「ッ!?…お、おい!…不吉な事を口にすんなや!…」
マサツグが吹っ切れた様子で決意を固めるとすっくと立ち!…それに気が付いた
ようシロやフィロも立ち上がると、三人は部屋を後にしようとする!…すると
そんなマサツグ達にレイヴンが慌てて止めに掛かると、落ち着くよう声を掛け!…
この時噂に聞いて居る程度で竹林の情報を口にし!…並びにマサツグが方向音痴で
ある事から更に心配と言った具合に言葉を続けると、そのレイヴンの心配に
マサツグがツッコむ!…その際色々と時間が無い事を改めて突き付けると、
レイヴン達はレイヴン達で出来る事をと!…まるで何かに備えるよう言葉を
口にすると嫌な気を感じると言い出し!…そんなマサツグの言葉を聞いて
戸惑ったよう!…ライザがマサツグにツッコミを入れる様に言葉を口にすると、
マサツグはここで幼女二人に気が付く!…
「……ッ!…シロ…フィロ…」
「お供するです!!」
「…わっちも何か嫌な気を感じてのぅ?…
マサツグの身に何か有っては大変じゃ!…
わっちも付いてゆく!…」
「いいやお留守番だ!…」
「「何でですか!!!」」×2
マサツグの後を付いて来ると、シロとフィロはやる気を見せ!…マサツグも
視線を落としその様子に目を向け二人の名前を呼ぶと、シロはピーカブーの
スタイルで答えて見せる!…この時シロの表情からはやっと出番が来た!と
言った具合に活気に満ちた表情が伺え!…フィロもマサツグ同様何か気になる
事が有るのか心配した様子で付いて来ると!…何処から取り出したのか扇子を
片手に何か怪訝そうな表情を見せ!…シロと同じくマサツグについて行く事を
口にすると、マサツグはそんな二人にお留守番を言いつける!…すると次には
お留守番を言いつけられた事で直ぐに二人は反応を示すと、ノータイムで
ツッコミ!…そのツッコミ具合も不機嫌さを爆発させる様に!…ただ一言
マサツグに対して不満をぶつけると、マサツグは二人にあるお願いをする!…
「ッ!?……いいか?…二人には別にやって欲しい事がある!…」
マサツグも言い付けを口にする際、二人からの反論の言葉を覚悟して居た
のだが!…まさかの予想外の圧を受け!…思わず驚いたよう反応して
しまうと、そのまま若干後ろの仰け反ってしまう!…しかしそこで倒れる
訳には行かないので、何とか踏ん張り!…踏ん張ると言っても別にそこまで
強力な圧を受けた訳では無いのだが…それでも理由が有ると言った感じで
言葉を口にすると、そのマサツグの言葉にフィロが噛み付く!…
「ッ!…ほほぅ?…それはどの様な事なのじゃ?…
まさかこのわっちに使いっぱしりの様な事をさせる気では…」
「いやその通りなんだがな?」
「ッ!?…何じゃと!?」
納得行かない!と言った具合に尻尾を逆立て!…扇子を閉じて手で何度も
叩くよう不服感を露わにすると、一応はマサツグの言い分を聞く!…この時
先にマサツグが言おうとして居る事を先読みして選択肢を潰そうともする
のだが、マサツグは一切怯む事無く肯定し!…するとそのマサツグの言葉に
フィロも膨れ!…だったら文句大アリ!と言った具合に爪先立ちでマサツグに
言葉を続けようとすると、マサツグはそんなフィロを宥めつつ話を続ける!…
「まぁ話を聞け!…俺の嫌な予感ってのはこう…
本当に厄介な事が起きる時に感じるモノなんだ!!…
それこそ誰かが攻めて来て戦争とか!…そんな類のモノばっかなんだ!!…
そんでもってもしそうなった場合!…物資が無いと色々困る!…
それを未然に防ぐためにも!…シロやフィロにはモツ達と協力して!…
出来るだけ物資を集めておいて欲しいんだ!……分かるか?」
「ッ!…うぅ~…でも…でもぉ~!…」
異議を唱えるフィロだけでなくシロの事も宥めつつ!…とにかく自身の中に有る
嫌な予感に対して準備をするようシロとフィロに言い聞かせると、モツ達と協力
するよう言う!…するとそのマサツグの言葉にシロは耳をピクッと反応させると、
マサツグの言い分は理解した様子で…しかしそれはそれ!これはこれ!と言った
具合に!…やはり文句がある様子でマサツグを何とか言い負かそうとすると、
マサツグは溜息を吐きつつしゃがみ出す!…
「…はあぁ~…今度埋め合わせはするからさ?…ほら、指切り!…」
「ッ!……うぅ~…約束なのです!…」
__スッ…きゅっ!……チラッ?…どぉ~ん!!…
しゃがむ際シロと同じ目線になるよう座り込むと、苦笑いをしながらスッと
右手小指を立てつつシロに差し向け!…埋め合わせはすると言いながら約束を
口にし!…そんなマサツグにシロも渋々納得したよう同じ様に小指をスッと
差し出すと、マサツグの小指と絡めては指切りをする。さてこれでシロは一応
納得した様なのだが、やはり不服そうな表情を見せ…その一方でフィロは
絶対に折れないと!…マサツグに対して掛かって来い!…とばかりに胸を
張って見せると、マサツグはフィロの方へ振り向くなりある事をする!…
「わっちは絶対に折れぬからな!!…
わっちはマサツグの事が心配なのじゃ!…故に付いて行く!!…
それにお嫁さんであるわっちを置いて何処に行こうと!!…」
__スゥ…ガッシ!!…
「ふぇ!?…な、何じゃ?…い、幾ら尻を叩かれようとも!!…
ぜぇ~~~ったい!!…わっちの心を折る事は!!…」
__プルプルプルプルプルプル!!…
振り返るマサツグに対してフィロは頑なに折れる様子を見せず!…寧ろ真っ向から
反抗する意思を見せると、マサツグに向かって文句を続ける!…しかしマサツグも
そんなフィロに対して怒ると言った事はせず、徐に両腕を広げてフィロに近寄ると
ガバッと!…フィロを抱き締める様にして突如捕縛!…これにはフィロも驚いた
様子で反応すると、次にはハッと悟った様子でやはり折れないと言い出す!…この時
捕まったフィロはマサツグの思惑を呼んだ様子で、お仕置きでいつものお尻ぺんぺん
が飛んで来るのだろうと!…いつ叩かれても大丈夫な様に自身の中で覚悟を決め!…
しかしやはり怖いのかマサツグの腕の中で震えて居り!…とにかくマサツグに対して
警戒を強め!…いつ仕掛けられても大丈夫なよう身構えて居ると、マサツグはそんな
フィロの様子に対してニヤリと笑う!…
「そんな事はしないさ!……ただ腰砕けになって貰うだけ…」
「……ふぇ?」
__スゥ……ポスッ!…
「ッ!?…な、何!?…何をする気!!…」
マサツグはフィロに対して意地悪な笑みを浮かべると痛くはしないと!…すると
フィロは思惑が外れた事で戸惑うと情けない声を漏らし、では何をされるのか?
とただマサツグの行動に戸惑って居ると、マサツグは捕まえたフィロを持ち上げる
なり体勢を整えるよう膝枕をし始める!…そしてフィロを仰向けに寝かせるよう
自身の膝の上にフィロの頭を置くと、何時ぞやみたくフィロの耳に指を入れ!…
内側をなぞったり指で挟んで擦ったり!…あの篭絡させた時よろしく耳マッサージ
をし始めると、フィロはやはり悶絶する!…
__コショッ!…ッ!?…
「ひゃああぁ!!…な、何を!?…」
__コショコショ!…ッ!?…ビクククククッ!!!…
「ひゃうううううぅぅぅん!!!!♥…」
やはりフィロは耳が弱いのかマサツグが少し触れただけで艶のある声を!…
しかし同時に戸惑って居る様子でマサツグに抵抗!…だがマサツグはそれを
払い除けるとマッサージを続行!…するともはや喘ぎ声に近い悲鳴を上げ出し!…
マサツグもそんなフィロの事など御構い無しにここがえぇんか!…とばかりに
攻め続けると、その様子に全員が困惑する!…一応見ている絵としては健全では
有るのだが、フィロの悲鳴が如何に淫靡に感じさせ!…その場に居る男達は
何を見せられて居るのかと戸惑うと否応にも反応!…思わず前屈みになって
しまいそうになって居ると、ここでレイヴンが気を利かせる!…
「……ッ!…シロちゃ~~ん!…ちょっと!」
「ッ!…はいです?」
「シロちゃんにはまだ早い光景だから見ない様にねぇ~?
あと耳を塞いでおこうかぁ~?」
「……ッ?…はいです…」
レイヴンが徐にシロを呼ぶと、シロは返事をして駆け寄り…シロが自身の元に来た
所でレイヴンは腕を挙げ出し!…そしてローブの袖を使いシロの視界を奪って
マサツグ達の様子を見えない様にすると、マサツグのやっている光景を見ない様に
言い聞かせる!…一応場面としては健全な所では有るのだが、レイヴンなりに
気を聞かせ!…ついでに自分でも耳を塞ぐ様に指示を出し、シロも疑う事無く
素直にレイヴンの指示に従うと、不思議そうにしながらも自身の耳を押さえて
見せる!…さてそうして幼気な子供を骨のおじさんが保護した所で更にマサツグの
マッサージは続き!…フィロもそれに耐えかねてか呂律が回らなくなって来る!…
【※決して厭らしいシーンではありません。
ただ耳に指を入れて内側を摩っているだけです!…】
「お客さぁ~ン?…もっとサービスしますよぉ~?…ほぉ~ら?…」
「ひゃ、ひゃめなのひゃ!♥…も、もう!…げんかいぃ~!!♥…」
「そんな事無いでしょ?…ほぉ~ら?」
「ひゃうううぅ!!♥…はぁ!…はあああぁぁ!!♥…」
もはや悶えに悶えるその様子は水から挙げられた鰻のよう!…しかしマサツグは
上手い具合に逃がさないようフィロの耳で遊ぶと、更に体力を消耗させ!…
マサツグの中で何かが目覚めるよう!…そのフィロの悶える様子を見てマサツグ
自身楽しくなって来て居ると、いい加減にフィロが限界を迎える!…それは時間
にして十数分後…フィロの体はピクピクと痙攣すると身動き一つ出来ない程に…
「あっ♥…あぁっ♥……あっ♥…」
「……フゥ~…これでもう付いて来るなんて事は出来ないだろ!!…
…って、如何したんだ?…」
「お、おいおい!…まだ朝も早いってのに!…
何て刺激的なモン見せてくれるんだ!…」
「……え?」
そのフィロの表情は見事なまでにアヘっており、口から涎を零しては定期的に
痙攣!…眼も何処か虚ろで視点が定まらず!…マサツグの手技に兼貞や
御庭番衆達が驚愕して居ると、そのやっていた本人はと言うと全くの平常心で
汗を拭っていた!…そして周りの様子をに気が付くなり如何した?と声を
掛けると、兼貞が周りを代表する様に文句を言い!…マサツグはマサツグで
その文句に戸惑って見せ!…一体何の事か分らない様子で首を傾げて居ると、
モツが気を取り直すよう仕切りを取る!…
「はいはい!…とにかく!…こっからは色々と忙しくなるぞ?…
誘拐されたあのエルフの姫様はヤブに任せて!…
俺達は俺達でもしもの時用に物資を!…
あと怪しい情報についても収拾をしないと!…
…とにかく今は時間が惜しい!…色々手間取ったのも含めて!…
時間を取り返す様に動くぞ!!」
「……じゃあ、俺はシロちゃんと一緒に物資を集めるわ。
…それでいいかい?…シロちゃん?」
「ッ!…はいです!」
手を叩き徐に立ち上がると場の空気を入れ替え!…色々とゴタ付いて居たのを
正す様に改めて今出来る事について確認をし始めると、時間が惜しいと
言い出す!…それこそ先程までのやり取りに関して全く触れず!…自分達
だけでも動く様に続けて言い!…するとレイヴンはハッと気が付いたよう
徐にモツへ声を掛け出し!…シロと一緒に物資を集める様に買って出ると、
シロにも確認を声を掛ける!…するとシロも耳を押さえていたのをパッと
放すと、次には手を挙げて元気に返事!…そうなると先程までのやり取りは
全部聞こえていたのではないか?と若干の不安を覚えつつ…とにかく買い出し
に出る班?…を決めると、モツはライザに声を掛ける!…
「よし!…じゃあ俺とライザは情報集めだな?…手分けするか?」
「…そうやなぁ?…まぁ確かにその方が効率的やけど…
そんな戦争が起きる様な情報…一介の町の人間が知ってるモンなんかぁ?」
「案外馬鹿に出来ねぇモンだぞ?…何処にでも噂好きってのは居るから!…」
「ッ!…さいですか…」
モツは自分達で情報を集める様に呼び掛けるとその言葉にライザも返事…
しかしその返事は何処かやる気なさげで何かに不信感を…と言うよりも
本当にその手の話が集まるかに関して疑問視している様で…モツに正直な事を
口にすると、そのライザからの問い掛けに対してモツは心当たりが有る
様子で返事する!…その際何か覚えが有るのか遠い目をすると、噂好き達と
口にし!…するとそのモツの言い回しにライザも妙にハッとして見せ、
同じ様に何か覚えが有るのか返事をすると、徐に立ち上がっては準備をする!…
さてそうしてマサツグ達が動い出そうとする一方で、兼貞達は戸惑って居り!…
しかしそんな兼貞達の事など御構い無しに!…マサツグ達全員が作戦に移すよう
部屋を後にしようとすると、モツが最後に声を掛ける!…
「…じゃあ全員行動開始!…マサツグ頼んだぞ!!」
「ッ!…じゃあ、いっちょ行きますか!!!」
「…ッ!…領収書は取っといた方が良い?」
「…全員で割り勘やろうからな?…
…とにかく!…豪いモン請け負った事や!…」
モツはマサツグにアヤの救助を任せると軽く肩を叩いて見せ!…マサツグも
それに答えるようやる気を見せると、部屋を一番に後にする!…そして
レイヴンもハッと気が付いたよう思った事を口にすると、ライザが諦めた
様子で返事…改めて自分達がトンデモナイイベントに首を突っ込んだを
自覚すると、モツと揃って部屋を後にし始める!…そうして部屋に残るは
兼貞達とレイヴンとシロなのだが…ふとここでシロがある事に気が付くと、
途端に不機嫌になる!…
「……ッ!…あれ?…フィロは?…
…ッ!!…まぁ~さぁ~かぁ~!!!」
「ッ!…え?…フィロ?…フィロならさっき散々…
…って、あれ?…何処にもいない?…」
「ッ~~~~!!!…ズルです!!…卑怯なのです!!」
「ッ!…え?…え??…」
シロが気が付いた事!…それはフィロの有無!…それこそ先程までその場に
痙攣しながら倒れて居た筈なのに、気が付くとその姿は何処にもなく!…
しかしシロはハッと何かを察した様子で、次にはフィロに対して不満を爆発!…
徐に膨れる様にして悔しそうな表情を浮かべると、そんなシロの様子に
レイヴンも気が付く!…この時レイヴンもシロの疑問を聞いて居た様子で
反応すると、本当にフィロの姿が無い事に今更ながら気が付き!…その際
辺りを見回す様に視線を動かすのだがやはり何処にも姿はなく…その一方で
シロはフィロに対して怒っており!…レイヴンもレイヴンでそんなシロの
様子に戸惑いを隠せないで居ると、その肝心のフィロはと言うと!…
__バシュン!!!…どよっ!!…
{…とにかく!!!…まずは翁の言って居た竹林の方へ向かわないと!…
話しはそれから!!…}
__……ヌウゥ…ガッシ!!…ッ!?…
「ふっ…ふふふ!…あ、あの程度でわっちを振り切れるなど!…ん♥…
お、思わん事じゃな!!!…」
遊郭を後にしたマサツグは町の外に向けて猛ダッシュ!…その際シロ達が
病気に掛かった時同様人々をパルクールで回避すると町の人達を驚かせ!…
しかしそんな事等お構いなし!…とにかく急ぐ事だけを考えてマサツグが
一心不乱に走り続けて居ると、突如背後より腕が!…それはマサツグの
背中にしがみ付くよう伸びて来ており!…マサツグもそんな腕に気が付き
驚いたよう反応を露わにして居ると、次には息絶え絶えのフィロが姿を現す!…
それこそマサツグの肩から顔を出してニヤッと笑うと、まだ後遺症を
残しながらも逃がさん!と言い!…そんなフィロの様子にマサツグも更に
戸惑い!…気付かなかったとばかりに言葉を口にしようとするのだが、
ある事に気が付く!…
「ッ!?…フィロ!?……って、しがみ付くのもやっとじゃねぇか!!…
何があの程度だ!…思いっきり効いてるじゃねぇか!!……ったく!…
もう戻る時間も惜しいな!…仕方が無い!…はぐれるんじゃないぞ!?」
「ッ!…くふふふ!…じゃからわっちはマサツグの事が好きなのじゃ~♪
……あの様な快楽を教え込まれてはもう!…」
「……やっぱ置いて行こうかな?」
「あぁ~!!…もう!…もう言わぬから連れて行ってくりゃれぇ~!!!」
マサツグが気が付いた事と言うのはフィロの体力!…やはり無理をして付いて
来たのかそのマサツグを掴む腕はプルプルと…何かの拍子にアクションを取れば
落ちてしまいそうであり、マサツグもそんなフィロの様子を目にしてツッコミを
入れると、最終的には仕方ないで連れて行く!…その際落とさないようアイテム
ポーチから素早くおんぶ紐を取り出すと、慣れた手つきで自身とフィロを縛り!…
フィロはフィロで最終的には勝ったと!…マサツグの背中に自身の体を預けては
甘え出し!…同時に先程の事が忘れらないとばかりに言葉を口にし始めると、
マサツグは更にツッコミを入れるようおんぶ紐を解こうとする!…するとそれに
感付いてかフィロは慌てて反省し出し、もう言わないと訴え!…そのフィロの
訴えは表通り一帯に響き渡り!…一体何なのか?と視線を集める事になると、
後日その話は音速の子泣きジジィの話に!…何故か奇妙な尾びれが付きまくっては
ゲーム内の迷信となるのであった!…
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剣と魔法の西洋風異世界。転移・転生なし。三人称。
一話ごとで一区切りの、連作短編(の予定)。
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※小説家になろう様にも掲載中。
『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる
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社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。
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カクヨム様にも投稿しています。
《カクヨム様で15000PV達成‼️》悪魔とやり直す最弱シーカー。十五歳に戻った俺は悪魔の力で人間の頂点を狙う
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相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
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(修正していないものは1600です)
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