453 / 944
-第五章-ウィンタースノー連邦-スノーピース~ドワーフファミリア編-
-第五章五十七節 マサツグの命名と小さな穴とコロッグの冒険・前編-
しおりを挟むマサツグが狼を手懐けてから十数分後の事…モツが漸く本題に入ろうと声を…
と言うのもそろそろ時間的に動かないと不味い!と、もうとっくに日が暮れて
居る事を!…更には夜が明けてしまうかもしれない事を口にすると、アヤ達は
ハッとした様子で我に返る!…そして次にはリーナが慌てた様子で立ち上がる
と、辺りをキョロキョロと見回し!…その一方でアヤは狼の腹に手を乗せたまま
ある事を!…モツに気付いた事を報告すると、一同に希望を持たせ始める!…
「……さて、そろそろ急がないと夜が明けるぞ?…
もし本当にコイツがノーム達を食べていなければ何所にやったのか?…
それを突き止めない事には洞窟の修復も出来ないぞ?」
「ッ!…あっ、その事何だけど…多分この狼はノームを食べていないわ!…
もし本当に食べたのなら何らかの大地のマナを感じる筈だけど…何も感じない!…
多分あのドワーフのおじさんの言う話は本当だと思う。」
「ッ!…マナを感じない?…っていつ調べたんだ?…
さっきまで狼の腹を撫で回して嬉しそうにしてたのに?…」
アヤがモツに言った事と言うのもそのノームの気配についてで、アヤはその狼の
お腹からは気配はしない!と…この時そのノームの気配の事をマナと語り!…
あの掘りテクドワーフが言って居た話が真実である可能性が高い事を口にすると、
モツも驚いた様子で反応する!…その際モツはアヤにいつ調べたのか?について
戸惑ったよう質問を口にすると、ただ狼の腹を撫で回していた様にしか見えなかった
続け!…するとそのモツの言葉にアヤもプフッ!と苦笑い!…その撫でて居る時に
調べた事を口にすると、更に自分達の特性?について話をする!…
「その狼のお腹を撫でている時に確認したのよ!…
それに!…エルフは生まれた時からマナを感じ取る事が出来るの!…
風や大地!…海に炎!…様々なマナを感じ取れるわ!…
そしてノームは大地の精霊!…
けどこの子のお腹からはその大地のマナは感じない!…
寧ろ氷のマナを感じるわ!」
「…って事はやっぱ何処かに連れてった?…て事になるのか…」
__スッ…ピタッ!……ッ……
エルフ達は皆一概にマナの気配を感じる事が出来る!とアヤは話し!…
これは絶対の自信がある様子で大地は無い!と…寧ろこの狼からは
氷のマナを感じる!と話を続けて行き!…それを聞いたマサツグも
納得した様子でその会話に参加をするよう言葉を漏らすと、次には
狼から手を放す!…すると狼は何かピタッと止まる様な反応を見せると、
次には物悲しそうな表情を…が、マサツグも分かっている様子で
敢えて放置!…気を取り直す様にして直ぐに狼の名前を決めた様子で
口にすると、その名前に全員からえ?っと戸惑われる!…
「……んじゃまぁとにかく探しますか!…
…じゃあよし!…銀子!…お前が逃がしたノームの場所へ案内してくれ!…」
__ビタッ!!…チラッ?……
「……ちょっと待て?…ヤブ今何と?…」
マサツグはその狼の名前を銀子と、さも自信満々に命名し!…
そして続け様に命令を口に!…恐らく逃がしたであろうノーム達の
行き先について案内を頼む!と続けて行くと、モツが待った!を
掛けて行く!…と言うのもこの時モツだけでなく他の面々もビタッと
固まった様子を見せており!…次にはマサツグをチラッ?と確認…
それは正気か?と言わんばかりの表情を浮かべて立って居り!…
モツも今何と言ったのか?についてマサツグに質問をして行くと、
マサツグは戸惑った様子で返事をする!…
「え?…いや逃がしたノームの場所を…」
「いや名前の方だ。」
「…え?…ぎ、銀子だけど?…」
「…その心は?」
この時マサツグは勘違いをした様子で返事を言い!…何を命令したのか?を
答え…が、当然の如くモツは違う!と言葉を口に!…改めて名前の方!と
マサツグに狼の名前について尋ねて行くと、マサツグは銀子と答えて見せる!…
その際マサツグは何か可笑しい?と言った具合に戸惑って見せて居るのだが、
モツは容赦なしにその理由を続けて尋ね!…するとマサツグは更に問われた事で
戸惑い出し!…とにかく思った事をそのまま口にして行くと、更に周りから
絶句される!…
「え?……ぎ、銀色のオオカミ…メス…だから銀子だが?」
__………。
「…え?…え??…」
まるで辺りはザ・ワ○ルドされた様に固まってしまい!…そのマサツグの絶望的な
ネーミングセンスに一同は困惑して見せ!…となるとそんな反応を見せる一同に
マサツグも勿論困惑し出し!…一体何が有った?とばかりに辺りを見回し!…
とにかく戸惑った様子で言葉を漏らしに漏らして居ると、次にはオリハが呆れて
見せる!…と言うのも分かって居た!とばかりに話し出すと、全員に言い聞かせる
様こう言葉を!…
「……駄目ですよ皆さん?…
兄さんにそんなネーミングセンスを求めては…」
__ザクッ!!!…
「兄さんが付ける名前は本当に安直で…」
__グフッ!!!…
「深い意味も無い…」
マサツグにハイセンスを求めるな!と鋭い言葉を!…するとその言葉を聞いた
マサツグの胸に深く言葉のナイフが突き刺さり!…マサツグが怯んだ様子を
見せて居ると、オリハは更に追い打ちを!…マサツグが付ける名前は安直!と…
第二投目を容赦なく投擲すると、それは再度マサツグの体に刺さっては更に
怯ませる事となって行く!…だがオリハの猛攻はまだ終わらず!…これまた
容赦の無い三撃目を口にすると、尚もマサツグを追い込んで行く!…
__ギャンッ!!!…
「平凡ネームなんですから…
…実際、兄さんの名前を見てください…まんま自分の名前ですよ?…
兄さんはネームが思いつかなかったからこれなんですから…」
__オッゴォ!!!!……ドサァ!!……ズウゥ~~ン……
所詮マサツグが付けれるのは平凡な名前…現にマサツグの名前がまんまであると、
プレイヤーにしか分からない!…何なら身内にしか分からないよう四撃目の
ボディブローをねじ込んで行くと、遂にはマサツグの膝を折ってしまう!…その後
マサツグは膝から崩れ落ちてその場に座って見せてしまうと、落ち込んだ様に
地面にのの字を書き出し…すると銀子?…もそれを見て憐れんだのか…座り込む
マサツグの肩に前足を置いて同情する様なそんな反応を見せて行くと、更に
シュールさを物語って見せる!…
__…ポンッ……ッ!!…ッ~~~~!!!……
遂には狼にも同情をされる始末であり、その様子に思わず一同は噴きそうに
なり!…となるとこれまた捜索作業は一時停止になってしまい!…マサツグが
立ち治るまでの間…狼が心配そうに隣に寄り添うそんな様子を見せて居ると、
数分後にマサツグが復帰する!…が、やはりダメージは大きい様で空元気!…
オリハに言われた言葉がまだ刺さっている様子で狼に指示を!…
「…よ、よぉし!…今度こそ生きているかもしれないノームを探して…
場所を教えてくれ!」
__ヴォン!!!…スック…トットットットットッ…
「ッ!…歩き出したぞ!…付いて行こう!!」
心成しか弱々しくも聞こえるのだが…マサツグが狼に案内をするよう指示を
出すと、狼は吠えて返事をし!…次には立ち上がると洞窟の壁側に向かって
歩き出し!…マサツグ達もそれについて行くよう声を掛け合い!…狼の後を
追い駆け出すと、そこで若干大きめの…何やら猫でも住んで居そうな穴を
見つける!…すると狼もその前でピタッと脚を止めると、次には座ってまた
吠えて見せ!…
__ヴォン!!!…ハッハッハッハッハッハッハッ!!!…
「ッ!…ここかぁ…確かに穴が開いているけど……どうやって中を調べる?…」
「…如何って言われてもなぁ?…ここを掘る訳にも行かないし…
俺達が手を入れるにしても何が有るか…何なら結局如何しようも無いのが本音!…
…そうなるとここはコログ達に任せるしかないだろうし…
それに仲間の声を聞けば出て来るかも知れないし……頼めないか?」
「ッ!!…任せてくれ!!…と言うよりも…
仲間達が生きているなら呼びに行かなければ!!…洞窟の修復が出来ない!!…
それに皆も洞窟を直す為に力を貸してくれと言えば協力してくれるだろう!!…
…そりゃ!!」
狼はここ!とばかりに尻尾を振って待機!…そしてマサツグ達もそれを見て
若干悩み!…何故ならその穴は当然小人クラスに小さい訳で、マサツグ達の
図体では勿論入れず!…腕を突っ込んだ所で警戒される!と…
さも八方塞がりの様子でモツが何も出来ない事を口にすると、一緒に連れて
来て居たコロッグ達に助けを求める!…と言うのも同じノームなら通れる
のでは無いのか?と、更には仲間が声を掛ける事で出て来るのでは無いのか?と…
するとモツのお願いに対してコロッグも二つ返事で承諾して見せ!…
やる気を見せる様に剣を掲げ!…勿論!と言って颯爽とモツの肩から
フライアウェイすると、器用にマントで滑空する!…
__ピョインッ!!…クルン…ンバ!!…フワ…フワ…
「ッ!?…おぉ!!…」
「ス、スゲェ!!……でも…」
「何と言うか…」
{すっごく髭の赤い配管工を思い出す様な?…}×2
コロッグは勢いよく飛び出して行くと宙を舞い!…一度クルンと身を翻すと
マントを展開!…宛らそれは某・有名配管工親父達のマント姿の様であり!…
ふわふわと浮遊する姿に何か途轍もない既視感を覚えると、マサツグとモツが
それぞれ呟く…それこそ最初はその様子を見て凄い!言葉を口にするのだが、
最後には二人揃って心の中で…あの特徴的な髭が無ければ赤い帽子も被って
無い!と…しかし兜は被って居るか…等と色々と変な事で悩んで居ると、
その一方ではコロッグが着地をする!…
__フワ…フワ……スト…
「っと!……おいチネット!!…お前は如何するんだ?…
怖いなら俺一人で行って来るが?…」
「ッ!…う、うぅ~ん!…」
__……5分後…
「ッ~~!!……如何するんだぁ!?」
もはや手慣れた様子で危なげなく着地!…そしてオリハの肩に乗っている
チネットに向けて声を!…何でも一緒について来るか?と言う事で、別に
無理強いはしない様子で自分一人でも行く事を口にすると、次には
チネットが悩み出す!…それこそ腕を組んで目を閉じ!…眉間にしわを
寄せては唸って見せ!…そしてそのままで硬直する事約五分後!…更に
コロッグが若干イラついた様子で再度質問を口にすると、チネットも漸く
結論を出す!…
「ッ!?…う、うん!…
僕は先にマサツグさん達と一緒に出来る事から始めようと思う!!…
だ、だから皆は任せていいかなぁ?…」
「ッ!…ったく!…相変わらず考え出すと長ぇんだから!!…
サッサと答えを纏めろよな?…とにかく分かった!!…
じゃそっちはそっちで頼んだぞ!!」
「う、うん!!…任せて~!!…
そっちも気を付けてねぇ~!!」
「ッ!……あぁ!!…じゃ、行ってみますか!!」
イラつくコロッグに慌てつつ!…チネットはマサツグ達と別の行動を取る事を
口にすると、救助はコロッグに任せる!と言う!…となるとその答えにコロッグも
やっと!とばかりに言葉を漏らすと、次には考えるのが長過ぎる!と文句を
言い!…だが同意をした様子でチネットに分かったと返事をして行き!…その際
剣を振ってアピールをして見せ!…チネットも頑張れ!とエールを送ると、いざ
その穴に向かって歩き出す!…するとそんなコロッグの様子にチネットも慌てた
反応を更に見せると、コロッグにも労わるよう言葉を!…するとそれを聞いた
コロッグはピクと反応!…何か更にやる気を出す様なそんな反応して見せると、
返事を返しては意気揚々とその穴の中へと入って行く!…さてそうしてコロッグを
見送った所で話は戻り、修復の話に!…
「……よし!…それじゃあ…
マサツグさん、アヤさん、モツさん、オリハさん、リーナさん!…」
__ッ!……チラッ?…
「コロッグが皆を呼んで戻って来るまでに!…
僕達は今出来る洞窟の修復を始めていきましょう!」
「ッ!…え?…あ、あぁ…良いけど…
行けるのか?…だって仲間が居ないと出来ない筈じゃあ?…」
「大丈夫です!!…
…とにかくあのドワーフさん達にも手伝って貰いましょう!!…
今からやるのは重労働ですから!!」
「「「ッ!!…うへぇ~……」」」×3
チネットはコロッグを見送った所で気持ちを切り替え!…マサツグ達全員を
呼び!…となると突如呼ばれた事で全員反応!…一体何事?と言った様子で
オリハの肩に乗っているチネットへ視線を向けて行くと、チネットは修復を
始めると言う!…するとその言葉を聞いてマサツグが戸惑った様子で反応
すると、先程までの話を思い出す様に疑問を口に!…が、その問い掛けに
対してチネットは大丈夫!と返事をして見せ!…その際作業が重労働になる
事を続けて話すと、マサツグ・モツ・オリハの三人をゲンナリさせる!…
この時肩からズドォンと落ちる様に嫌な顔をして見せると、次にはアヤが
三人を励まし!…
「ほ~ら!!…あからさまに嫌そうな顔をしない!!…
助けるって言ったんだからしっかりしなさい!!」
「そうだぞマサツグ!?…これも修行と思い!!…
真面目に取り組まねば!!!…」
「って、お前はホントにブレ無いなぁ?…
…へいへい…まぁ頑張らせて頂きますよ…」
「うふふふふ!……それはそれとして一体何から始めるの?…
鶴嘴を持って岩を掘り返すって感じでも無さそうだけど?……」
アヤの言葉にリーナも乗っかり!…マサツグ達にやる気を出すよう軽い叱咤を
口にすると、これも修行だと話をする!…その際完全に元に戻った様子で
いつもの熱血?キャラでマサツグに接すると、マサツグも呆れた様子で言葉を…
それこそ今までのリーナの様子を思い出すと元に戻った!と…
何と無く笑いながらリーナへ面倒臭そうに返事をして見せると、アヤも笑って
チネットに尋ねる!…その際何をするのか?を具合的に尋ねて行くと、
チネットは若干考えた様子でアヤ達に指示を…
「そうですね…じゃあまずは……ッ!…
さっきの喧嘩で壊れた瓦礫を何処か一箇所に集めてください!…
石や岩なら僕達でもう一度建材として再利用しますから!…」
「了解……で、後は?」
まずは洞窟内の掃除から始めるのか瓦礫の撤去を!…その際その散らばって
いる瓦礫もただ捨てるのではなく再利用をするのか、一か所に固めよ!と…
するとそれを聞いてマサツグも同意をすると同時に更に質問!…続け様に
動けるよう他にやる事が有るのか?について質問をすると、チネットは辺りを
見回すなり指を差す!…と言うのも採掘に使って居たであろう足場を徐に
指差すと、アレが邪魔!と語り…
「後はあの悪い人間さん達が残して行った良く分からない
道具やあそこにある足場を撤去する事ですかね?…
あれは既に精錬されてて僕達の力で鉱石に戻すにも時間が掛かります…
だから最後まで後回しにして…」
「ッ!?…お、おいおい!…精錬されたって!…
鉄を元に戻す事も出来るのかよ!…」
「ッ!…あっ、はい!…
ですが戻すにもさっき言った通り…時間が掛かる上に物凄く疲れるので…
正直戻すよりはドワーフさん達に渡して別の物に作り変えて貰った方が
僕達も楽なんです!……あくまでも鉱石に戻すのは最終手段です!…」
何でも石や岩は直ぐにリサイクル出来る!と、しかしあの手の既に
加工された物を自然の物に戻すのには時間が掛かる!と言い…
するとその話を聞いたマサツグ達も驚きを露わに!…まさか鋼鉄を
自然に!…元の鉱石の所まで戻す事が出来るのかについて質問すると、
チネットは頷き返事をする!…が、先程も言った通り時間が掛かる!と…
更には疲れると話し!…苦笑いしつつも後回しと話し続け…
とにかく掃除から始めるようさも現場監督の様に指揮を執り始めて
行くと、マサツグが承った様子で返事をする!…
「…はえぇ~…さすが大地の精霊と言った所か?……まぁとにかく!…
じゃあ俺はドワーフのおっちゃん達に今の事を伝えて来るから!…
皆は先に動き出しといてくれ!……ッ!…
全員くれぐれも無理をしない様にな!?…安全第一に動いてくれよ?…」
「ッ!……一番無理をする奴に言われても説得力無いぞ?」
__ッ!!…プッ!!…クスクスクスクス!!…
改めてノームの力に驚きを示しつつ!…気を取り直すとマサツグは先程の事を
掘りテクのドワーフ達に伝えて来る!と…そう言うとモツ達に背を向けて
歩き出し…が、直ぐにピタッと止まって見せ…次にはクルッと振り向くと
全員に注意!…真剣な表情を見せては怪我をするな!と、安全第一を訴えて
無理をしない様に言い聞かせようとするのだが!…逆にそれを聞いたモツが
ピクッと反応して見せる!…と言うのもマサツグが一番無理をする!と…
お前がそれを言うか?とばかりにツッコミを入れ!…するとその話を聞いて
居た面々が不意を突かれた様に噴き出してしまい!…何か真剣な様子が崩壊!…
そのままくすくすと笑われる結果となってしまうと、マサツグもグッと
苦虫を噛んだ様な顔を見せる!…
「ッ!?…う、うっせぇやい!!……とにかく!!…行動開始!!」
__…クルッ…タッタッタッタッタッタッタッ!……
「……ッ!…居た!!…お~い!!…
掘りテクのドワーフじぃさん達~!!…」
「ッ!…ん?……ッ!…そろそろか!…」
モツに文句を言うとマサツグはばつが悪そうにその場を退場!…
足早に堀テクのドワーフ達の所へ向かい!…そして広い方の洞窟に
出て来るとすぐさまドワーフ達を見つけて行き…手を振りながら
用がある感じで声を掛けると、ドワーフ達もピクッと反応をして
見せる!…その際呼ばれるまで気が抜けて居た様子でクルッと
振り向き言葉を漏らすと、マサツグの姿を見つけるなり出番が
来たか!と…重い腰を上げるとドワーフ達は軽くストレッチし始め!…
腕を振り回し腰を捻ったりととにかく準備をする様に体を動かして
見せて行くと、マサツグもドワーフ達を合流するなり用件を伝える!…
__タッタッタッタッタッタッタッ!…
「…だぁ!…チネットが先に出来る事をやろうって言ってるから協力してくれ!…
まずはここいらに転がっている瓦礫の撤去と鶴嘴やあの足場の撤去!…
あぁ!!…瓦礫は一箇所にまとめて置いてくれってさ?…
何でもリサイクルするらしい!…」
「ッ!…漸く出番か!!…あいわかった!!…
…して他のノームは?…やはり食われて?…」
「ッ!…それについては今コロッグが…
…ッ!…別のノームの協力を得て調べてる!…
一応あのバルディアナのペットをテイムして
聞いた場所だから大丈夫だとは思うが…」
合流するなり息を漏らし!…そして単刀直入に掘りテクのドワーフ達に
用件を伝え!…するとそれを聞いたリーダー格のドワーフが分かった!と…
マサツグに頷きやる気を見せる様に腕を軽く回して見せると、次には
他のノーム達の有無について質問をする!…この時やはりドワーフ達の
間でも心配はして居た様子で、若干しんみりとした具合に言葉を口に…
するとそんなドワーフ達の反応に対してマサツグもまだ!と…
コロッグを他のノームと言って調べて居る!と…まだ結果が出て居ない事を
素直に誤魔化す事無く話して行くと、一応大丈夫と返事をする!…
するとその話を聞いて少しは安堵が出来たのか、次には少し明るい表情を!…
「ッ!……そうか…まぁ、まだ全員食われたと決まった訳ではない…
今はそのチネットとやらのノームの作業を手伝わねば!!…
…ほれジジィ共!!…いつまでそうしてアップをしとる!!…
さっさと始めるぞ!?」
「ッ!?…お主かてジジィじゃろうが!!…
ジジィにジジィ呼ばわりされる覚えは無いワイ!!!」
「ッ!?…喧しい!!!…とにかく始めんか!!!」
「お主から吹っ掛けて来おった癖に何が喧しいじゃ!!…片腹痛い!!!」
まだ結果は分からないが無事だと信じ!…改めて気を取り直す様に他のドワーフ達に
声を掛け出すと、そこでいざこざが起きてしまう!…何でもジジィがジジィと
言い出したと言うのが事の発端で、お前に言われたくない!と喧嘩をし!…となると
突如その喧嘩が起きた事でマサツグも戸惑い出し!…一体如何したら?と言った
具合にただただ見て居るだけに固まってしまって居ると、更に喧嘩は激化する!…
と言うのも片方が文句を言い出すと勿論連鎖的に反応して行き!…それこそ暴力は
無いもののガミガミ!と…
「良いからさっさと動かんか!!!…全く!!!…
減らず口だけ動かし居って!!…肝心の手は動かせんのか!!!」
「ッ!!…元を正せばお前の口が悪いのがきっかけじゃろうが!!!…
自分の事を棚に上げて!!!…よくもまぁそんな口を叩けるもんじゃ!!!」
「二人ともいい加減にせんか!!!…
そこに立って居る冒険者も困惑して居るじゃろうが!!!」
{……な、何だこれ?……って、んん!?…}
一向に喧嘩が治まる気配が見られ無いまま作業を開始!…それぞれが石や岩に
手を掛けると、洞窟の端へと持って行き!…が、この時もさも当然の様に文句も
続き!…各々が憎まれ口を叩き!…喧嘩をしながらも次々に石や岩を撤去して
見せると、マサツグもそんな光景に戸惑い続ける!…そして心の中でどうして
こうなった?呟き困惑をして居ると、次には驚くべき光景を目に!…と言うのも
ドワーフ達は自分より身の丈の大きい岩に手を掛け出し!…まるで大玉転がしを
する様に!…その歪な形をした岩を簡単に転がして見せると、圧倒的パワーを
披露する!…その際ドワーフ達は息を切らさずさも準備運動とばかりに腕を振り
回して見せると、更に憎まれ口を!…
__ゴロゴロ…ゴロゴロ……ゴスウゥ~~ン!!!…
「……ふぃ~!…ったく、どいつもこいつも小さい事を!!…
口じゃなく手を動かせ手を!!…態度は口で示すんじゃない!!…
行動で示すもんじゃ!!!」
「お前が分かった様な口を叩くでないわ!!!…
この中で一番五月蠅いお前が!!!…」
「ワシからすればどっちもどっちじゃ!!!…
少しは黙る事が出来んのか!!!」
協力して撤去しても尚この口振り!…もはや一周回って仲が良いのでは
無いのか?と…とにかくそんな光景にマサツグも唖然として見せ!…
その一方で相も変わらず文句を言い合いながら作業を再開すると、
何かマサツグとしても困惑をする!…何でもこれはワザとなのでは
無いのか?と、彼らは怒りを原動力に動いて居る様に感じられ!…
が、当然そんな事を考えている暇など当然無く!…
今だ喧嘩は激化した様子でヤイヤイ言いながら続いて行くと、
マサツグは頭を抱えるのであった!…
さてその一方でコロッグはと言うと、ちょっとした大冒険の真っ最中で!…
__タッ…タッ…タッ…タッ…
「お~い!!…誰かいないのか~!!!
返事をしてくれ~!!…俺だぁ~コロッグだ~!!!」
{この穴は本来ならこの洞窟には無い筈の穴!…
この洞窟は俺達ノームが作ったのだから言えるが…
洞窟はある程度の湿度を保つ為に洞窟内の出入り口を
あの一箇所だけにしか作っていない!!…
つまり他に出入り口は無い筈なんだ!!…
それなのにここに穴が開いていると言う事は…
誰かがこの穴を掘ったとしか考えられない!!…
それに…この穴からは少しだけマナの気配を感じる!…}
「…お~い!!…誰か~!!!…居ないのか~!!!」
手に光る鉱石を巻き付けた松明的なモノを持って辺りを照らし!…あの壁に
出来ていた穴をドンドン進んでは声を上げ!…だが幾ら声を掛けようとも
誰からの返事も今だに無く…何か寂しさを感じつつ…それでも諦めないよう
ドンドン前へと進んで行くと、自身に言い聞かせるよう根拠を持つ!…
何でもこの洞窟は当然ノーム達が作ったものであるのだが、ある理由から
入り口は一つしか無い様で…何ならこのような穴が出来て居る事自体が
可笑しいらしく!…この穴は人為的!……いや精霊的?…とにかく故意に
開けられた事を考えると、誰かが居る事を確信する!…その際奥の方から
マナを感じると、更に自身に言い聞かせ!…色々と考えながらも前へ前進!…
決して折れる事無く誰かが答えてくれる事を信じて声を出し続けて行くと、
更に先の見えない向こうへ進んで行く!…
__タッ…タッ…タッ…タッ…
「お~い!!!…返事してくれ~!!!」
__………。
「本当に誰も居ないのか~!!!!」
__………。
{歩けど歩けど誰からも返事が返ってこない…
まさか穴を外まで貫通させて外に逃げた?…
…いや、それなら奥から風が…この穴を通って流れて来る筈…
それなのに風も何も感じない…って事はやはり貫通はしていない…
……ッ!?…もしかすると本当は皆あのオオカミに食べられて!?…}
自身の不安を払拭する様に声を上げ、確実に前へ進みながら辺りを照らし!…
だが幾ら声を上げようとも誰からの返事は当然なく!…更に辺りを見回した
所で誰かが居た痕跡さえも見つけられずに戸惑って居ると、徐々に不安が
襲って来る!…それはコロッグの心を飲み込む様に侵食すると、更に自身の
考えをネガティブに!…返事が返って来ない事に嫌な予感を感じ始め!…
貫通させて逃げたのでは無いのか?と、しかしそれにしても不自然な所が
ある様でそれも無い自身の中で結論付ける、ドンドン暗く!…そうして自身の
頭の中で自問自答を繰り返し!…更に悪い結果ばかりを考えて行くと、ここで
ふとある物を蹴飛ばしてしまう!…
__タッ…タッ…タッ…タッ…ガッ!!…カラカラカラカラ!…
「ッ!?…い、今何かを蹴飛ばして!?……ッ!?…あ、あれは!!…」
__タッ…タッ…タッ…タッ……カランッ!…
「……間違い無い!…ドンドンの鶴嘴!!…
な、何でこんな所に?…それも柄がポッキリと折れてる!…
…これはもう使えないから捨てたのか?…いやだとしてもアイツがそんな…
っと言うか何でコレがここに?……ドンドンが居るのか?…」
それはとにかく奥へと進んでいる最中に見つけて行く!…その際蹴飛ばした物は
軽い金属音を立てると地面を滑り…勿論何かを蹴飛ばした事でコロッグも反応!…
途端にハッと我に返る様に前方を照らし!…そこで自身が蹴り飛ばしたであろう
物を見つけて行くと、今度は近付きそれを手に取って行く!…するとそこで
見つけた物と言うのは鶴嘴の工具部分で、柄はポッキリと折れており!…だが
その鶴嘴に見覚えがある様子でコロッグは反応!…何でコレがここにある!?と
言った具合に戸惑って見せて居ると、その穴の更に先からは不穏な気配が!…
コロッグに向けるよう嫌な気配となって流れて来ると、更にコロッグの不安を
煽るのであった!…
0
あなたにおすすめの小説
俺の召喚獣だけレベルアップする
摂政
ファンタジー
【第10章、始動!!】ダンジョンが現れた、現代社会のお話
主人公の冴島渉は、友人の誘いに乗って、冒険者登録を行った
しかし、彼が神から与えられたのは、一生レベルアップしない召喚獣を用いて戦う【召喚士】という力だった
それでも、渉は召喚獣を使って、見事、ダンジョンのボスを撃破する
そして、彼が得たのは----召喚獣をレベルアップさせる能力だった
この世界で唯一、召喚獣をレベルアップさせられる渉
神から与えられた制約で、人間とパーティーを組めない彼は、誰にも知られることがないまま、どんどん強くなっていく……
※召喚獣や魔物などについて、『おーぷん2ちゃんねる:にゅー速VIP』にて『おーぷん民でまじめにファンタジー世界を作ろう』で作られた世界観……というか、モンスターを一部使用して書きました!!
内容を纏めたwikiもありますので、お暇な時に一読していただければ更に楽しめるかもしれません?
https://www65.atwiki.jp/opfan/pages/1.html
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる
暁刀魚
ファンタジー
社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。
なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。
食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。
そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」
コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。
かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。
もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。
なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。
カクヨム様にも投稿しています。
現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!
おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。
ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。
過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。
ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。
世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。
やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。
至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!
俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。
収奪の探索者(エクスプローラー)~魔物から奪ったスキルは優秀でした~
エルリア
ファンタジー
HOTランキング1位ありがとうございます!
2000年代初頭。
突如として出現したダンジョンと魔物によって人類は未曾有の危機へと陥った。
しかし、新たに獲得したスキルによって人類はその危機を乗り越え、なんならダンジョンや魔物を新たな素材、エネルギー資源として使うようになる。
人類とダンジョンが共存して数十年。
元ブラック企業勤務の主人公が一発逆転を賭け夢のタワマン生活を目指して挑んだ探索者研修。
なんとか手に入れたものの最初は外れスキルだと思われていた収奪スキルが実はものすごく優秀だと気付いたその瞬間から、彼の華々しくも生々しい日常が始まった。
これは魔物のスキルを駆使して夢と欲望を満たしつつ、そのついでに前人未到のダンジョンを攻略するある男の物語である。
【完結】元ゼネコンなおっさん大賢者の、スローなもふもふ秘密基地ライフ(神獣付き)~異世界の大賢者になったのになぜか土方ばかりしてるんだがぁ?
嘉神かろ
ファンタジー
【Hotランキング3位】
ゼネコンで働くアラフォーのおっさん、多田野雄三は、ある日気がつくと、異世界にいた。
見覚えのあるその世界は、雄三が大学時代にやり込んだVR型MMOアクションRPGの世界で、当時のキャラの能力をそのまま使えるらしい。
大賢者という最高位職にある彼のやりたいことは、ただ一つ。スローライフ!
神獣たちや気がついたらできていた弟子たちと共に、おっさんは異世界で好き勝手に暮らす。
「なんだか妙に忙しい気もするねぇ。まあ、楽しいからいいんだけど」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる