482 / 945
-第五章-ウィンタースノー連邦-スノーピース~ドワーフファミリア編-
-第五章八十六節 死なば諸共!とシルビィーナの置き土産と試着会!-
しおりを挟む目の前でモツがやられるのを見てマサツグとオリハは当然戸惑い!…
その一方で見事にカウンターを決めたシロ&シルビィーナは横宙返りを
しながら地面に着地し!…そしてシルビィーナは危機一髪!と言葉を零し…
咄嗟のカウンター指示に対してもちゃんと機敏に反応で来た事について
褒めるよう声を掛けて行くと、シロも戸惑った様子ながらに返事をする!…
__……ヒュゥゥ…シュタ!…
「…はぁ…危ない所でしたね?…
シロ様!…」
「は…はいです!……」
そしてまさか臨機応変に対処されるとは思っては居なかった様子で!…
何ならモツを失った事で痛手を負い!…だがずっと茫然としている場合では
勿論なく!…オリハもモツを失った事で弔い合戦を仕掛ける様に動き出すと、
次には雪玉を手に!…シロ&シルビィーナへ向かって突貫する!…
それこそもはやシロの事等!…いやバリバリ気にしつつ!…
シルビィーナに向かって挨拶をしながら向かって行くと、二人も慌てた様子で
反応する!…
__ドドドドドドドドドド!!!……ッ!?…
「こ~んに~ちわ~!!
雪玉のデリバリーに来ましたぁ~~!!!」
「わわわ!?…またオリハ叔母さん!?…」
「ッ!!!…今度は背中は取らせません!!!」
__ドドドドドドドドドド!!!……
この時勢い良く向かって来るオリハにシロは戸惑い!…シルビィーナも
先程の事を思い出してか神経質に!…と言うのもやはり学習をしている様子で
咄嗟に身構え!…向かって来るオリハに対して絶対に背後を取らせない!と
言った集中具合を露わにすると、次には互いにマッチアップ!…
睨み合いのある種の膠着状態へと転じて行く!…そうして全神経を集中させる様な
そんな熱い展開を見せて居ると、ここでシロがハッと気が付いた様子で言葉を!…
「……ッ!?…あれ?…
そう言えばご主人様は!?…」
「ッ!!……」
何でもシロは辺りを見回しマサツグが居ない!と…一番の要注意人物が
ここに来て姿を消した事を口にすると、シルビィーナもそのシロの言葉を
聞いてハッ!とし…何ならこの時初めてシルビィーナは焦った表情を露わに!…
何か辺りを見回したくともオリハが居る事で出来ない様な反応を見せ!…
そんな状況に苦虫を噛む様な表情を浮かべて行くと、その間にオリハが
迫って来る!…さてそうして否応なしにシルビィーナがオリハを迎え撃つ
準備をし始めると、次には突如シルビィーナの前でオリハがニヤリと笑い始め!…
__ドドドドドドドドドド!!!………ニヤリッ!…
「…ッ!!!…」
「兄さん!!!
今ぁ~~~~!!!!」
__バッ!!!…
勿論目の前でオリハが笑って見せた事でシルビィーナはビクッ!と!…
まるで何か本能的に危機を感じ!…となると一体何処から!?とばかりに
神経を研ぎ澄ませ!…必死にマサツグの居場所について周囲を探る様な
そんな反応を見せて居ると、次にはオリハが今!と…マサツグに対して
奇襲の掛け声を掛けて行く!…するとそのオリハの言葉を聞いてか
マサツグも突如登場して見せ、何ならシロ&シルビィーナの背後を取り!…
しかも距離にして約数m!…当然射程圏内に入っており!…
シルビィーナも有り得ない!と言った驚きの表情を露わにすると、
シロも慌てて言葉を!…
「なっ!?……」
「ッ!!!…シルビィーナさん!!!…
後ろからご主人様が!!!…」
「そんな馬鹿な!?…
いつお隠れになられたと言うのですか!?…
そんな短時間で完全に気配を隠す事など!!……」
__ドドドドドドドドドド!!!……
「オオオオオオォォォォォォォォ!!!!…」×2
これにはあり得ない!と言ってただただ戸惑い!…いつ隠れたのか?とマサツグに
問うのだが!…当然そんな事など答えてくれる筈も無く!…前方からオリハ!…
後方からマサツグが詰めて行くよう襲い掛かると、両者その手に雪玉を握る!…
それこそシロの期待に応えるよう本気を見せ!…二人とも雄叫びを上げ!…
と、未だに勘違いをしている様子でその光景に戸惑いを!…と言うのもクリミア達も
その様子に興味津々!…もはや訓練としか見て居ない様子で戸惑っていると、
各々思った事を口にする!…
「……激しい訓練ね!…」
「……そうですね!!…まるでここまで熱気が伝わって来る様な!!…
もはや実践と言っても過言ではない位の真剣さですね!!…
…我々もあの方達の様に訓練に励まなくてはなりませんね!!!」
「えぇ!!…」
実際の所はただ大人げなくも本気で雪合戦をしているだけなのだが、未だ勘違いし
続けるクリミア達はまるで実戦の様だ!と…次第に自分達でもやってみようか?と…
何かヒントを得た様なとにかく見習うべき点がある様に話しをすると、クリミアも
同意してただただその光景を見つめ続ける!…が、その一方でやっている本人達は
と言うと、それ所ではなく!…これを逃したらまた一からだ!と…これで終わりに
するよう互いに動きを見ながら追い込んで行くと、ここでシロに異変が!…
__プルプル!…プルプル!…
「ッ!?…シロ様!?…」
「…楽しい!……」
「え?…」
この時シロはシルビィーナの背中にしがみ付きながらプルプルと震え!…
それはまるで恐怖して居る様にも感じられ!…となるとそんなシロの様子に
シルビィーナもハッと気付き!…慌ててシロを心配して声を掛け!…
一時は停戦を要求しよう!とも考えるのだが、次にシロから帰ってきた
返事は恐怖している!…いやそんな事を微塵も感じさせない!…
ある種狂気に陥った様な返事が返って来る!…
と言うのもシロはシルビィーナの背中にしがみ付きながら目をキラキラ!と…
大いにこの状況を楽しむ様子を見せ!…
「楽しい!…楽しいです!!!…
ご主人様達が本気でシロと遊んでくれている!!!…
シロ!!…今物凄く楽しいです!!!!」
「ッ!?…」
「オオオオオオォォォォォォォォ!!!!…」×2
シロは今にも感情が爆発しそうな感じで喜びを露わに!…するとそんなシロの様子に
シルビィーナも振り返って驚いて見せ!…勿論思って居たのと違う!とばかりに
目をパチパチと瞬きさせ!…シロは前後から迫って来るマサツグ達を交互に!…
一体如何やってこれを倒そうか?と全然諦める気配を見せないで居ると、尻尾を
振って嬉々とする!…するとそんなシロの様子はマサツグ達の目にも映ると、
シロの感情を読み取ってか覚悟を決め!…
と言うのも相手はまだ子供だがフェンリルで有り!…曲者マサツグの子供で
ある事から何をするか?…とても油断ならないと言った具合に向かって行くと、
遂にその瞬間が訪れる!…
「オオオオオオォォォォォォォォ!!!!
喰らえ!!…螺○丸!!!」×2
「……ッ…これまでの様に御座いますね!…
…シロ様、ご無礼を!!!…」
__ガシッ!……
「ッ!…え?……え?…えぇ??…ど、どうしたのですか?…」
マサツグとオリハは一切逃げる事無く突貫して行き、その手に持つ雪玉を
突き出し!…何なら気分はノリノリなのか某・忍者漫画の技名を口に!…
するとシルビィーナもある事を考えたのか!…突如覚悟を決めた様子で
シロに声を掛けて行くと、次には謝りながら掴まっているシロを抱っこする!…
それこそおんぶから抱っこにシフトすると、シロも戸惑った様子で!…
だが時間が無い様子でシロの反応を無視!…となると訳が分からない
シロは更に戸惑い!…何ならシルビィーナ自身に若干の恐怖を覚えた様子で
声を掛けると、次にはニコッと笑って見せる!…
__……ニコッ!…
「ッ!…え?…」
「ご武運を!!!…」
__ギュッ!!!…グン!!!…ブオン!!!…
「ッ!?…きゃああああぁぁぁぁぁぁ!!!……」
シルビィーナが徐に笑って見せた事でシロは少し驚いた表情を見せると、
次にはシルビィーナがご武運を!と続け…それはまるで覚悟を決めた
戦士の様に無事を祈り!…そして次には膝を曲げて腕に力を!…
と、次の瞬間シロを自身の頭の上に向かって放り投げ!…さもその場から
緊急脱出をさせた様に高々とシロを宙に舞わせると、シロも驚いた様子で
言葉を漏らす!…そして慌てた具合にワタワタと空中で藻掻いて居ると、
その眼下では遂にシルビィーナが!…
「……どうかご無事で!!…」
「シルビィィィィィナアアァァァァァァァ!!!」
「ッ!!!…」
「オオオオオオォォォォォォォォ!!!!」×2
__バス!!…バス!!…ッ!!!……あぁぁんん♥……
この時やり切った様子でシルビィーナが健やかな笑顔を見せると、
ただシロの無事を祈り!…が、そこにマサツグとオリハが間近に迫っており!…
もはや逃げられないし躱せない!…そんな状態の中でマサツグ達が吠えながら
シルビィーナに向かい突貫をすると、その手に握った雪玉をお見舞いする!…
その際マサツグはシルビィーナの胸に雪玉を!…オリハは反対側から背中に
向かって雪玉を押し当て!…まるで辻斬りをした様にシルビィーナを中心に
通り過ぎ!…シルビィーナも何故か艶っぽい声を上げて身を捩り悶えて見せると、
二人も狙ってやったと言う訳では無いだが…そんなシルビィーナの反応に
戸惑って見せる!…
「ッ!?…ちょ!?…な、何て声を出すんだ!!…
た、確かに狙った所は不味かったかもしれんが!!…」
__はぁ♥…はぁ♥……するする…ペタン……
撃破した途端にこの声!と…勿論これにはマサツグも戸惑い動揺して見せ、
何なら誤解されるだろうとばかりに文句を口に!…
が、狙った部位が悪かった事も認め…しかし当の本人は満更でも無い様子で
頬を染め!…その場でズルズルと腰砕けに!…遂には座り込んでそのまま
後ろにパタリ!…やはり艶っぽい様子で息を切らし!…まるで降伏するよう
自身のお腹を見せる様に倒れて行くと、ここでオリハがある事を思い出す!…
「……ッ!…あっ…そう言えばこの子に下着付けさせてなかった!…」
「ッ!?…おい!?…」
「それにこれ…良く考えたら夏服用だから布地が薄い……」
「どおおぉいぃ!!!…何て物を着せてやがる!!!…
ちゃんと季節に合った物を着せてやらんか!!!」
オリハが思い出した事と言うのもシルビィーナに下着を渡すのを忘れていた!と…
と言う事は雪玉を押し当てた際の冷たさは直に近く!…となるとそう聞かされた
マサツグは勿論オリハにツッコミを入れ!…何をしてくれてるんだ!とばかりの
戸惑いの表情を浮かべて見せると、更にオリハがある事を話す!…
と言うのもオリハ自身もやってしまった!とばかりの表情を見せると、
今着ているメイド服の生地の薄さを語り!…何でも夏服用を渡してしまったらしく
申し訳ない!と…そうなるともはや想像するのは容易であり!…現に目の前に
その状態のシルビィーナが転がっているのを目にすると、当然マサツグが更に
ツッコむ!…さて、こうしてシルビィーナの格好についてまた揉める様に
話していると、二人の頭上からは一匹の子フェンリルが!…
__ヒュゥゥゥゥ……ニヤリッ!……
「……さて…後はお前だけか…オリハ?…
今なら降参も受け入れてやるが?…」
「……何を言ってるんだい兄さん?…
まだ私は兄さんに冤罪でぶつけられた雪玉の件を覚えているのだが?…」
「…はあぁ~……やれやれ…小さい野郎だ!…」
この時シルビィーナを倒した安堵感からか完全に忘れた様子で話しをし続け!…
残っているのは二人だけ!と…何ならこのまま終わる事も出来ると話をするが、
オリハが受け入れず!…オリハはオープニングパンチを貰った事を口に!…まだ
根に持っている事を続けて話すと、マサツグは呆れて返事をする!…その際
オリハに小さい奴!と馬鹿にするよう言葉を掛けると、勿論オリハもそれに
カチン!と来た様子で…
「ッ!?…元はと言えば兄さんが!…
雪玉をぶつけて来た事がきっかけで始まったバトロワだからね!?…
何自分は巻き込まれたみたいに振舞っているのかなぁ!?…」
__……ザッ!…ザッ!……
事の発端を話し出すとマサツグのせい!と、そうなるとまたもや喧嘩をし始め!…
そしてこれまたお約束とばかりに相容れず!…いつでも動けるよう互いに突発的に
身構え始めると、両者共に雪玉を握る!…さて距離にして2m未満!…
勿論互いが相手の間合いに入っており!…となるといつ動くか?で考え始め!…
互いに睨み合い動かない様子を見せて居ると、次には痺れを切らしてか!…
オリハが先に仕掛け出す!…
「…ッ!!…埒が明かない!!…先手必勝!!!…」
__バッ!!……
「ッ!!…馬鹿め!!…
こう言うのは先に動いた方が負けなんだよ!!!」
__バッ!!……
オリハが真っ向勝負を仕掛ける様に飛び出すと、マサツグもそれを死亡フラグ!と
言って笑い!…先程同様握った雪玉を相手に押し当てる様にして腕を突き出し!…
互いに一歩も逃げないインファイトを踏んで行こうとすると、その一部始終を
見ているドワーフ達も固唾を呑む!…もはや門番の仕事などそっちのけ!…
どっちが勝つのか!?と手に汗を握り!…と、この時全員がまるでスロー
モーションに囚われる様!…場面がゆっくりと動いて行っている様なそんな感覚を
覚えていると、一歩!…二歩!…近付いては拳を交わそうとする!…
「オオオオオオォォォォォォォォ!!!!」×2
__ヒュゥゥゥゥ……ニヤリッ!……
もはや二人だけの世界!…感覚的にはさもバトル漫画の最終話の様で!…
マサツグとオリハも互いの事しか見て居らず!…この時本当に忘れた様子で
徐々に近づいて来るある恐ろしいモノの正体に気付けずに居ると、
遂に互いに拳を固め!…相手の顔面目掛けて繰り出そうとする!…
するとこの瞬間更に奇妙な感覚が!…スローモーションを超えて
更にコマ送りになった様な感覚を覚え!…だが構わず二人はぶつかって行き!…
互いに雄叫びを上げながら拳をぶつけて行こうとすると、それは遂に姿を現す!…
「オオオオオオォォォォォォォォ!!!!」×2
__ヒュウウゥゥ……
「オオオォォォォ!!!」×2
__ヒュウウゥゥ……
「オオォォォ……」×2
__バッ!!!…
「オ?…」×2
__ニマアアァァァ!!!……サアアァァァァァァ!!!!……
コマ送りで場面が進んで行く中!…何かがチラッとマサツグとオリハの
視界に映り!…それこそ最終回宛らの臨場感を感じて居たのだが、
その少し気になる影が入って来た事で集中力は切れ!…思わずその影が
落ちて来る方に視線を向けると、そこで二人をどん底に落とし込む
悪魔の姿が!…それはマサツグとオリハの二人を捉え!…
その両手に確と雪玉を握って見せると、まるでホラーゲームに出て来る
お化け宛ら!…満面の笑みを浮かべて見せる!…そしてそれを見た
マサツグ達としても途端に青褪め逃げようとするが、勿論時既に
お寿司で有り!…
「ご主人様!!…オリハ叔母さん!!…覚悟するです~~~!!!!」
__ヒュヒュン!!…ババス!!…
「はぶしゅ!!…」
__ゴオォォ!!……ドガァン!!…
「おぶふぁ!!!」×2
シロは落ちて来様にマサツグとオリハの顔に向かって雪玉を投擲!…
すると当然躱す事など出来ずにヒットし、二人は前が見えないままに
若干仰け反り!…と、その際互いに向かい合う様にして走って居た為!…
これまた避け切れずに正面衝突!…と言うよりも避ける事がそもそも
出来なかった為、互いに吹っ飛び!…二人仲良くそのまま後ろに
倒れるよう大の字になって行くと、動かなくなる!…
…結果としてシロの一人勝ち!…シロは二人に勝てた事で喜びを
爆発させ!…
「~~~~ッ!!!!
やった!!…やったです~~~!!!!
きゃ~~~~~~♪」
尻尾をブンブンと振り回しながら更に駆け回り喜び始める!…
そして辺り一帯にシロの喜ぶ声が響き渡り!…外野から見ていたクリミア達も
その呆気ない終わり方にポカンとすると、ただ目を瞬きさせる…この時シロの
周りは死屍累々…モツは埋められシルビィーナは痙攣しながら頬を染めて倒れ…
マサツグとオリハはまるで相打ちしたよう顔に雪を、更に正面衝突した事で
ダメージを受けてその場で大の字になって見せると、シロの一人勝ちを物語る!…
尚このメンバーの中でモツが先に復帰すると、マサツグ達が倒れているのを
見て苦笑いをしたのは言うまでも無く…とにかく白熱した雪合戦もこれにて
終わり…全員が復帰した所で工房に戻り休む事を決めて行くと、各々死んだ様に
眠るのであった!…
因みにこれが楽しかったのか以後自分達の防具が出来るまでの間やる事に!…
四日間の間雪合戦!…しかも真剣勝負でまた睨み合い!…何ならアヤにリーナに
フィロと!…あの時居なかったメンバーが更に参加してやる事になって行くと、
更に混沌を極めるのであった!…さてそんなこんなで四日後!…
ドレッグはキッチリ仕事を果たすと、今一度鎧組全員を試着室に呼び!…
「……では、最後に皆一度出来た防具を着けて見てくれ!…
何処か不具合が有ったりしたら直ぐに言うんじゃぞ?…」
「大丈夫だと思うけどなぁ~…
あの洞窟の時とは違って採寸してあるし…」
「何を言っておるか!…
最後の最後でやはり合わない等となったら!!…
時間の無駄になる上にお前さん達の命を守れんじゃろうが!!…
幾ら木型で採寸してあるとは言え、最後に微妙な調節をせんと言うのは
職人に有るまじき行為なのじゃぞ!?…」
「ッ!!…へい…わかりました…」
ドレッグは出来た鎧等をマサツグ達の前に並べ、試着室で試着を!と促し…
何ならこれが最後の工程とマサツグ達に協力を仰ぎ!…マサツグもそんな
ドレッグの言葉に対して大丈夫なんじゃ?と言葉を漏らして信頼をすると、
ドレッグはツッコミを入れる様に文句を言う!…それは職人の真剣な表情で
フィッティングの大切さについて語り始めると、同時にマサツグへの説教に
変わり!…と、そうなるとドレッグの様子にマサツグも思わずグッと驚いた
表情を浮かべて見せ!…反省した様子でドレッグに謝って行き!…素直に
試着室へ自分の分の鎧を抱えて入って行くと、中でゴソゴソと着替え始める!…
さてそんな様子にドレッグも溜め息を吐いている呆れていると、次には
リーナからある質問が…
「……すまんがドレッグ殿…」
「ッ!…何じゃ、不具合か?…」
何か申し訳なさそうな感じでリーナがドレッグを…それは若干苦しそうにも
聞こえる声で呼んでおり、ドレッグもそんな声に何事!と…勿論大人のレディが
着替えて居る為中には入らず!…その試着室の扉越しに何か有ったのか?に
ついて尋ねて行くと、リーナはやはり申し訳なさそうな感じで言葉を口に…
ドレッグの鎧に対してある不満?がある様子である事を話す!…と言うのも…
「いや……些か胸の辺りが苦しいのだが…
もう少し緩める事は出来ないだろうか?…
これでは息苦しい!…」
「ッ!…え?…」
__ピクッ!!…ムッスゥ~~!!!…
「ッ!…はあぁ~…」
リーナはこの時胸が苦しい!と…さもサイズが合っていない様子で
質問を口にし!…そのせいで息苦しい!と更に続け!…
その言葉に反応してかマサツグが戸惑った様子で思わず声を漏らして
行くと、シロもマサツグが反応した事でムスッ!と膨れる!…
因みにそれぞれ一人で装備を着替えて居り、そんな中でマサツグと
シロの反応を察してかオリハが呆れて溜息を吐き!…
が、そんな事など知らないドレッグは納得したよう!…
こんな事もあろうか!とばかりに打開策を話し始め!…
リーナにやってみるよう話をすると、リーナも了承した様子で
直ぐに試す!…
「おぉ…そうか!…
では、鎧の側面に有る金具で調節して見てくれんか?」
「ッ!…金具?……ん?…金具と言うのはこれか?…」
__カチッ!…カカカ!!…
「ッ!…おぉ!…楽になった!」
ドレッグの指示でリーナは自身の着ている鎧の側面・脇下辺りに金具が有るのを
見つけて行くと、すぐさま金具を弄り!…それは鎧の中のベルトを調節する
金具だったらしく!…金具は音を立ててベルトを伸ばすとゆとりを持たせ!…
リーナも締め付けていた物が無くなった事でハッとした反応を露わにすると、
次には楽になった事を口にする!…そしてこれは便利!とばかりに喜んで話すと、
ドレッグも何故その様な仕様にしたのか?を話し出し…
「ッ!…いやぁ、良かったわい!…
リーナ嬢の成長の様子を考えて胸周りを調節出来る様にしたのだが…
功を奏したようじゃわい!…」
「な!?……~~~ッ…」
__シュボッ!!…シュ~~!!……
と言うのもドレッグも良かれ!と思ってやった仕様であるらしく、
勿論別に他意などそこには含まれておらず!…何でもリーナの胸が
成長する事を見越して設計した物であるらしく、その事を笑いながら
良かった!と…リーナに説明をして功を奏した事を続けて話すと、
リーナはそれを聞いて戸惑い声を!…
顔を赤くしながら俯き動かなくなってしまうと、頭から湯気を
出して行く!…が、その様子は当然ドレッグからは見えておらず!…
ドレッグはそのリーナの声だけで如何したのだ?と…
「ん?…如何したんじゃ?…
また何か有ったのか?…」
「………。」
「……ん、何じゃ?…何か有ったのなら遠慮は要らんぞぉ?」
「……無自覚なのか?…あれ?…」
また何か不具合が有ったのか?と心配をし始め、リーナに声を掛けて行くが…
当然中から返事が返って来る事は決してなく…そんなリーナの様子にドレッグが
不思議がるよう首を傾げて見せて居ると、その一連の会話を聞いてモツも
呆れた様に声を…ドレッグは天然なのか?と…思わずツッコむ様に言葉を
口にして苦笑いをすると、先にオリハが着替え終えたのか…
クルクルと回りながら装着感を確かめて行く!…
「…ふむ……」
__ガチャッ!…コッ…コッ…コッ…コッ……クル、クル…クル、クル…
「…うん、不思議!…これって一体如何言う技術なんだ?…
ただアクセサリーを付けただけの様に感じるのに!…
ちゃんと守られてる感がある!…」
取り敢えず防具を付け終えるとオリハは試着室を後に…何なら試着室を
使用する程でも無かったのだが、と言うのもオリハに用意された防具は
ブレスレットにアンクレット!…何方も紛う事無き装飾品にしか見えて
おらず!…終いにはイヤリングにネックレスと言った物まで用意されて
あると、オリハ自身本当に防具なのか?と疑ってしまう!…
しかし実際にそれらを着けて感触を確かめて行くと、まるでフルプレートの
鎧を身に纏った様な防護感に包まれ!…が、かと言って動きを邪魔をされる事は
決してなく!…これまたやはり何か不思議な感覚で言葉を漏らし舞って居ると、
ドレッグも気が付いた様子で声を掛ける!…
「ッ!…そっちは付け終えた様じゃな?…んん、どれどれ?…
…うんうん!…ちゃんと機能しておるようじゃな!…
これで今まで通り着飾る事も出来よう!!…
良い感じじゃの!!」
「ッ!…ドレッグさんこれって?…」
ドレッグはオリハが出て来た事にふと気が付くと、オリハがクルクルと
回って居る方に視線を向け!…その際ドレッグには何か別の物が見えて
居るのか?…オリハがちゃんと渡した防具で守られて居る事を確認すると、
安堵の笑顔を漏らして行く!…この時同時にオリハの趣味も知っている
様子で話しをすると、オリハもピクッと気が付いた様子で脚を止め!…
すると次には自身の身に着けている防具について質問をし始め!…
これは一体?と言った戸惑う表情を浮かべて行くと、ドレッグも
その問い掛けにちゃんと答える!…
「いやなに!…お前さんの趣味も考慮して特殊な物に仕上げただけじゃよ!…
…あの嬢ちゃんの防具を覚えて居るか?…
嬢ちゃんの防具もブレスレットにアンクレット!…
ただお前さんの場合はそこにイヤリングとネックレスが追加されただけじゃ!…」
「……なるほど……ッ!…」
この時ドレッグは非常に簡単な説明をオリハに話す!…と言うのもシロと
一緒にして見た!と…ただオリハの場合守る箇所がシロより多く!…
その分装飾品も増えた事を続けて話すと、オリハも思わず納得する!…
何なら装飾品と言えどその効果は凄まじく!…
全てがちゃんとアダマンタイトで出来ており!…その際宝石等のバフも
付いて居る確認して行き!…何ならそれぞれ装備にその宝石の頭文字が
付いて居るのを更に見ると、改めて驚きを露わにするのであった!…
----------------------------------------------------------------------
「オリハ」
「暴走機関車」
Lv.52 「決闘者」
HP 4550 TP 650 装備
ATK 525+80 DEF 460+720 武器 秋雲式・両刃剣
INT 180 RES 480 頭装 アダマンズアクセサリー・R
AGI 660 LUK 200 体装 アダマンズアクセサリー・S
足装 アダマンズアクセサリー・E
MS [武術Lv.7] [短銃Lv.2] 装飾 玄安寺のおまもり
SS [鑑定LV.4] [採取術Lv.3]
[技術向上] [狂獣人化]
[強者の鎧] [決闘者の資格]
[狐憑き+] [戦闘続行Lv.4]
[術技] ※ 現在の装備で出来る技のみ表示
兜割り TP 10 ダッシュ斬り TP 15 火炎斬り TP 20
氷結斬り TP 20 雷撃刃 TP 25 天昇剣 TP 30
烈風刃 TP 45 回転剣舞 TP 35 昇槌斬 TP 40
斬裂想刃 TP 60 蒼閃連斬 TP 75 風刃・雛罌粟 TP 80
----------------------------------------------------------------------
0
あなたにおすすめの小説
魔道具は歌う~パーティ追放後に最高ランクになった俺を幼馴染は信じない。後で気づいてももう遅い、今まで支えてくれた人達がいるから~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界転生者シナグルのスキルは傾聴。
音が良く聞こえるだけの取り柄のないものだった、
幼馴染と加入したパーティを追放され、魔道具に出会うまでは。
魔道具の秘密を解き明かしたシナグルは、魔道具職人と冒険者でSSSランクに登り詰めるのだった。
そして再び出会う幼馴染。
彼女は俺がSSSランクだとは信じなかった。
もういい。
密かにやってた支援も打ち切る。
俺以外にも魔道具職人はいるさ。
落ちぶれて行く追放したパーティ。
俺は客とほのぼのとした良い関係を築きながら、成長していくのだった。
おばさん冒険者、職場復帰する
神田柊子
ファンタジー
アリス(43)は『完全防御の魔女』と呼ばれたA級冒険者。
子育て(子どもの修行)のために母子ふたりで旅をしていたけれど、子どもが父親の元で暮らすことになった。
ひとりになったアリスは、拠点にしていた街に五年ぶりに帰ってくる。
さっそくギルドに顔を出すと昔馴染みのギルドマスターから、ギルド職員のリーナを弟子にしてほしいと頼まれる……。
生活力は低め、戦闘力は高めなアリスおばさんの冒険譚。
-----
剣と魔法の西洋風異世界。転移・転生なし。三人称。
一話ごとで一区切りの、連作短編(の予定)。
-----
※小説家になろう様にも掲載中。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
貧乏冒険者で底辺配信者の生きる希望もないおっさんバズる~庭のFランク(実際はSSSランク)ダンジョンで活動すること15年、最強になりました~
喰寝丸太
ファンタジー
おっさんは経済的に、そして冒険者としても底辺だった。
庭にダンジョンができたが最初のザコがスライムということでFランクダンジョン認定された。
そして18年。
おっさんの実力が白日の下に。
FランクダンジョンはSSSランクだった。
最初のザコ敵はアイアンスライム。
特徴は大量の経験値を持っていて硬い、そして逃げる。
追い詰められると不壊と言われるダンジョンの壁すら溶かす酸を出す。
そんなダンジョンでの15年の月日はおっさんを最強にさせた。
世間から隠されていた最強の化け物がいま世に出る。
荷物持ちだけど最強です、空間魔法でラクラク発明
まったりー
ファンタジー
主人公はダンジョンに向かう冒険者の荷物を持つポーターと言う職業、その職業に必須の収納魔法を持っていないことで悲惨な毎日を過ごしていました。
そんなある時仕事中に前世の記憶がよみがえり、ステータスを確認するとユニークスキルを持っていました。
その中に前世で好きだったゲームに似た空間魔法があり街づくりを始めます、そしてそこから人生が思わぬ方向に変わります。
ダンジョン発生から20年。いきなり玄関の前でゴブリンに遭遇してフリーズ中←今ココ
高遠まもる
ファンタジー
カクヨム、なろうにも掲載中。
タイトルまんまの状況から始まる現代ファンタジーです。
ダンジョンが有る状況に慣れてしまった現代社会にある日、異変が……。
本編完結済み。
外伝、後日譚はカクヨムに載せていく予定です。
狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~
一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。
しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。
流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。
その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。
右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。
この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。
数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。
元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。
根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね?
そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。
色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。
……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる